TikTokにおける音源の著作権関係を徹底解説!著作権侵害にあたるケースとは?

TikTokにおける音源の著作権関係を徹底解説!著作権侵害にあたるケースとは?

2022.12.27_TikTokにおける音源の著作権関係を徹底解説!著作権侵害にあたるケースとは?

人の考えや気持ちを作品という形で創作する場合、それには著作権が付与されます。作品を作った人を著作者、つくられた作品自体は著作物といいます。
TikTokではBGMをつけることが定番ですが、音楽は創作物なので著作権があります。

そこで今回は著作権侵害にあたらないケースや、反対に侵害して問題になるケースをとりあげて解説します。
Web担当者は今回の注意事項を守って、TikTokでの安全な動画投稿をおこなってください。

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TikTok内の楽曲・音源利用は著作権侵害にあたる?

TikTok内の楽曲・音源利用は著作権侵害

TikTokは、音楽の著作権に対して非常に注意を払っているSNSです。
そのため、ユーザーが著作権の侵害をしないよう次の2つの楽曲・音源をBGMなどとして使用することを推奨しています。これらの音源・楽曲を使えば、著作権侵害にはあたりません。

  • TikTokの公式音源
  • ユーザー投稿音源

1つずつ解説します。

TikTokの公式音源

TikTokには、公式音源というものが存在します。
これは著作権上の問題をクリアした音楽のことです。そのため、動画クリエイターは公開されている公式音源を自由に動画で使用することができます。

ユーザー投稿音源

著作権は、創作物をつくった本人に付与されます。
そのため、自身がつくった音楽の著作権は、本人が所有することになり、ユーザー自身がつくった音源をTikTok内で自由に投稿することができます。

ただし、楽曲名には注意してください。
TikTok内で独自につくった音楽に、曲名を付けることができます。その際、他の曲名と同じものをつければ知的財産権を侵害する場合があります。タイトルをオリジナルのものにしてください。

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TikTokで著作権侵害にあたるケースとは?

TikTokで著作権侵害にあたるケース

ここでは、TikTokで動画投稿をおこなう際、著作権侵害にあたるケースをお伝えします。

ただし、厳密にいえば著作権以外にも、著作隣接権の侵害も関わってきます。
著作隣接権とは、著作物を世間に伝達する際に重要な役割を負っている立場の人に付与される権利です。具体的には、俳優や歌手、指揮者、演奏家などの実演家やレコード製作者、放送事業者などです。
著作権侵害にあたる場合、この著作隣接権の侵害も該当することがあるので注意してください。

カラオケ音源

CDなどには、ボーカルのパート部分が抜けたカラオケ音源というものが入っていることがあります。
別名「オフボ」とか「オケ」などと呼ばれています。
TikTokでも「歌ってみた」「演奏してみた」などのタイトルで投稿されるものは、このカラオケ音源を利用していることが多いです。

しかし、カラオケ音源であっても著作物であることに変わりはありません。
そのため、無許可でカラオケ音源を使って動画投稿した場合、著作権侵害となります。

CD音源

市販されているCDには、作詞・作曲者やレコード会社、演出者などに著作権が付与されています。
そのため、CDに収録されている音楽を動画で流すなどのことは著作権侵害となります。
もし使用する場合は、上述した三者すべてに対して使用許可を得る必要があります。

また、CDの音源が海外のものであっても、日本の著作権法が適用されます。
これは、お互いの国の著作物を守り合うというベルヌ条約や万国著作権条約を他国と締結しているためです。これらの条約は、アメリカやイギリス、フランス、ドイツ、イタリアなど世界168カ国が加盟し、加盟国で創作された著作物に対して著作権を付与するものです。ですので海外のCD音源を使用する場合も、著作権を無視することはできないので注意してください。

ミュージックビデオ

販促や芸術目的などで、音楽とイメージを組み合わせてつくった映像のことをミュージックビデオと呼んでいます。

例えば、新曲をリリースする際にはミュージックビデオが作られますし、最近では食品や玩具、ゲーム、アプリなどを販売する際にマーケティングツールとしてつくられることが多くなっています。
こういったミュージックビデオにも全て著作権が付与されています。
そのため、他社が制作したミュージックビデオを無断で使用すれば、著作権侵害となります。

アニメの音声を引用した音源

アニメ音声などを一部切り取り動画で使用したり、声優の声を専用アプリに取り込み、あたかも声優本人が発話しているような音源を使用することは著作権侵害にあたります。

他SNSなどからダウンロードした音源

例えばYouTubeなどで再生されているミュージックなどをアプリで自身の端末にダウンロードして、個人で楽しむ場合は著作権侵害にはなりません。

しかし、そのダウンロードした音源を用いて自社の動画制作に使用し、TikTokに投稿する場合、著作権侵害に該当します。

路上ライブの音源

アマチュアバンドなどが演奏する音声を録画し、それをTikTok動画で投稿することは著作権の侵害です。
また、これは著作権だけの問題ではなく、カメラを使用してコピーをとるということなので、複製権、録音録画権など複数の法律が関わります。相手がプロではなくアマチュアであったとしても、実演家に該当し、創作物に対して著作権が付与されます。

業務用BGMサービス

店舗を運営していて、そこでBGMを使用するため特定の業者と契約していることがあると思います。その場合のBGMは店舗内の空間で音楽を再生することを前提としています。

そのため、TikTokをはじめオンラインで配信すると著作権侵害となります。
TikTokで動画投稿する際に、誤って店舗のBGMが入らないようにも注意してください。

個人向けサブスクリプション型サービス

AmazonやSpotifyなど、個人向け音楽配信サービスがあります。
こういった音源は、個人で利用することを前提としています。
そのため、TikTokの動画制作に使用すれば、著作権を侵害することになります。

CDレンタル会社から借りた音源

TSUTAYAなど、CDをレンタルできる会社から音源を借りてきて、それをTikTokの動画制作で使用する場合、著作権を侵害していることになります。

テレビの音源

テレビ番組は、テレビ局や制作会社が著作権をもっています。さらに番組内容によってさまざまな権利者が存在します。

例えばテレビ番組で音楽を使用している場合、作詞家・作曲家・編曲家・レコード製作者などが該当します。そのため、番組音源をTikTokで使用することは著作権侵害になります。

ラジオの音源

ラジオ番組は、番組放送局が著作権を持っています。そのため、ラジオで使用している音源をパソコンで取り込み、TikTokをはじめとするSNS等に投稿した場合、著作権侵害となります。また、これは広告目的であっても、創作目的であっても同様です。

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TikTokで音源の著作権侵害にあたらないケース

TikTokで音源の著作権侵害にあたらないケース

ここではTikTokで動画投稿する際、著作権侵害にあたらないケースについてお伝えします。

オリジナル楽曲の使用

自社でオリジナル楽曲を創作し、それをTikTokの動画で使用する場合、著作権侵害には該当しません。楽曲をつくった本人に著作権は付与されることになるからです。

そのため、自社で音楽制作に詳しい社員がいるのなら、そういった方にTikTok用のBGMを作ってもらうのは1つの方法です。

TikTokが提供している楽曲を使用

著作権をクリアした楽曲をもっとも手軽に使用するには、TikTok内で提供されているものを使用することです。
TikTokでは、他ユーザーが投稿した動画で使用されている楽曲を調べる機能もついています。そういった機能を使えば、簡単に自社でも使用できる楽曲をみつけることができます。

JASRACから使用許諾を得た楽曲

一般社団法人日本音楽著作権協会のことをJASRACといいます。JASRACは、日本で音楽の著作権を管理している機関です。

通常、新しい音楽を作成したら、作詞・作曲者や音楽出版社などがJASRACに権利関係を委託します。受託したJASRACは、その音楽を使用したいという方に有料で提供します。
自社がJASRACの管理する楽曲を使用したい場合は、事前に申請をおこないます。
楽曲の著作権、著作隣接権などを所有するレコード会社などに問い合わせます。承諾が得られた場合は、動画投稿をおこなうSNSがJASRACと提携しているかどうかを確認します。
TikTokやYouTube、ニコニコ動画等はJASRACと提携しているため、使用許諾が得られれば音源を投稿できますので安心してください。
TikTokライブなどのライブ配信の際に楽曲を使用するだけであれば、この時点で使用料を支払い手続き完了となります。

しかし、ライブだけでなく動画として残す場合は、さらに申請が必要です。作成する動画が創作目的なのか広告目的なのか、使用する音源は海外のものを含んでいるのかなどによって必要な手続きをとります。
もし広告目的の場合は、どこで使用するかも重要です。例えば、TikTokだけで使用するのではなく、複製したものをYouTubeでも使用するなどの場合は、複製料が別途かかります。

このように若干手続きは大変ですが、JASRACを通じて使用許諾を得ることで、その楽曲をTikTokの動画投稿に使用することができます。

JASRACが管理している楽曲をカバー

JASRACが管理している楽曲を、自身でカバーした場合は、著作権侵害にはなりません。

ただし、その場合は音源と歌唱の両方を自分で用意する必要があります。CDの音源が一部でも入っていると問題になるため、ゼロからオリジナルでつくるようにしてください。

著作権保護期間が終了した楽曲

著作権の保護期間は著作者の死後70年間です。そのため、この期間を過ぎている楽曲は著作権切れとなります。しかし、著作権が切れていると考えられる楽曲であっても、レコード会社などが権利を管理している場合などもあるので、事前に確認をとる必要があります。

特定のカラオケ店で歌う楽曲

通常、カラオケ店で使用する音源は、カラオケルームのみで使用することを前提としています。
そのため、他の創作物に転用したりすることはできません。
もし、それをSNSなどに投稿する場合は「著作権管理団体」及び「カラオケ店事業者」の双方に許諾を得る必要があります。
カラオケ店のパセラなどでは「歌ってみた利用OK」楽曲というものが存在します。この指定された楽曲に限り、歌っている姿を撮影し、それをTikTokに公開することが可能です。

ただし「歌ってみた利用OK」の楽曲であっても、その中に特定の人物を誹謗中傷するような内容がある場合など、特定条件に該当する場合は不可となるので注意してください。

楽曲を使用しない場合

BGMを挿入せずに動画を制作した場合は、著作権の侵害にはなりません。自社でどうしても著作権が気になるという場合は、楽曲なしで動画投稿するのも1つの方法です。

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TikTokにおける著作権侵害のリスクとは?

TikTokにおける著作権侵害のリスク

万が一、TikTok内で著作権侵害が発覚した場合、さまざまなリスクが生じます。そこでここでは、著作権侵害リスクについて解説します。

動画が削除される

著作権侵害をしている動画を投稿すれば、その動画自体が削除される可能性があります。削除されてしまうと、コメントなどもすべて消えてしまいます。
また、一度削除された動画は復元することはできません。

注意点としては、削除された原因は著作権侵害だけとは限らない点です。動画が削除される対象になるのは著作権侵害以外にも、暴力的な動画や恐怖を与えるような動画、差別的な動画なども該当します。
そのため、自社の動画が削除された場合、著作権の問題だとは断定しないようにしてください。別の要因が絡んでいることもあります。

シャドウバン

他ユーザーが自社の動画を視聴できないような状態にすることをシャドウバンといいます。アカウント自体は削除されません。

しかし、動画を投稿しても「いいね」などを押された形跡がなく、おすすめ欄などでも自社の動画が公開されません。このような状態になっている場合、シャドウバンが起こっていることが考えられます。
いつ解除されるかはTikTokから公表されません。

ただ、著作権侵害以外でもシャドウバンされることもあります。例えば、ハッシュタグのつけすぎ、短時間での連続投稿、動画コンテンツが他のSNSの誘導ばかりになっているなどのことが該当します。
そのため、シャドウバンがおこなわれても、必ずしも著作権が原因とは断定できないので注意してください。

シャドウバンについて詳しく知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。
TikTokが再生されない原因と対処方法|シャドウバンについてもご紹介!

アカウント凍結

TikTokの処分としてもっとも重いのがアカウント凍結です。凍結されれば、フォローもフォロワーもすべて解除され、動画も一切投稿できません。
アカウント凍結が行われた場合、その旨の通知が届きます。通知が届いた場合は、速やかに著作権を侵害している動画を特定し削除します。

また、アカウント凍結の原因は、著作権の侵害だけとは限らない点にも注意してください。利用規約のいくつかに抵触している可能性もあります。
そういった修正を行った上で、運営者に連絡をとるようにしてください。場合によっては、アカウントを復活させることができます。

訴訟

著作権を所有している個人や企業から、訴訟を起こされることがあります。この場合は、裁判を通して賠償金を支払うことになります。
一定期間、無断使用していたことが発覚した場合は期間を遡って請求されます。過去には、YouTuberが無断でさまざまなアーティストの楽曲、50曲以上を使用したとして1500万円以上の賠償金が請求されています。

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ビジネスアカウントでも使える商用フリー音楽について

ビジネスアカウントでも使える商用フリー音楽

TikTokには、個人アカウントとビジネスアカウントがあります。ビジネスアカウントでは、商用で使える専用楽曲が約50万曲用意されています。

そのため、企業が商用目的で動画を投稿する場合、ビジネスアカウントに切り替えておくことをおすすめします。ビジネスアカウントなら、気づかずに著作権を侵害してしまうリスクを抑えることができます。

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まとめ:TikTokにおける音源の著作権関係を徹底解説!著作権侵害にあたるケースとは?

まとめTikTokにおける音源の著作権関係を徹底解説!著作権侵害にあたるケースとは?

今回は、TikTokで楽曲を使用する場合の著作権についてお伝えしました。著作権を守れていないと、アカウントを凍結されたり賠償金を支払うことにもなりかねません。

安全にアカウント運用するためにも、オリジナル楽曲やTikTokが提供する商用専用楽曲を使い、動画投稿をするようにしてください。

掲載情報は記事執筆・更新日時点のものです。最新情報とは異なる可能性がありますのでご了承下さい。

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監修者
片岡弘一
片岡弘一

shopi labメディア運営統括・クリエイティブディレクター ウェブ・コロ株式会社 代表取締役

Web/SNSマーケティング、EC集客のスペシャリスト。
「ECから未来市場を共創する」をスローガンに、年間600件以上の相談実績のあるEC構築サービス「Shopi Lab」の共同事業責任者。
前職では某Web制作ベンチャー企業に就職し、Webマーケティング部門を立ち上げ事業部長として就任。
その後、独立し当時はWeb制作、Webマーケティングをメイン事業としていたが、コロナの時期より広告関連の売上が下がり、Shopify含むEC事業に事業転換。
顧客の成功を共に考えるEC事業のスペシャリストとして、EC制作だけでなく、伴走支援サービスとしてECコンサルティング、PR、広告、CRM、MAなどEC集客を網羅できる知見をもつ。
Shopify/D2C/EC専門メディアの運営から得た知見を活かし、最新情報を含む多くのEC運営ノウハウを提供することが可能。

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