世界中でのビジネス展開を視野に入れると、越境ECの立ち上げを考えることもあるでしょう。それには問題点や懸念点がありますが、構築ソースの一つShopifyはその中の多くをクリアしており、多くの人が利用しています。Shopifyを使ったネットショップで成功した人は、それぞれShopifyの魅力をおおいに感じているようです。どんな部分に惹かれて使ったのでしょうか。
Contents
スノーボード販売をきっかけに開発された
Shopifyが人気の理由は、使いやすいからです。必要なものはすべて揃うと謳われるよう、Shopifyにはネットショップに必要な多くの機能が揃っています。
初心者に嬉しいデザインテンプレートやモバイル対応のプラットフォームなど、目的や経験に合わせられる仕組みが豊富にあり、万人向けとしてふさわしい使いやすさを持ちます。
Shopifyの開発者は、もともとはスノーボード用品をネットショップで販売していました。その時の開発ツールがShopifyの祖になっています。
その後、多くの人にとって使いやすい開発ツールとしてShopifyが公開されました。開発企業は今では大企業の一つであり、開発者自身もShopifyで成功した人の一人です。
農家から転身して成功したおもちゃ屋ネットショップのオーナー
CSTOYS Internationalは、Shopifyで開発した越境ECで成功したお店の一つです。
開発者の清家さんは愛媛のミカン農家で生まれ育ちましたが、必死に働いてもミカンの価格が徐々に下落していくのを目の当たりにして、「どんなにがんばっても自分たちだけではコントロールできないものがある」と、自力で道を切り開くために一念発起しました。渡米を決心し、そこで経営学を勉強します。
日本に帰国後は英語教師の活動とメディア関係の仕事を行い、メディアが与える影響の大きさを学んだそうです。ある日に留学中にできた知り合いと再会したことが、ネットビジネスに乗り出すきっかけになります。
清家さんがShopifyを導入したのは2014年で、POSアプリなどを有効的に活用しつつ戦隊ヒーローグッズの販売を行っていました。クリックする場所が分かれば誰でも使える簡単なインターフェースや、アプリと拡張機能の多さに惹かれたのがShopifyを使い始めた理由と清家さんは話しています。動画配信を活用しながらの斬新なスタイルと、Shopifyをうまく活用した温かみのある経営方針で大成功を収めました。
弁当箱販売で成功を収めたフランス人オーナー
海外の人がShopifyで成功した事例もあります。
弁当箱ショップBento&coの経営者であるトマさんは、日本文化への興味が高じてフランスから京都へ留学、滞在している時にブログで京都や日本の紹介を行っていました。
この時にブログのコメントでShopifyのことを知り、それで日本グッズショップを立ち上げ、ネットショップを経営することになります。
それから母親とお弁当のレシピの話をしたことをきっかけに、経営しているネットショップで弁当箱を販売することを考えつきました。当時は昼食に弁当を持って行く人が多く、弁当箱の販売店があまりなかったこともあってショップを開くタイミングはピッタリだったそうです。
前からブログで情報公開していたこともあって、販売された弁当箱は販売直後から大人気でした。トマさんは、Shopifyの魅力はプログラマーの様な専門家でなくてもすぐに使いこなせることだと話しています。店舗経営を始めたばかりの頃からShopifyを使っており、とても愛着があるツールということも窺い知れます。
世界で通用する越境ECが作れる
Shopifyは使いやすい機能やインターフェースが揃っており、使えば越境ECの構築が簡単にできます。日本でも海外でもショップ経営が成功した事例があり、世界に通じるネットショップを経営するのも可能かもしれません。
ネットショップでグローバル進出を目指すなら、まずはShopifyで越境ECを構築し、その使い勝手を実感してみるのがいいでしょう。