P2Cブランドの成功事例13選!事例から学ぶ成功の秘訣とは?

P2Cブランドの成功事例13選!事例から学ぶ成功の秘訣とは?

近年P2Cという言葉をよく耳にするようになったのではないでしょうか。新しい販売形態として、市場に多くの成功事例が登場しているからです。

そこで、今回はP2Cの基本と、その成功事例を中心に解説していきます。

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P2Cとは?

P2Cとは?

P2CはPerson to Consumerの略称です。個人が何らかの商品・サービスを企画・制作し、顧客に対して販売するビジネスモデルのことです。例えば、個人がオリジナルTシャツをつくりそれをSNSなどを通じて宣伝し、販売するなどのことがこのモデルに該当します。

P2Cのモデルが普及してきたのは、Eコマースが手軽に利用できる環境が整ってきたことが背景にあります。

P2Cのメリットとは?

P2Cのビジネスモデルにはいくつかのメリットがあります。ここで整理してお伝えします。

1.顧客と販売者の距離が近い

P2Cのビジネスモデルは、販売者と顧客との距離が近いという特徴があります。顧客の声が販売者に届きやすいため、商品・サービスの改善も柔軟に対応することができます。

2.フレキシブルなマーケティング戦略

大企業と比較して、P2Cのビジネスオーナーは市場の動向に応じて、マーケティング戦略を柔軟に変えていくことができます。市場環境が刻一刻と変化する今の時代に、P2Cのビジネスモデルは非常にマッチしているといえます。

3.中間マージンが不要

通常のビジネスの場合、メーカーと顧客との間にさまざまな中間業者が入っています。そのため、最終的な販売価格が高くなったり、メーカーが負担するコストが増えたりするという問題があります。一方、P2Cであれば、販売者と顧客が直接取引するため、中間マージンを負担することなく商品の販売がおこなえます。

4.顧客情報の収集がしやすい

P2Cの場合、顧客と直接のやりとりをおこなうため、顧客情報を収集しやすいというメリットがあります。顧客情報が集めやすいというのは、リピート販売や口コミを増やす上で非常に有利な点です。

P2Cの仕組み

P2Cと言えば、さまざまなSNSで商品を販売しているというイメージがあるかもしれません。例えば、YouTuberであれば動画内で商品を販売しているというようにです。

しかし、実際はそうではありません。SNSはあくまでもターゲットの集客や販売の告知ということに限っており、通常は商品販売ページを別途用意する必要があります。このようにP2Cのモデルでは、SNSと販売プラットフォームの2種類の仕組みを用意する必要があります。

P2Cのプラットフォームは?

P2Cのビジネスモデルは、何らかのプラットフォームを活用して決済をおこなう必要があります。既にインターネット上でP2Cのビジネスを展開するためのさまざまなプラットフォームが登場しています。あなたがP2Cビジネスに取り組む場合も、これらのサービスを活用してください。

一例を挙げると次の通りです。

  • Shopify
  • Etsy
  • minne
  • STORES

Shopify

Shopify公式サイト

公式サイト Shopify

Shopifyは2023年2月現在、もっとも信頼性の高いECサイト構築システムの1つです。P2Cのモデルで本格的にビジネスを開始したい人にとって最適です。

STORES

STORES公式サイト

参考ページ:STORES

STORESの場合は、ECショップに近いWebサイトを運用することができます。商品登録作業などを除けばおおよそ15-30分もあれば自身の販売プラットフォームを用意することができます。

Etsy

Etsy公式サイト

公式サイト Etsy

Etsyは、ハンドメイドでつくった商品を販売することができるサービスです。ジュエリー&アクセサリー、アパレル、カレンダー、デジタル商品など幅広いカテゴリに対応しているP2Cプラットフォームです。商品登録するだけですので、手軽にスタートすることができます。

minne

minne公式サイト

公式サイト minne

minneも、Etsy同様に個人が作った商品を販売できるプラットフォームです。アクセサリー、デザインペーパー、お菓子などさまざなカテゴリで多くの取引がおこなわれています。

その他、Amazonが手がけるAmazon HandmadeやRedbubble、Society6など海外の大手P2Cプラットフォームも今後、日本にも上陸することが期待されています。

P2Cの成功事例13選!

ここではP2Cの成功事例として下記のものを取り上げます。

  • ヒカル:ReZARD
  • コムドット:Birdog
  • じんじん:JINCL
  • なこなこ:IF/IF
  • 古川優香:RICAFROSH
  • 関根りさ:COL’E by R
  • まあたそ:BEFTEY
  • ゆめまる:Bark at the Moon
  • ヴァンゆん:UNVAMY
  • ローランド×山本義徳:VALX
  • MB:MBブランド
  • 朝倉未来:MATIN AVENIR
  • 中田敦彦:カールフォンリンネ

1つずつ解説します。

P2Cの成功事例1.ヒカル|ReZARD

ReZARD公式サイト

公式サイト ReZARD

人気YouTuberヒカルの登録者数は450万人を超えています。彼は株式会社ロコンドと協業し、ファッションブランド「ReZARD」を起ち上げました。

高いクオリティの商品を低価格で販売するという戦略をとっています。主な商品としてはアパレル、コスメ、スポーツウェアとなっており、アパレルについては心地よい肌触りの生地が評判を呼んでいます。

元々自身が動きやすいパーカーやTシャツを好んできて着ていましたが、着心地はそのままでもっと手軽に買える商品が欲しいということで、今回のブランドたち上げに至ります

その後、さまざまなインフルエンサーに自身のブランド商品を身につけてもらうことで販売を順調に拡大しています。

P2Cの成功事例2.コムドット|Birdog

Birdog公式サイト

公式サイト Birdog

人気YouTuberコムドットは2021年4月にBirdogを設立しています。Birdogというのは、彼らの造語でBird(鳥)のように高みを目指すという意味と、Dog(犬)のように地を這いつくばっていくという意味が込められています。

彼らの動画撮影時にはこのBirdogの服を着て出演することはもちろん、ECサイトにもメンバーがモデルとして登場します。

P2Cの成功事例3.じんじん|JINCL

JINCL公式サイト

公式サイト JINCL

YouTuber パパラピーズのじんじんがプロデュースしたアパレルブランドが「JINCL(ジンクル)」です。2021年2月18日にオープンしたばかりです。

じんじんは素材やデザイン、カラーなどに携わっており、子供のようなピュアな気持ちを表現したものとなっています。ユニークな点としては、サイズが2種類に限定されていることです。1つはフリーサイズ。もう1つはJ(ジェイ)サイズです。Jサイズというのはじんじんが丁度良いサイズという意味です。男女どちらでも着られるものとなっているので、性別を問わず人気を博しています。

P2Cの成功事例4.なこなこ|IF/IF

IF/IF公式サイト

公式サイト IF/IF

YouTube「なこなこチャンネル」とFILAが共同プロデュースしたIF/IF(イフアンドイフ)というブランドがあります。主にパーカー・Tシャツを販売しています。スポーツメーカーのため、デザインはシンプルですが性別を問わず、幅広い年齢層に着てもらえるものになっています。

P2Cの成功事例5.古川優香|RICAFROSH

RICAFROSH公式サイト

公式サイト RICAFROSH

ファッションモデルの古川優香氏は、株式会社Direct Techと共にコスメブランド「RICAFROSH」(リカフロッシュ)をたち上げています。商品パッケージや質感などについては、古川氏が携わっています。主に10-20代の女性に人気があり、Instagramでの情報発信を中心として展開し、シリーズ累計100万個以上の販売実績があります。

P2Cの成功事例6.関根りさ|COL’E by R

COL'E by R公式サイト

公式サイト COL’E by R

2012年からYouTuberとして活躍している関根りさ氏は、自身の動画でさまざまなコスメレビューをおこなってきました。YouTubeのコメント欄などで、視聴者からコスメに関するさまざまな意見を聞き、それらの想いを形にしたのが「COL’E by R」の商品です。

生産工場に対しても直接、自身のこだわりを伝え商品開発には多くの時間をかけています。こういったプロセスをすべてYouTubeで公開し販売拡大にもつなげています。

P2Cの成功事例7.まあたそ|BEFTEY

BEFTEY公式サイト

公式サイト BEFTEY

10-20代に人気のYouTuberまあたそが起ち上げるアパレルブランドに「BEFTEY(ビフティー)」があります。個性的なおしゃれを追求したアイテムが揃っています。

販売開始がされたのは2021年6月10日で、それ以降YouTube、Twitter、Instagramなどで情報発信をおこない、販売につなげています。

P2Cの成功事例8.ゆめまる|Bark at the Moon

Bark at the Moon公式サイト

公式サイト Bark at the Moon

2020年8月3日YouTuberゆめまるは、アパレルブランド「Bark at the Moon」で販売を開始しました。月がテーマの1つなのでロゴには月マークが施されています。主な販売商品はTシャツ、パーカー、手袋、パンツなどになっています。

P2Cの成功事例9.ヴァンゆん|UNVAMY

UNVAMY公式サイト

公式サイト UNVAMY

チャンネル登録数200万人以上のYouTuberヴァンゆんはアパレルブランド「UNVAMY」をたち上げました。2人とも何かをプロデュースする仕事がしたいという想いがあったようです。

YouTubeでは、オンラインストア用の写真撮影の風景などもアップしてユーザーの興味関心を引くことに成功しています。残念ながらブランド自体は2022年秋冬をもって終了となっていますが、今後の活動が期待されます。

P2Cの成功事例10.ローランド×山本義徳|VALX

VALX公式サイト

公式サイト VALX

株式会社レバレッジと山本義徳氏が共同で展開しているボディメンテナンスブランドがVALXです。主にサプリメント、トレーニンググッズなどを販売しています。販売は、山本義徳氏のYouTubeチャンネル「筋トレ大学」などで告知しています。

筋トレ大学には、2023年1月現在26万人以上が登録しており、フィットネス系では非常に人気のあるチャンネルです。

P2Cの成功事例11.MB|MBブランド

MB公式サイト

公式サイト MB

YouTube「MBチャンネル」運営を運営するMBはECプラットフォームSTRRESでアパレルブランドをたち上げています。MBはYouTubeだけでなく、Instagramや書籍などで抜群の知名度があり、彼のファッション哲学に影響を受けている人も多いです。

Instagramでは、自身の手がける商品を自らモデルとなって登場し、売上拡大につなげています。

P2Cの成功事例12.朝倉未来|MATIN AVENIR

Matin Avenir公式サイト

公式サイト Matin Avenir

プロ総合格闘家で、YouTuberでもある朝倉未来氏は動けるおしゃれをコンセプトとしたファッションブランド「Matin Avenir」を展開しています。

主にスポーツウェアを扱っています。YouTube、TikTok、InstagramなどさまざまなSNSのアカウントを所有していますが、これらのアカウントでは極力、販売の告知をせず、品質の良さで売れていくことを目指しています。

P2Cの成功事例13.中田敦彦|カールフォンリンネ

カールフォンリンネ公式サイト

公式サイト カールフォンリンネ

芸能人でありYouTuberの中田敦彦氏は、2021年8月8日に新しいアパレルブランド「カールフォンリンネ」をたち上げています。環境に優しいということを1つのコンセプトにしているため、生地にはオーガニックコットンを使用し、受注生産方式で販売しています。

また、P2Cのモデルを活かして原価率を高めている点も注目すべき点です。原価率65%前後となっているため、通常の販売方式では収益化は難しいのですが、自身のYouTubeチャンネル等で直接販売し広告費等を削減することで収益化に成功しています。2023年3月現在は、S/S商材に向けて準備中のようです。

P2Cでの成功の秘訣とは?

P2Cでの成功の秘訣とは?

ここでは、P2Cでの成功の秘訣についていくつか取り上げて解説します。

透明性

P2Cのビジネスモデルでもっとも重要な要素の1つは、透明性です。

  • なぜこのブランドを起ち上げようと思ったのか
  • 実際にどんなところにこだわったのか
  • 生産過程はどうなっているのか

こういったことを自身のSNSを通じて、積極的に情報発信していくことが肝心です。このような透明性を心かげることで視聴者の信頼を勝ち取り、販売に結びつけることができます。

ユーザーとの対話

商品をつくる過程で、ユーザーを巻き込むことが肝心です。ユーザーの意見を積極的に聞き、それを踏まえて商品作りをおこないます。もちろん、販売者の思い入れも大切ですが、ユーザーの声を踏まえてよりよい商品にしていくことがヒットにつながります。

品質の良い製品

P2C商品の場合、大量生産はできないため必然的に高額商品になります。ただその分、品質には妥協しないという姿勢が大切です。なぜこの素材を使っているのか?なぜこのようなデザインになっているのか?など、細部にこだわった商品作りが求められます。

SNSのフォロワー数

Web広告などを利用せず、自身のファンを中心に販売するつもりなら、SNSのフォロワー数が肝心です。YouTubeやTikTok、Instagramなどあらゆるチャネルを利用して、フォロワー数を増やしておくことが肝心です。

まとめ:P2Cブランドの成功事例13選!事例から学ぶ成功の秘訣とは?

まとめ:P2Cブランドの成功事例13選!事例から学ぶ成功の秘訣とは?

今回は、P2Cブランドの成功事例についてお伝えしました。SNSで一定数のフォロワー数がいる場合、広告費を使用せずとも大きな収益を上げることも可能です。ぜひ、今回の記事を参考に、P2Cという新しいビジネスモデルに挑戦してください。

掲載情報は記事執筆・更新日時点のものです。最新情報とは異なる可能性がありますのでご了承下さい。

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監修者
片岡弘一
片岡弘一

shopi labメディア運営統括・クリエイティブディレクター ウェブ・コロ株式会社 代表取締役

Web/SNSマーケティング、EC集客のスペシャリスト。前職ではWeb制作会社マーケティング部門の立ち上げを経て独立。現在は本業のWeb/SNSマーケティング運用に加え、新たに新会社を設立しWeb以外の分野にも挑戦中。

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