Shopifyのコラボレーターアカウントに興味があるものの、詳しい特徴などを理解していない人も多いでしょう。本記事では、Shopifyのコラボレーターアカウントの特徴・概要を説明したうえで、権限・メリット・アクセスリクエスト・削除方法などを解説します。コラボレーターアカウントについて詳しく知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
Contents
- 1 Shopify Partnerとは?
- 2 Shopifyのコラボレーターアカウントとは?
- 3 Shopifyのコラボレーターアカウントのメリット
- 4 クライアントストアへのアクセスをリクエストする方法(コラボレーター申請)
- 5 Shopifyのコラボレーターアカウントの削除方法
- 6 Shopifyのコラボレーターアカウントの権限について
- 7 Shopifyのスタッフアカウントとは?
- 8 Shopifyのスタッフアカウントの作り方
- 9 Shopifyのスタッフアカウントで追加出来る人数は?
- 10 Shopifyのスタッフアカウントのメリット
- 11 Shopifyのコラボレーターアカウントとスタッフアカウントの違い
- 12 まとめ:Shopifyのコラボレーターアカウントとは?権限・メリット・アクセスリクエスト・削除方法などを紹介!
Shopifyやその他ECの制作・運用・保守について、お気軽にご相談ください。
連絡は問い合わせ・無料相談・無料お見積りよりどうぞ。
Shopify Partnerとは?
Shopify Partnerとは、Shopifyの売り上げに貢献する代わりに報酬を得るパートナー契約のことを指します。具体的には、Shopifyの機能やメリットについて説明して新規顧客を獲得したり、Shopifyのテーマやアプリを開発したりする取り組みをするケースが多いです。
法人だけでなく、個人事業主として活動している人もShopify Partnerになれます。海外ではShopify Partnerとして活動する人や企業の数が多いですが、日本においては少ないのが現状です。しかし、今後増えていくと考えられるため、早めにShopify Partnerになっておけばさまざまなメリットを得られるでしょう。
Shopifyやその他ECの制作・運用・保守について、お気軽にご相談ください。
連絡は問い合わせ・無料相談・無料お見積りよりどうぞ。
Shopifyのコラボレーターアカウントとは?
Shopifyのアカウントにはストアオーナー・スタッフアカウント・コラボレーターアカウントの3種類があります。それぞれの特徴は以下のとおりです。
- ストアオーナー:ECストアを管理する責任者のアカウント。すべての権限が付与されている。
- スタッフアカウント:ストアオーナーが自由に設定できるアカウント。権限の範囲もストアオーナーが決められる。
- コラボレーターアカウント:外部のパートナーが申請できるアカウント。スタッフアカウントとは違い人数に上限がないのがポイント。スタッフアカウントと同様の権限がある。
スタッフアカウントの数は契約プランによって制限が設けられていますが、コラボレーターアカウントはどのプランを選んだ場合でも無制限に追加できます。また、権限の範囲をストアオーナーが自由に決められるため、実質スタッフアカウントと大差ありません。
Shopifyやその他ECの制作・運用・保守について、お気軽にご相談ください。
連絡は問い合わせ・無料相談・無料お見積りよりどうぞ。
Shopifyのコラボレーターアカウントのメリット
ここでは、Shopifyのコラボレーターアカウントを設定することで得られる2つのメリットについて詳しく解説します。
作業に必要な部分にアクセスするのが容易
先述したとおり、コラボレーターアカウントがアクセスできる範囲はストアオーナーが決められます。作業に必要な部分だけ権限を付与できるため、顧客や社内の機密情報にアクセスされる心配がありません。
連携プロセスが円滑且つ簡単
コラボレーターアカウントを設定することで、Shopify事業者とパートナーの連携をスムーズに進められます。煩雑な手続きや作業が発生しないのが嬉しいポイントです。スピーディーかつ安全に連携プロセスを実施できるため、ビジネスチャンスを逃さずに済むでしょう。
Shopifyやその他ECの制作・運用・保守について、お気軽にご相談ください。
連絡は問い合わせ・無料相談・無料お見積りよりどうぞ。
クライアントストアへのアクセスをリクエストする方法(コラボレーター申請)
コラボレーター申請とは、クライアントのECストアへのアクセスをリクエストする手続きのことを指します。具体的な手順は、以下のとおりです。
- パートナーダッシュボードを開き「ストア管理」を選択
- 「ストアを追加する」を選択
- ストアタイプにおける「管理ストア」をクリック
- ストアのURLを入力
- アクセスしたい権限の項目を個別で選ぶ、または「フルアクセス」をクリックする
- 必要に応じてメッセージを入力する
- 「保存」を選択して完了
手順⑦まで終わると、Shopifyの管理画面上に通知が掲載されるうえにストアオーナーにリクエストされた旨のメールが送付されます。申請をしてから7日間が経過すると承認期限が切れますが、再度申請できるため焦る必要はありません。
なお、手順⑤でアクセスしたい権限を選べますが、ストアオーナーによってあとから変更されることもあります。
Shopifyやその他ECの制作・運用・保守について、お気軽にご相談ください。
連絡は問い合わせ・無料相談・無料お見積りよりどうぞ。
Shopifyのコラボレーターアカウントの削除方法
Shopifyに関する業務が完了したら、ストアオーナーによりコラボレーターアカウントが削除される場合があります。また、コレボレーター側からアカウントを削除することも可能です。
具体的には、ストア管理画面で該当するストアを選び、「管理中のストアを削除する」の項目をクリックすることで削除できます。業務完了後アカウントを削除することで、事業者側のセキュリティが保たれます。
Shopifyやその他ECの制作・運用・保守について、お気軽にご相談ください。
連絡は問い合わせ・無料相談・無料お見積りよりどうぞ。
Shopifyのコラボレーターアカウントの権限について
Shopifyにおけるコラボレーターアカウントの権限には、以下の種類があります。
【一般的なスタッフの権限】
- ホーム
ホームページの表示
- 注文(注文の表示・作成・更新・削除・キャンセル・エクスポート・注文通知の受け取り)
- 下書き注文(下書き注文の作成・変更・削除・複製)
- 商品を見る
- 商品費用を表示する
- 商品を作成および編集する(商品の作成・編集・インポート・公開・共有・アーカイブ)
- 商品費用を編集する
- 商品価格を編集する
- 在庫を管理する(在庫の作成・転送・追跡・インポート・エクスポート)
- 商品と在庫をエクスポートする
- 商品とコレクションを削除する(商品・バリエーション・コレクションの削除)
- カタログ・価格表を表示する
- カタログを作成および編集する(カタログの表示・作成・編集・アーカイブ・インポート)
- カタログを削除する
- ギフトカード(ギフトカードの表示・作成・発行・CSVファイルへのエクスポート)
- メタオブジェクト定義(定義の作成・編集・削除)
- メタオブジェクトエントリー(エントリーの作成・編集・削除)
- 顧客管理(お客様プロフィールの表示・追加・編集・削除)
- レポート(レポートを表示・作成)
- ダッシュボードの表示
- マーケティングキャンペーンの表示・作成・自動化
- 割引管理(クーポンコードおよび自動ディスカウントの表示・作成・CSVファイルへのエクスポート)
【オンラインストアの権限】
- テーマ(テーマの表示・変更・公開)
- コードを編集する(コードエディタの使用によるテーマコードの変更)
- ブログ記事とページ(ブログ記事ページの表示・作成・変更・公開・削除)
- 検索とメニュー(メニューの表示・作成・変更・削除)
- ドメイン(ドメイン設定の表示・編集)
【管理権限】
- 設定を管理する(管理オプションへのアクセス・Webhookの作成)
- 税金と関税の管理
- ストアポリシーの作成・管理
- ロケーション(ロケーションの作成・変更・削除)
- 権限を編集する(スタッフ・コラボレーター権限の表示・変更)
- 外部ログインサービス(外部ログインサービスの表示・更新)
- 他のスタッフのアクセストークンを取り消す
- スタッフやコラボレーターが開発したアプリを表示
【財務権限】
- 請求情報を表示し、請求書のメールを受信する
- Shopify ペイメントの支払いを表示する(Shopify ペイメントの設定・支払い・取引の表示)
- 決済設定を管理する(Shopify ペイメント以外の決済方法の管理)
- Balanceアカウントのアクティビティを表示する(Shopify Balanceにおけるすべての取引・支払い可能な金額の確認)
【アプリとチャネルの権限】
- アプリとチャネルを管理およびインストールする
- 特定のアプリと販売チャネル
このように、Shopifyには豊富な権限が存在します。スタッフアカウントやコラボレーターアカウントに付与する権限をストアオーナーが自由に選べるため、柔軟に業務を進められるのが魅力です。
Shopifyやその他ECの制作・運用・保守について、お気軽にご相談ください。
連絡は問い合わせ・無料相談・無料お見積りよりどうぞ。
Shopifyのスタッフアカウントとは?
先述したとおり、Shopifyのスタッフアカウントとはオーナーが追加できるアカウントのことです。コラボレーターアカウントと同様、付与する権限を自由に選べます。
コラボレーターアカウントは申請されたものを承認する必要があるのに対し、スタッフアカウントはオーナー側が追加する人を選択します。
Shopifyやその他ECの制作・運用・保守について、お気軽にご相談ください。
連絡は問い合わせ・無料相談・無料お見積りよりどうぞ。
Shopifyのスタッフアカウントの作り方
Shopifyにおけるスタッフアカウントの追加方法・承認手順は、以下のとおりです。
【スタッフを追加する方法】
- Shopify Adminを開き「設定」→「ユーザーと権限」をクリック
- 「スタッフを追加する」 を選択
- 追加したい人のフルネームとメールアドレスを入力
- スタッフメンバーに付与する権限を選択(この際すべての権限を付与する場合「すべて選択する」を選ぶ)
- 「招待を送信」をクリックして完了
【スタッフメンバーの承認手順】
- 届いた招待状メールのなかで「スタッフを作成する」を選択
- 「招待を承諾する」を選択
- メールアドレス・氏名・電話番号・パスワード入力し、Shopify IDを作成する
- 「アカウントを作成」を選択して完了
簡単に追加・承認できるため、時間や手間を最小限に抑えられます。
Shopifyやその他ECの制作・運用・保守について、お気軽にご相談ください。
連絡は問い合わせ・無料相談・無料お見積りよりどうぞ。
Shopifyのスタッフアカウントで追加出来る人数は?
Shopifyには3つの料金プランが用意されており、どれを選ぶかによってスタッフアカウントとして追加できる人数が異なります。プランの料金・特徴・スタッフアカウントの上限は以下の表のとおりです。
プラン名 | ベーシックプラン | スタンダードプラン | プレミアムプラン |
料金 | 月額33ドル | 月額92ドル | 月額399ドル |
スタッフアカウントの上限 | 2名 | 5名 | 15名 |
その他の特徴 | 基本的な項目を押さえたレポート/最大1,000か所の在庫ロケーション | プロフェッショナルレポート/最大1,000か所の在庫ロケーション | カスタムレポートビルダー/最大1,000か所の在庫ロケーション |
一番高額なプレミアムプランを選べば、15名までスタッフアカウントを追加できます。
また、すべてのプランにおいて、以下の機能・サービスの利用が可能です。
- オンラインストア:コーディング不要で構築できる
- 販売チャネル:商品の宣伝・販売を行える
- POS:在庫追跡・スタッフ管理などができる
- 24時間体制のサポート:メールサポートやライブチャットサポートを受けられる
どのプランを選んだ場合でも無料トライアルがあるため、使用感を把握してから導入を検討できるのが嬉しいポイントです。
Shopifyやその他ECの制作・運用・保守について、お気軽にご相談ください。
連絡は問い合わせ・無料相談・無料お見積りよりどうぞ。
Shopifyのスタッフアカウントのメリット
Shopifyのスタッフアカウントを設定することで、作業分担ができる・責任の所在が明確になる、といったメリットを得られます。詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
作業分担が可能
ECサイトを運営する際には、以下の業務が生じます。
- 商品企画
- 仕入れ・製造
- サイト制作・更新管理
- プロモーション
- 受注処理
- 在庫管理
- 出荷
- 配送
- アフターサービス
スタッフアカウントを設ければ、各作業の担当者を分けられて作業ができます。1人ですべての業務を担当する場合に比べ、効率的にECサイトの運営を進められるでしょう。
責任の所在がわかる
作業分担をせずに全スタッフがやみくもに業務に取り組んでいると、責任の所在が不明確となります。発注業務に関してトラブルが生じたり、顧客からクレームが寄せられた際に、責任者がいないと改善するのが困難です。
明確に責任者を設けることで、業務への意識が高まり仕事のパフォーマンスが向上する効果も期待できます。
Shopifyやその他ECの制作・運用・保守について、お気軽にご相談ください。
連絡は問い合わせ・無料相談・無料お見積りよりどうぞ。
Shopifyのコラボレーターアカウントとスタッフアカウントの違い
Shopifyにおけるコラボレーターアカウントとスタッフアカウントの違いは以下の表のとおりです。オーナーが権限範囲を自由に決められる点は、両者に共通しています。
違い | コラボレーターアカウント | スタッフアカウント |
申請方法 | 自ら申請する | オーナーが追加する |
人数制限 | 無制限 | プランによって異なる(2名・5名・15名) |
違いを理解したうえで、それぞれのアカウントを上手に使い分けられれば、業務効率化や顧客満足度の向上などを実現できます。
Shopifyやその他ECの制作・運用・保守について、お気軽にご相談ください。
連絡は問い合わせ・無料相談・無料お見積りよりどうぞ。
まとめ:Shopifyのコラボレーターアカウントとは?権限・メリット・アクセスリクエスト・削除方法などを紹介!
Shopifyのコラボレーターアカウントを設定することで、必要な作業の権限のみを付与できるためセキュリティを担保しつつ業務効率化を図れます。豊富な権限の中からオーナーが付与するものを選べる点はスタッフアカウントと同じですが、申請フローが異なります。
また、コラボレーターアカウントは数に制限がないのに対し、スタッフアカウントは上限が定められています。ぜひ、本記事を参考にしてコラボレーターアカウントに関する理解を深めてください。
Shopify制作のお見積もり・ご相談
また、初めてのお取組みで不安のある方などもご不明点などはお気軽にご連絡ください。