Webマーケティングに取り組む際に、TikTokをビジネスに活用したいと考える担当者も多いのではないでしょうか。
もし、ビジネスでの活用を加速したいとお考えなら、今回ご紹介する「TikTokビジネスアカウント」の利用を考えてみてください。
今回は、TikTokビジネスアカウントの概要やメリット・デメリットについて詳しく解説します。
目次
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TikTokビジネス(企業)アカウントとは?

実は、TikTokには「個人アカウント」と「ビジネスアカウント」の2種類があります。
個人アカウントというのは、通常のアカウントのことで、TikTokアプリをインストールしたデフォルトの状態では「個人アカウント」が選択されています。
一方、ビジネスアカウントは企業が利用する事が前提のアカウントです。
以前は「クリエイターアカウント」あるいは「プロアカウント」と呼ばれていましたが、2022年12月現在ではビジネスアカウントに統一されています。
ビジネスアカウントを利用することで、TikTokを商業目的で利用することができます。
個人アカウントとビジネスアカウントの違いについて詳しく知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。
TikTokのビジネスアカウントと個人アカウントの違いとは?
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TikTokビジネスアカウントの活用目的について

TikTokビジネスアカウントは、名称からすると何となく「ビジネスに活用するのに便利なのだろう」というくらいのイメージしか湧かないと思います。
そこでここでは、具体的にどういう目的で利用できるのか、TikTokビジネスアカウントの活用目的を一通り整理しておきます。
認知向上
TikTokビジネスアカウントは、認知向上目的で利用することができます。TikTokは、元々拡散性に強いSNSです。
例えば、TikTokには投稿された動画がユーザーに支持されるかどうかをテストする機能があるため、フォロワー数がゼロであっても一定数、視聴されるように表示されます。
また、ある程度「いいね」などがついた動画はユーザーの「おすすめ」欄に表示されて更に拡散されていきます。
このように、元々TikTokは動画が拡散されやすい仕組みが整っています。
そして、TikTokビジネスアカウントでは、こういった基本的な機能に加えて「カテゴリ設定」も活用できます。
カテゴリ設定というのは、自社の業種がどういった分類なのかを申告するものです。
そして、その内容に基づいて興味がありそうなユーザーに優先的に自社の動画が「おすすめ」欄に表示されます。
例えば、自社のビジネスアカウントのカテゴリを「スポーツ」としておけば、スポーツに興味がある他のユーザーに優先的におすすめ表示されるということです。
このように、TikTokビジネスアカウントは認知向上のために機能を最大限活用することができます。
ブランディング
TikTokビジネスアカウントは、ブランディング目的で活用することができます。個人アカウントとは違って、プロフィール欄を充実させることができるからです。
動画に興味をもったユーザーがプロフィール欄を閲覧すれば、すぐに企業の公式アカウントだと認識してくれます。
公式アカウントから投稿される動画はそれだけ重みを持たせることができ、企業の信頼獲得、ブランディング構築に役立ちます。
広報・採用活動
TikTokビジネスアカウントを利用することで、広報・採用活動に役立てることができます。
実際、株式会社Suneightが2022年1月に調査したところ、就職活動中の学生がTikTokを参考にしたケースは実に80.2%に達します。

引用:PRTIMES
しかもその後、実際に企業にエントリーした割合は66.2%です。TikTokは採用ということ1つをとっても、非常にエンゲージメント率の高いSNSといえます。
このように広報・採用活動目的でTikTokを利用するのなら、ビジネスアカウントは必須です。
もし個人アカウントから広報や採用活動をおこなえば、ユーザーは「このアカウントは適切に運用されているのか」「本当に公式アカウントなのか」という疑念が起こるからです。
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TikTokビジネスアカウントのメリット

TikTokビジネスアカウントには、複数のメリットがあります。導入を検討する際に参考にしてください。
運用のコストをかけずにマーケティング活動が可能
TikTokビジネスアカウントは、無料で利用可能です。そのため、運用コストをかけずにマーケティング活動をすることができます。
もちろん、動画制作には撮影コストなどが多少かかるかも知れませんが、TikTokビジネスアカウントの利用にはお金をかける必要がありません。
ECサイトを始めたばかりでマーケティング費用を捻出できないような場合、これは大きなメリットになります。
アカウントの区別なく注目される可能性がある
仮にTikTokビジネスアカウントで動画を投稿したからといって、その動画に「ビジネス」あるいは「企業アカウント」などのような表示がされる訳ではありません。
個人アカウントと区別されることはなく、ユーザーに視聴してもらえます。
そのため、動画のコンテンツ次第で、ユーザーから注目をされたり、バズることが可能です。
また、後述するようにTikTokビジネスアカウントには、様々な分析ツールが備わっています。そういったツールを利用することで、個人アカウントよりも、注目される動画をつくりやすい環境にあるといえます。
幅広い年齢層にリーチが可能
TikTokというと、10代が利用しているイメージが強いかも知れません。しかし、年々ユーザーの年齢層は幅広くなっており、2019年時点で2人に1人は30代以上が占めています。
2022年8月発表の『DATAPORTAL』によると、全世界の年代別TikTokユーザー層は次の通りです。
- 18〜24歳: 3億8660万人 (43.7%)
- 25〜34歳: 2億8200万人 (31.9%)
- 35〜44歳: 1億1550万人 (13%)
- 45〜54歳: 5710万人 (6.4%)
- 55歳以上: 3050万人 (3.4%)

引用: DATAPORTAL
年齢層の拡大傾向は、今後も続くと予測されます。そのためもし、自社商品のターゲットが30代以上であったとしても、TikTokで十分リーチ可能です。
また仮に、まだ利用者数の少ない50代、60代をターゲットにしている場合でも、先行参入しておくことによって有利な展開をすることができます。
分析が可能
TikTokビジネスアカウントでは、投稿した動画やインサイト分析が可能です。分析をすることによって、ユーザーから人気のある動画を特定することができ、品質の高い動画制作につなげることができます。
例えば、視聴回数が伸びている自社の動画を特定できれば、類似の動画を投稿し続けることによって、ファンや「いいね」の数が増えていきやすくなります。
具体的に動画に関して分析できる項目は次の通りです。
- 合計再生時間
- 合計視聴回数
- 平均視聴時間
- トラフィックソースの種類
- 視聴者の所在地(国別)
上記の項目について1つずつ解説します。
合計再生時間
これまで自社で投稿した動画の概要といっても良いと思います。投稿した全動画の再生時間を表すからです。TikTokで動画を投稿するには、最終的にこの合計再生時間を増やすことを目指します。
合計視聴回数
何回視聴されたかを示します。視聴回数が多いということは、それだけリーチが広がっているということを意味します。認知向上で、TikTokを運用する場合、注目したい数値の1つです。
平均視聴時間
1回の動画再生でどれくらいの時間、ユーザーが観ているのかを示します。制作した動画の尺にも左右される数値のため、そこまで気にすることはありません。しかし、これが極端に短い場合は、動画の品質をもう一度見直す必要があります。
トラフィックソース
どこからユーザーが自社動画をみつけてくれたのかを示します。Webサイト分析でいう「流入経路」に該当します。
視聴者の所在
文字通りどの地域から視聴したかを示します。越境ECに取り組んでいる場合は、この所在地も重要なデータとなります。
以上、こういった分析結果を踏まえて次の動画制作に活かします。
トレンドの把握が可能
TikTokにおいてトレンドは非常に重要です。
トレンドを把握して動画を制作しなければ、なかなかユーザーから注目してもらえないからです。逆に、トレンドを踏まえた動画なら「いいね」などをもらいやすく、拡散されていく可能性が高まります。
ちなみにトレンドというのは、動画のトピックだけを指しているだけでなく、BGMや動画フォーマット、ダンスの種類などあらゆるものを指しています。
通常、個人アカウントでこれらのトレンドを掴むには「おすすめ」などを確認する必要があります。ただ、「おすすめ」欄では自社アカウントと紐付けされた動画が主にピックアップされるため、情報として十分ではありません。
しかし、TikTokビジネスアカウントなら「動画ショーケース」を利用することができます。この機能では、現在トレンドになっている動画を表示させ、分析することが可能です。
プロフィールにリンクが貼れる
TikTokビジネスアカウントでは、プロフィール欄に自社ECサイトなどのリンクを貼ることができます。
もし自社の動画で、会社や商品に興味を持ったユーザーがいれば、プロフィール欄のリンクをたどってWebサイトに訪問してくれる可能性があります。
例えば、TikTok動画で商品を利用したビフォー&アフターの動画を投稿します。それに興味を持ったユーザーがプロフィール欄のリンクをたどり、自社ECサイトに訪問。その後、該当商品を購入してくれるという事が考えられます。
このように集客から購入までの経路がつくれることは、TikTokビジネスアカウントのメリットの1つです。
また、自社が商品販売などを目的としておらず、認知向上などを目指す場合は、必ずしもECサイトへのリンクを貼る必要はなくオフィシャルサイトなどのリンクでも可能です。
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TikTokビジネスアカウントのデメリット

TikTokビジネスアカウントには、メリットだけでなくデメリットもあります。
この両方を考えて、導入するかどうかを検討してください。
選曲に制限がある(商用楽曲ライブラリー内)
TikTokビジネスアカウントでは、利用できる音楽に制限があります。具体的には「商用楽曲ライブラリー」内の音楽を使用する必要があります。
そのため、このライブラリー内に存在しない音楽を利用したいといった要望は叶いません。
ただ、これは企業が知らず知らずのうちに、著作権侵害をしないための防衛策でもあります。また、商用楽曲ライブラリー内には、50万曲以上の音楽があるため多くのケースでは、過度に心配する必要はありません。
著作権に関して詳しく知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。
「TikTokにおける音源の著作権関係を徹底解説!著作権侵害にあたるケースとは?」
炎上のリスク
炎上とは、投稿した動画に対して厳しいコメントや非難が集中的に寄せられる現象のことです。
これはTikTokを含め、多くのSNSで共通して起こるものです。
一般的に炎上しやすい動画とは「アルバイトによる不適切なコンテンツ」、「社員による差別的表現」、「政治・宗教などに関するコメント」、「売り込みの強いコンテンツ」などです。
TikTok内で一度、炎上してしまうとその動画が短期間で拡散されてしまうため、企業側でこれを止めることは現実的に困難です。
また、炎上してしまった場合、企業に対してのイメージダウンはもちろん、顧客離れなどを招き、売上が下がるという実害が生じる可能性も高いです。
ただし、動画の品質管理を複数人でおこなえば、通常こういった炎上のリスクを過度に恐れることはありません。社内で動画投稿基準を明確に定め、投稿できるメンバーを絞ることによって炎上リスクを回避できます。
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TikTokビジネスアカウントでの投稿のコツとは?

TikTokビジネスアカウントで動画を投稿する際のコツや注意点についてお伝えします。
ここでお伝えする内容を守って投稿してください。
ビジネス色を抑える
前述した通り、TikTokではビジネス色が強いと炎上したり、嫌われる可能性があります。例えば、頻繁に商品を動画に表示させ、その特徴やメリットばかりを解説していたり、誇張した表現を多用しているような場合が該当します。
そのため、自社の都合だけを考えた売り込み色の強い動画配信は抑えるようにしていきます。動画配信をする前に、自社で動画の企画内容を十分検討し、配信を進めるようにしてください。
ターゲットを明確にする
動画を配信する前にターゲットを明確にします。「こういう人物が動画を視聴してくれる」というペルソナを設定するのが望ましいです。
例えば「東京都在住の30代女性で、趣味が手芸で子供が1人いる。仕事は事務職で週休2日の企業に勤めている」というような設定をおこないます。
こういったペルソナを設定しておくことで、どういった動画を配信すれば視聴してもらえるのかイメージしやすくなります。
また、時々ある誤解は、ペルソナを複数人設定してしまうことです。これだと、どこに照準を合わせて良いのか分からなくなり、動画投稿のたびに内容がブレてくるので注意してください。
継続的な投稿
TikTokでは、新しい動画が次々とタイムライン上に流れてきます。人気のある動画であっても、「おすすめ」欄などに表示されるのは3~4日程度です。
そのため、動画投稿をする際には継続的におこなうようにしてください。
どんなに品質の高い動画でも、時間と共に視聴されなくなります。
また、継続的な動画投稿をするには、社内の体制を整えておくことも肝心です。動画の企画から、撮影・編集、最終的な品質チェックといった一連の作業において担当者を決めておく必要があります。
例えば下記のような役割分担が考えられます。
- 動画企画
- 出演
- 動画撮影と編集
- 最終チェックの責任者
1つずつ解説します。
動画企画
1人の責任者だけで決めるのではなく、チーム全体で進めてもかまいません。その方がユニークな動画が制作できる可能性があります。
また、TikTokにおいてはトレンドを掴んだ動画投稿が必要ですので、企画者は最低でも1日1回はTikTok内で動画リサーチをする時間をとってください。
出演
顔出しできる社員の承諾をとっておく必要があります。スムーズな撮影をするには、2~3人は確保しておきたいところです。
動画撮影と編集
役割を兼ねることも可能です。また、編集ツールとして、TikTokで利用できる無料ツールではなく、本格的なものを使う場合はそれらのアプリに熟達している必要があります。
TikTok編集に適したアプリを知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。
TikTok動画の編集に適したおすすめアプリ14選!
最終チェックの責任者
炎上などのリスクを避けるために、社内ガイドラインに沿った動画になるように企画から投稿までの一連の作業全てに注意を払う必要があります。
一度、動画制作・投稿のPDCAサイクルができれば、継続しやすくなります。最初の段階で強固な体制をつくるようにしてください。
分析を続ける
TikTokビジネスアカウントでは、詳細な分析がおこなえます。分析を続けることで、PDCAサイクルの質を向上させることができます。継続的におこなってください。
具体的に、TikTokビジネスアカウントで利用できるインサイト分析には、次のような項目があります。
- 動画の視聴数
- フォロワー数の増減
- プロフィールが表示された回数
- 人気上昇中の動画
- フォロワーの属性(年齢性別など)
上記の項目について1つずつ説明します。
動画の視聴数
文字通り視聴された回数を指しています。この数値が上がれば、認知が広がっているといえます。
フォロワー数の増減は、グラフで確認することができます。着実に増えていくことが視聴回数を増やすことにつながります。
フォロワー
いわゆる自社アカウントのファンですので、将来、TikTokライブを実施するかどうかを考える際にも、この数字を判断基準にしてください。例えば、フォロワーが1,000人に達したら、TikTokライブにも挑戦するなどのような目安になります。
プロフィールが表示された回数
ユーザーが自社アカウントに興味を持ってくれた指標となります。この回数が増えていくと、自社ECサイトへの送客なども増えていきます。
人気上昇中の動画
投稿した動画の中でユーザーから支持を集めているものを確認できます。これを確認すれば、次回の動画制作にも活かすことができます。
例えば「商品を使用した体験談」動画が人気があると判明すれば、類似の動画を増やしていくなどの施策が考えられます。
フォロワーの属性では、実際に動画を視聴してくれているユーザー属性が分かります。この項目を確認して、自社が設定したペルソナとズレが生じていないかを確認してください。ズレがある場合は、動画の内容を調整する必要があります。
トレンドを追うこと
TikTokで動画を投稿する際には、トレンドを追跡することが大切です。トレンドにマッチしている動画であれば、ユーザーからの支持を得やすいからです。
また、トレンドは国を問わず世界中から集まるため、刻一刻と変化します。それを追跡して、次の動画制作に活かすようにしてください。
トレンドを追跡するには、1日1回はTikTok内で情報を検索する必要があります。
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TikTokのビジネスアカウントを辞めるには?

TikTokビジネスアカウントは、いつでも辞めることができます。もし個人アカウントに戻したい場合は、次の手順で進めてください。
Step1.アプリを立ち上げ、プロフィール欄を表示する
画面右下の「プロフィール」という項目をタップします。プロフィール欄の右上に三本マークをタップすると画面下にメニューが表示されます。そのメニューの中で「設定とプライバシー」を選択します。

Step2.「アカウント」のところを個人に変更
アカウント欄の「個人アカウントに変える」というところをタップして切り替えます。

以上で、ビジネスアカウントから個人アカウントに変更できます。
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まとめ:【最新】TikTokビジネス(企業)アカウントのメリット・デメリットを完全解説!

今回は、TikTokビジネスアカウントの基本事項からメリット・デメリットなどについて幅広く解説してきました。
もし、本格的にTikTokをビジネスに活用したいとお考えなら、ブランド構築などの観点からいっても「TikTokビジネスアカウント」への変更を進めてください。
TikTokビジネスアカウントを利用すると、商用利用可の音楽を自由に使うことができたり、プロフィール欄に自社URLを掲載できたりとメリットも満載です。
また、動画投稿する際には、今回お伝えしたコツや注意点を守ることも忘れないでください。最後までお読みいただきありがとうございました。
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また、初めてのお取組みで不安のある方などもご不明点などはお気軽にご連絡ください。



