2021.6.9

2021.8.20

【2021年版】越境ECサイトランキング!人気サービスを徹底比較

【2021年版】越境ECサイトランキング!人気サービスを徹底比較

越境ECを始めるには、「海外のショッピングモールサイトに出店する」「自社サイトを一から作る」という2つの方法が存在します。
今回の記事では、世界のEC市場ランキングで1位と2位の中国とアメリカを中心に、世界で人気な越境ECサイトを比較していきます。自社サイトを作るために必要なおすすめなショッピングカートも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

世界の越境EC市場に関する情報

サイト比較をする前に、世界のEC市場規模の上位国のデータを見ていきましょう。
世界の越境EC市場規模は、2020年に9,123億USドルなのに対し、2027年までには4兆8,561億USドルにまで拡大していくと予測されています。
この数字は、世界のBtoCのEC市場規模の拡大をおおきく上回るペースで越境ECの市場規模は拡大すると見られています。

引用:経済産業省BtoC電子商取引に関する市場調査

日本においては、訪日外国人(特に中国人)の増加による日本製品の認知度の拡大などの背景より、越境ECの市場が拡大しています。さらには、スマートフォンの普及と決済サービスや輸送サービスが拡充し、手軽に購入できる環境が整ってきていることも市場規模が拡大している要因となっています。

実際に、経済産業省が2019年に実施した「電子商取引に関する市場調査」によれば、中国やアメリカ人による日本製購入額は、1兆5,000億円を越える数値となっています。
越境ECを始めるのであれば、ECの市場規模で上位を占めている中国とアメリカが特に重要なターゲット市場となるでしょう。

越境ECはECモール型と自社型の2種類に分けられる

越境ECは大きく分けると「ECモール型」と「自社サイト型」に分けられます。それぞれ販売形態が違うため、越境ECに参入するときどちらを利用するか迷ってしまいます。

この2つのどちらを利用して越境ECを行うかについては、自社のフェーズや対象国の状況によって決定してきます。
ここからはモール型と自社型について双方のメリットや、選択する際のポイントについてご紹介していきます。

ECモール型

ECモール型とは、国外のECモール(日本でいう楽天市場)に出品し、国外の消費者に商品を販売していく形態となります。
有名なショッピングモールサイトの場合は、すでに集客力があるため、ある程度の集客を見込むことができる点がメリットです。

また、商品を販売するための機能がすでに装備されているため、モールによっては自社ECをいちから構築するよりも、比較的簡単に始めることが可能です。

しかし、対象国によってはライセンスが必要になったり審査が厳しかったりする場合もあり、基本的にモールの規則に従わなくてはなりません。販売・集客力はありますが、モールに依存する形になってしまいます。

自社サイト型

自社型とは、モールに出店するのではなく自らECサイトを一から構築し、商品を販売していく形式です。
自社ECの場合、モール型に存在する規則が少ないため自由度が高くなります。また、自社で好きな機能を追加したり、カスタマイズできるためデザイン性なども好きなように変更することができます。

以前はとても難易度が高かった「サイトをイチから構築する」という点においてもプラットフォームを利用すれば簡単に作れるようになりました。
しかし自社サイトにおいては、モール型のように一定の集客力が備わっていないため、しっかりとした集客対策をとらなければ売上げをつくることは難しいでしょう。

これらの点をふまえても、モール型より利益率が高くサイト自体が資産となるため、成功すればメリットがとても大きい販売方法といえます。

モール型サービスのランキング 【2021年版】

ここからは、越境ECに対応をしている「おすすめな海外ECモール5選」をセレクトしました。各モール型サービスは以下の基準で比較しています。

  • 日本企業がモールに出店できる
  • EC市場規模が大きい国のモール
  • 会員数が多くサイトの訪問者数が多い

世界のEC市場ランキングで1位と2位の中国とアメリカを中心に、それぞれの特徴と概要をご紹介します。

【中国】 Tmall Global(天猫国際)

特徴

  • 中国第一位の越境ECモール
  • 中国EC市場シェア約60%
  • 日本製品の売上がNo.1

中国EC市場の約60%を占めている中国最大のECモールは「T-mall(天猫)」です。Tmallのモールモデルは日本でいう「楽天型のモデル」で、店舗の場所をTmallが貸しています。
T-mallは会員数6,500万人、7万を超える店舗数を持ち、2017年時点で流通総額は約35兆4,200億円と、非常に大きい規模のECサイトとなっています。
中国国内の法人向けECサイトが「T-mall(天猫)」で、海外法人向け日本が出店できる(日本が出店できる)ECサイトが「Tmall Global(天猫国際)」です。現在の中国越境EC市場では天猫国際の1人勝ちという状態です。「TMall Global」におけるカテゴリー別の売上が多いのは、美容関連・健康食品・食品・マタニティ・ベビー用品などです。

また、毎年11月11日の「独身の日」は24時間限定の大規模なセールを行なっており、売り上げが爆発的に伸びる日となっており、セール取引高は毎年伸び続けています。この日は越境EC(中国への輸入)の売り上げも大きく伸びることが知られています。

ただし、近年のTmall Globalは現地側のニーズなどに照らしあわせて出店規制を設けているため、モールの出店基準がきびしく出店が難しいケースも出てきています。
すでに数多くの商品が販売されていて競争が激しいモールでもありますが、「Tmall Global(天猫国際)」の越境EC市場はまだまだチャンスがあるといえます。

【中国】 京東商城(JD.com)

特徴

  • 中国EC市場シェア率約30%
  • 家電製品に強いECモール
  • 家電製品の売上が全体の50%

京東(ジンドン)は、中国のECモールでシェア率31.3%の規模を持つ直販型越境ECです。日本でいうとアマゾン型のモデルで、店舗に場所を貸すだけではなく自社で仕入れを行っています。
中国では、総合通販というよりは家電製品に強いECモールと認知されています。
ジンドンは、2015年に日本製品専門サイト「日本館」をオープンし、日本企業の誘致に力を入れていることが特徴の一つです。天猫国際より審査が通りやすくなっていることから、数年後の成長を期待する日本企業の参入が急増しています。

また、国際物流を手がけるヤマト(グローバルロジスティクスジャパン)が、京東と提携をしたことにより、注文から配達まで最短4日のスピード輸送サービスが行われています。日本企業が出店・出品する際のサポートの提供が行われているため、日本企業にとってさらに出店がしやすくなっています。
京東は、天猫国際に比べるとまだまだ売上規模は小さいけれど、中国国内では知名度の低い商品もサイトの成長とともに一緒にブランディングできる可能性があります。
今後、中国国内でのブランド力を高めることができるでしょう。

【アメリカ】 アマゾン(Amazon.com)

特徴

  • アメリカEC市場第一位
  • 有料会員数が1億人を突破
  • 出店までが比較的簡単

アマゾンはアメリカ国内のEC市場では約5割のシェアを誇っており、アメリカだけでなく世界12国で利用されていまます。
アメリカ国内の有料会員数は6,500万人となっており、これはアメリカ人の5人に1人が利用している計算になります。2018年には、全世界の有料会員数が1億人を突破したと公表がありました。アマゾンはアメリカ国内、世界中で最も愛されているECサイトともいえるでしょう。

越境ECを開始するには、各マーケットプレイスでアカウントの登録し、出品作業を済ませれば開始することができます。
アマゾンは配送方法に特徴的で、マーケットプレイスの倉庫に商品を配送しておけば、フルフィルメント by Amazon(FBA)というシステムでアマゾンの倉庫から自動的に直接配送をしてくれます。売れ筋の商品が出てくれば、ビジネスの自動化を可能にしてくれます。
アマゾンは、アメリカEC市場におけるシェア率が48%まで伸びており、アメリカへの越境ECを実施する場合は外せないプラットフォームといえます。

【アメリカ】eBay(イーベイ)

特徴

  • 世界最大のオークションサイト
  • 世界30ヶ国に拠点を持っている
  • 低価格希望ユーザーを対象にしたい企業におすすめ

eBayは世界最大のインターネットオークションサイトで、世界30ヶ国に拠点を持っています。アメリカだけにとどまらず、さまざまな国に販売することが可能です。
eBayのユーザーは低価格で購入をする傾向にあり、アマゾンに比べると低価格で購入したいユーザーが集まっていることが特徴です。

【韓国】G-market(Gマーケット)

特徴

  • 韓国EC市場第一位
  • 月間訪問者:約2,200万人
  • 豊富なジャンルの商材を取り扱っている

「G-market」は韓国最大のオンラインオークション&ショッピングモールサイトです。規模が大きく知名度も高いECサイトで、月間訪問者数 2,200 万人を誇っています。
基本的にモール型ECの形式ですが、オークション形式も行なっており、ファッション・化粧品・旅行などのアクティビティ予約・WiFi レンタルなどさまざまな幅広い商材を扱っています。
G-markeは韓国最大のモールですが、対応可能言語が中国語・韓国語・英語のみであることから、日本企業にとっては少し難易度が高いモールとも言えます。

自社型サービスのランキング 【2021年版】

自社サイトを作る際に必要な「越境ECのカートシステム」には種類が豊富にあるので、選定に迷ってしまいがちです。
ここからは越境ECに対応をしているおすすめなカートシステムを5選ご紹介します。各カートのサービスは以下の基準で比較しました。

  • 越境ECに特化した専門カートか
  • デザインや機能のカスタマイズの充実さ
  • 対象国での実績が豊富にあるか

では、それぞれの特徴と概要をご紹介します。

Shopify(ショピファイ)

特徴

  • 全世界NO.1の利用数
  • アプリが豊富でカスタマイズ性が高い
  • SNS連携対応しており、集客に強い
  • 高機能かつ低コストで運用が始められる
  • 小規模〜中堅(2桁億円)まで利用できる

Shopify(ショピファイ) は、全世界175カ国100万店舗以上のストアで利用されている世界最大のECプラットフォームで、それだけ越境ECカートとしての利用実績も豊富です。
100種類以上のカスタマイズ可能なデザインテンプレートが用意されており、カスタマイズ性が高いことも特徴です。サイト開発などカスタマイズを行う専属パートナーも日本におり、Shopifyで構築された数多くのECサイトが越境ECにチャレンジし成功しています。

また、デフォルト設定でさまざまな言語(21言語)や通貨(暗号通貨含む)に対応している為、他社のECプラットフォームと比較するとスムーズに海外向けのストアをオープンすることができます。

そのため、新たにECサイトの立上げを考えていたり小規模向けショップ構築サービスの乗り換えを検討している方の両方におすすめといえます。

対応言語 対応決済方法 スマホ対応
日本語/ドイツ語/イタリア語/ポルトガル語 PayPal/Amazon Pay あり
フランス語/中国語/オランダ語/スペイン語 Apple Pay/クレジットカード
タイ語/デンマーク語/ベトナム語など21言語 多通貨決済/暗号通貨

Live Commerce(ライブコマース)

特徴

  • 多言語対応のショッピングカートサービスが充実
  • 成功に必要不可欠なノウハウがある
  • 30日間無料で試用できる

30日間無料でテスト出店をすることができ、全世界30ヶ国へ販売実績があります。
多言語対応のショッピングカートサービスが充実しており、(中国語・英語・韓国語など)主要の国に商品を販売をすることができます。加えて30日間無料で試用することが可能で、決済方法も豊富に対応をしているのが特徴です。

販促ツールとしては、海外向けアフィリエイト広告がサポートされています。テスト済み越境ECサイトなので海外販売に必要不可欠な機能がそろっており、越境ECサイトの成功に必要不可欠なノウハウが既に標準で盛り込まれています。

対応言語 対応決済方法 スマホ対応
日本語/ドイツ語/イタリア語 PayPal/クレジットカード あり
フランス語/中国語など7言語 多通貨決済

Multilingualcart(マルチリンガルカート)

特徴

  • 32種類の通貨に対応
  • SSL標準装備
  • 14日間の無料試用可能

Multilingualcart(マルチリンガルカート)の特徴は、32種類の通貨に対応をしており、対応言語も豊富です。

また、SSLが標準装備されている点も嬉しいポイントです。(SSL装備:お問い合わせフォームなどのプライバシーに関わる情報・やクレジットカード情報などの秘密情報を安全に送受信することができる)
14日間無料で利用できるので他社と比較してみるのもいいでしょう。

対応言語 対応決済方法 スマホ対応
日本語/英語/中国語/韓国語/イタリア語スペイン語/ポルトガル語 PayPal/支払宝/各種クレジットカード あり
フランス語/ロシア語/ドイツ語など16種類

FutureShop2 (フューチャーショップ2)

特徴

  • 国内2,500店舗の実績
  • リアルタイム反映決算
  • EMS(国際スピード郵便)による海外配送に標準対応

FutureShop2 (フューチャーショップ2)の特徴は、国内2,500店舗の実績を持っており、リアルタイムに反映された為替レート(12通貨)による決済が可能なことが特徴です。
EMS(国際スピード郵便)による海外配送に対応しており、配送先国と商品重量を自動計算してくれます。

対応言語 対応決済方法 スマホ対応
日本語/中国語/ドイツ語/イタリア語/フランス語 PayPal/クレジットカード多通貨決済 あり

LaunchCart

特徴

  • アジア圏に特化している
  • 世界160カ国の通貨に対応
  • デザイン性が高く自由度が高い

中国や台湾など、アジア圏を対象国にしようと検討している事業者様も多いでしょう。LaunchCartは世界160ヵ国の通貨に対応しており、特にアジア圏を対象としてた越境ECや現地ECで多く利用されているカートです。
機能も多く充実しており、デザインも自由度が高いため、自社に合わせたカスタマイズが可能なところも魅力です。

対応言語 対応決済方法 スマホ対応
日本語/英語/中国語 カード決済/中国決済/Edy決済/PayPalPay-easy決済/AFTEE後支付決済 あり

まとめ:【2021年版】越境ECサイトランキング!人気サービスを徹底比較

今回は越境ECが可能なECモール型と自社サイト型についてそれぞれ比較してみました。
対応国や商品カテゴリの違いはもちろん、構築の手法によってもサイトの色は変わってきますので、各サービスを比較・検討した上で、ご自身の売り方に合う販売場所を検討してみてください。

Shopify experts(エキスパート)ならShopi Lab

監修者
木村太一
木村太一

木村太一 越境(海外)マーケティング・動画クリエイター

2021年6月より越境マーケティングをさらに強化するため、アメリカ ロサンゼルスにて駐在。以前はフィリピンに約3年滞在し、留学・現地学校での勤務・現地就職を経験。海外歴は計5年程。主にコンテンツ作成やマーケティングを担当し、現在は登録者30万人のYoutuberのマネージメントも手掛ける。内閣府認証 留学協会認定カウンセラーとしても活動中。留学協会・大阪支部長代理。

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