Shopifyでストアを運営しているなら、成約率を向上したい企業は多いでしょう。
成約率を高めたい場合に役立つのが、WordPressとShopifyを連携させることです。
WordPressはサイトを構築できるシステムで、商品やサービスに関するページを作成できます。WordPressで作成した各ページに「ボタンを購入する」を挿入すれば、Shopifyのストアに直接移行することが可能です。
この記事では、ShopifyとWordPressを連携させる方法を分かりやすく解説します。
目次
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Shopifyとは

Shopifyは誰でも本格的なネットショップを開設できるECサイト構築プラットフォームのこと。
自社でサーバーを用意する必要がなく、さらにコーディングやプログラミングなどの専門知識がなくてもECサイトを構築できるため、D2Cビジネスにおいて注目を集めるサービスです。
Shopifyを使って運営されているECサイトは2020年の時点で175ヶ国(約170万ショップ)に達しており、世界最大のショッピングサイト「Amzon」に次ぐ売上を記録しています。
2004年の創業から10年ほどで世界No.1のシェアを誇るサービスとなりました。
Shopifyを利用するメリットはその機能性の高さが挙げられるでしょう。
利用できる拡張機能(プラグイン)は2000種類以上もあり、マーケティングやSNSとの連携、配送の手配やSEO対策など、多岐に渡ります。あらゆる機能の中から、好みに合ったものをどんどん追加していき、理想のECサイトを構築していくことができるのです。
また、サイト構築にかかるコストを大幅に抑えられるのもShopifyの魅力。先述した通り、サーバーの用意が不要で手数料も低いため、コストパフォーマンス抜群です。
2017年からは日本でも本格的に展開され、たくさんの企業が自社ブランドを確立させるために活用しています。
さらに、越境ECに向いた機能も多数搭載しており、将来的に海外へのビジネス展開を検討中の方にはぴったりなプラットフォームです。
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WordPress(ワードプレス)とは

2003年にサービスを開始したWordPressは、初心者でも簡単にサイト管理ができる投稿管理システムのことです。
なんと全世界に存在する全サイトの4分の1がWordPressで作られており、投稿管理システムでは圧倒的なシェアを誇っています。
WordPressの主な機能は、以下のとおりです。
- 記事の編集や更新
- 画像の管理や投稿、削除
- コメントの管理
- 記事のアクセス数の確認
- ユーザ権限管理の編集権限
サイト運営で重要になるアクセス数の確認は、アクセス解析ツールの導入は必要はありません。
各記事の管理画面からアクセス数を確認できるので、サイトの成長にも役立てられます。
サイトに寄せられるコメントに関しては、承認や非承認、削除など表示有無の管理も可能です。
読者がコメントを投稿できないように設定することもできます。
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WordPressが選ばれる4つの理由

全世界でシェア率が高いWordPressが、ここまで人気があるのはさまざまな理由があります。
WordPressが選ばれる理由は以下のとおりです。
- 初心者でも簡単にサイトを作れる
- 豊富なプラグインから追加できる
- サイトを複数人で管理できる
- WordPressの悩みや問題を解決しやすい
それぞれの項目を確認していきましょう。
選ばれる理由①初心者でも簡単にサイトを作れる
WordPressの最大の魅力は、専門的な知識がなくても簡単にサイトを作成・運営できることです。
また記事の作成や運営だけでなく、文字の装飾や画像の挿入なども簡単にできるのもメリットでしょう。
初めてサイトを作成する人であれば、ページを作成するのにあれこれ悩む必要もなくサイトを完成させるまでの時間を短縮できます。
これまでサイトを作成しようとするとき、社内に専門知識を持っている人がいない場合は外部に依頼するのが一般的でした。しかしWordPressであれば、自社内で完結できるのでコストを抑えられるのも魅力です。
選ばれる理由②豊富なプラグインから追加できる
WordPressではたくさんのプラグインが備わっており、目的に合わせて自由に導入できます。
そもそもプラグインとは、WordPress自体に備わっていない機能を個別に追加できる機能です。
プラグインには、以下のようなものがあります。
- スパムからのコメントを防ぐ機能
- サイトのバックアップを取る機能
- 問い合わせフォームの作成機能
- サイトの安全性を高める機能
- セキュリティーを強化する機能
WordPressでは、これらのプラグインを簡単にインストールやアンインストールできます。
インストールしたプラグインは、専門知識が必要なく感覚的に使えるものばかりです。
プラグインは、サイトを成長させるうえで必ず役立つでしょう。
選ばれる理由③サイトを複数人で管理できる
作成したサイトは、運営者だけ管理できるのではありません。
WordPressは、ユーザー管理機能が充実しているので複数人で管理ができます。
管理者は、ユーザーに対して個々に権限を付与することができるのです。
与えられる権限は、管理者・編集者・投稿者・寄稿者・閲覧者の5タイプです。
サイト運営に関わる人の役割に応じて権限の広さを設定できます。例えばサイトに権限を付与できれば、記事作成を外部ライターに依頼する場合は執筆者にWordPress上で執筆を注文できるのです。
権限は細かく設定できるので、勝手に他の記事を削除される心配もありません。
社内の人は業務の時間短縮が叶うので、業務効率にも役立ちます。
選ばれる理由④WordPressの悩みや問題を解決しやすい
世界で利用率が高いWordPressで、日本でも多くの人が使用しています。
日本語でWordPressに関する情報が多く出回っているので、WordPressでサイトを作成する際、問題や悩みがあっても検索すればすぐに解決できます。
マイナーなサイト管理システムの場合は、ほとんど日本語の情報がなく英語で記載された情報を読み解かなければいけません。WordPressでは、日本語の情報が多く出回っているので自分で解決策を見つけられるのは大きなメリットだといえます。
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ShopifyとWordpressを連携させる2つのメリット

ShopifyとWordpressをそれぞれ単体で運営することも可能ですが、連携させることでより多くのメリットを得られます。
ShopifyとWordpressを連携させるメリットは、以下のとおりです。
- 成約率を向上できる
- 費用を抑えて広告活動ができる
それぞれの項目を確認していきましょう。
連携させるメリット①成約率を向上できる
ShopifyとWordpressを連携させる最大のメリットは、成約率を高められることでしょう。
もちろんサイトへの訪問者がいることが大前提になりますが、サイトから直接Shopifyに誘導できるのです。
Shopifyに移行した訪問者は、商品やサービスに対して高い興味を示しています。
Shopifyに移行した後に購入に至る可能性がとても高いです。たとえ購入に至らなくても見込み客に発展させることができます。企業にとって成約率を高められるのは大きなメリットだといえます。
連携させるメリット②費用を抑えて広告活動ができる
十分な広告予算があるなら、雑誌やネットなどメディアを利用した広告活動が行えます。
ただし、広告活動に十分な予算を設けられないことも多いです。WordpressはSEO対策をしっかり行えば、検索結果で上位表示をさせることも可能です。
WordPressによるサイト運営には一切費用がかからないので、広告予算がなくても訪問者にアピールできます。
インスタグラムやツィッター などSNSと連携させれば、より多くの人に商品やサービスの情報を発信することも可能です。
予算がない会社によっては大きなメリットだといえます。
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WordPressを始める前に用意すべきこと

WordPressを導入するだけでは、Webサイトを公開することはできません。
初めてWordPressを始める人は、実際に導入する前に用意すべきことがあります。
用意が必要なものは、以下のとおりです。
- 独自ドメイン
- レンタルサーバー
Webサイトを公開するうえで必ず必要なものなので、これからWordPressを導入するは必ず確認しましょう。
すでにWordPressを運営しているなら、次の段落に進んでくださいね。
用意すべきもの①独自ドメイン
WordPressで作成したWebサイトを公開するには、必ず独自ドメインの取得が必要です。
独自ドメインとは、自社だけが所有するドメインのことをいいます。
そもそもドメインはネット上の住所のようなもので、住所をWebサイトがどこにあるかを判別するために使用するものです。独自ドメインを取得することで、Webサイトを公開できます。
WordPressでサイトを構築したいときは独自ドメインを取得しましょう。
用意すべきもの②レンタルサーバー
訪問者がサイトにアクセスしたときに公開するページを保管するレンタルサーバーの取得が必要です。
レンタルサーバーはサイトの公開だけでなく、メールの送受信にも必要なものになります。
サーバーは自分で立ち上げることも可能ですが、企業が独自で作業を進めるには社員の負担は大きいです。
社員の負担を減らすためにもレンタルサーバーを借りてサイト運営するのが一般的でしょう。
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ShopifyとWordpressを連携させる6つの手順

ここからは、ShopifyとWordpressを連携させる手順を開設します。
主な手順は以下のとおりです。
- Shopifyでストアを開設する
- 決済する方法を設定する
- 配送する方法を設定する
- Shopifyに商品を追加する
- 購入ボタンを作成する
- 購入ボタンをWordpressに挿入する
それぞれの手順を確認していきましょう。
手順①Shopifyでストアを開設する
まずは、Shopifyでプラン契約してストアを新しく開設しましょう。
14日間無料で利用できるお試しプランもあるので、自社にあうか不安なときはそれらを先に使用するのもいいでしょう。メールアドレスと簡単なアンケートの記入だけで、Shopifyのアカウントの作成は完了します。
ちなみに有料プランは、以下の3種類です。
- ベーシックプラン(29ドル/月)
- スタンダードプラン(79ドル/月)
- プレミアムプラン(299ドル/月)
手順②決済する方法を設定する
有料プランに加入する場合は、ストアの管理画面から「設定」「決済」の順に選択して、「Shopifyペイメントを有効にする」をクリックしましょう。
決済方法はクレジットカードはもちろんApple PayやGoogle Payなど、目的に応じて選べます。
手順③配送する方法を設定する
配送先の設定も管理画面から行えます。
管理画面から「設定」「配送」の順に進んだら、エリアや送料を設定することが可能です。
もし実店舗があるのであれば、店舗受け取りの設定にすることもできます。
配送料の主な設定方法は、以下のとおりです。
- 全国一律や地域別に配送料の設定
- 購入商品の重さに合わせて配送料の設定
- 購入商品の金額に合わせて配送料の設定
手順④Shopifyに商品を追加する
決済や配送の方法を設定したらShopifyで商品を追加しましょう。
管理画面から「商品管理」を選択し「商品を追加する」をクリックします。
登録できる商品情報は、商品名や商品情報はもちろん、商品の画像や価格、在庫数、バリエーションなどです。
情報を多く登録すればユーザーの不安要素を軽減できるので、できる限り登録するのがいいでしょう。
手順⑤購入ボタンを作成する
Shopifyで「購入ボタン」を作成しましょう。
購入ボタンとは、商品やサービスを購入するためのショートカットのようなものです。
ユーザーは離脱することなく、直接購入できるサイトに移行できます。
購入ボタンの作成は管理画面の「販売チャネル」「+」を選択し、「販売チャネルを追加」「+」の順にクリックしましょう。
管理画面に「購入ボタンを作成する」を押して作業を進めます。
手順⑥購入ボタンをWordpressに挿入する
購入ボタンを作成する最後の画面で「埋め込み用のコード」が出てきます。
ボタンをクリックしたらクリップボードにコピーされるので、そのままWordPressで作成したページに貼り付けるだけです。
貼り付けたら保存を押してページを公開しましょう。
ページを公開したら、訪問者は購入ボタンから直接Shopifyのストアに移行できます。
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ShopifyとWorld Pressの連携で注意するべきポイント

ShopifyとWordPressを連携させた際には、以下のポイントにご注意ください。
エラーの確認
ShopifyとWordPressを連携させたら、まずはエラーが表示されないか確認しましょう。
このとき、最も注意すべきポイントとして挙げられるのが決済エラーです。
決済時にエラーが発生するようでは、商品が正常に購入されず、本来であれば得られるはずだった売上を失うことになるでしょう。
また、顧客はそのショップに対して不信感を抱いてしまい、顧客離れを引き起こす可能性があります。
特に販売する商品の値段が高額であればあるほど、決済エラーのチェックは怠らないようにしましょう。
連携後は試しに商品を購入してみて、それぞれの機能が正しくに動作するか必ずチェックしてください。
ドメインの確認
大前提として、WordPressのドメインとShopifyにおける購入ボタンのドメインは共通ではありません。
つまり、ショッピングサイトの中で購入ボタンだけが、異なるドメインで表示されるという現象が起こり得るのです。
購入ボタンだけが外部サイト扱いになることで、決済の際に不具合が発生するリスクがあります。
WordPressとShopifyのドメインはまったく別物であることを認識したうえで、サイトを構築してみてください。
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覚えておきたい! WordPressのSEO対策

WordPressとShopifyを連携させるうえで大切なのが、SEO対策です。
SEOは、検索エンジンを活用したマーケティング戦略のことをいいます。WordpressでSEO対策をしておくことで、検索エンジンの上位表示が叶います。
SEO対策はさまざまな方法がありますが必ず押さえておきたいポイントは、以下のとおりです。
- SEO対策のテーマを選ぶ
- サイトマップを作る
- パンくずリストを設置する
それぞれのSEO対策を確認しましょう。
SEO対策①SEOに強いテーマを選ぶ
WordPressは豊富なテーマが提供されています。
そもそもテーマとは、Webサイトを作成するテンプレートのことです。
Webサイトを作るうえでテーマを選ばなければいけません。そんなWordpressには、SEO対策を意識して作られたテーマがあります。SEOを強化したいなら、これらのテーマを選ぶのがおすすめです。
ただ、テーマは有料版と無料版があるので選ぶ際は注意しましょう。
SEO対策②サイトマップを作る
WordPressでサイトを構築する際は、サイトマップを作成しましょう。
サイトマップとは、サイト全体のページを分かりやすく表示したものです。サイトの訪問者はサイトマップを確認すれば、一目でどんなページであるかを確認できます。
サイトマップを作成することで、上位表示させる価値があるサイトだと検索エンジンに判断されます。サイトマップは必ず作成しましょう。
SEO対策③パンくずリストを設置する
パンくずリストは、サイトへの訪問者が今どこにいるのか分かりやすくした誘導表示のことです。
Webサイトの上部に表示されており、名称は知らなくても一度は見たことがある人も多いでしょう。
パンくずリストはユーザビリティを向上させる要因になるので、SEO対策にもバッチリです。
サイトマップと同じく、Wordpressでサイトを構築する際に設置しておくのがいいでしょう。
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WordPressのプラグイン「WP Shopify」を利用する方法

ShopifyとWordpressを連携させるには「WP Shopify」を利用するといいでしょう。
WP Shopifyとは、Shopifyで登録している商品をWordpressで作成したサイトで紹介できるようにするプラグインです。これを使うことで、顧客はWordpressに掲載された商品ページから、商品の購入ができるようになります。
このように、WP ShopifyはShopifyの機能を使って、WordpressでECサイトを構築するのに最適なプラグインと言えるでしょう。
WP ShopifyはWrodpress にダウンロードすることで、利用できるようになります。
Shopifyのインターフェース(Application Programming Interface)を取得し、Wordpressと連携させれば、Shopifyで登録した商品が自動的にWordpressへ反映されるのです。
HTMLを使ったコーディングスキルが求められるWordpressでサイトを運営していた方にとっては、Shopifyを使ったECサイトのカスタマイズは容易に行えるでしょう。ShopifyとWordpress、両者を使ってビジネスを展開していきたい方はぜひ検討してみてください。
なお、WP Shopifyは基本的に無料で使えるプラグインですが、有料のProプランなら、より便利な機能を利用できます。
これまで、WordpressをECサイトにする際は「WooCommerce」というプラグインがメインでしたが、今後はWP Shopifyを使う事業所も増えていきそうです。
興味を持っていただいた方は無料版をダウンロードしてみて、使用感を確かめてみることをおすすめします。
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まとめ

ShopifyとWordPressを連携させることで、成約率を高められたり効果的に広告活動ができたりなどさまざまなメリットがあります。
連携させるには、Shopifyの管理画面から「購入ボタン」を作成してWordPressの各ページにボタンを追加させるだけです。訪問者はサイトから離脱せずに直接Shopifyのストアに移行できるので、運営側だけでなく訪問者にとっても大きなメリットがあります。
連携させれば成約率を高められるので、Shopifyでストアを運営しているならWordPressとの連携を検討しましょう。
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また、初めてのお取組みで不安のある方などもご不明点などはお気軽にご連絡ください。




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