皆さんはP2Cについて、どのようなことをご存知でしょうか?最近バズワードになりつつありますが、マーケターでもまだまだ知らない人が多いのではないでしょうか。
P2Cを理解することはとても有益なので、この記事ではP2Cとは何か、C2CとD2Cの違いは何か、P2Cを使って地域ブランドを作り、他のブランドとコラボする方法について説明します。
その他、次のようなことについても解説します。
- YouTuberのヒカルさんが飲食店を開業したサクセスストーリー
- なぜヒカルさんがP2Cで成功したのか
- なぜインフルエンサーの商品が売れるのか
では、その内容を知りたい方は、ぜひ読み進めてください。
Contents
- 1 P2Cとは?
- 2 P2C、C2C、D2Cの違いとは?
- 3 P2Cが流行する理由とは?
- 4 P2Cでも成功したYouTuber、ヒカルさんとは?
- 5 ヒカルさんとのコラボレーションブランド “ReZARD”について
- 6 ヒカルさんはレストラン “ジョイフル “ともコラボ
- 7 焼肉 牛宮城 Online Storeにも携わる
- 8 ヒカルは堀江貴文氏と飲食店もプロデュース(近未来餃子H)
- 9 なぜ、ヒカルはP2Cに成功したのか?
- 10 なぜ、インフルエンサーの商品は売れるのか?
- 11 インフルエンサーに商品の販売を依頼するには?
- 12 まとめ:P2Cでヒカルはなぜ成功したのか?インフルエンサー発の商品が売れる理由とは?
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P2Cとは?
P2Cとは、Product to Consumerの略です。メーカーやクリエイターが、自社のウェブサイトやソーシャルメディア、メールキャンペーンなどのオンラインプラットフォームを通じて、消費者に直接製品を提供する、消費者直販型のビジネスモデルの一種です。
P2Cは、従来の商取引とは異なり、中間業者や仲介者を排除し、顧客とブランドとの直接的なやりとりを可能にします。これにより、流通コストを大幅に削減し、配送時間を短縮することができる可能性があります。
P2C、C2C、D2Cの違いとは?
P2Cは個人が消費者に直接サービスを提供する、C2Cは消費者同士が直接取引を行う、D2Cはメーカーやブランドが直接消費者に販売するビジネスモデルです。1つずつ詳しく説明していきます。
P2C(Product to Consumer)
消費者に直接販売をする方法で、販売する立場はPerson、つまり「個人」のビジネスモデルのことです。
個人が、オリジナルのブランドや商品・サービスを構築し、SNSヤブログを使ってブランディングストーリーや商品へのこだわりなどを発信しながらネット上でユーザーに対して直接販売する方法です。
お客様はSNSヤブログを通じて製品に直接アクセスすることができます。
インターネットやSNSの普及によって、インフルエンサーと呼ばれるネット上で発信力や影響力のある人たちによって、企業なのか個人なのかという背景はほとんど問われなくなってきており、企業も個人も同じ土俵の上で戦えるという環境にP2Cは今後ますます浸透していくことが予想されます。
D2C(Direct-to-Consumer)
P2Cと同じく消費者に直接販売をする方法で、実店舗を持たず仲介業者を通すことなく顧客と直接やりとりを行うビジネスモデルのことです。
企画・製造した商品を卸売業業者や小売店をはさむことなく、消費者へ直接商品を販売するビジネスモデルを指し、近年ではアパレルブランドや化粧品ブランドといった独自の世界観を持つブランドが採用する傾向が強いです。
企業は自社で運営するECサイトやSNSで消費者とコミュニケーションをとって、商品を販売します。
売り手側が企業なのか個人なのかという違いが大きなポイントです。
商品者とダイレクトに接点を持てるため、詳細な顧客情報を集めることができ、さらに仲介の際に発生するコストをカットできることが可能です。
D2Cについて詳しく知りたい方は
D2C事業とは?従来のモデルとの違いやメリット・デメリットを紹介!の記事もおすすめです。
C2C(Consumer to Consumer)
消費者(Consumer)同士があくまで個人として売り買いの取引を行うことビジネスモデルのことです。個人が販売したものを個人が購入するという形態でネットオークション、フリマアプリなどがこれに当たります。
P2Cと異なり、自身がオリジナルブランドやサービスを立ち上げるわけではなく、型番商品の不用品などを安く売るというビジネスです。
C2Cは、スマートフォンやタブレット利用者の増加とともに新たな通販ニーズが広がっており、市場は著しく成長を遂げています。
また、C2Cと同じジャンルとして、メーカーとサプライヤー、卸売業者と小売業者、元請け業者と下請け業者など、企業間で行われる取引をBtoB(Business to Business)、店頭での買い物や飲食店での食事といった、一般消費者が企業に代金を支払って商品やサービスを購入するという企業と消費者間の取引をBtoC(Business to Consumer)があります。
P2Cでは、お客様はオンラインプラットフォームを通じて企業の製品に直接アクセスすることができ、C2Cは、実店舗を持たず、顧客同士が直接商品を取引します。D2Cは、ブランドは中間業者を介さずに消費者に直接商品を販売することができます。
このようにP2C、C2C、D2Cの違いとは、誰が誰に対して物を売るのかという違いにあります。
P2Cが流行する理由とは?
Product to Consumer (P2C) ビジネスモデルは、製造業者が製品を直接消費者に販売するためのモデルです。P2Cは、消費者が製品をより低い価格で購入できるというメリットがあるため、人気があります。
また、消費者は製品の質を直接確認できるため、信頼性も高いとされています。
製造業者は消費者の反応を直接見ることができるため、製品の開発や改善に役立ちます。以下に整理してお伝えします。
1.流通コストの削減
消費者に直接製品を提供することで、ブランドは第三者による流通に関わるコストを削減し、従来の小売店を不要にすることができます。
2.顧客と直接関われるから
顧客と直接関わることで、ブランドは顧客の嗜好に関する貴重な洞察を得ることができます。
3.顧客のエンゲージメント
さらに、P2Cでは、ブランドは消費者にカスタマイズされた体験を提供することができます。これは、ブランドが顧客と個人的な関係を築くのに役立つ可能性があります。
P2Cでも成功したYouTuber、ヒカルさんとは?
引用:https://www.youtube.com/channel/UCaminwG9MTO4sLYeC3s6udA
ヒカルは、動画以外のブランド展開にも成功している日本の有名なYouTuberです。ヒカルは、登録者数330万人を超える人気YouTuberです。限界突破や挑戦で知られています。
彼は2018年東京にレストランをオープンし、その後日本のブランドと複数のコラボレーションを開始し、最近では「ReZARD」ブランドで新しい製品ラインを立ち上げました。彼の成功は、ファンベースを巻き込む能力によって後押しされ、それによってプロモーションやマーケティングキャンペーンを成功させることができました。
また、自身のプラットフォームを利用して、製品に関する情報を発信し、地元ブランドへの強力な推薦も行っています。
YouTuberヒカルさんのサクセスストーリー
YouTuberのヒカルさんは、2015年にYouTubeチャンネルを開設し、ゲーム実況や生放送などの動画をアップロードしています。彼は初めは小さなファンベースしか持っていなかったのですが、活動を続けるうちにファンが増え、現在では多くの人に知られるようになりました。
YouTubeの内容として、ゲーム実況だけでなく、生活についての話題を取り上げた動画もアップロードし、ファンに対して真摯に向き合っていることで人気を集めました。
また、彼は自分のチャンネルを通じて、自分自身を磨き、成長し続けていることもファンにとって魅力的だと考えられています。
彼の成功は、自分自身を真摯に向き合い、自分のチャンネルを通じて自分自身を磨き続ける姿勢が大きく貢献したと考えられます。
P2Cとしては、ヒカルさんが自分のレストランをオープンした話があります。
彼のレストランは、P2Cを利用して地域ブランドを作り、他のブランドとコラボレーションすることができる典型的な例です。
ヒカルさんは、YouTubeや他のソーシャルメディアサイトでの人気を活用し、自分のレストランへの興味を喚起しました。彼は、潜在的な顧客と直接関わることに成功したのです。
ヒカルさんとのコラボレーションブランド “ReZARD”について
ヒカルさんのコラボレーションブランド “ReZARD “は、品質と個性を重視したライフスタイル&ファッションブランドです。
WACCA、G-SHOCK、Everwise、Negoimなど、様々な日本ブランドとのコラボレーションで人気を博している。また、ReZARDは、ユニークなデザインや限定商品でも知られており、ファンから高い支持を得ているブランドです。また、同ブランドはソーシャルメディアにも積極的に取り組んでおり、お客様は常に最新のデザインや商品を入手することが可能です。
ヒカルさんはレストラン “ジョイフル “ともコラボ
引用:https://www.joyfull.co.jp/cp/hikaru/
ヒカルさんが展開するジョイフルブランドは、日本全国に展開するレストランチェーンです。
東京に本店を構える一方、大阪、京都、静岡などにも店舗があります。ジョイフルは、その美味しい料理と楽しい雰囲気で人気を博していますが、同時に、ヒカルさんが自身のブランドをレストランに取り入れる絶好の機会も提供しています。ReZARDを通じて、ヒカルさんは帽子、マグカップ、シャツなど、Joyfulの限定商品を販売しています。
焼肉 牛宮城 Online Storeにも携わる
引用:https://gyugujo.myshopify.com/
ヒカルさんは様々なプロジェクトに関わっており、その一つがオンラインストア「Yakiniku Gyu-Gyu」です。この店では、日本の伝統的な焼肉料理や日本の食品など、さまざまな商品を販売している。また、ブログ「Gyu-Gyu’s Eatery」も開設しており、ヒカル自身が執筆しています。
ヒカルさんはこの店の顔であるだけでなく、積極的に店の運営に携わっています。そうすることで、より多くのお客さまを呼び込むことができるのです。また、お客さまとの交流も盛んで、お客さまからの質問にこまめに対応し、その声をお店の改善に活かしています。現在、「ギュウギュウの食べもの」レシピ本も開発中で、近々店内で販売する予定です。
ヒカルは堀江貴文氏と飲食店もプロデュース(近未来餃子H)
引用:https://www.rakuten.ne.jp/gold/gyoza-h/
近未来餃子H」とは、YouTuberのヒカルさんと実業家の堀江貴文氏がプロデュースした、AIを活用して注文から調理、配達までを自動化する餃子店です。
顧客は、自分が注文した餃子の調理過程をAIカメラでリアルタイムに確認できる仕組みや、注文が完了した時刻を表す「Gee!」という音声合成の声がかかるなど、先進的な技術を活用したサービスを受けることができます。
また、店舗の運営にあたっては、AIによる自動注文受付や調理、ドローンによる自動配達など、従来の飲食店とは異なる形態が導入されています。
なお、現在「近未来餃子H」は、東京・渋谷区にある店舗のみで営業しており、今後の展開については未定となっています。
なぜ、ヒカルはP2Cに成功したのか?
まず第一に、ヒカルさんは長年にわたってYouTubeにコンテンツを投稿し、数百万人のファンを獲得してきました。その結果、彼のYouTubeチャンネルは非常に人気があり、P2Cのプロモーションに利用することができた大規模なファンベースを持っていました。
また、彼はさまざまなビジネスに取り組む上での経験やノウハウを持っています。彼は以前からオンラインストアを運営しており、自身のブランドを展開することにも成功しています。
さらに、自身の投資会社を設立しており、ビジネスの世界での成功経験を持っていることもP2Cの成功につながった要因の一つです。
加えて、彼は自身のプロジェクトをプロモーションするために、様々なゲーマーやコンテンツクリエイターとのコラボレーションを行いました。これらのコラボレーションによって、彼のP2Cプロジェクトはより多くの人々に知られ、支持されるようになったと考えられます。以上のような要因が重なり、ヒカルさんがP2Cに成功したと考えられます。
なぜ、インフルエンサーの商品は売れるのか?
インフルエンサー主導の商品の成功は、幅広い層の人々にリーチでき、限定的でキュレーションされた体験を提供できることに起因しています。商品が売れる理由は具体的に次の4つがあります。
1.多くのフォロワーを持っており、彼らが推薦する商品は多くの人々に知られる可能性が高いため、売れやすいです。
2.自分が使用している商品を紹介することで、その商品が実際に使用されていることを証明することができます。これにより、フォロワーは商品が実際に使用され、評判が良いことがわかり、信頼性が高くなります。
3.インフルエンサーは、商品を紹介する際に自分のスタイルやライフスタイルに合わせて紹介することができます。これにより、フォロワーは自分と同じスタイルやライフスタイルを持つ人が使用していることを知り、商品を使用する際のアイデアを得ることができ、購入意欲が増します。
4.インフルエンサーは、フォロワーに対して近い存在となっており、彼らが紹介する商品は、フォロワーにとって参考になるものであることが多いため、商品は売れやすいです。
インフルエンサーに商品の販売を依頼するには?
インフルエンサーに商品の販売を依頼する方法には、以下のようなものがあります。
アフィリエイトプログラムの提供
アフィリエイトプログラムは、インフルエンサーが商品を紹介し、その紹介からの成果報酬として、商品の販売価格の一部を受け取ることができるシステムです。インフルエンサーが紹介したリンクを通じて商品を購入した顧客からの売上の一部を支払うことができます。
イベント開催の依頼
インフルエンサーが主催するイベントに商品を出展する形で、商品の販売を依頼することができます。インフルエンサーが主催するイベントには、ファッションショー、トークイベント、コラボレーション企画などがあります。
スポンサー契約の締結
インフルエンサーとスポンサー契約を締結することで、商品の販売を依頼することができます。スポンサー契約には、商品を紹介するインフルエンサーに対して、一定期間にわたる商品の利用、紹介、広告を行ってもらうことが含まれます。
直接の商品販売の依頼
インフルエンサーに直接商品を販売する依頼をすることもできます。この場合、商品を送付することで、インフルエンサーが商品を紹介し、販売を行うことができます。
これらの方法を利用して、インフルエンサーに商品の販売を依頼することができます。ただし、選択した方法に応じて、インフルエンサーとの契約内容や報酬の設定について注意が必要です。
まとめ:P2Cでヒカルはなぜ成功したのか?インフルエンサー発の商品が売れる理由とは?
YouTuberヒカルは主に旅行やグルメ、ライフハックなどのコンテンツを扱っており、約2,200万人のフォロワーを持っています。
彼は自身のYouTubeチャンネルで、旅行先での食事や観光スポットなどを紹介しながら、地元の魅力を紹介し成功しています。
ぜひ今回の記事を参考に、P2Cに挑戦したり、インフルエンサーを活用したマーケティングに取り組んでみてください。
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