ECサイトの印象を決めるサイトテーマ。Shopifyにはさまざまなテーマがあり、ネットショップや企業のコンセプトに合わせてテーマを選ぶことができます。ただ、テーマ数が多いこともあって、どのテーマがよいか迷ってしまう場合もあるでしょう。
そこで、今回はShopifyのテーマの中でも、おすすめテーマをまとめてみました。ECサイトを作成する際のテーマ選びに役立ててみましょう。
目次
そもそもShopifyのテーマとは
テーマとは、ECサイトのデザインを簡単に変更できるテンプレートのことです。テンプレートを選ぶだけでデザインを大きく変えられるので、専門的な知識がない初心者でも簡単に操作できます。
ECサイトのデザインによって印象は変わるので、商品やブランドイメージに合わせて選ぶことが大切です。
Shopifyには、公式のものは100種類以上、非公式のものを合わせれば1000種類以上も存在します。さまざまなジャンルに合わせて幅広く展開されているので、好みのものが見つかるはずです。どのテーマを選んだとしても品質の高いサイトを作れます。
テーマ決めはECサイトを作る上での登竜門になるので、スムーズに決めたい方も多いでしょう。テーマは運用面で大きな変化を生むわけではありませんが、ブランドのイメージを決定づける重要なものなので購入率に大きく影響することもあります。
テーマにおける明確なイメージがあるなら、Shopifyを選ぶのがいいかもしれませんね。
Shopifyの公式テーマについて知っておこう
まずShopifyのテーマについて、ご紹介していきます。Shopifyのテーマは、数が多いだけでなく、デザインも洗練されています。他のECサイト作成サービスに比べて、どのような特徴があるか知っておきましょう。
Shopifyのテーマの選び方
Shopifyのテーマは、ShopifyのWebページからアクセスでき、Shopify hemesから選ぶことができます。トレンドやカテゴリー、キーワードなどでブランドに合ったテーマを探せます。Shopifyに対応したテーマを扱っているテーマサイトでも、購入可能です。
1,200種類以上のテーマがある(無料は24種)
Shopifyのテーマストアには、2026年9月時点で1,281種類のテーマが並んでいます。内訳は無料24種・有料1,257種で、テーマはいくつかのカテゴリーに分けられています。
例えば、Clothing&FashionやArt&Photographyなどがあり、商品やサービスのカテゴリーに合ったテーマ選びができるでしょう。

有料テーマの価格はテーマごとに異なります(2026年9月時点で確認できた範囲では280〜500ドル)。無料テーマも用意されており、現在の無料テーマはすべてOnline Store 2.0に対応しているため、セクションの追加・並べ替えを管理画面から行えます。はじめてネットショップをつくる場合は、まず無料テーマから試すのが確実です。
スマホ・タブレット対応のレスポンシブデザイン
Shopifyのテーマは、ほとんどがスマホ・タブレットの閲覧に対応したレスポンシブデザインです。スマホ・タブレット用に新たにサイトを作成する必要がありません。ユーザーにとっても、サイトを見やすいため、商品やサービスをしっかり閲覧してくれるでしょう。
Shopifyのテーマ選びのポイント
参照 https://themes.Shopify.com/
ECサイトのテーマ選びは、サイトの印象や見やすさ、使いやすさに影響するため、非常に重要な要素です。Shopifyのテーマ選びでどのような点に注意したいかをまとめたため、テーマを選ぶ前におさえておきましょう。
商品をしっかりアピールできるか
ECサイトは、商品の購入が目的になるため、商品ををしっかりアピールできるテーマ選びが必要です。商品の特徴を伝えたい、写真でアピールしたいといった目的に合わせて、最適なテーマを選びましょう。
見やすいサイトレイアウトにできるか
たくさんの商品をアピールしようとしても、サイトが見にくいと、顧客は欲しい商品にたどり着くことができず、サイトから離れてしまうでしょう。Shopifyでテーマを選ぶ際は、見やすいサイトレイアウトにできるかに注意が必要です。
写真を見やすく配置できるか、必要最低限の情報でシンプルにまとめられるかなどを意識して、テーマ選びをしてみましょう。
テーマ選びはShopifyストア構築全体の一工程です。登録から公開までの一連の手順はShopifyの構築方法・料金相場・手順でまとめて解説しています。
Shopilabの改善事例
対象クライアントは、レディースアパレルを扱うShopify運営のEC事業者です。当時は「無料の公式テーマで十分なのか分からない」「デザインは整っているのに、商品ページから購入につながらない」という悩みを抱えていました。特に、商品数が増えたことでカテゴリが探しづらくなり、スマホ表示ではサイズ表、レビュー、在庫状況、購入ボタンまでの導線が分かりにくい状態でした。
Shopi Labでは、まず商品点数、カテゴリ構成、スマホ比率、商品ページの離脱率、カート投入率を確認しました。そのうえで、公式テーマの中から商品一覧が見やすく、カテゴリ整理に向いているテーマを選定し、トップページに新作・人気カテゴリ・再入荷商品の導線を追加しました。さらに、商品詳細ページにはサイズ表、素材、モデル着用情報、レビュー、返品交換条件を購入ボタン付近に整理しました。
対策期間は約2ヶ月です。改善後は、スマホ経由の商品ページ離脱率が約18%改善し、カート投入率は約21%向上しました。今回の事例から、Shopifyの公式テーマを選ぶポイントは、見た目の好みだけでなく、商品数・カテゴリ設計・スマホ導線・購入前の不安解消まで含めて判断することが重要だと分かります。
Shopifyの無料テーマおすすめ8選
ここからは、2026年9月時点でテーマストアに並んでいる24種類の無料テーマから8つを、使いどころ別に見ていきます。いずれもShopify製で、Online Store 2.0に対応しています。実際の見た目はテーマストアのデモで確認できるので、候補を2〜3に絞ってから自社の商品画像を入れて比べるのが確実です。
以前この記事で紹介していたDebut・Brooklyn・Boundless・Supply・Simple・Minimal・Narrative・Ventureは、いずれも提供が終了しています。新しくストアを作る場合は選べません。すでにこれらを使っているストアは動き続けますが、Online Store 2.0の機能を使えないため、作り替えのタイミングで現行テーマへの移行を検討してください。
- まず迷ったらこれ|「Horizon」
- 商品写真を主役にしたいとき|「Dawn」
- つくり手の背景を伝えたいとき|「Craft」
- 訴求を強く出したいとき|「Refresh」
- 明るく親しみやすく見せたいとき|「Sense」
- とにかく早く公開したいとき|「Spotlight」
- 色で世界観を作りたいとき|「Colorblock」
- 卸・BtoBで使うとき|「Trade」
1. まず迷ったらこれ|「Horizon」
Shopify製の無料テーマ。少ない設定で整った見た目になるよう作られており、メガメニュー・検索強化・無限スクロール・カラースウォッチでの絞り込みといった商品を探す仕組みが最初から入っています。再入荷通知や商品バッジ、スライドインカートも標準で使えます。
2. 商品写真を主役にしたいとき|「Dawn」
大きな商品画像を軸に組み立てる、余白の多いテーマです。商品ページのメディア表示が強く、絞り込み・カラースウォッチ・画像ズーム・関連商品といったEC運営に必要な機能が揃っています。
3. つくり手の背景を伝えたいとき|「Craft」
ゆったりした余白と落ち着いた書体で、素材や製法といった背景を読ませる構成に向いています。ブランドの物語を載せるためのセクションとテンプレートが用意され、カートへの備考欄(ギフト指定などの申し送り)も使えます。
4. 訴求を強く出したいとき|「Refresh」
見出しをはっきり立てて商品の良さとブランドの文脈を押し出すテーマです。お客様の声・原材料・認証といった情報を商品ページに並べやすく、サプリメントや化粧品のように「中身の説明が要る商品」と噛み合います。
5. 明るく親しみやすく見せたいとき|「Sense」
やわらかいグラデーションと丸みのある要素で、明るい印象に寄せたテーマです。商品詳細を厚く書ける構成で、お客様の声や動画を差し込みやすくなっています。
6. とにかく早く公開したいとき|「Spotlight」
無駄のない構成で、短い準備で公開まで持っていけるテーマです。カラースウォッチ・画像ギャラリー・動画・サイズ表といった売り場の機能と、メガメニュー・検索強化・絞り込みが揃っています。
7. 色で世界観を作りたいとき|「Colorblock」
色のブロックと個性的な書体で世界観を出すテーマで、Shopifyはハイエンドなファッション向けと位置づけています。メニューを広く展開できるため、商品数が多いカタログにも向きます。
8. 卸・BtoBで使うとき|「Trade」
卸売り向けに作られたテーマです。まとめて注文するためのクイックオーダーリストを備え、数量ルールやボリューム価格といったB2B機能(Shopify Plus向け)と組み合わせて使えます。在庫数の表示や問い合わせフォーム、FAQページも用意されています。
Shopifyテーマの変更方法とカスタマイズ方法
ここでは、Shopifyテーマの変更方法とカスタマイズ方法をご紹介します。簡単かつシンプルな操作でテーマ変更とカスタマイズができるので、印象を変えたい方はぜひ参考にしてください。
テーマを変更する方法
好みのテーマを見つけたら、Shopifyの管理画面から「オンラインストア」「テーマ」の順に選びましょう。テーマのセクションから「Shopify テーマストア」を選んで「テーマストアに行く」をタップしましょう。「All themes」から変更したいテーマを選んで「Add Theme」を選択します。
テーマの追加が始まるので、しばらくすると追加が完了します。管理画面に新しく追加したテーマが表示されるはずです。これで操作は完了します。有料版のテーマを追加したい場合は、「Buy theme」を選んで購入手続きを完了させるだけです。
カスタマイズする方法
テーマをカスタマイズする方法は、ソースコードを編集する方法と文字色や位置を変える方法があります。目的に応じてテーマをカスタマイズをおこないましょう。
【ソースコードを編集する方法】
プログラミングの知識がある方は、ソースコードを編集すればテーマをカスタマイズできます。まず、管理画面から「オンラインストア」「テーマ」の順に選択しましょう。
そして、「アクション」「コードを編集する」を選択すれば編集できます。もし初めてテーマをカスタマイズする場合は、「複製する」を選択してバックアップを取りましょう。
【文字色や位置を変える方法】
文字色や位置を変えたい場合は、まず管理画面から「オンラインストア」「テーマ」の順に選択します。現在設定されているテーマセクションから「カスタマイズ」をクリックしましょう。
ここで、表示位置や文字色など細かい設定をおこなえます。文字色や位置は少しの変更ですが、見た目の印象は大きく変わるのでイメージを変えたいときに最適です。
Shopi Lab 片岡の現場メモ
「Shopifyの公式テーマはどれを選べばよいですか?」「無料テーマでも売れるECサイトは作れますか?」こうした質問は、ShopifyでECサイトを構築・リニューアルする事業者様からよくいただきます。よくある失敗は、デザインの雰囲気だけでテーマを選び、商品数、カテゴリ構成、スマホでの見やすさ、購入導線まで確認しないまま公開してしまうことです。
以前、アパレルECを支援した際も、写真が大きく見える公式テーマを選んでいましたが、商品点数が増えるにつれてカテゴリが探しづらくなり、サイズ表やレビュー、再入荷通知への導線も弱くなっていました。その結果、Instagramから流入しても商品比較がしづらく、購入前に離脱されやすい状態でした。
当社が思うに、Shopifyのテーマ選びでは「おしゃれに見えるか」だけでなく、自社の商品数や商材の見せ方、更新頻度に合っているかを確認することが重要です。公式テーマを選ぶポイントとして、スマホ表示、商品一覧の見やすさ、商品詳細ページの情報量、カートまでの導線を事前に確認しておくべきだと感じています。
まとめ
Shopifyには100種類以上のテーマがあり、デザインや用途などバリエーション豊富です。
今回ピックアップした無料テーマについても、シンプルなテーマや商品アピールに特化したテーマなど、ハイクオリティなサイト作成に役立ちます。Shopifyの無料テーマまとめを参考に、Shopifyでテーマを選んでみましょう。
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