毎回同じような動画をTikTokに投稿していても、日によってバズることもあれば、ほとんど視聴されないということもあるのではないでしょうか。
Web担当者としては、なぜ動画がバズったのか、逆になぜ前回と同じような動画を投稿したのたのにユーザーの反応が悪いのかと疑問に感じると思います
この原因の1つは動画投稿時間にあります。動画の投稿時間によって、バズりやすいときとそうでないときがあるからです。
そこで今回はTikTok動画をバズらせるために最適な投稿時間についてお伝えします。
今回の記事を参考に自社にとっての最適時間を見つけてください。
目次
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一般的にTikTokがバズる時間は何時と言われている?
一般的にTikTokでバズる時間帯というのは、アクティブユーザーが多い時間帯です。
たとえば、夜中の3時に1,000人のアクティブユーザーがいて、夕方5時の時間帯では5,000人のアクティブユーザーがいると仮定します。
この場合、同じ動画を投稿するとしても、夕方5時の時間帯の方が5倍バズる可能性が高まります。こういったことから、アクティブユーザーの多い時間帯を狙って投稿する方が効率が良いということになります。
ただし、一言でアクティブユーザーといっても、ユーザー層によってアクティブな時間帯は異なります。
例えば日本時間で木曜日の正午というのは、比較的アクティブユーザーが多い時間帯になっています。しかし、自社が学生をターゲットにしているのであれば、この時間帯にいくら動画を投稿しても、多くの学生が学校にいるため視聴してもらえる可能性は低いことになります。
そのため、全体のアクティブユーザーを注視しながらも、最終的には自社がターゲットにしているユーザーがどの時間帯であれば視聴してくれるのかを考える必要があります。
そこで、各時間帯ごとにどういったユーザーが視聴している可能性があるのかを検討します。
午前0時~午前6時
この時間帯は、一般的にどのユーザー層も非アクティブになっている可能性が高いです。
ただし、帰宅時間帯が遅い仕事をしている社会人や受験生、不眠症に陥っている人などをターゲットにした商品を扱っている場合、あえてこの時間帯に動画を投稿することを検討してみてください。
再生数は少なくなるかも知れませんが、販促に直結するユーザーに視聴してもらえる可能性も高いです。
また、他のTikTokクリエイターもこの時間帯に投稿してくることは少ないため、自社の動画が目立つ可能性もあります。バズることは狙っていないけれど、手堅く視聴数を稼ぎたい場合、競合が少ない時間帯の投稿を検討してください。
午前6時~午前10時
この時間帯は一般的にアクティブユーザーが多い時間帯になります。出勤・通学などをしながらTikTokを視聴するという可能性が高いからです。
そのため、バズる動画を投稿するには、この時間帯に集中的に動画を投稿するという戦略が考えられます。特に自社が会社勤めの人をターゲットにしている場合、この出勤時間帯はもっとも理想的なものの1つになります。
逆に、主婦層をターゲットにする場合、この時間帯にTikTokを視聴している可能性は低いため避けた方が無難です。
午前11時~午後3時
TikTokのアクティブユーザーが比較的少ない時間帯です。原因としては、TikTokユーザーの多くを占めるのが10代後半で学校に通っているからです。
しかし、会社員であれば昼食時間帯になりますし、主婦の方にとっても昼食の時間となりスマホを見る機会が増える時間帯です。そのため、ターゲットにするユーザーによっては狙い目の時間の1つになります。
また、他のTikTokクリエイターが投稿を控える時間帯でもあるので、あえて自社が投稿を増やすことによって目立つ可能性もあります。
午後3時~午後8時
TikTokのアクティブユーザーが増える時間帯です。学校や会社からの帰宅が増えてくるためです。そのため、この時間帯の主なユーザーは学生と会社員ということになります。逆に主婦層のユーザーは減っていくことが予想されます。
全体のアクティブユーザーが増えてくるため、バズることを目的にするのであれば投稿に適切な時間帯です。
特に会社員や学生をターゲットにしているのであれば、この時間帯に集中して動画投稿をおこなうことを考えてみてください。
午後8時~正午
この時間帯は、TikTokのアクティブユーザーが全体として増える時間帯です。そのため、この時間帯で動画投稿をおこなえばバズりやすいといえます。
ただし、多くのTikTok動画のクリエイターが投稿を開始する時間帯でもあります。競合が多いため、動画コンテンツの品質に気を配りながら投稿してください。
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TikTokでバズりやすいのは何曜日と考えられる?
TikTokでバズることを狙うには、時間帯だけではなく、曜日でも考える必要があります。なぜなら曜日ごとによってユーザー数の変動があるからです。
一般的には、翌日が休日であるため、金曜日の夜間の時間帯が投稿には向いているのではないかと思われていますが、必ずしもあてはまりません。
デンマークに本拠地を置くInfluencerMarketingHub社が提供する『Best Times to Post Based on your Most active Followers Time Zones』を使って、東京時間におけるアクティブユーザーが多い時間帯・曜日は次のような結果になりました。
上記の図を見ても分かる通り、金曜日の夜間が必ずしもアクティブユーザーが多い時間帯とは限りません。
ただし、上記のアクティブユーザーは、東京の視聴者数が多い場合という限定になります。
そのため、海外向けに動画を投稿している場合などは、その国の事情に合わせて投稿時間を考えるようにしてください。
また、アクティブユーザーが多い時間帯というのは、年月と共に変化します。
例えば、今は金曜日の夜間にアクティブユーザーが少なくても、半年後、1年後には状況が変わっている可能性もあります。常に最新情報を確認してください。
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TikTokでエンゲージメント率が低いのは何曜日?
動画を最後まで視聴してくれることや「いいね」などを押してくれること、そしてコメントなどを寄せてくれる率のことを「エンゲージメント率」と呼んでいます。
TikTokでは、このエンゲージメント率が拡散に影響を与えます。エンゲージメント率が高ければ質の高い動画と評価され、さまざまなユーザーの「おすすめ」欄などに表示されます。
一方、エンゲージメント率が低ければ、そこまで拡散されることもありません。
そこで、Webマーケターとしては、エンゲージメント率が高い時間帯を狙って動画を投稿したいと考えるのではないでしょうか。
ただ、TikTok運営者側から、このエンゲージメント率が高い日時等は公表されていません。ですので、自社で実際に投稿を繰り返しながら検証を重ねる必要があります。
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TikTokでバズりやすい時間帯に投稿してもバズらない原因とは?
TikTokのバズりやすい時間帯に投稿すれば、その確率を上げることが出来ます。
しかし、この時間帯に投稿したからといって、必ずしもバズるとは限りません。
バズるのには、それ以外にもさまざまな要因が絡むからです。TikTokでバズるために必要なのは、時間帯の要素以外にも次の点に気をつける必要があります。
バッチ理論により拡散が止められる
バッチ理論とは、TikTokのアルゴリズムの1つです。バッチとは一定の束という意味です。
動画を投稿すれば、一気にその動画が拡散するわけではありません。TikTok側が一部のユーザー(これをバッチと呼んでいます)にのみ自社の動画をテスト的に拡散してくれます。そして、そのバッチが高いエンゲージメントを示すかどうかをTikTok運営者側が確認します。
そして、高いエンゲージメントを確認することができれば、急激に拡散されはじめ「おすすめ」欄などに表示されるようになります。
一方、バッチのエンゲージメント率が低い場合は、それで終了となります。基本的にはほとんど拡散されなくなってしまいます。
整理すると次のような手順になります。
- 自社が動画を投稿
- 一部のユーザー(バッチ)に対して動画を表示
- バッチの反応が良ければ拡散される
このバッチ理論から逆算すれば、最初から「一般のアクティブユーザーが多い時間帯」を狙うのはやや難易度が高いということになります。
むしろ、全体のアクティブユーザーが少なくても、自社が狙ったユーザーがエンゲージメントをしている時間帯を狙うことで、バッチの反応がとれ、拡散される可能性が高まるということになります。
自社の動画コンテンツが一番刺さりやすいターゲット層が多くいる時間帯で勝負することを考えてみてください。
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TikTokでバズる動画はどのような動画?
ここでは、TikTokでバズる動画はどのようなものなのかという事についてお伝えします。バズるためには、時間帯とコンテンツ、そして見せ方が大切です。
さらにWebマーケティングとしてTikTok動画に取り組む場合は、コンテンツ内容が商品・サービスの案内になることも多いと思います。こういった広告に近いコンテンツを配信する場合にはどうバズらせれば良いのかということについてもお伝えします。
時間帯
TikTokはさまざまな年代の方が利用していますが、とりわけZ世代の視聴者は多くいます。
Z世代というのは1990年代中盤から2010年代序盤に誕生した世代のことです。この世代は生まれたときからデジタルに慣れ親しんでいるという層です。
そのため、バズる動画を投稿するにはこういった世代の生活時間を考慮する必要があります。
昼間はまだ学校に行っていると思われますので、動画を投稿してもバズる可能性は低いことになります。
また、未婚の会社員ということを考慮すれば、深夜の時間帯などは自分の時間を作りやすいため、視聴に時間を使う人が多いと予想できます。
このように主なTikTokユーザーがどのような生活スタイルをしているのかを考慮して、動画投稿をおこなってみてください。
コンテンツ
Z世代が求めているコンテンツはリアルさ・斬新さ・楽しさであることが多いです。Z世代をターゲットユーザーに選ぶのであれば、こういった要素を含む動画コンテンツを配信する必要があります。
一方、過度にブランド化されて、作り込まれた感のある動画は避けられる傾向がある点も忘れないようにしてください。綺麗なだけ・情報伝達だけ・ユニークさがないといった要素が強い動画は、TikTokユーザーから敬遠されがちです。
動画の見せ方
動画コンテンツをつくる上で、冒頭の3秒が決め手になると言うルールがあります。
この3秒でユーザーの興味・関心を惹きつけることができなければ、その後、最後まで動画を視聴してもらえません。TikTokのユーザーは最初の数秒で、この動画を視聴する・しないを判断して、次々に動画をスワイプしていくからです。
そのため、動画コンテンツの最初の3秒には細心の注意を払う必要があります。エフェクト機能やテロップなどを最大限使用して、ユーザーの注目を集めるようにしてください。
また、最初の3秒でどんなメッセージを伝えるのかも大切です。キャッチコピーをつくる要領で、意外性・新規性・興味性が高いメッセージを伝えてください。
広告
Webマーケティングの1つとしてTikTokに取り組む場合、自社の商品やサービスを案内した動画をバズらせたいという気持ちもあるのではないでしょうか。
この場合は、「Advertainment」に取り組んでみてください。
これは、SNSマーケティングやインフルエンサーマーケティングの専門会社Fanbytes(本社:ロンドン)が提唱したコンセプトです。
広告とエンターティメントを組み合わせたもので、ユニークで、時にはコメディになってしまうような内容を含めて、商品・サービスを広告すべきという意味です。
TikTokを利用し、自社の商品やサービスを告知する際も、このAdvertainmentのコンセプトを踏まえて制作するようにしてください。
そうすることによって、動画コンテンツが商品・サービス案内であったとしても、バズる可能性があります。
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TikTokでバズる時間帯は投稿動画のジャンルにも左右される
TikTokでバズる時間帯はジャンルによっても左右されることがあります。これは視聴しているユーザー層によって影響を受けるからです。
例えば「料理」などのジャンルで動画を投稿する場合、多くのユーザーが主婦であることが多くなります。そのため、食事が終わったタイミングや夕食作りの前など主婦がTikTokを視聴している時間帯を 狙って投稿することが大切です。
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TikTokでバズる時間帯を分析するならビジネスアカウント
TikTokでバズりやすい時間帯をみつけるには、最終的に自社で統計をとって確認する必要があります。
そのためには、通常アカウントではなく、ビジネスアカウントにする必要があります。
なぜなら、TikTokの「ビジネススイート」にある「インサイト」を確認することができるからです。このデータを活かすことで、ユーザーがどの時間帯に動画視聴しているのかを調べることができるのです。
ビジネスアカウントについて詳しく知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。
TikTokのビジネスアカウントと個人アカウントの違いとは?
【最新】TikTokビジネス(企業)アカウントのメリット・デメリットを完全解説!
ビジネスアカウントに変更したら、確認して欲しい点は次の2つです。
- オーディエンスの地域
- フォロワーのエンゲージメント率が高い時間帯
1つずつ解説します。
オーディエンスの地域
まずは自社の動画を視聴してくれているユーザーがどこに住んでいるのかを確認します。日本なのか、海外なのかなど視聴地域を特定します。
海外からの視聴が多い場合は、その国の時間帯を考慮して動画投稿をおこなってください。
フォロワーのエンゲージメント率が高い時間帯
「フォロワー数」タブを開いて下にスクロールし「フォロワーアクティビティ」を確認すると、日付ごとにエンゲージメント率を確認することができます。
これを元に統計を取っていけば、何曜日に視聴されることが多いのかを調べることができます。
また、同じページで時間帯ごとの統計も知ることができます。こういった情報を一定期間収集することによって、自社にとっての適切な投稿時間帯を特定していくことができます。
TikTokでは、上記のようなデータが数日から最大28日ですべて削除されてしまいます。そのため、自社で上記2つのデータを確認しながら、Excelなどに集計をするようにしてください。
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TikTokでバズる時間帯に予約投稿する方法
ユーザーがエンゲージメントをしやすい時間帯が特定できても、自社で動画投稿できる時間帯ではないということもあるのではないでしょうか。
例えば、22時頃からターゲットになるユーザーが増えるということを分析できても、その時間帯に担当者が動画投稿できないのであれば、その分析結果を活かせないです。
このような場合は予約投稿をおこないます。以下に予約投稿機能を使う手順についてお伝えします。
Step1.PC版のTikTokにアクセス
2025年1月現在、予約投稿はスマホのTikTokアプリでは使用できません。そのため、PCを利用してTikTokにアクセスします。自社のアカウントでログインしてください。
Step2.アップロードをクリック
投稿したい動画を選択し、動画をアップロードします。
Step3.投稿予約をオン
設定画面で投稿予約機能をオンにしておきます。
Step4.予約投稿の日時を選択して「投稿予約」をクリックする
希望する投稿時間を指定します。
以上で予約投稿の完了です。
この機能があれば、自社が希望する日時で動画を投稿することができるので、この機能を最大限活かしてください。
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まとめ:【2025年】Tiktokでバズる時間帯とは?最適な投稿時間をどう見つける?
今回は、TikTokの動画投稿時間についてお伝えしました。適切な投稿時間帯に投稿すれば、必ずバズる訳ではありません。
しかし、より確率を高めることはできます。今回の記事を参考に、自社の動画がバズりやすい時間帯を推定し動画投稿をおこなってみてください。
また、最終的にはビジネスアカウントの「インサイト」機能を使って、投稿時間の調整をするようにしてください。
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