「キャリア決済サービスを導入したいけど、どこを選べばいいの?」「おすすめのキャリア決済可能サービスはどれ?」と悩んでいませんか?多くの顧客はスマホを利用してECサイトで買い物をする時代です。
手軽に買い物ができ、かご落とし防止が備わっているキャリア決済サービスを導入することで、売上にも大きな影響がでるでしょう。
この記事では、キャリア決済サービスを選ぶポイント、コストやメリット、おすすめの決済代行会社について詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
目次
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キャリア決済とは?
キャリア決済とは、商品を購入する際に携帯の利用料金と一緒に支払う形式のことをいいます。
ここでいうキャリアとは以下の3つをいいます。
- docomo
- Softbank
- au
オンライン決済で簡単にできるため、キャリア決済を導入することで売上が向上する可能性もあります。ECサイトにおいて、クレジットカード決済の次に重要度が高いのがキャリア決済です。
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キャリア決済の仕組みについて
キャリア決済の仕組みを紹介します。
顧客がECサイトでキャリア決済を行うと以下の手順で決済が行われます。
- 顧客はキャリアに支払う手数料を上乗せした金額で購入
- ECサイトから決済代行会社を介してキャリアに決済処理情報を送信
- ECサイトから商品が届く
- キャリアから手数料を差し引いた金額(通常の商品価格)を決済代行会社に入金
- 決済代行会社からECサイトに入金(手数料相殺)
- キャリアから携帯電話料金と商品の支払い料金あわせて請求
- 顧客が検体電話料金と商品の支払い料金をあわせて支払い
顧客がECサイトでキャリア決済を利用して購入した決済情報は、リアルタイムで各キャリアに送信され、決済処理されます。ECサイトで売り上げた料金は、決済代行会社を介して支払われます。
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EC・Shopifyにてキャリア決済を導入するメリット
EC・Shopifyにてキャリア決済を導入するメリットは以下の3つがあげられます。
- 販売ターゲットを広げることができる
- 未回収リスクの軽減
- カート離脱を減らす
それぞれの内容について詳しく解説します。
販売ターゲットを広げることができる
キャリア決済は、クレジットカードを持たない未成年者やクレジットカードの情報をネットに入力するのに抵抗が強い高齢の方に有効な手段です。
また、インターネットを利用するデバイスはパソコンよりもスマホを多く、幅広い年齢層で利用していることも「令和3年通信利用動向調査ポイント」のデータで明らかになっています。
インターネット利用動向
参照:令和3年通信利用動向調査ポイント(https://www.soumu.go.jp/main_content/000815652.pdf?_fsi=h3Gr8JSo&_fsi=h3Gr8JSo)
またスマホ経由でのEC市場も10兆円を超えているため、キャリア決済の導入は販売ターゲットを大きく広げるのは大きなメリットだといえるでしょう。
未回収リスクの軽減
キャリア決済は決済処理完了時、ECサイトが各キャリアに商品代金の債権を譲渡しているため、顧客からの代金未回収というリスクを軽減できます。
また商品代金の債権をキャリアに譲渡しているため、顧客への請求処理や代金回収の事務的な負担もありません。他にもキャリア決済は「継続課金」が可能です。
継続課金とは、サービスの大会をしない限り支払いが継続される決済方法のことをいいます。
最近ではサブスクの決済方式でも採用されています。クレジットカードを持てない人でも継続課金は利用できるため、未回収リスクを軽減しながら継続的に販売できるメリットがあります。
カート離脱を減らす
キャリア決済はカート離脱を減らす効果があります。
なぜならば、「ID」と「パスワード4桁」の入力だけで済むからです。
クレジットカードは
- クレジット番号16桁
- 有効期限
- セキュリティー番号
を都度入力しなければいけず、決済ができずカート離脱をする可能性が考えられます。
しかしキャリア決済は「ID」と「パスワード4桁」の2つだけで済み、衝動買いにも対応しています。移動中や外出先での利用も手軽に済み、その場で購入できるのもメリットだといえます。
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EC・Shopifyにてキャリア決済を導入するデメリット
EC・Shopifyにてキャリア決済を導入するデメリットは以下の2つです。
- 手数料が高い
- 利用限度額が低め
それぞれについて詳しく解説します。
手数料が高い
キャリア決済は、クレジットカード決済の手数料に比べて高いです。クレジットカードの手数料は平均で3%、キャリア決済は5~10%と高いことが数字で読み取れます。
そのため取り扱う商品によっては、顧客がキャリア決済を選択すると利益率が下がる可能性も。そのため、ECサイトではキャリア決済の他にも複数の決済方法を設け、新たな顧客の獲得など売上拡大を繋げるよう考えなければいけません。
利用限度額が低め
キャリア決済は、クレジットカードに比べて月額の利用限度額が最大10万円と低めです。
日本での3代キャリアにおける利用限度額を表にまとめました。
docomo | ~19歳:10,000円20歳以上契約期間1~3ヵ月:10,000円契約期間4~24ヵ月:30,000円契約期間25ヵ月以上:100,000円 |
au | ~12歳:1,500円13~17歳:10,000円18~19際:20,000円20歳以上:100,000円 |
Softbank | ~12歳:2,000円13~20歳:20,000円20歳以上:100,000円 |
平均値で見てみると約5万円と設定しているキャリアが多く、高額商品やサービスを扱っているECサイトには不向きな決済方法だといえます。扱う商品やサービスの価格帯を見て、キャリア決済で支払い可能かどうか確認しましょう。
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Shopifyにキャリア決済を導入する場合にかかるコスト
Shopifyでキャリア決済を導入する際にかかるコストは、以下の5つです。
- 初期費用:キャリア決済を導入するために初月にかかる費用
- 月額費用:キャリア決済のシステム利用や運営に関わる固定費
- 決済手数料:決済利用時に、各キャリアに支払う費用
- 決済サービス利用料:決済代行会社に支払う費用
- トランザクション費用:1件の売上毎に発生する加盟店サーバーと各キャリアの決済サーバー間の決済処理費用
決済代行会社を通さず、各キャリアごとに契約をする場合は、決済サービス料はかかりません。代行会社によっては、決済手数料と月額費用のみというところもあります。
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Shopifyでのキャリア決済可能サービス5選
ここではShopifyでのキャリア決済が可能なサービスを5つ紹介します。
- KOMOJU
- docomo digital
- SBペイメントサービス
- 後払い.com
- GMOイプシロン
「対応キャリア」「決済手数料」「外部サービス手数料」「特徴」を併せて詳しく解説します。
キャリア決済可能サービス1.KOMOJU
対応キャリア | docomoauSoftbank |
決済手数料 | キャリア決済:6.4%キャリア決済(デジタルコンテンツ):15% |
外部サービス手数料 | 0.5~2.0% |
KOMOJUは株式会社デジカが運営する決済代行サービスで、日本や韓国、ヨーロッパと主要なオンライン決済に対応しています。
KOMOJUの一番の特徴は、「初期費用ゼロ」「月額固定費ゼロ」のままで手数料だけを支払うシンプルな料金体系です。
振込も次週振込を導入すれば、最短5営業日で売上を受け取ることも可能です。書類のみで審査が完結し登録が簡単なため余計な時間や手間がかからずスムーズに導入できます。
キャリア決済可能サービス2.docomo digital
対応キャリア | docomoauSoftbank |
決済手数料 | キャリア決済:6.4%キャリア決済(デジタルコンテンツ):15% |
外部サービス手数料 | 0.5~2.0% |
docomo digitalはイギリスに本社を置き、35か国300社以上のグローバルおよびローカルの決済サービスプロバイダーと協業している会社です。海外での携帯キャリア決済にも対応しているため、海外に向けたECサイト運用を考えている方に向いているキャリア決済サービスだといえます。
支払代金の未回収リスクは携帯電話会社が負担するため、売上金がなくなる心配もありません。導入に関しては必要な情報を入力し、各携帯電話会社の許可を待つだけです。
許可が下りたらShopifyの管理画面から決済方法の追加をするだけなので、システム開発の必要性がありません。
キャリア決済可能サービス3.SBペイメントサービス
対応キャリア | docomoauSoftbank |
決済手数料 | キャリア決済:3.1%PayPay(オンライン):3.45% |
外部サービス手数料 | 0.5~2.0% |
SBペイメントサービスは、Softbankの子会社が運営するキャリア決済サービスです。キャリア決済の手数料は3.1%と業界でトップクラスをほこります。
キャリア決済だけでなく、利用率の高いQRコード決済「PayPay」をはじめ、様々な決済手段をまとめて導入できます。支払いはアプリ画面内ワンタッチで済むため、カゴ落ち防止も完備しています。月額の利用料はありますが、事業形態にあった課金方式で提案します。
「オンライン決済を導入したい」「ECと店舗の決済を連携したい」「ECカートを利用したい」「店舗決済を導入したい」「法人・個人への支払いを代行してほしい」といった様々なニーズに合わせたサービスを提供する会社です。
キャリア決済可能サービス4.後払い.com
対応キャリア | docomoauSoftbank |
決済手数料 | 取引決済の額により異なる |
外部サービス手数料 | 0.5~2.0% |
後払い.comは株式会社キャッチボールが運営し、顧客のもとに商品の中身を確認してから支払いを行う会社です。キャリア決済も後払いで利用でき、後払い.comが100%立替払いを行います。
顧客の利便性が高いだけでなく、ECサイトを運営する側も安心なサービスです。
「初期費用」「固定費」「注文キャンセル費用」「解約費」全てが0円。導入リスクをゼロで済ませられます。
プランは全部で4つあり
プラン名(売上金額) | 決済手数料 | 月額固定費 |
リスクフリー(83万円未満) | 4.8% | 0円 |
スタンダード(83万円以上) | 4.2% | 4,950円(税込) |
エキスパート(213万円以上) | 3.5% | 19,800円(税込) |
スペシャル(425万円以上) | 2.8% | 49,500円(税込) |
売上金額に応じてプランを選べます。初めてのECサイトを運営する方であれば、月額固定費0円からはじめるといいでしょう。後払い.comが取引の売上を100%立替を行うため、安心して利用できるキャリア決済サービスです。
キャリア決済可能サービス5.GMOイプシロン
対応キャリア | docomoauSoftbank |
決済手数料 | 6.0% |
外部サービス手数料 | 0.5~2.0% |
GMOイプシロンは、東証プライム上場企業のGMOが手掛ける会社です。初期費用は一切かからず、月額3,000円(税込)で3キャリア(docomo・au・Softbank)を一括導入できます。3キャリアを一元管理できるため、各種処理を管理画面一つでショップ経営の負担を軽減。初期費用は一切かからず、月額3,000円のみで一括導入できます。
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キャリア決済サービスを選ぶ際のポイント
キャリア決済サービスを選ぶ際のポイントは以下の4つです。
- 決済の利用限度額に収まる商材を扱っているか
- 導入と手数料のコスト面
- キャリア決済のスケジュール
- そのほかに多様な決済方法があるか
それぞれについて詳しく見てみましょう。
決済の利用限度額に収まる商材を扱っているか
キャリア決済のデメリットでも説明した通り、キャリア決済は月額の利用限度額はクレジットカード決済よりも低く設定されています。
取り扱う商品やサービスの価格設定が利用限度額内に収まらない場合、キャリア決済を導入しても顧客に利用されず意味がありません。
現在扱う商品の中でキャリア決済の平均限度額5万円を超える商品やサービスがないかの確認が必要です。キャリア決済が自社に適しているかを必ず確認をしましょう。
導入と手数料のコスト面
キャリア決済の初期費用、月額利用料、手数料は必ず確認をしましょう。初期費用が無料で月額利用料は安くても、手数料は高く設定しているサービス会社は多くあります。
上記でオススメしたキャリア決済サービス会社の初期費用と月額利用料、手数料を比較してみました。
会社名 | 初期費用 | 月額利用料 | 手数料 |
KOMOJU | 0円 | 0円 | 6.4% |
docomo digital | 0円 | 0円 | 6.4% |
SBペイメントサービス | 0円 | 都度課金・継続課金 | 3.1% |
後払い.com | 0円 | 0円 | 取引決済の額により異なる |
GMOイプシロン | 0円 | 3,000円 | 6% |
このように見てみると、会社によって手数料が異なりますが、サービス内容の違いもみられます。自身の経営や業務状態に合わせて選択しましょう。
キャリア決済のスケジュール
キャリア決済の導入スケジュールは、決済代行会社によって違います。申し込みをしたあとに電話確認不要で導入できるところもあれば、書類の審査など厳しいところもあります。
キャリア決済の導入を急いでいる方であれば、決済代行会社のホームページに記載されている導入までの流れのスケジュールを確認するか、問い合わせをして確認をしましょう。
そのほかに多様な決済方法があるか
キャリア決済の他にも
- クレジットカード決済
- コンビニ決済
- スマホ決済
- プリペイド決済
など、様々な決済方法を提供している会社があり、1つのサービスで他の決済手段を導入することも可能な会社は沢山あります。顧客のことを考え、様々な決済サービスを導入できる会社、利用するにあたり利用料金はいくらなのかも併せて確認をしましょう。
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Shopifyにキャリア決済を導入する際の注意点
キャリア決済を導入する際の注意点は、デメリットでも書いたとおりに決済手数料がクレジットカードよりも高くなるケースが多いことです。事前にシミュレーションを行うことをおすすめします。
商品の価格帯により異なりますが、代金の1割が目安とされており、キャリア決済を導入するためには、各キャリアの審査基準をクリアしなければいけません。
個人事業主やオンラインショップを開設していない事業所だと契約できない可能性は高いでしょう。他にも格安SIMに関してみてみると、日本3キャリア(docomo・au・Softbank)は提供されているため、3キャリアに関連しない格安SIMは利用できない可能性があることも念頭にいれておきましょう。
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まとめ:Shopifyのキャリア決済可能サービス5選|サービス選びのポイント・コスト・メリット等を紹介!
近年スマホを利用してキャリア決済をする方が多いことが、調査の結果でわかっています。特に未成年者やクレジットカードの情報をWeb上に入力するのが怖い年配の方です。
幅広い年齢層の方に利用されやすいキャリア決済は、今後の売上にも大きく影響します。各キャリアに提携を申し込むこともできますが、審査基準が厳しく、導入するまでに時間がかかる可能性が考えられます。
しかし、決済代行会社に任せれば、メンドクサイ手続きや審査も手軽に済ませられます。上記でオススメした決済代行会社は手数料は6%と、平均の10%よりも低く設定されています。キャリア決済以外の決済サービスも取り扱っているため、自社のサービス形態に合わせて決済代行会社を選択しましょう。
なお、EC・デジタルコンテンツの決済を支えるクレジットカードの仕組みについては、こちらの記事でも詳しく解説されています。あわせてご確認ください。
参考:EC・デジタルコンテンツの決済を支えるクレジットカードの仕組み・業界の収益構造|株式会社パラダイムシフト
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