2021.9.5

Instagramを活用したキャンペーン事例を徹底解説

Instagramを活用したキャンペーン事例を徹底解説

昨今では、比較的若い世代のユーザーを多く抱えているInstagramで、マーケティングを行っている企業が増加しています。

マーケティングの手法としてはInstagramでキャンペーンを展開していきますが、その効果自社の認知度が上がったり、自社ブランドの価値が上がったりといろいろあり、たくさんの成功事例が続出しています。

しかし、全てのキャンペーンが成功している訳ではなく、ユーザーの反応がイマイチで思うような成果が出ない企業もあるというもの。

この記事では、キャンペーンを行う企業が増加傾向にある理由と、お手本になるキャンペーン事例を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

なぜInstagramを活用するべきなのか

SNSの中でも多くの企業がInstagramを選んでいるのは、大まかに分けて3つの理由があります。

  • Instagramのユーザーが増えているため、マーケティング効果が高まる
  • 企業側の都合による宣伝より、今は双方向のマーケティングの需要があるため
  • 画像や動画でユーザーに対して直感的にアプローチできる

上記の理由をきちんと認識してからInstagramを活用した方が良いので、それぞれ具体的に見ていきましょう。

Instagramのユーザー増でマーケティング効果が高まる

企業がInstagramを使ってマーケティングを行う理由は、インスタグラムを利用するユーザーがどんどん増えているからです。

世界的に見るとInstagramのユーザーは10億人と言われていて、その中でも日本人の利用者は3,300万人以上になります。

以前は、FacebookなどのSNSを使ってマーケティングする会社が多くいましたが、Instagramのユーザーが急激に増えたことによって、企業からの関心が集まりました。

また、多くのInstagramのユーザーは「20歳〜34歳の女性(マーケティング用語ではF1層)」が占めているので、Instagramを活用したマーケティングは期待できると言えます。

企業側の都合による宣伝より、今は双方向のマーケティングの需要があるため

今までは企業から一方的に広告を発信していることが多くありました。

例えばCMは企業からの発信になりますが、SNSやネットが世の中に広まって行くに連れて、誰でも情報を発信することができるようになりました。

そのため、企業の都合で行っている宣伝だけではなく、個々に双方向のコミュニケーションを取ったり、口コミやレビューなどの情報を拡散したりすることに需要が高まっています。

画像や動画でユーザーに対して直感的にアプローチできる

Instagramは他のSNSに比べると、個人の情報発信でも大きな成果を上げられます。

Twitterは今まで、キャンペーンの名前などハッシュタグを付けて投稿することが多くありました。

ハッシュタグをつけることで、認知してもらいやすくなりますが、ユーザーがツイートを見て商品やサービスを買いたくなるかは、また別の話になるというもの。

一方、Instagramは誰でも写真や動画を投稿でき、文章だけのツイートに比べると直感的にユーザーの心にアプローチができます。

よって、Instagramを活用したキャンペーンを行う企業が増加してきているのです。

キャンペーンの種類

次にInstagramのキャンペーンの種類について紹介していきます。

キャンペーンは主に「ハッシュタグ」と「いいね・フォロー」の2つに分けられます。

  • ハッシュタグを付けた投稿を条件にするキャンペーン

Instagramのキャンペーンでよく見かけるのは、ハッシュタグを利用した方法です。

ハッシュタグキャンペーンは、独自のハッシュタグをユーザーに付けてもらって投稿を促します。

大体は、ハッシュタグの内容に合った投稿をしてくれるもので、独自のハッシュタグを付けて投稿してくれた人の中から当選者を決定するというシステムです。

自社の商品をユーザーに投稿してもらうことで、認知度アップに大きな期待ができるでしょう。

  • いいね・フォローを条件にするキャンペーン

先ほど紹介した、ハッシュタグキャンペーンより簡単なキャンペーンです。

いいねとフォローをするだけなので、ユーザーは簡単に参加ができます。

企業側としては、自社ブランドの認知度を高める効果と、フォロワーを獲得できるのが利点です。

また、「いいね」をしてくれた中から当選者を決める時も、「いいね」の一覧が表示されるので、順不同に選んでいくだけで手間がかかりません。

キャンペーンを活用する流れ

キャンペーンを実施する全体の流れについて、大まかに把握していきましょう。

  1. 目的を決定する
  2. アイディアを出す
  3. 内容を考察する
  4. 実施して分析する

上記の流れを詳しく紹介していきます。

目的を決定する

キャンペーンで成し遂げたい目的をはっきりさせておきます。

具体的には

  • 商品の認知度アップ
  • 自社サイトや店舗へ集客
  • フォロワーを増やす
  • ユーザーによって作られたコンテンツ(UGC)を増やす

目的によって内容や、目標度合いを評価する指標「KPI」も異なってきます。

よって自社の課題を明らかにし、分析を行って、どんな目的のキャンペーンにしていくか最初に決めていきましょう。

また、企業がInstagramを活用するならビジネスアカウントに切り替えておくようにしてください。

アイディアを出す

目的が決まったら、チームでキャンペーンのアイディアを出し合いましょう。

アイディアをひねり出す時間を設けた方が、インパクトのある発想が出てくることがあるのでおすすめです。

内容を考察する

次にキャンペーンの内容に必要なリソースを考えていきます。

主に考える必要がある7つの項目を紹介していきます。

  • KPI

目標に対して、どのくらい達成されているか評価する指標「KPI」を目的に合わせて設定します。

キャンペーンが終わった時に分析するため、しっかり設定します。

しかし、KPIを多数設定してしまうと、目的がブレやすくなるため、必要な数だけにしておきましょう。

  • 予算

どのくらいキャンペーンには費用がかかるのか、予算を計算しておきます。

また、予算を回収するためには、いくらぐらい結果を出せば良いのかも算出します。

わざわざ予算をかけてまで行うキャンペーンなのかジャッジするのに重要です。

  • ペルソナ

新しく顧客を増やしたいのか、もともといるお客さんのロイヤルティを高めるのか、などの目的に合わせたターゲットのペルソナを細かく決定します。

  • 内容

キャンペーンの種類では、いいね・フォローをするだけで参加できるものや、ハッシュタグを付けてもらって画像を投稿する写真コンテストのようなキャンペーンにするか、具体的に決めていきます。

  • 参加するメリット

ユーザーがキャンペーンに参加することで得られるメリットを決めます。

例えば、プレゼントを用意するならユーザーが喜んでくれるようなものを選んで、マーケティングに合った規模で選定していきます。

  • 期間

キャンペーンを行う際には、季節に合わせた時期にするのか、自社の業績が好調の時にするのかなど考えてキャンペーン期間を決めていきます。

  • 運用について

キャンペーンの運用はチームにするか担当者を決めるのか、細かくどのような体制で運用するか決めていきます。

また、キャンペーンの問い合わせや商品の発送なども、どうやって行っていくか運用を整えておきます。

実施して分析する

キャンペーンを実際に行ったら、どのような効果があったのかを分析します。

事前に定めたKPIに目を通し、目標を達成しているか、していないかを確認します。

もし達成できているなら、なぜ成功できたのか要因を把握しておくことが大事です。

そして、次回のキャンペーンに備えてPDCAサイクルを回し、どんどん効果を上げていくようにします。

キャンペーンを成功させるためには

キャンペーンを実施するからには、成功させたいものです。

次に成功させるためのポイントを4つ紹介していきます。

  • ユーザーが参加しやすいように設定

参加できる条件は、なるべくハードルを下げておくようにすると、たくさんのユーザーが参加できるようになります。

具体的には、ハッシュタグを付けて投稿してもらうより、「いいね・フォロー」をするだけのキャンペーンが参加しやすいです。

そのため、たくさんのユーザーに応募してもらいたい時や、初回のキャンペーンの時は、参加の条件を簡単なものにしておくようにしましょう。

  • 参加のメリットをはっきりさせる

ユーザーがキャンペーンに参加したいと考える時は、大抵がプレゼント賞品をもらいたい時などです。

キャンペーンの告知をする時は、参加することで得られるメリットを目立つように提示することが大切です。

また、ユーザーに伝わりやすい文章でメリットを告知してあげると、たくさんのユーザーから注目をしてもらいやすくなります。

  • 独自のハッシュタグを使う

Instagramのキャンペーンでは、自社独自のハッシュタグと相性が良いです。

キャンペーンを始める前に、企業名やサービス名をキャンペーンの内容に寄らせて、世には出回っていない独自のハッシュタグを作りましょう。

加えて、ハッシュタグを活用したキャンペーンをする時は、今まだに使用されたことがない独自のハッシュタグを使わないとなりません。

Instagramで一緒のハッシュタグが使用されていないか、検索機能を使って調べておくと良いです。

  • 別のSNSでも参加できるようにする

キャンペーンをInstagramだけで行うのではなく、別のSNSでも全く一緒のキャンペーンが実施できるか考えておくこともおすすめです。

参加できる窓口を増やすことで、たくさんのユーザーに参加してもらえる確率が上がります。

例えば「いいね・フォロー」を付けることが条件のキャンペーンの時は、Twitterでも一緒の条件で行えます。

Instagram以外のSNSでも実施できるように検討しておきましょう。

キャンペーンを行う際の注意点

Instagramのキャンペーンを実施する時は、Instagram社のガイドラインを守らなくてはなりません。

ガイドラインにはルールが記してあり、Instagramでキャンペーンを行う時には以下の3つを明示することになります。

  • 公式ルール
  • 規約と年齢などの資格要件
  • Instagram社がキャンペーンに関係ないこと

3つのポイントをきちんと明示して作成するようにしましょう。

キャンペーンの参加にはよく条件がありますが、自社商品と関連のない写真にアカウントをタグ付けするようなことは禁止になります。

ルール違反をすると、アカウント停止になる恐れがあるため、キャンペーンを行う際には必ずガイドラインを確認して内容を把握しておきましょう。

また、キャンペーンの投稿をしてしまったら画像は編集することができないので、投稿する前にしっかりチェックしておきます。

画像を直して再度投稿するとなると、今までもらった「いいね」までが全て消滅してしまうので注意してください。

Instagramを使った国内のキャンペーン事例選

ここからはInstagramを活用した日本国内のキャンペーン事例を紹介していきます。

日本でもいろいろな企業がInstagramのキャンペーンを実施しています。

Audi Japan@audijapan

引用元:audijapan /Instagram

自動車メーカーのAudi Japanは、2020年に新型Audi Q3の登場を記念してキャンペーンを行いました。

内容は、AudiがセレクトしたColeman のおうちキャンプグッズセットを「いいね・フォロー」した方の中から抽選で50名にプレゼントするといったものです。

新型コロナウイルスの影響で巣ごもり期間が多くなり、おうちでもキャンプグッズを使用することで、アウトドア気分を楽しんでもらおうといった企画です。

このキャンペーン事例は「いいね・フォロー」をするだけなので、ユーザーも参加しやすい内容になっています。

また、コロナ禍でも楽しんでもらおうというサービス精神が、フォロワー獲得につながります。

実際に「いいね!」が6.5万件も付いていました。

マジョリカ マジョルカ@majolicamajorca.official

引用元:majolicamajorca.official /Instagram

資生堂のアカウントでもよくキャンペーンが実施されています。

そして、資生堂はユーザーを巻き込むキャンペーン内容が多く、スマホから簡単に参加ができるのと、Instagramの世界観を利用してうまく行っています。

2015年に実施されたキャンペーンは、自分の顔を撮影しキャンペーンサイトで顔のパーツを選択。自分の似顔絵を作成したら投稿するといったユーザー参加型キャンペーンを行っていました。

最近では、「マジョリ画」と言う似顔絵を作って、使ったコスメセットをモデルがプレゼントし合うというキャンペーンを実施していました。

憧れのモデルが使用したコスメセットを、自分も使って同じメイクにしたい!という心理をうまく利用したキャンペーンになっていて、モデルが楽しみながらコスメを使用しているため、自然なPRができている成功事例です。

Gap Japan@gap_jp

引用元:GapKids×ED #ガールズエンパワーメントInstagramリレーに参加しよう

GAPはファッションブランドですが2015年にInstagramを活用して、リレー形式でキャンペーン参加を促すことを行っていました。

普通の投稿よりハードルが高いキャンペーンになっており、その内容は「吹き出し」の部分に自分の情熱をコメントし、投稿した後には友達を3 人選びます。

選ばれた友達のアカウントにも、吹き出しに情熱のあるコメントを投稿するといったリレー形式です。

吹き出しは、アプリからダウンロードした画像を貼り付けるか、お店で配っている用紙を持って撮影します。

そして、独自のハッシュタグを付けて投稿をします。

ユーザーが参加してくれるように、吹き出しにコメントした投稿画像の冊子をプレゼントとし、冊子をシェアすることで若者の欲求を満たすことを重点に置いていました。

参加者を増やすキャンペーンは、参加で得られるメリットが少ないとユーザーは動いてくれにくいことと、手間がかかるような投稿は億劫になってしまうので、リレー式のキャンペーンの時はハードルを下げて、ユーザーのモチベーションが高まるような内容で実施しましょう。

ハーゲンダッツジャパン@haagendazs_jp

引用元:haagendazs_jp /Instagram

ハーゲンダッツのハッシュタグを付けて投稿すると、毎日1名にミニカップ30個のプレゼントというキャンペーンを以前に行っていました。

一般的なアイスの中でも高級なハーゲンダッツですが、その高級アイスが毎日プレゼントされ、ハッシュタグを付けるだけだったので、多くの投稿がありました。

このキャンペーンはブランディングができる上に、ユーザー達にも共感を得られ、成功事例となっています。

その結果、参加型キャンペーンによって、ユーザーから投稿されたハート型のハーゲンダッツのことを「#ハーゲンハート」と言うハッシュタグが生み出されました。

2021年現在では1.1万件以上の投稿がある人気ハッシュタグになりました。

引用元:#ハーゲンハート /Instagram

微妙にハート型になっていない画像もあり、ユーザーが「これはハート型かな?」と投稿すると、他のユーザーが反応してお互い共有するように。

これもキャンペーンを行ったことで生まれたハッシュタグなので、成功したキャンペーンと言えます。

CHILL OUT@chillout_official

引用元:chillout_official /Instagram

2017年6月から発売された「リラクゼーションコーラ」ですが、こちらもInstagramを活用したキャンペーンを実施しています。

発売開始された当時は、「いいね・フォロー」をしたユーザーから抽選で10名JTBの旅行券やコーラ10本などプレゼントをしていました。

参加型のキャンペーンでしたが、新商品のブランディングだったため、簡単に参加できるように設定しています。

新商品のPRをする時は、なるべくハードルの低いキャンペーンにすることが大切です。

まとめ:Instagramを活用したキャンペーン事例を徹底解説

Instagram のキャンペーン事例を紹介してきましたが、いろいろなキャンペーンの仕方があるものです。

どのキャンペーンも、ユーザーにとって楽しい企画であることが大前提になります。

自社商品に適したキャンペーンの仕方を取り入れ、フォロワーを増やし、マーケティングに役立てましょう。

Shopify experts(エキスパート)ならShopi Lab

監修者
佐藤沙知
佐藤沙知

shopi lab SNSコンサルタント

大手SNSマーケティング企業で、インフルエンサーマーケティング、SNSコンサル、SNS運用を手掛け、
現在アパレル、美容系など多くの企業へのコンサルタントとして活動中。

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