ネットショップの開設について検索していると、「世界シェア率No,1のShopify(ショッピファイ)」という文字を頻繁に目にしませんか?しかし「Shopify(ショッピファイ)とは何か」が分からず、疑問を抱えている方も多いと思います。
そこで今回はShopify(ショッピファイ)について、基本的な機能や料金、メリット・デメリット、他社との違いなど、気になる特徴をまとめてみました。
これからShopify(ショッピファイ)を導入検討の方は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
- 1 Shopify(ショッピファイ)とは
- 2 Shopify(ショッピファイ)の基本機能
- 3 Shopify(ショッピファイ)の料金プラン
- 4 Shopify(ショッピファイ)プラン比較表
- 5 Shopify(ショッピファイ)のメリット7つ
- 6 Shopify(ショッピファイ)のデメリット
- 7 Shopify(ショッピファイ)と他のECカート比較
- 8 各ネットショップのメリット・デメリットまとめ
- 9 各ネットショップの費用比較
- 10 Shopify(ショッピファイ)の利用企業例
- 11 Shopifyの未来・今後について
- 12 Shopify(ショッピファイ)の新機能
- 13 Shopify(ショッピファイ)は難しいのか
- 14 こんな方にはShopifyがおすすめ
- 15 Shopify(ショッピファイ)を制作依頼するには?
- 16 Shopify(ショッピファイ)制作会社の選び方
- 17 Shopify expertsについて
- 18 Shopifyを制作する前にするべき事前準備
- 19 Shopify(ショッピファイ)の開設前に確認する3つのこと
- 20 Shopify(ショッピファイ)制作を依頼する際の注意点
- 21 Shopify(ショッピファイ)制作の依頼はShopi Labまで
- 22 まとめ:Shopify(ショッピファイ)とは?メリット・デメリットから機能まで徹底解説!
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Shopify(ショッピファイ)とは
Shopify(ショッピファイ)とは、世界シェア率No.1のECサイト構築サービスです。2004年にカナダで誕生したNYSE(ニューヨーク証券取引所)の上場企業であり、世界175か国・170万以上のビジネスがShopifyを導入しています。
そして日本では、2017年に日本法人「Shopify JAPAN」を設立し、和訳を含め国内向けの調整がなされています。
また、他国の言語・通貨に対応している他、シンプルかつ高性能な機能・サービスが良いと世界で好評となっており、流通総額は驚きの2000億米ドルを超えています。
その背景には、ECサイトの販売状況や在庫状況などが自動的に集計される仕組みがあったり、PCだけでなくスマホからも簡単に確認できたりして、在庫マネジメントがしやすいという特徴などがあります。
Shopify(ショッピファイ)の基本機能
Shopifyの基本機能は、消費者側が使用する「フロント機能」と運営者が使用する「管理機能」と大きく2つあります。
消費者(ユーザー)側が使用する「フロント機能」
フロント機能には、「商品ページ」「カートチェックアウト」「顧客管理」「ブログ」といったものがあります。
消費者にとって分かりやすく、使いやすいサイトを作るのに必要な便利機能が詰まっています。
商品の魅力を消費者に届ける、サイトの表向き機能というイメージです。
運営者(バックオフィス)側が使用する「管理機能」
管理機能には、「アカウント管理」「オンラインストア」「販売チャンネル」「ホームページ」「商品管理」「ドメイン」「決済方法」「配送」「ストア分析」「コンテンツ管理」「生産性向上ツール」などの、実に豊富な機能が備わっています。
消費者が安全にサイトを利用できるように環境を整える他、商品の販売・在庫などの状況を把握するのに欠かせない機能です。
Shopify(ショッピファイ)の料金プラン
Shopifyでは、料金やサービス内容の異なる5つのプランを用意しています。
ライト-Shopify Lite | 最低価格だが既存サイトに販売機能を追加するプラン |
ベーシック-Shopify Basic | ビジネスを新しく始めるのに必要な最低限な機能 |
スタンダード-Shopify Standard | ビジネスの更なる成長をサポートする機能 |
プレミアム-Shopify Premium | ビジネスの規模を広げる高度な機能 |
プラス-Shopify Plus | 取引量の多いストアや大企業向けのプラン |
プラン別に具体的な違いをまとめましたので、以下を参考に確認してみてください。
月額9米ドル:ライトプラン
ライトプランは月額9米ドルで、ウェブサイトやブログに購入ボタンの追加をすることが可能です。
また、ライトプランであっても管理画面から注文管理や商品管理、メールカートを利用できます。
ただし、ECサイトを構築するのではなく、すでに運営しているサイトに販売フォームを搭載する仕組みになっている点に注意が必要です。
月額29米ドル:ベーシックプラン
ベーシックプランは、ECサイト運営に必要な最低限のサービスを提供しています。
以下の機能があり、Shopifyのベースとなっているのがポイントです。
- ECサイト・ブログを含むネットショップ
- 24時間体制のサポート
- 販売チャンネルの追加機能
- 手動による注文作成
- クーポンコード
- 無料SSL証明書
- かご落ち対策
- ギフトカード
管理権限の付与可能人数は2人までであり、海外のオンラインクレジットカード手数料が3.9%、日本のクレジットカード手数料が3.4%発生します。
月額79米ドル:スタンダードプラン
ベーシックプランの内容に加えて「プロフェッショナルレポート」のサービスが利用できます。時間帯による変化・初回とリピーターの違い・国別の販売状況など、カテゴリーごとに顧客を分析できるのが特徴です。
「どんな人が」「どのように利用して」「どのように商品を購入しているのか」ストアに必要なデータを効率よく整理できます。
また管理権限の付与可能人数が5人で、海外のオンラインクレジットカード手数料が3.85%、日本のクレジットカード手数料が3.3%まで下がります。
月額299米ドル:プレミアムプラン
スタンダードプランに加えて、マーケティングの戦略・分析に役立つ「カスタムレポートビルダー」と、最新かつ正確な配送料を自動計算する「外部サービスの計算済配送料」の2つが利用できます。
プレミアムプランであれば、Shopifyが提供する全サービスを活用できるのが特徴です。
管理権限の付与可能人数は15人にまで増え、海外のオンラインクレジットカード手数料が3.8%、日本のクレジットカード手数料が3.25%まで下がります。
月額2,000米ドル:プラスプラン
プラスプランは月額2,000米ドルと高額ですが、スタッフアカウント数が無制限であり、大企業が利用するうえで役立つ機能が存在します。
プラスプランは合計10のストアを作成することができるため、複数のブランドがある場合、それぞれにECサイトを構築可能です。また、特定ストアの販売合計の表示だけでなく、組織全体の販売合計も確認できるため、一括管理ができるというメリットがあります。
手数料はプランの中で最も低いため、販売量が多く規模が大きい場合には検討すべきプランと言えるでしょう。
Shopify(ショッピファイ)プラン比較表
料金プランについて詳しくご覧になりたい方は、下記リンクをご参照ください。
Shopify(ショッピファイ)のメリット7つ
Shopifyには、以下7つのメリットがあります。
- コストパフォーマンスに優れている
- 拡張機能アプリが充実している
- SNS連携力が高く、集客に強い
- 初めてでも簡単にサイトを構築・更新できる
- 海外向けサイトに挑戦しやすい
- API連携による業務効率化が見込める
- クラウド型サービスで常に最新機能が利用できる
コストパフォーマンスに優れている
Shopifyでは初期費用が掛からず、基本的には月額制で提供しています。
各手数料については最低水準を維持しており、販売事業に関する金銭的負担を軽減できるのが魅力です。
必要な機能を都度追加できるため、「ひとまずコスト押さえて、質の高いECサイトを作りたい」という方は、特にShopifyがおすすめです。
拡張機能アプリが充実している
Shopifyでは、拡張機能のあるアプリが充実しています。
独自アプリを開発している他、6,000種類以上も完備しているのが魅力です。
Shopifyアプリストアからアプリを取り込むことでECサイトの機能を強化し、クオリティの向上を見込めます。好みの形・デザインに仕上げる「カスタマイズ性の高さ」は、Shopifyが人気を集める理由のひとつと言えます。
SNS連携力が高く、集客に強い
Shopifyは、InstagramやFacebook、TikTokなど、集客に役立つSNSとの連携機能が充実しています。
SNSの中でも盛り上がりをみせるTikTokとの連携として、Shopifyの管理画面からTikTokへの広告出稿が可能になり、キャンペーン作成やオーディエンス設定などを、ダッシュボードから設定することができます。高精度なターゲティング機能により、リマーケティングを実施することも可能です。
Instagramとの連携では、販売チャネルを増やすことができるため、商品の認知拡大が期待できます。
特に女性のユーザーがInstagramでは多いため、美容・雑貨といった女性向けのジャンルを扱っている場合には、連携すべきであると言えるでしょう。
もちろん、Instagramのユーザー属性は広がりを見せているため、基本的にInstagramは連携先として検討されます。
初めてでも簡単にサイトを構築・更新できる
Shopifyは100種類以上のテーマから選択するだけで、ECサイトを構築できます。
HTMLやCSSなどの専用知識・スキルがなくても、ある程度消費者の目を惹く魅力的なECサイトに仕上がるのがポイントです。
さらに冒頭でも述べている通り、Shopifyは管理機能も充実しています。配送漏れやネット決済など、初心者にとって複雑な処理・設定も、Shopifyのサポートサービスが柔軟にカバーします。
海外向けサイトに挑戦しやすい
Shopifyは既存の設定で既に、他国の言語・通貨に対応した環境が整っています。自ら難しい処理・設定をしなくても、スムーズかつ気軽に挑戦できるのが魅力です。
海外への配送処理をShopify内で簡単に手続きできるメリットもあります。実際に、Shopifyで海外向けのECサイト(越境EC)の構築・運営に成功している方も多く、「いずれは国内から海外に向けて顧客を広げたい」と考えている方からも注目を集めています。
さらに、複数国にわたるビジネス規模拡大が容易になるサービスも登場(Shopify Markets)していますので、越境ECの流れはさらに加速することでしょう。※Shopify Marketsについては後述。
API連携による業務効率化が見込める
ShopifyのAPIでは、外部システムとの連携にも対応しています。MAツール・タスク管理ツール・CRM・POSなど、連携できるシステムも豊富です。
例えば、CRMとの連携であれば顧客情報、POS連携なら在庫情報と、Shopifyひとつで確認・管理できます。このようにAPI連携を上手く活用することで手間を省き、業務の効率化を図れます。
クラウド型サービスで常に最新機能が利用できる
Shopifyはパッケージ型ではなく、クラウド型(SaaS型)でサービスを提供しています。
パッケージ型では更新情報を確認してから、自ら処理しなければなりません。更新内容によっては、時間が掛かる場合もあります。対して、クラウド型であれば、常に更新した最新版を利用できるのが特徴です。更新に掛かる面倒な手間を減らすことで、別の目的に割り当てる時間を増やせます。
2021年の新機能として、ストアのレイアウトとデザインのコントロールがこれまで以上に扱いやすくなるOnline Store2.0や、サイトの表示スピードが速いDawnという最新のテンプレートが利用できるようになりました。
このように、常に最新機能が利用できるのは大きなメリットです。
Shopify(ショッピファイ)のデメリット
メリットの多いShopifyですが、4点デメリットも存在します。
利用者によって負担の大きさは異なりますが、利用前に一度確認しておきましょう。
- 日本語(和訳)がない箇所もある
- 日本の通販に対応していない部分がある
- 専門知識・スキルがないと独自性を出しにくい
- 機能追加するとアプリのランニングコストが高くなる場合がある
日本語(和訳)がない箇所もある
多言語に対応するShopifyですが、日本語に対応しきれていない部分もあります。
Shopify JAPANによるヘルプサポートも増えつつありますが、本場カナダで発信しているShopifyの最新情報やアプリ機能の説明・使用方法といった部分にまで、和訳が追い付いていないケースも確認できます。需要の高いアプリについては、ブログやサイトで詳細を確認できるので、ぜひ活用してみてください。
また、本場カナダで発信している最新情報が気になる方は、翻訳機の利用もおすすめです。
Shopify JAPANのヘルプサポートについてご確認されたい方は、こちらをご参照ください。Shopify JAPANでは、多くのヘルプが用意されているため、支払い関係や運用に関する不明点の解決に役立ちます。
しかし、Web上で完結しているため、もし細かいサポートが必要な場合には、Shopify Expertsに相談するのが一番です。日本のShopify Experts制作会社について詳しくは、下記リンクをご参照ください。
日本の通販に対応していない部分がある
カナダを中心に海外がベースとなるShopifyは、アプリや機能が豊富で魅力的です。しかし、日本のECサイトでありがちな一般的な機能が、Shopifyでも同じように備わっているわけではありません。
便利な機能が豊富である反面、Shopifyを使っていくと「あれ?」と感じる部分も出てくると思います。特に国内ECサイトの構築経験が豊富であれば、以前と比べて物足りなさを感じることも多いでしょう。
専門知識・スキルがないと独自性を出しにくい
テーマを豊富に揃えているShopifyでは、初心者でも検索し調べることで、ある程度の質でECサイトを構築できます。ですが、よりオリジナル性のある独自のサイトを構築していくとなると、HTMLやCSSといった専門知識が必要です。
文字や画像の配置、装飾など、消費者の目を惹くサイトを作り上げるのは、売り上げにつながる重要な作業と言えます。競合サイトとの差をつけるのであれば、この機会に専門知識を習得したり、Shopify Expertsへの依頼を視野に入れることをおすすめします。
機能追加するとアプリのランニングコストが高くなる場合がある
機能追加としてアプリを導入しすぎてしまうと、ランニングコストが高くなる場合があります。
機能追加例としては、サブスクリプション機能、メールマガジンのカスタム、カート画面に配送日時を追加などがあり、機能追加における費用やコード編集が必要となる場合もあります。
ですので、ランニングコスト面を考えるのであれば、必要な機能を取捨選択しましょう。
Shopify(ショッピファイ)と他のECカート比較
Shopifyの特徴について紹介してきましたが、他のECカートと何が違うのか気になりませんか?
以下4つと比較してみた結果をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
- 国内シェア率No.1の「EC-CUBE」
- GMOメイクショップ株式会社が運営する「Makeshop」
- 国内ネットショップ開設数No.1の「BASE」
- 18歳以上であれば誰でも開設できる「STORES.jp」
国内シェア率No.1の「EC-CUBE」
EC-CUBEは、国内約3万以上のネットショップが利用する、無料のEC構築プラットフォームです。800種類以上の拡張プログラムを完備しています。
Shopifyのクラウド型とは異なり、EC-CUBEはパッケージ型であることが大きな違いです。サーバーの管理や定期的なアップデートが必要になるため、業務の手間を減らしたい方はShopifyが向いているでしょう。
EC-CUBEのメリット
EC-CUBEはオープンソースであるため、無料でインストール・利用ができる点が最大のメリットです。
多種多様なプラグインを利用することで、機能拡張ができたり、高いカスタマイズ性によりECサイト自体を成長・修正することが可能です。
EC-CUBEのデメリット
EC-CUBEは無料でインストール・利用ができるというメリットがあるものの、実際の運営においては、システムの専門知識が必要となるため、EC-CUBEに精通した制作会社のサポートが必須になってきます。
特に、EC-CUBEの脆弱性については度々問題となることがあり、都度対応が必要になります。
つまり、個人でECサイトを始めたい場合や、手軽にECサイトを始めたい場合には、EC-CUBEの運用や脆弱性回避における難易度の高さは大きなデメリットになるでしょう。
GMOメイクショップ株式会社が運営する「Makeshop」
Makeshopは国内流通額No.1の実績を持つ、ASPショッピングカートサービスです。
BtoB向けのオプション機能が充実しており、技術と知識があれば競合との差別化を図れる魅力があります。
しかし、Shopifyとは異なり、Makeshopの利用には、初期費用が発生したり、SSL登録に費用がかかったりします。対象とする顧客・ユーザーの幅も狭く、BtoBに限定している点も違いのひとつです。
Makeshopのメリット
通常のショッピングカートでは、WordPressとショップは別ドメインで運用することになりますが、Makeshopでは、WordPress連携オプションにより同ドメインで運用が可能になります。
これが何を意味するかと言いますと、同ドメインで運用することによりSEOパワーが分散されず、強化できるというSEO上のメリットにつながります。
その他、YahooショッピングやECナビといった数多くの大手媒体に商品を自動出品することができたり、ショッピングサイトをオープンさせるための手順が分かりやすく、管理画面が使いやすいという点もメリットになります。
Makeshopのデメリット
まず、PCとスマホに対応したレスポンシブデザインのテンプレートが少ない点がデメリットとして挙げられます。
現在のウェブサイトはPCとスマホのどちらでも、デバイスに応じて表示されるレスポンシブデザインが主流になっているため、レスポンシブテンプレートの選択肢が少ないというのは大きなデメリットでしょう。
その点、Shopifyのテーマはモバイルファーストであり、レスポンシブデザインがほとんどとなります。
また、セキュリティが重要なネットショップですが、セキュリティを強化するためのSSL化が無料ではなかったり、他のネットショップ作成ツールに比べて料金がやや高めに設定されているところもデメリットです。
国内ネットショップ開設数No.1の「BASE」
BASEは、メールアドレスを登録するだけで、無料かつ簡単にECサイトを構築できるのが魅力です。
初期費用はもちろん、月額固定費も発生しません。コストだけを考えると、Shopifyよりも優れており、気軽に始めやすいメリットがあります。
しかし、カスタイマイズ性を比較すると、無料では提供できないShopifyの高性能な一面が抜きにでますので、副業でEC運営を行いたい方や個人事業主の方、スモールスタートをしたい方に向いていると言えるでしょう。
BASEのメリット
特別なPCスキルが不要で、誰でもネットショップの開設ができる点が最大のメリットであり、開設までにかかる時間も他のものと比べて非常に短い点もメリットです。
PCスキルに自信のない方であっても、チャットによるオンラインサポートがあったり開設後のサポート体制が整っているため、分からないことがあれば案内してもらえます。そのため、EC初心者には高い人気を誇っています。
BASEのデメリット
BASEでのデザイン・商品ページはテンプレートを組み合わせて作成するため、自由度が低い点がデメリットです。
追加料金により自由度が広がる面もありますが、Shopifyと比較して拡張性能の低さが目立ちますので、多くの機能を求める場合には物足りなさを感じるでしょう。
そして、決済手数料の3.6%+40円に加えて、サービス利用料『1回のご注文の総合計(送料含む)』に対して3%がかかってしまうため、売上が上がるほど手数料が非常に大きくなる点が最大のデメリットとなっています。
18歳以上であれば誰でも開設できる「STORES.jp」
STORES.jpでは、無料・有料の2プランを提供しています。Facebookからも登録できる他、ファッションアプリ「WEAR」と連携できるのが特徴です。
Shopifyとの大きな違いは、越境ECに対応していないことです。国内に特化したECサービスであるため、海外向けのサイト構築を考えているのであれば、Shopifyが向いています。
STORES.jpのメリット
決済方法には、クレジットカード・コンビニ決済・翌月後払い・キャリア決済・代金引換など、全部で10種類と豊富に用意されているため、ユーザーの支払い面に関して大きなメリットがあります。
また、メルマガが無料で無制限に送れる点や、サブスクリプション型のビジネスが増えているなか、定期購入の機能が付いている点もメリットです。
STORES.jpのデメリット
STORES.jpでは、決められたページ(会社概要など)のほかに、自由にページを作ることができないため、商品のランディングページや特集ページを用意できません。
もし、そのような内容を掲載したい場合には、ニュース機能(ブログ)で対応する必要があります。
また、商品の説明文にHTMLを利用することができないため、デザインをこだわりたい方にとってみれば、満足できない部分があるかと思います。
各ネットショップのメリット・デメリットまとめ
各ネットショップのメリット・デメリットを分かりやすく下記にまとめます。
このように、それぞれのサービスにはメリット・デメリットがありますので、ネットショップの開設時には良い点と悪い点を加味して選ぶと良いでしょう。
各ネットショップの費用比較
今回紹介したネットショップの費用比較になります。
※2021年10月現在の表示になります。
費用に関しては、見ていただくとお分かりになる通りそれぞれのサービスで特徴があります。
- Shopifyは複数プランで月額費用に幅があるものの、初期費用や取引手数料がかからない
- EC-CUBEはオープンソースであるため月額費用や初期費用がかからない(制作会社などに運用を任せることが基本となるため、その他の費用が必要になる)
- Makeshopは初期費用や月額費用がかかりやや高めの料金になっている
- BASEは無料でお金がかからないイメージがあるが取引手数料や決済手数料が高め
- STORES.jpは有料プランの場合月額費用2,178円かかるものの決済手数料は安くなる
以上が各ネットショップの費用の特徴ですが、BASEの場合無料で開設ができるものの手数料が高めであったり、STORES.jpのように有料プランの場合は決済手数料が低くなっていたりと、どこのショップもバランスを取っていることがわかります。
Shopifyは月額費用に幅がありますが、必要とする機能で費用を抑えられますし、何よりこれまで紹介してきた多くのメリットがあります。
もっと詳しくshopifyのメリットや他カートと比較されたい方はこちらからご相談ください。
Shopify(ショッピファイ)の利用企業例
続いて、Shopifyを利用している企業を紹介します。
一度は目にしたことがある有名企業もShopifyを活用しているので、ぜひ参考に覗いてみるのもおすすめです。
- テレビCMでも目にする大手飲料メーカー「Red Bull SHOP」のHP
- Netflixの強みを生かし人気映画やアニメのコラボ商品も販売する「Netflix」のHP
- 銀行振込による従来のECからShopifyを利用しオンライン決済を実現した「オリオンビール」のHP
有名企業など、大成功を収めたShopify制作事例についてご覧になりたい方は、下記リンクをご参照下さい。
Shopifyの未来・今後について
Shopifyは簡単にECサイトを作ることができるサービスとして、これまで多くの人に利用されるとともに、大きな成長を遂げてきました。
AmazonやeBayといったプラットフォームは、あくまで出品という形ですが、Shopifyの場合ショップが持つ個々の特性を柔軟なカスタマイズにより表現することができるのです。
これまでも柔軟なカスタマイズが可能でしたが、機能は年々充実化し新たなサービスなども増えていますので、Shopifyは時代に沿ってECサイトのスタンダードとして利用され続けるでしょう。
Shopify(ショッピファイ)の越境ECがさらに拡大していく
Shopifyを利用した越境ECは注目を浴びていますが、Shopify Marketsの登場により、越境ECはさらに拡大していくことでしょう。
多くの事業者にとって通貨の変換や言語のローカライズなどが海外販売における壁になっていましたが、Shopify Marketsを利用することにより、海外の新規マーケットへ簡単に参入できるようになります。
Shopify Marketsでは、 「複数言語対応」「購入者の地域に応じた適切な通貨や言語を自動表示」「マーケットごとの在庫状況の把握」「関税や輸入税を計算することで商品発送時の不意のコストを削除」といった点をカスタマイズできるようにサポートしています。
つまり、難しいと思われていた越境ECですが、複数国にわたるビジネス規模拡大が容易になるのです。
Shopify Marketsについて詳しく知りたい方はこちら
Shopify(ショッピファイ)の新機能
Shopifyは既に、テーマやアプリをはじめとしたあらゆる機能が充実していますが、新機能が続々と搭載されており、今後の進化にも期待ができます。
例えば、2021年現在で注目すべき進化と機能としては、
- 管理画面からコードを修正することなくデザイン変更可能
- チェックアウト機能のアップデート
- Shopifyメールのパーソナライズ化
- 新テーマDawnの登場
- メタフィールドのアップデート
以上が挙げられます。それぞれ見ていきましょう。
管理画面からコードを修正することなくデザイン変更可能
ノーコードでデザイン編集が可能で、コンテンツの追加がセクションやブロック編集によって簡単に行うことができます。
コードを使用しないため、エンジニアでない方であってもある程度柔軟な対応をすることができます。
チェックアウト機能のアップデート
アップデートにより処理能力が向上し、決済速度が改善されました。
また、チェックアウト画面のカスタマイズが可能になったことで、決済画面をより自由度の高いものにすることができます。
Shopify(ショッピファイ)メールのパーソナライズ化
顧客の獲得や再活性化を可能とするShopifyメールでは、テンプレートが用意されているため、セールのお知らせや新商品の発売のために利用できます。
2021年の8月からはカスタムフィールドを使うことにより、メールキャンペーンの改善やパーソナライズ化が可能なっています。
Shopify(ショッピファイ)の新テーマDawnの登場
Shopifyの新テーマであるDawnは、どのページにもセクションを追加できたり、簡単にブロックの追加や並べ替えが可能であるため、非常に柔軟性のあるテーマになっています。
また、シンプルなデザインになっているため、あらゆる商品に適していると言えます。
サイトの表示速度は訪問者の離脱率やコンバージョンにも関わってきますが、Dawnのサイト表示スピードは非常に速く、そのような点における心配は必要ありません。
さらに、モバイルファーストで設計されており、スマホから直感的な操作でスムーズに購入を促します。
メタフィールドのアップデート
メタフィールドは、商品・注文・顧客といったオブジェクトに付けることができる追加のデータのことですが、2021年8月からは、管理画面で直接メタフィールドを編集したり、メタフィールドとアプリに接続したりできるようになっています。
Shopify(ショッピファイ)は難しいのか
いくらShopifyが手軽に使えるとはいえ、これまでショップを開設した経験がないと、難しいところがあるかもしれません。
ここからは、Shopify初心者さんが躓きやすいポイントを解説していきます。
テキストのほとんどが英語表記
Shopifyはカナダで開発されたツールなので、基本的には英語表記です。
英語が読めない方にとってはそれだけで一気にハードルが高くなるでしょう。
ただし、これはストアテーマの言語を変更することで簡単に解決できます。
ストアテーマの変更はオンラインストアの管理画面から変更可能です。
一部プログラミングの知識が必要
Shopifyはプログラミングやコーディングのスキルがなくても、手軽にショップを開設できるツールです。
ただし、これはShopifyで用意されているテンプレートを使ったときに限定されます。
好みに合わせて細かくテーマを編集するときやカスタマイズするときは、プログラミングの知識が必要です。
初心者さんにとって、コードを調整したり、カスタマイズを施したりするのは、かなり難易度が高いでしょう。
プログラミングのスキルを身につけて、テーマやデザインを編集したい方はHTML・CSSといったマークアップ言語から学んでみるのをおすすめします。
こんな方にはShopifyがおすすめ
ECサイトを構築できるサービスは複数あるので、Shopifyが自社に適しているのか迷う方もいるかもしれません。Shopifyのサービスが適しているのは、次のようなユーザーになります。
- 初期費用をなるべく抑えたい
- 専門知識を持つ人材がいない
- 独自のECサイトを作りたい
それぞれのポイントを確認していきましょう。
初期費用をなるべく抑えたい
サービスを利用してECサイトを作るとき、初期費用がかかることがあります。しかし、初期費用をなるべく抑えたい方もいるかもしれませんね。
Shopifyは月額費用はかかりますが、初期費用はかからないので費用を抑えたい方にぴったりです。費用を抑えながら、理想的なECサイトを制作できます。
専門知識を持つ人材がいない
自社の中に、ECサイト構築における専門的な知識を持つ人材がいないこともあるかもしれません。Shopifyは専門知識を持たない人でもECサイトを構築できるので、新しく人材を採用したり外部に発注したりする必要はありません。
人材コストを抑えられるので、費用を抑えたい方にも最適です。
独自のECサイトを作りたい
オリジナリティ溢れるECサイトを作りたいなら、Shopifyがおすすめです。Shopifyでは100種類以上のデザインテンプレートがあり、ブランド独自のスタイルに合った表現のテーマを見つけられるので、他のサイトと被る心配もありません。
ブランドらしいECデザインを作りたいなら、Shopifyを選んでみてはいかがでしょうか。
Shopify(ショッピファイ)を制作依頼するには?
ここまででShopifyの魅力について多く理解していただけたと思いますが、Shopify導入にあたり気になるのが制作依頼についてでしょう。
Shopifyの制作サービスを提供している会社は多くあり、その会社のフォームなどで依頼するのが一般的です。
または、相見積もりサービスを利用してShopify制作を依頼するという手もあります。
しかし、相見積もりサービスの場合ですと、料金で比較する面が大きくなってしまうため、サービスの質に対する見極めが重要になってきます。
Shopifyの依頼も通常のサイト制作依頼と大きく変わりがないと言えますが、制作会社選びにはShopify制作ならではのポイントがありますので、続いて見ていきましょう。
Shopify(ショッピファイ)制作会社の選び方
Shopifyの制作会社を選ぶ際の観点としては、
- 提供サービスの質
- Shopifyについてのノウハウ
- 料金
- 過去の制作実績
- デザインの質
- 制作スピード
以上が挙げられます。
例えば、料金が安い分サービスとしての質が低かったり、ディレクションが大きく省かれていたりということも考えられますし、実績がなければ安心して依頼することも難しいでしょう。
何よりShopifyは新しい機能がアップデートされることが多くありますから、Shopifyについてのノウハウがあるか?という点は非常に重要な観点であると言えます。
料金面・デザイン面・制作スピードなど何に重点を置いて選ぶかは、それぞれですが、先述したように料金が抑えられている分サービスの質が低くなってしまうということも考えられますので、Shopifyの制作会社を選ぶ際には総合的バランスを加味して選ぶことをおすすめします。
Shopify expertsについて
実績やノウハウについて、具体的に参考にすることができるものの一つにShopify expertsがあります。
Shopify expertsは、Shopify公認パートナーとして認定されている制作会社・または個人であり、オフィシャルで認められているため、通常の制作会社に依頼するよりも安心して任せることができます。
Shopify expertsに選ばれた制作会社は専用ロゴを利用できるようになりますので、このロゴの有無やサイトの記載を確認すると良いでしょう。
日本のShopify expertsの一つとして「株式会社セルフプラス」があります。
- スタートアップから大企業まで幅広く対応可能
- Shopify構築後Webマーケティングまで一貫して対応
- 運用保守など構築後のメニューが豊富
以上がShopify experts「株式会社セルフプラス」の特徴になります。
その他の日本のShopify experts制作会社について詳しくは、下記リンクをご参照ください。
ただし、最近ではShopify Expertsの中でもサービスの質が低い企業も見受けられ、実際に保守運用の切り替えについてご相談をいただくことがあります。
Shopify Expertsといえども保守運用まできっちり対応してもらえる業者を、吟味することをおすすめします。
Shopifyを制作する前にするべき事前準備
Shopifyで単にECサイトを構築するだけでは、期待できる利益は見込めないかもしれません。そこで、制作前に押さえておくべき事前準備をご紹介します。
制作前にコンセプトメイキングを考える
コンセプトメイキングとは、「どのような客層に、どのように、どんな価値を提供するのか」を示したものです。コンセプトメイキングをきちんと提示したうえで制作を進めることで、ECサイトのデザインや構成などを判断しやすくなります。
また、よりターゲットに刺さるECサイトを作れるので、収益を向上できる可能性が高くなるはずです。コンセプトメイキングを考える際に押さえておきたいポイントには、次のようなものがあります。
- ターゲットを明確にする
- ペルソナを設定する
- コンセプトを作成する
それぞれの特徴を確認していきましょう。
ターゲットを明確にする
コンセプトメイキングを考えるには、まずターゲットを明確にする必要があります。自社の商品やサービスをどのようなユーザーに届けたいのか考えてみましょう。
ターゲットが明確になっていないと、対象ユーザーに対して、自社の想いや商品の魅力を正しく届けられません。売り上げにも直結するところなので、制作前に考えておくことが大切です。
ShopifyでECサイトを制作した後にターゲットを変えることもできますが、この場合、すべて修正しなければいけないこともあります。手間や時間がかかるので必ず事前に決めておきましょう。
ペルソナを設定する
自社の商品やサービスのターゲットを決めたら、次はペルソナを設定しましょう。
ペルソナとは、商品の典型的なユーザー像のことです。マーケティング業界で使用される概念で、年齢や性別、居住地、年収、職業、家族構成など細かく設定していきます。ユーザー像を明確化するために価値観や生い立ちなど、深いところまで掘り下げる場合もあります。
ペルソナをターゲットと混同する方もいますが、このふたつには少し違いがあります。ペルソナはターゲットより人物像を細かく設定するので、リアルな人物像を考えることが必要です。そのため、ターゲットを決め、その後にペルソナを決めます。
コンセプトを作成する
ターゲットとペルソナを決めたら、最後はコンセプトを作成しましょう。
コンセプトは、客観的に考えることを意識することが大切です。主観的に考えてしまうと、自社の独りよがりになり、お客様の気持ちが置き去りになることも多いです。
お客様の視点に立つことで、より魅力的なECサイトを構築できます。自社の商品やサービスを理解したうえで、コンセプトを作成しましょう。
Shopify(ショッピファイ)の開設前に確認する3つのこと
Shopifyでショップを開設するにあたり、事前に確認しておくべきポイントは以下の4つです。
ショップの名前
まずは、これから開設するショップの名前を確認しておきましょう。
ショップの名前は検索媒体を使ったときの検索順位にも大きな影響を及ぼします。
そのため、どのような商品を販売しているのか、どのようなサービスを提供しているのか、すぐにわかるような名前をつけるといいでしょう。
ドメインの準備
Shopifyでショップを開設したときのドメインには「myshopify.com」が割り当てられます。
もちろん、このままサイトを運営してもまったく問題はありませんが、SEOの観点から見ると、独自のドメインを取得した方がいいでしょう。
独自のドメインは専門の事業者に依頼すれば、すぐに取得できます。
商品の説明文・画像の確認
開設したショップで販売する商品の説明文・画像の準備が整っているか、確認しておきましょう。
ECサイトでは、販売者と顧客が顔を合わせることなく取引が行われるので、より詳細が伝わるような説明文・画像を用意する必要があります。
このとき、商品やサービスを実際に使用しているイメージ画像があると、より効果的です。
Shopify(ショッピファイ)制作を依頼する際の注意点
Shopify制作と一口に言ってもデザインテーマをそのまま使い、最低限のアプリを利用する場合や、多くのカスタマイズを用いて独自性のあるサイトにする場合、専門デザイナーにデザインを依頼する場合などさまざまなパターンがあります。
依頼側はテンプレートをそのまま利用して問題ないのか?それとも独自性のあるサイトにしたいのか?という点をある程度明確にしておくことをおすすめします。
また、Shopifyの制作において疑問点があれば事前に確認しておくことで、トラブルを避けることができるでしょう。
コストを抑えるためにフリーランスの方に依頼するという手もありますが、細かい構築には専門知識が必要であるため、これまでに多くのECサイトを構築してきた制作会社もしくは、Shopify Expertsに選ばれているShopifyの制作会社に依頼するのが安心でしょう。
Shopify(ショッピファイ)制作の依頼はShopi Labまで
Shopifyの制作会社選びに迷われている方はいらっしゃいませんか?
Shopifyを利用したECサイト制作であれば、多くの実績とノウハウを持つShopi Labまで是非ご相談ください。
Shopi Labでは、Shopify Expertsによる質の高いデザインとサービスをご提供するとともに、Shopifyの運用までお任せいただけます。
Shopifyを深く理解しているからこそ提供できるネットショップは、情勢が大きく変化するなかで、大きな価値をもたらすことになるでしょう。
まとめ:Shopify(ショッピファイ)とは?メリット・デメリットから機能まで徹底解説!
「Shopifyとは」という疑問をメインに、Shopifyの特徴をまとめました。
Shopifyは、世界各国で注目を集める人気ECサービスです。Shopifyでは「14日間の無料トライアル」も実施しています。「もっと詳しく知りたい!」「日本語だけでどこまでできるのか挑戦してみたい」など、Shopifyに興味のある方はぜひ一度利用してみてください。
Shopifyの制作依頼はShopify Expertsに選ばれている会社に依頼するのが安心であるとお伝えしましたが、なかなか業者選びも悩まれてしまいますよね。
Shopi Labであれば、制作から運用までお受けできますし、Shopify制作における無料相談も行っておりますので、下記よりお気軽にお問合せくださいませ。
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