定期販売ラボby Shopi Lab
広告・計測

ecforceのLP作成手順 — テンプレートと広告URLの設定・公開前チェック

ecforceのLPを作る公式の流れ(広告主→広告URLグループ→商品→テンプレート→広告URL)と、LPテンプレートとノーコードのサイト構築の違い、フォームを含めた導線設計、公開前のテスト確認リストを整理します。

ecforceでLPを作るときに確認したいのは、「テンプレートを作ったのに、販売用のURLとして表示されない」という状態になっていないかという点です。公式ヘルプ(LP・広告URL 作成、ヘルプの更新日は2026年3月13日、2026年10月19日に確認)では、LPは広告主、広告URLグループ、商品、LPテンプレートを用意し、最後に広告URLでそれらを紐づけて配信する流れで説明されています。テンプレートを保存しただけでは、販売URLにはなりません。

この記事は、その作成の流れを先に整理し、そのうえで、LPとフォームを1本の導線として設計するときの考え方と、公開前の確認リストをまとめたものです。

管理画面の名称や機能は更新されます。作業の前に、必ず最新の公式ヘルプと自社の管理画面で確認してください。この記事は公式ヘルプをもとにした解説で、個別環境での操作検証レポートではありません。Shopi LabはEC構築支援を行う立場です。

作成の流れ:5つのものを順に用意する

公式ヘルプが示す順序は次のとおりです。

  1. 広告主:作成したLP(広告URL)の成果を確認・管理させたい単位のユーザーを用意します。公式ヘルプでは、自社用や代理店ごとなどの例が挙げられています。
  2. 広告URLグループ:広告URLをまとめる単位です。
  3. 商品:販売する商品と、定期の条件を設定します。
  4. LPテンプレート:LPやその前後の画面のHTMLを作ります。
  5. 広告URL:ここで、広告主・グループ・商品・テンプレートを紐づけます。

4で作ったテンプレートは、5で広告URLに紐づけて初めて、お客様が開けるURLとして機能します。反対に、広告URLを作る時点で商品やテンプレートが足りないと、紐づけの段階で止まります。LPを作る日は、5つを先に並べておくと手戻りが減ります。

テンプレートの種類と、必要になる組み合わせ

テンプレートには、LP、アップセル、確認、サンクスオファー、サンクスといった種類があります。基本の遷移はLP、確認、サンクスの順ですが、どのテンプレートが必要になるかは、広告URLの遷移の設定で変わります。たとえば確認画面を飛ばす設定にもでき、その場合は確認用のテンプレートを使わない構成になります。「LPには必ず確認画面が付く」と決めつけず、自社の遷移設定を前提に必要な種類を洗い出してください。なお、これは製品の画面遷移の話で、申込み前の表示の要否とは別です(次の「申込み時の表示」を参照)。

購入フォームの置き方

公式ヘルプでは、LPテンプレートに購入フォームを表示するための記述(__PAYMENT_FORM__)が説明されています。この記述を置いた位置に購入フォームが出る仕組みです。フォームがLPと同じ画面の中で扱えるため、LPの見た目や文言からフォームに自然につなげやすい点が利点です。

LPテンプレートと、ノーコードのサイト構築は別の道

ecforceには、ノーコードでショップのページを構築する機能と、広告向けのLPテンプレートの仕組みがあります。この2つは同じものではありません。

比べる点LPテンプレートノーコードのサイト構築
主な用途広告から来る人向けのLPと、その前後の画面ショップとしてのページ全体
作り方HTML・CSS・JavaScriptを編集する形で説明されている画面上の操作でページを組む
配信広告URLに紐づけて配信するショップの構成の中で表示される

LPテンプレートの管理は、LPテンプレート管理のヘルプで、HTMLやCSS、JavaScriptの編集とあわせて説明されています。ノーコードの構築機能については、公式の事例・機能紹介ページに「ノーコードサイト構築」の見出しで紹介されています(2026年10月19日確認)。このページにはcoming soon(近日公開予定)と表示された機能も含まれるため、利用できる範囲は公式と契約内容で確認してください。LPテンプレートと同じ仕組みという意味ではありません。

ここで気をつけたいのは、「ノーコードでできる」という説明が、LPのあらゆる表現にそのまま当てはまるとは限らない点です。デザインや動きを作り込むほど、コードの知識か、制作の依頼先が必要になる場面があります。自社で実装できる人がいない場合は、ecforce構築を外注するときの選び方も参照してください。

LPとフォームを分けずに設計する

LPは制作会社、フォームはカートの標準、と分けて作ると、LPの流れとフォームの見た目や文言が切れてしまいます。申し込もうとした瞬間に別のサイトに来たように見えると、そこで離れる人が出ます。ecforceではLPとフォームを同じ管理画面で扱えるので、最初から1本の導線として設計してください。決める順序は次のとおりです。

1|誰が読むかを決め、広告とLPの冒頭をそろえる

広告の訴求とLPの冒頭がつながっていないと、その時点で戻られてしまいます。訴求を変えるなら、LPの冒頭も見直します。LPの本数は「広告1本につき1本」と固定する必要はありません。訴求ごとにLPを分けるほうが効果を比べやすい場面もあれば、共通のLPで足りる場面もあります。本数は、直し漏れを防げる範囲で決めるのが現実的です。

2|オファーの形を先に決める

  • 初回はいくらか
  • 2回目以降はいくらか
  • 最低継続回数はあるか
  • 支払総額はいくらになるか
  • 解約はいつまでに、どうやってできるか

LPを書く前にこの5つを決め、LPにも書きます。後から決めると、書いた文章と条件が合わなくなります。

3|申込み時の表示をどこに出すか決める

ここでは、次の2つを分けて考えます。

  • 製品の画面遷移設定:ecforceでは、広告URLの設定で確認画面を飛ばすなどの遷移を設定できます。これは製品の操作についての説明です。
  • 申込み最終確認の表示:消費者庁は、インターネット通販で申込みを受けるとき、消費者が申込み内容を最終的に確認できるよう、分量、販売価格、支払時期・方法、引渡し・提供時期、申込みの撤回・解除などの事項を表示する枠組み(特定申込みを受ける際の表示)を案内しています。詳しくは消費者庁の通信販売の案内(2026年10月19日確認)で確認してください。

確認画面を飛ばす設定にしても、申込み前の表示が不要になるわけではありません。購入後のサンクス画面など、注文を確定した後に初めて条件を示す設計にはしないでください。注文を確定する操作の直前の画面で、必要な表示を確認できる構成にします。

要件は事業者の契約条件によって変わるため、この記事では法律上の結論を述べません。広告の表示については別に、消費者庁の通信販売の広告に関する案内と、当サイトの定期販売の表示義務があります。自社の条件に必要な項目は、これらで確認してください。

設計上のポイントは次の2つです。

  • 確認画面を挟まない構成にした場合は、注文確定の操作の直前に、必要な表示をどの画面のどこに置くかを決めます。「最終確認画面は必ず別ページ」とも「確認画面がなければ後の画面でよい」とも決めつけず、自社の構成で確認してください。
  • 画面を分けたかどうかだけでは、表示が足りているかどうかは分かりません。実際に表示される内容を、注文確定の操作に至るまでの流れに沿って通しで確認します。

4|フォームの項目を見直す

入力項目が増えるほど、途中で離れる人が増えやすくなります。氏名・住所・連絡先・決済情報のように、販売に必要な項目と、あとで集めても間に合う項目を分けてください。

  • 生年月日のような項目は、自社の商材と販売条件で本当に必要かを、法令の公式案内や専門家への確認も含めて判断します。「必須と決まっている」と思い込まないでください。
  • アンケートは申込み後に回せないかを考えます。
  • 会員登録を申込みと同時に求める必要があるかを確認します。

5|端末ごとの見え方を実機で確認する

スマホからの申込みが多い事業者は多いですが、比率は商材や広告の出し方で変わります。自社の計測データで端末の比率を確認し、主な端末の実機で確かめてください。確認する点は、価格と条件が読みやすい位置にあるか、入力時にキーボードで入力欄が隠れないか、決済ボタンが押しやすいかです。

薬機法・景表法の確認を設計に組み込む

健康食品や化粧品のLPでは、表現の確認が必要です。LPを作ってから直すと、デザインごと崩れます。構成を決めた段階で、訴求の文言だけを先に確認してください。この記事は法令の解釈を示すものではないため、判断は公式の案内や専門家への確認で行います。確認の順序は薬機法で落ちる表現と景品表示法の確認観点にまとめています。

公開前の確認リスト(テスト用の手順で行う)

公式ヘルプは、設定したテスト用の広告URLで動作を確認することに触れています。次の確認は、テスト用の環境や、事業者が許可した手順の範囲で行ってください。本番のアカウントで実際に購入して確かめることは、勧めません。

  • LPからフォーム、確認(設定している場合)、サンクスまで、想定どおりに遷移する
  • 確認画面を飛ばす設定にした場合も、注文を確定する操作の直前に、必要な表示を確認できる(サンクス画面など購入後の表示だけに頼らない)
  • 購入フォームが、テンプレートに置いた位置に表示される
  • 広範囲に効くCSSが、購入フォームの見た目や動作を崩していない
  • 外部から読み込む画像やファイルが、HTTPSで読み込まれている
  • 追加したJavaScriptやjQueryが、フォームの動作を邪魔していない
  • 価格、回数、解約条件の文言が、設定した商品の条件と一致している
  • 主な端末の実機で表示と入力を確かめた
  • 計測タグが想定どおりに動いている(広告計測のずれを直す)

テスト用の広告URLの扱いや、テストで許される範囲は、ecforceの契約や運営側のルールで決まります。迷う場合は、公式サポートか担当者に手順を確認してください。

公開後に改善する順序

公開後に成果が伸びないときは、デザインから触らず、次の順に確認します。

  1. 広告とLPの冒頭がつながっているか
  2. オファーが伝わっているか(初回の条件だけでなく、続く条件も読めるか)
  3. フォームのどの項目で離れているか
  4. 決済手段が足りているか
  5. 最後にデザイン

計測の順序はLP改善の順序にあります。

複数のLPを回すときの管理

訴求ごとにLPを増やすと、価格や条件を変えるたびに全部を直すことになります。先に決めておきたいのは、LPの一覧をどこで管理するか、条件を変えたときに誰がどのLPを直すか、使わなくなったLPをいつ閉じるかの3点です。改定前の価格を表示したLPが、広告から到達できる状態のまま残らないようにしてください。

よくある質問

Q. テンプレートを保存したのに、お客様に表示されません

テンプレートの保存だけでは、販売URLになりません。広告主、広告URLグループ、商品を用意したうえで、広告URLでテンプレートを紐づける必要があります。紐づけの設定を確認してください。

Q. LPテンプレートとノーコードのサイト構築は何が違いますか

LPテンプレートは広告向けのLPと前後の画面を扱い、広告URLに紐づけて配信します。ノーコードのサイト構築は、ショップのページを画面上の操作で組む機能です。用途と作り方が違うため、作りたい画面の種類で選んでください。

Q. 確認画面は必ず別ページにする必要がありますか

ecforceでは、広告URLの設定で確認画面を飛ばす構成にもできます。ただしこれは製品の画面遷移の設定で、申込み前の表示が不要になるという意味ではありません。購入後のサンクス画面などで初めて条件を示す設計にはせず、注文を確定する操作の直前に必要な表示を確認できる構成にしてください。表示の要件は消費者庁の案内で確かめ、実際の画面の流れに沿って確認します。

Q. 広告とLPは1対1にすべきですか

固定の決まりではありません。訴求が違うなら分けると比べやすく、共通で足りるなら本数を減らせます。管理できる本数を上限にしてください。

Q. 公開前にテストはどうやって行いますか

設定したテスト用の広告URLなど、事業者が許可した手順の範囲で行ってください。本番の購入で確かめる方法は勧めません。

Q. CVRが上がらないとき、何から直せばよいですか

広告とLPの冒頭がつながっているかから始め、オファー、フォーム、決済の順に確認し、デザインは最後にします。