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インフルエンサーマーケティングの市場規模について
マーケティングの手法にもいろいろありますが、昨今特に注目されているのがインフルエンサーマーケティングです。
動画を媒体とするYouTuberや主に画像や動画を媒体とするインスタグラマーなど、活躍の場は異なってもSNSという同じエリアで力を発揮していることに変わりありません。
近年では新型コロナウイルスの影響によりユーザーの在宅時間が増えていることから、SNSの需要自体が伸びているといえます。
自宅にいる時間が多くなったユーザーたちはYouTubeやTwitter、Instagramなどを観て楽しむようになり、気に入った配信者を登録あるいはフォローして徐々にファンとなっていくのです。
この点に着目したのがインフルエンサーマーケティングです。
ユーザーたちは気に入った配信者の影響を受けやすい状態になっているため、配信者が使っているものや身につけているものに大きな関心を持っています。
できれば同じものが欲しいと考えて実際に購入することもしばしばあるのです。
ユーザー層にこういった実際の購買行動を促せる配信者をインフルエンサーと呼んでいます。
2021年のインフルエンサーマーケティングの市場規模とは
2020年10月に株式会社サイバー・バズと株式会社デジタルインファクトが共同で行った調査によると、調査時点における2020年の市場規模は317億円と見込まれており、2021年以降もどんどん伸びていくと推定されました。

引用元:https://digitalinfact.com/release201014-2/
同じく当時における予測ではありますが、2021年には2020年の130倍以上にあたる425億円、その後も順調に伸びていくことが見込まれています。
2021年の予想値は、YouTubeで136%増の170億円、Instagramでは135%増の115億円となっています。媒体の内訳はどの年代においても1位がYouTube、2位がInstagram、3位以降がTwitterやブログなどとなっていますが、数値が拡大傾向にあることから、これらSNSを利用するユーザー層自体がどんどん増加していっていることを意味しています。
また、以下の表からは、各SNSの活用割合と今後の見込みも見て取ることができます。

引用元:https://digitalinfact.com/release200306/
企業が実際にインフルエンサーマーケティングを活用した割合として、1位はInstagramの75.5%、2位はTwitterで59.4%、ほぼ変わらない数値ですが3位がYouTubeの58.5%であることがわかりました。
Instagramの活用割合が飛び抜けていることから考えても、画像や動画という、観てすぐ分かるコンテンツや配信者が持つ世界観への共感が相応の成果に結びついているのだと考えることができそうです。
一方、今後活用したい媒体として企業が大きな関心を寄せているのがTikTokやライブ配信サービスである点にも注目すべきでしょう。
どちらも本人出演による短時間動画媒体で、現在かなりのスピードでユーザーに浸透していっているサービスだからです。
YouTubeやInstagramのように作り込むのではなく、配信者の素を観て好感を抱く仕組みですから、インフルエンサーともなればファンとの距離感も近くその影響力は絶大だと考えられるのです。
以上のことを踏まえても、従来型のSNSに加えて今後伸びそうな媒体についても、近い将来に向けてまだまだ伸びしろがあることがわかります。
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各SNS毎の市場規模と概要
それでは、総務省による主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率調査報告から、各SNSの概要とその市場規模について紐解いてみましょう。

引用元:https://www.soumu.go.jp/main_content/000708015.pdf
Instagramは画像メインの媒体ですので、ユーザーはパッと見た印象でその画像が可愛いかおしゃれか、自分の興味をそそるかを判断します。
このため配信者のセンスや世界観が問われる媒体だといってもいいでしょう。ユーザー比率は女性の方が多いため、スイーツやコスメ、ファッションを扱うインスタグラマーも必然的に多くなります。
このため、企業がInstagramのインフルエンサーを起用して同ジャンルの商品をPRするには最適だといえます。
ただし、昨今ではインフルエンサーでなくともインスタ映えする画像を撮影できる人が増えているため、画像に効果的なキャッチコピーを入れることができるセンスなど、ワンランクアップした質が求められていくでしょう。
総務省による主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率調査報告によれば、Twitterの利用率は若い年代ほど高く、世代が上がっていくにつれて割合が低くなっていることがわかります。
例えば令和元年度における10代の利用率は10代で69%と7割近くあり、さらに20代では69.7%と10代と同じくらいの利用率が見られます。
Twitterの強みは、投稿が短文でいいことや気に入った他の投稿をリツイートしたりいいねしたりできる点で、思いついたらすぐ行動に移せる点にあるといえます。
また非常に拡散しやすい媒体でもあるため、キャンペーンの告知や参加への誘導などを行う場合にもむいているでしょう。
YouTube
YouTubeの場合は幅広い年齢層に浸透している点が特徴的で、全体の76.4%もの人が何らかの形で利用経験があるという事実は見逃すことができません。
特に60代以降の年代ではSNSの利用率自体が他の世代に比べて低いにもかかわらず、44%の人がYouTubeなら利用したことがあるというのですから驚きです。
マーケティング視点で考えても、全世代が利用しているYouTubeを活かさない手はありません。
さまざまな職業の人やニッチな趣味を持つ人まであらゆる人材が揃っているといえるYouTubeだからこそ、医師や弁護士、美容師、タレント、トークの上手な一般人まで幅広い人材のなかから、自社ブランドや商品・サービスに合っていると思われるYouTuberに声をかけてPRの契約を結びマーケティングを展開することも可能になるでしょう。
他のSNSに比べるとFacebookの市場規模は決して大きくはないことがわかります。
その理由としては、実名による登録が必要なことや、クローズドな集まりを作れる一方で大勢に働きかけたり情報を拡散させたりするのには向いていないという点が挙げられます。
したがってインフルエンサーマーケティングとして活用する媒体には向いていないと考えられるでしょう。
一方でFacebookならではのメリットがあるのも事実です。
実名での関係性や同じ趣味や目的を持つ仲間が集う環境から、インターネット上とはいえ相手に対する信頼性が非常に高いという点です。
したがって、拡散力がない代わりにグループ内でのコンバージョン率には期待できるでしょう。
Tik Tok
TikTokはなんといっても10代の利用率が47.9%と非常に高い点が特徴的です。
マーケティングを行うのであれば、10代向けのファッションやコスメ、スイーツショップなど、学生を中心とした層に向けた商品・サービスが向いているといえます。
ただし、未成年を相手にマーケティングすることになるので、商品・サービスのジャンルや宣伝方法には十分慎重になることが求められます。
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今後のインフルエンサーマーケティング市場規模
デジタルインファクトが行った2020年10月の市場調査を振り返ってみると、2020年のインフルエンサーマーケティングの市場規模が317億円だった一方、今後どんどん数値が上昇し、2025年には723億円になるだろうと推測されています。
市場規模が約2倍になる背景には次のことが要因として存在すると考えられます。
- SNS利用者の増加:オンライン化が進む中で全体的にインターネット需要が伸びていく
- TikTokに代わるヒットSNSが誕生する可能性がある
- SNSを通した購買行動へと変化していく可能性がある
SNS利用者の増加や次なるヒットSNSのリリースについては十分に予測がつくことです。
同時に、多くの人が急速にインターネット慣れてしている現状を踏まえると、今後SNSを通した購買行動はより加速することが想定されるのです。
これまで商品・サービスを購入するときは、まずインターネットでしっかりと事前調査を行ったうえで、満足できそうなものを選ぶ、というルートが確立されていました。
しかし、特にSNSが急速に広がってからは、インフルエンサーの影響により商品・サービスに興味を持ったユーザーの購買意欲が一気に頂点に達して購入に繋がることが多くなったのです。
これまでのように、影響力のあるインフルエンサーとタッグを組んで商品・サービスのPRを行えば売れるというわけにはいかなくなった昨今ですが、各SNSの特徴や、特徴を踏まえたマーケティングの仕方を実行していけば、インフルエンサーマーケティングはまだまだ有効な手段として使えることが想定されます。
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まとめ
サイバー・バズ社とデジタルインファクトの共同調査によれば、2020年のSNSを対象とした市場規模はおよそ4,930億円にも上り、前年比で考えれば107%と増加傾向ですこれが2025年になると調査時点の2020年の2倍程度にまで登り、その額はおよそ1兆12億円であると試算されます。
SNSを利用した広告宣伝活動ニーズはいまや小規模企業にまで広がっており、SNSが世間に浸透していくほどよりニーズが高くなっていくと見込まれています。
広告といえばテレビコマーシャルであり、人間が認知できる時間内で視覚と聴覚を刺激するよう作りこまれていることを考えれば、SNS広告はそこまで及ばないかもしれません。
しかし、SNS市場規模の増加傾向をみる限り、その成長率には目を見張るものがありますし、テレビを観なくなっている中年以下の層に対するアプローチ手段としてはまさに適切であると考えることができます。
SNS市場の中でもどういうジャンルであればまだ伸びる可能性があるのか、工夫のしようがあるのか、企業はきちんと戦略を立てたうえでインフルエンサーマーケティングを展開していくことが大事だといえます。
特に、現在は規模の大小を問わず数多くの企業がインフルエンサーマーケティングに参入しており、人気と影響力を兼ね備えたインフルエンサーは引っ張りだこになっています。
また、競合の多いジャンルでマーケティングを展開する場合、他社とどう差別化するかという問題も残っています。
これらの点に注意し慎重に計画を立てたうえで、2021年以降のインフルエンサーマーケティングの潮流に乗ることが非常に大切だといえるでしょう。
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