自社でTikTokに取り組むなかで、複数アカウントを取得してビジネスを拡大させたいという考えはありませんか?
例えば複数のターゲットを対象にビジネスを行っている場合などは、いくつかのアカウントを保有していた方が効果的に動画投稿できる…と感じられることもあるでしょう。
そこで、今回はTikTokで複数のアカウントを取得する方法やメリット、アカウントの切り替え方法などについて解説します。
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TikTokのアカウントを複数作成しても問題ない?
TikTokのアカウントを複数個持ちたいということがあると思います。例えば、次のような場合です。
- ビジネス用アカウントと、個人で楽しむためのアカウントを分けたい
- 複数の事業を行っているので、業種ごとに別アカウントをつくりたい
- 広告を運用するための専用アカウントと、通常の動画投稿用アカウントを分けたい
しかし、複数個のアカウントを持つことはTikTokの規約違反など問題が生じないだろうかと不安もあるのではないでしょうか。
結論を言うと、TikTokでの複数アカウント取得は問題ありません。後述しますが、そもそもTikTokのアカウントを複数取得した人のために、各アカウントを関連づけるための設定がTikTokアプリに用意されています。
つまり、TikTok運営者側が複数アカウントを認めているということですので、安心してアカウントを作成してください。
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TikTokアカウントを複数作成するメリット
TikTokで複数アカウントを利用する場合、いくつかのメリットがありますのでここで1つずつ解説していきます。
異なるセグメントに動画配信できる
複数アカウントを利用することで、セグメントの異なるユーザーに効果的に働きかけることができます。
例えば、男女どちらでも利用できる商品を自社が販売していたとします。
しかし、男性に訴求すべきメリットと、女性に訴求するメリットとは異なることがあります。
この場合、男性ユーザー向けに情報を発信するアカウントと、さらにもう1つ別の女性ユーザー向けのアカウントの2種類をつくることができます。
このように2種類のアカウントを取得すれば、効果的にアプローチできます。
事業ごとに発信する情報内容を変えられる
自社で複数の事業やブランドをつくっている場合、TikTokの複数アカウントが役立ちます。
例えば、介護事業と教育事業を併設してビジネスを行っている場合などが該当します。
仮に1つのアカウントでその両方の事業に関する動画コンテンツを配信すれば、ユーザーを混乱させることにもなり兼ねません。
あるユーザーは教育情報を求めてフォローしてくれたのに、タイムラインに介護情報が流れてくるというような事態になるからです。
そこで、このように多業種を営んでいる場合はそれぞれでアカウントをつくり、別々の動画コンテンツを配信してください。
ABテスト分析ができる
Web広告の世界ではABテストという概念があります。
これは、パターンAとパターンBの広告をつくり、どちらの効果が高いかを比較・検討するというものです。
TikTokの複数アカウントを取得すれば、このABテストを行うことができます。
例えば、同じターゲットに対して、同じ商品を販売すると仮定します。
この場合、アカウントAとBで、訴求ポイントの異なる動画を同時刻に配信します。
そして、どちらの方がユーザーの反応が良いかということを比較し分析することができます。
このようにマーケティング目的で、TikTokの複数アカウントを利用することもできます。
他社のリサーチがしやすい
自社のアカウントで他社が開催しているTikTokライブなどを視聴することは、多くの人にとって抵抗を感じるのではないでしょうか。
しかし、複数アカウントを取得しておけばそういった問題を解決できます。
1つのアカウントは通常の公式アカウントとして自社の情報を発信する。もう1つのアカウントは視聴専用として、他社のリサーチに使うなどして用途を分けることができます。
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TikTokでアカウントを複数作成する方法
TikTokのアカウントはメールアドレスでつくることができます。ただ、1つのメールアドレスにつきTikTokアカウントは1つしかつくれません。
もし、複数個のTikTokアカウントを利用する場合はその数に応じて、メールアドレスを用意してください。
またTikTokはメールアドレスではなく、下記のソーシャルメデイアと紐付けしてアカウントを作成することもできます。
- LINEアカウント
- Appleアカウント
- Twitterアカウント
- グーグルアカウント
- Facebookアカウント
- カカオトークアカウント
これは「ソーシャルログイン」と呼ばれている技術で、ユーザーが既に利用しているソーシャルメディアのアカウント情報を利用して、TikTokアカウントをつくることができるというものです。
例えばユーザーが既にTwitterのアカウントを持っているなら、そのアカウントを利用してTikTokアカウントを取得できるということです。
ユーザーからすればTwitterアカウントで、TikTokにもアクセスできるので非常に便利です。
複数アカウントを取得する2つの方法
では、TikTokアカウントを取得するための方法を整理しておきます。取得方法は次の2つです。
- 新規アカウントを作成して追加
- 既存アカウントから追加
「新規アカウントを作成して追加」という場合は、それぞれのアカウントが紐付けされていません。
例えば、TikTokでAとBという2つのアカウントを取得したとします。
この場合、AとBは全く別アカウントです。
そのため、アカウントAからアカウントBに切り替えたい場合は別端末を利用するか、アカウントAをログアウトしてから改めてアカウントBでログインします。
一方、「既存アカウントから追加」という場合、新しくつくったアカウントは既存のアカウントと紐付けされます。そのため、アカウントを切り替える場合も、TikTok内の専用切り替えボタンで簡単に切り替えることができます。
1つずつ手順をお伝えします。
新規アカウントを作成して追加
ここでは、新規にアカウントをつくる方法についてお伝えします。
Step1.プロフィールページを開く
プロフィールページを開くと、画面真ん中に赤い「登録」というボタンが表示されます。これをタップしてください。
Step2.TikTokに登録画面で必要なボタンを押す
Step3..電話またはメールアドレスをタップし、ニックネームなどを登録
既存アカウントから追加
Step1.プロフィールページを開く
Step2.画面上部のアカウント名をタップし「アカウントを追加」を選択
Strep3.新規アカウントを追加と同様
ここではメールアドレスやSNSアカウントなどから情報を追加します。
複数アカウントの作り方手順について解説は以上です。
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TikTokアカウントの作成に上限はある?
TikTokのアカウントを複数つくりたい場合、一体、いくつまでなら作成可能なのでしょうか。
基本的にはTikTokには、アカウント数の制限はありません。
ただし、1日に10件前後のアカウントをつくることはスパム行為防止の理由から制限がかけられる可能性があります。
また、アカウント数を複数つくることは、それだけ管理も大変になります。
そのため、最初からアカウント数をたくさん増やすのではなく、目的を先に決めた上でアカウントを増やすようにしてください。
例えば次のように、アカウント作成の目的を決めることができます。
アカウントの種別 | 利用目的 |
アカウントA | BtoC向けの商材販売用 |
アカウントB | BtoB向けのサービス販売用 |
アカウントC | 他社リサーチ用 |
このように利用目的を決めた上で、アカウントを作成すれば、無闇にアカウント数が増えることもありません。
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複数アカウントを切り替える方法は?
複数のアカウントを取得している場合、それを切り替えたいということがあると思います。
各アカウントを紐付けしている場合はTikTokアプリでアカウントを切り替えることができます。手順としては下記の通りです。
- TikTokアプリを開く
- 右上のプロフィールアイコンをタップ
- 「設定」を選択し、「アカウント」を選択
- 切り替え」をタップ、登録済みのアカウントの中から切り替えるアカウントを選択
以上の手順で切り替えが完了です。
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TikTokアカウントを複数作成する場合の注意点
ここでは、TikTokアカウントを複数作成する場合の注意点についてお伝えします。
1.フェイクレビューはしない
自社が投稿した動画に「いいね」や肯定的なレビューがついて欲しいあまり、フェイクレビューをすることは控えてください。
例えば、自社が投稿した動画に別アカウントでログインして、良いレビューを付けるといった行為です。
しかし、複数アカウントを利用して、自作自演のフェイクレビューをつけることは、TikTokの利用規約違反になります。
また、それが一般ユーザーに発覚してしまった場合は、炎上の元になるので、このようなことはしないように注意してください。
2.登録時のSNSアカウントは削除しない
TikTokで新しいアカウントを作成する際に、ソーシャルログインを利用していることがあると思います。
その場合、元のSNSアカウントを削除してしまうとTikTokにもログインできなくなるので注意してください。
例えば、Twitterアカウントを利用して、TikTokのアカウントを作成したとします。
その後、事情がありTwitterアカウントを削除してしまうと、同時にTikTokにもログインできなくなりますので注意が必要です。
3.SNSの紐付けアカウントに注意
TwitterやInstagramなどのSNSでも、アカウントを複数持っているということがあるのではないでしょうか。
この場合、TikTokにソーシャルログインする場合、紐付けしたアカウントを記憶しておくように注意してください。
例えば、TwitterのアカウントでAとBの2種類を所持していたとします。
そして、アカウントAでTikTokのアカウントを作成すると仮定します。
この場合、TwitterのアカウントがBの状態だとTikTokにうまくログインできません。
なので、先にTwitterのアカウントをAに切り替えてからTikTokにログインするようにします。
4.シャドウバンされるとすべてのアカウントで影響を受ける
TikTokでは不適切な動画コンテンツを配信したなどの理由で、シャドウバンされることがあります。
シャドウバンされてしまうと、そのアカウントで動画投稿しても、ほとんど他ユーザーに視聴してもらえません。
そして、複数アカウントをつくっている場合、1つのアカウントでシャドウバンされてしまうと芋づる式に管理しているすべてのアカウントでシャドウバンが適用されます。
投稿する動画に気をつけておけば大丈夫ですが、そのようなリスクが生じることを把握しておいてください。
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TikTokアカウントを削除する際の確認事項
一度、複数のTikTokアカウントを取得しても、途中で不要になることもあると思います。
その場合、必要がないアカウントを削除しなければいけません。
具体的な削除方法については後述しますが、先にアカウント削除に伴う注意事項を確認してください。
確認1 : 投稿した動画は削除される
過去に投稿した動画は、アカウントを削除すると同時にすべて消えてしまいます。
後日、別のプラットフォームで配信するなどの理由で動画を保存しておきたい場合は、事前にダウンロードしてください。
確認2 : コインが削除される
TikTokライブに参加したり、開催している場合、ギフト用のコインがあると思います。
このコインは、アカウントを削除するとすべて消えてしまいます。
アカウントを削除した後では、返金にも対応してもらえないので注意してください。
確認3 : コメントが消える
他ユーザーに対して送ったコメントは、アカウントを削除することで消えてしまいます。
一方、DMでやりとりした内容は消えません。
これまでTikTok内でユーザーと頻繁にやりとりしてきた場合は、アカウントを削除する前に、個別に他ユーザーに連絡を入れた方が余計な不安を感じさせないですみます。
確認4 : 完全削除は30日後
アカウントを削除しても、30日以内であれば復旧することができます。
一度「このアカウントはいらない」と判断しても30日以内であれば元に戻すことができます。その場合は早めに対応してください。
復旧方法は簡単で、通常通りTikTokアプリにログインするだけです。
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作成したTikTokアカウントの削除方法は?
上述したアカウント削除に関する注意点を確認し、それでもアカウントを削除した方が良いと判断した場合、こちらの手順を参考に手続きを進めてください。
ステップバイステップで解説します。
1. 画面右下の「プロフィール」をタップ
まずはアプリを開き、画面下部にある「プロフィール」という箇所をタップしてください。画面が切り替わります。
2. 画面右上の3本線のアイコンをタップ
画面右上にハンバーガーメニュー(三本線)がありますので、それをタップしてください。
3. 「設定とプライバシー」をタップ
ハンバーガーメニューをタップすると、新しいメニューが画面下部に表示されます。そこで「設定とプライバシー」を選択してタップします。
4. 「アカウント管理」 > 「アカウントを利用する停止するか削除」をタップ
「設定とプライバシー」の画面から、アカウント管理、アカウントの削除という項目を選択して進みます。
5.アカウントが削除される
確認ボタンなどを押すと、アカウントが削除されます。
注意事項1 : ログインしないで削除する場合
複数のアカウントを取得し何かの理由でログインできなくなった場合は、自力でアカウントを削除することはできません。
この場合は、TikTokのヘルプセンターに相談することになります。
参考: TikTokのヘルプセンター
ヘルプセンターから「アカウントとプライバシー設定」の項目を選択し、「アカウントの削除」を指定します。その後、FAQで解決できない場合「レポートの送信」というリンクが表示されますので、そちらから問い合わせをします。
注意事項2:アンインストールでアカウント削除は不可
「アカウント削除の手順を踏まなくても、アプリを削除すれば良いのではないか?」という疑問を持っているかもしれません。
しかし、アプリをアンインストールしてもアカウントは削除されないので注意してください。
アプリが端末にインストールされていることと、アカウントとは無関係です。
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まとめ:【2022年】TikTokアカウントを複数作成する方法と切り替え方法を紹介!
今回はTikTokの複数アカウントを作成する方法について解説してきました。
自社が複数の事業を行っている場合などは、投稿する動画の種類を分ける必要などもあるため、複数のアカウントを運用することが望ましいです。
逆に1つのアカウントで異なる事業の動画を投稿すれば、ユーザーから何のアカウントなのか正しく認識してもらえなくなるからです。
ただし、複数アカウントを利用する場合、管理も大変になりますので十分注意して運用してください。
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