SNSが普及した昨今、多くのフォロワー数がいるインフルエンサーに自社の商品やサービスを紹介してもらうインフルエンサーマーケティングに大きな注目が集まっています。
消費者により身近なインフルエンサーを利用することで、購入したい気持ちを高められるのです。
しかしながら、これからインフルエンサーマーケティングを導入を検討する企業は、何から始めればいいか分からないこともあるはずです。
そこで今回は、インフルエンサーマーケティングについて解説します。インフルエンサーの種類や探し方も紹介するので、記事を参考に効果的なマーケティングを行いましょう。
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インフルエンサーマーケティングとは
SNSの利用者が増加する現代において注目を集めるインフルエンサーマーケティング。
新たなマーケティングとして注目を集める手法で、積極的に導入する企業も少なくありません。
ただインフルエンサーマーケティングは、どのようなマーケティング手法なのか知らない人も多いのではないでしょうか。
ここでは、インフルエンサーマーケティングにおける基本情報を紹介します。
インフルエンサーにPRしてもらうこと
SNSで多くのフォロワー数を持ち、消費者に購買意欲を促すほどの影響力があるインフルエンサーに自社の商品やサービスを紹介してもらうことをインフルエンサーマーケティングといいます。
インフルエンサーマーケティングは、SNS普及後に新たに作られたマーケティング手法です。もともとインフルエンサーは、主に芸能人やスポーツ選手、ヘアメイクの専門家など、いわゆる有名な人を活用して行われることがほとんどでした。
しかしSNSが普及し個人でも影響力を持てる場所が増加した結果、有名人と同じほどのフォロワー数がいる一般人も増えたのです。これらの一般人が、インフルエンサーと言われる人たちです。
市場規模は穏やかながら増加が見込まれる
インフルエンサーマーケティングにおける市場規模を調査した会社によると、2019年と比べると2020年は前年比105%に増加。今後も緩やかながらも需要は増えていくことが予測されています。
インフルエンサーを活用したマーケティングが多いSNSは、YouTube、Instagram、Twitterの順に多いことが判明。これらは、SNSマーケティングにおける90%を占めているのです。
また若い層におけるSNSの利用者は多く、今後も新たなプラットフォームが増える可能性もあります。従来で主要だった雑誌やテレビなどから、多くの企業はSNSにPR手法を移行しているのです。
インフルエンサーは1種類じゃない!
インフルエンサーを一括りに考える人も多いですが、細分化すると実は4つに分かれます・
- ライトインフルエンサー
- マイクロインフルエンサー
- ミドルインフルエンサー
- メガインフルエンサー
どのインフルエンサーを選ぶかによって得られる効果も大きく異なります。
マーケティングに活用するなら、それぞれの特徴を把握して、PRの目的にあうインフルエンサーを選ぶことが大切です。
種類①ライト・インフルエンサー
一般的な水準よりも多くのフォロワー数を持っていおり主婦や学生にファンが多いライト・インフルエンサー。
フォロワー数は1万人未満ですが、その分フォロワーとの距離が近いためうまく活用できれば十分な効果が期待できるでしょう。
種類②マイクロ・インフルエンサー
一般人の中でも特にフォロワー数が多いのが、マイクロ・インフルエンサーです。
10万人未満のフォロワー数を持ち、専門的なジャンルを投稿。インフルエンサーが取り扱う分野と自社商品やサービスと近い場合は高い費用対効果を見込めます。
種類③ミドル・インフルエンサー
専門性が高く特化したジャンルの情報を扱う人が多いミドル・インフルエンサー。
100万人未満のフォロワー数を保有し、有名人と同じくらいの知名度と影響力を持っているのが特徴です。効果的なマーケティングを行いたい場合に適しています。
種類④メガ・インフルエンサー
一般人と比べても高い知名度と影響力を誇り、なかにはテレビなどのメディアに取り上げられることもあるメガ・インフルエンサー。
100万人以上のフォロワーを抱え、特定の年齢層だけでなく幅広いユーザーから支持を集める人もいます。
インフルエンサーマーケティングの5つの魅力
SNSが多くの人から注目される時代の流れを受けて、インフルエンサーを活用したマーケティングを導入する企業は多くあります。
ただこれから導入する企業は、インフルエンサーマーケティングの魅力がいまいち分からない人も多いかもしれませんね。インフルエンサーマーケティングにおける主な魅力は、以下のことが考えられます。
- 魅力①柔軟な施策が実現できる
- 魅力②効果的な訴求が見込める
- 魅力③購買意欲を刺激できる
- 魅力④広告を見てもらいやすい
- 魅力⑤アルゴリズムで優位に働く
それぞれの特徴を見ていきましょう。
魅力①柔軟な施策が実現できる
インフルエンサーをマーケティングに活用する魅力は、柔軟にPRできることでしょう。
例えば自社ブランドにおける認知度を高めたい場合は、フォロワー数が多く拡散力が高いインフルエンサーに情報発信してもらうことがおすすめ。
一方で自社の商品やサービスの購入を促したいなら、そのジャンルに特化した情報を発信するインフルエンサーに依頼すれば効果が期待できます。
このように目的により施策を決められるのは、インフルエンサーマーケティングの魅力です。
魅力②効果的な訴求が見込める
自社商品やサービスに適したターゲット層に効果的な訴求ができるのもインフルエンサーをマーケティングの魅力です。
なぜなら、ファッションやメイク、グルメ、語学などインフルエンサーによって発信する情報は異なります。
そんな専門性の高いインフルエンサーには、特定の分野に関する情報を効率的に得たいと考えてフォローしています。
自社の商品やサービスと関連性の高いインフルエンサーを活用すれば、ターゲット層に効果的な訴求が見込めるのです。
魅力③購買意欲を刺激できる
ある調査によると、商品やサービスを購入するときSNSなどWeb上のコンテンツに大きな影響を受けていることが分かっています。それほど多くの消費者はWeb上の情報を重要視しているのです。
そんな大きな影響力のあるインフルエンサーによって情報発信された商品やサービスは、消費者に届き購買意欲を刺激できます。商品やサービスの魅力が伝われば、その消費者は購入に至り、自社の顧客を増やすことも可能なのです。
魅力④広告を見てもらいやすい
インフルエンサーを活用しなくてもWeb広告で商品やサービスの訴求は行えます。
しかしながら、Web上の広告は「自分には関係ない」と考える消費者も多く、前向きに広告を見る人は少ないです。
多額の費用をかけて広告を出しても十分な結果が見られないこともあります。
一方でインフルエンサーが発信する情報であれば、ユーザーから拒否されることはほとんどありません。逆に前向きに広告を見る人が多く効果を実感できるのです。
魅力⑤アルゴリズムで優位に働く
多くのSNSにはアルゴリズムが導入されており、ユーザーが頻繁に見る投稿やいいねをした記事から、その人の好みを把握して興味がありそうな投稿をタイムラインに上位表示してくます。
企業アカウントから情報発信するよりもターゲット層に人気のあるインフルエンサーから投稿したほうがリーチしやすくなります。より多くの人に自社の商品やサービスを知ってもらえるのです。
なぜインフルエンサーは影響を与えるの?
そもそもなぜインフルエンサーは、多くのユーザーに影響を与えるのでしょうか。
近年はSNSの利用者が増えているので、多くの人が投稿を見る機会が増えました。
しかし従来のマーケティング以上の費用対効果が期待できるのには、他にもいくつか理由があるのです。
インフルエンサーがユーザーに影響を与えるのは、以下のとおりです。
- 影響①親近感や共感を得やすい
- 影響②検索ツールで活用されている
それぞれの特徴を見ていきましょう。
影響①親近感や共感を得やすい
インフルエンサーが高い影響力を持つのは、ユーザーとの距離が近く親近感や共感を得やすいためです。
企業から商品やサービスの情報を発信するとき、企業の立場から投稿するのでよほど親しみのあるブランド以外は消費者からの親近感や共感は得にくいです。
一方インフルエンサーは商品やサービスを利用する立場であり、親近感や共感はもちろん信頼性も高まりやすくなります。
影響②検索ツールで活用されている
従来は、GoogleやYahoo!など検索エンジンを使用して情報を集めることがほとんどでした。
しかしSNSの利用者が増えた現代では、検索ツールとして利用している人が増えているのです。そのため、インフルエンサーを活用してSNSに情報を発信したほうが効率的にアプローチができます。
インフルエンサーを探す方法は3種類
インフルエンサーマーケティングを行うには、まずは自社の商品やサービスに適したインフルエンサーを探さなければいけません。
ただ初めて活用する場合は、どのようにインフルエンサーを探せばいいか分からない人も多いはずです。インフルエンサーを探すには、以下の方法があります。
- 種類①自社で探して直接依頼する
- 種類②検索ツールをうまく活用する
- 種類③キャスティング会社に依頼する
ここでは、インフルエンサーを探す方法を説明します。自社に適した方法で、商品やサービスと相性の良いインフルエンサーを探しましょう。
種類①自社で探して直接依頼する
SNSはすべての人に公開されているので、自分で探せます。
自社の目的にあうインフルエンサーが見つかったら、DMで仕事の依頼をするだけです。仲介業者を挟まずインフルエンサーと直接やり取りできるので、低コストで探せるのがおすすめ。
ただし、報酬の交渉やPR内容の説明、商品の発送などの準備はすべて自社で行わなければいけないので投稿するまでに手間や時間がかかります。
種類②検索ツールをうまく活用する
インフルエンサーを検索できるツールやプラットフォームが数多くあります。一から探さなくても良いので、時間短縮にも役立ちます。
また検索ツールのなかには、インフルエンサーを公募できるものもあり熱量の高い人と出会えることも。
ただ、多くの検索ツールやプラットフォームは定額の利用手数料が発生するので、インフルエンサーの報酬とは別に別途費用が必要になります。
種類③キャスティング会社に依頼する
インフルエンサーを繋いでくれるキャスティング会社に依頼する方法もあります。
キャスティング会社への依頼は費用がかかりますが、インフルエンサーを選定してくれるだけでなく報酬の交渉や商品発送、インフルエンサーとの打ち合わせまで行ってくれます。
また経験と知識を備えるスタッフを抱えるキャスティング会社も多いので、有益な情報やアドバイスをくれるはずです。
目的の成果を出すインフルエンサーの選び方
インフルエンサーは数多くいるため、何を基準に選べばいいか分からない人も多いはず。手当たり次第インフルエンサーを活用したマーケティングを行っても思ったような効果が出ないこともあります。
それほどインフルエンサー選びは、結果に影響するのです。
ここで紹介する選び方を参考にして、自社に適したインフルエンサーを選びましょう。
選び方①フォロワー数だけで判断しない
インフルエンサーを選ぶにあたり、フォロワー数だけを基準に選ぶ企業も少なくありません。
もちろんフォロワー数が多いということは、それだけ多くの人にリーチする可能性はありますが、良いインフルエンサーかどうかは別の話です。
なかには、ファンでないフォロワーもいます。フォロワー数だけでなく、投稿の質も確認しましょう。
選び方②ターゲット層は当人と異なる場合も
インフルエンサーのフォロワーと自社の商品やサービスに関連性があるのかも重要なポイントです。
例えば自社の商品やサービスが30代女性をターゲットにしているなら、30代女性のフォロワーが多くいるインフルエンサーを選びましょう。
フォロワー数が多くても異なるターゲット層である場合は、良い反応は得られません。
選び方③商品やサービスを愛用してくれる
PRに対して真摯に向き合ってくれるインフルエンサーかどうかを確認しましょう。
やはりただ紹介するだけでは、広告感が出てしまうので商品やサービスの魅力が半減してしまいます。
フォロワーの心に刺さる投稿を配信するには、やはり商品やサービスを愛用してもらいインフルエンサーの言葉で伝えてもらうのが一番なのです。
まとめ:【マーケ担当者必見】失敗しないインフルエンサーの選び方と購買行動に与える影響
今注目を集めるインフルエンサーマーケティング。
企業以上のフォロワー数を保有するインフルエンサーも多く、より多くのユーザーに商品やサービスの魅力を発信できる魅力があります。
しかし、今インフルエンサーは多くいるので、選び方を間違えると高い費用対効果は得られないことも。
フォロワー数だけで判断するのではなく、商品やサービスに適したターゲット層のフォロワーがいたり投稿の質が良かったりなどもしっかり確認してインフルエンサーを選ぶようにしましょう。
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