商品を継続的に購入してもらうシステムが、定期購入ECカートです。定期購入は、単品購入より安定的に収益を上げられるので導入を検討する企業も多いでしょう。しかし、定期購入ECカートのシステムはさまざまな種類があるので、何を基準に選べばいいか分からない方も少なくありません。
そこで今回は、定期購入ECカートの種類や機能、システムを選ぶ際のポイントをご紹介します。おすすめのシステムもご紹介しているので、自社のショッピングサイトに定期購入ECカートの導入を検討しているなら、ぜひ参考にしてください。
目次
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定期購入ECカートの4つの種類

定期購入と聞くと「同じ商品を繰り返し購入すること」だと考えがちですが、実はさまざな種類があります。
主な定期購入ECカートの種類は、以下のとおりです。
- リピート通販
- 定期購入
- 頒布会(はんぷかい)
- 単品購入
自社サイトにECカートを導入する場合、どのように商品を販売したいかによって選ぶ種類が変わります。
それぞれの特徴を確認していきましょう。
種類① リピート通販
顧客が一度購入した商品を再度購入する販売形態が、リピート通販です。自社の商品を気に入ったからこそ次の商品の購入を検討している顧客なので、特定商品の継続的な販売が見込めます。
ただし、顧客のなかには商品は気に入っているものの、値段を理由に購入を迷っている方も少なくありません。
そんな購入を迷う顧客の背中を押すべく、割引やキャンペーン、クーポンを随時開催する企業もあります。安く商品を提供するため一時的に収益は落ちますが、再度商品を購入してもらい効果を実感してもらえれば、継続的な購入に繋がる可能性がある顧客です。企業によっては、購入頻度を変更できるように設定する場合もあります。
種類② 定額購入
一定料金を支払うことで、商品やサービスを利用できる販売形態が定額購入です。いわゆるサブスクリプションコマースと呼ばれるもので、さまざまな業種の企業から注目を集めています。定額購入でよく知られているのは、AmazonやNetflix、Huluなど動画配信サービスを提供する企業でしょう。
月額の料金を支払えば、登録されている動画が見放題です。また、近年は動画配信サービスだけでなく、車や家具、洋服などさまざまな商品を定額販売する企業が増えています。仕組みをきちんと構築できていれば、動画以外の商品を定額販売できるということです。
種類③ 頒布会(はんぷかい)
季節に応じて商品が届く販売形態が、頒布会です。定期購入と同じ意味で捉えている方もいますが、頒布会は毎回同じ商品が届くわけではありません。また、届ける商品も顧客が決めるのではなく、企業がおすすめする商品を配送するのが頒布会の特徴です。
配送する商品は毎回異なるので、顧客は商品に飽きることなく楽しみながら次の配送を待てる特徴があります。普段自分が選ばないような商品が届くこともありますが、新しい発見の機会をお客様に与えられるのが頒布会の大きな魅力です。ただし、頒布会に適している業種は限られるので、よく検討することが必要でしょう。
種類④ 単品購入
企業が1種類、もしくは少数に絞って商品を販売する形態のことです。例えば、化粧品やお酒など他社にはないこだわりのある商品を販売しています。単品購入は他社にはない独自商品を販売する企業との相性が抜群で、利益率を高めることが特徴です。
また、特定の顧客をファン化させることで安定的な収益を見込めます。オリジナル商品であることから他社との価格競争に巻き込まれる心配もないため、効率的な経営を行えるメリットがあります。自社のオリジナル商品に特化したビジネスを展開しているなら、単品購入の選択も検討しましょう。
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定期購入ECカートに必要な5つの機能

定期購入対応のECカートは、選ぶ製品によって備わる機能が異なります。備わる機能によって対応できるサービスが変わってくるため、事前に確認しておくことが大切です。定期購入対応のECカートの基本的な機能には、次のようなものがあります。
- スマホ対応
- 分析やLTV向上
- メルマガやクーポン
- 初回キャンペーン
それぞれの機能を確認していきましょう。
機能① スマホ対応
ネットショッピングといえば、従来はパソコンで買い物をする消費者が多い傾向にありましたが、近年はスマホで商品やサービスを購入する消費者が増えています。そのため、スマホ未対応システムの場合、販売経路はパソコンのみになってしまい売り逃がしが起こる可能性もあります。
スマホで買い物をしたい消費者を取り込んで収益を上げるためにも、スマホ対応の機能が備わっていると便利でしょう。スマホの普及により、ほとんどのシステムはスマホ対応のものですが、なかには未対応のものもあるので注意しましょう。
機能② 分析やLTV向上
ECカートシステムは、顧客の購入履歴から分析できる機能が付いているものがあります。どのような商品が売れているかなど分かりやすく表示してくれるので、商品の発注数を決める際にも役立ちます。
また、収益性を高めるために複数のデジタル広告を行なった場合は、どの広告からもっとも多くの訪問者がいたのか分析することも可能です。次回デジタル広告を打つ際にも役立つので、分析機能があるシステムを選ぶと便利でしょう。
また、LTV向上させる機能が備わっているシステムもおすすめです。LTVとは「Life Time Value」の略語で、日本語では顧客生涯価値といわれます。取引きを始めてから終了するまでの間に、顧客が自社に対してどれだけの利益をもたらしたかを算出する指標です。
LTVが高い顧客と深い信頼関係を築けば、この先も同じ商品を繰り返し購入してくれる可能性が高まります。繰り返し同じ商品を販売できたら企業は安定的に収益を上げられるので、定期購入の顧客を増やしたい企業は押さえておきたい機能です。
機能③ メルマガやクーポン
ECカートシステムには、メルマガやクーポンの機能が備わっているものがあります。特にメルマガは情報発信をしながら定期的にお客様に接触できるため、信頼関係を築きやすく商品の購入に繋げられる可能性が高いといわれています。
また、商品に興味がないお客様でもメルマガで配信されるコンテンツが好きという方も意外と多くいます。メルマガを配信し続けることで、商品にも興味を示してくれることもあるかもしれません。新規顧客を開拓できるのがメルマガのメリットです。また、ECカートシステムにはクーポン機能があるものもあります。
商品に興味はあるものの値段を理由に購入を諦める人もいるので、メルマガでクーポン情報を配信すれば商品の購入に繋げられることも多いです。クーポンで価格が少し安くなることで、商品購入へのハードルが少し下がるのです。少しでも新規顧客を獲得したいなら、クーポン機能があるECカートシステムを導入するのが良いかもしれません。
機能④ 初回キャンペーンや注文サンプル
お客様のなかには、商品やサービスに興味はあるものの今買うべきか確信が掴めず購入に至れない人もいます。警戒心の強い人なら、「もう少し費用が安かったらな・・・」「お試しサービスがあればな・・・」と考えることも多いです。このような場面で役立つのが、初回キャンペーンや注文サンプルの機能です。
通常価格より安い費用で商品やサービスを利用できるので、購入へのハードルを低くできる効果があります。特に、美容商品ならサンプルで効果を実感してもらうことが可能です。実際に商品やサービスを利用してもらうことで、その後定期購入につながる可能性もあるので初回キャンペーンや注文サンプルの機能があると便利でしょう。
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定期購入ECカートを導入する3つのメリット

定期購入ECカートシステムを導入するメリットは、次のようなものがあります。
- 安定的に利益を得られる
- 価格競争を考えなくて良い
- 在庫問題を回避できる
定期購入ECカートシステムは、一般的なECカートで課題になりがちな問題点を解決できることも多いです。どのようなメリットがあるのか詳しく確認していきましょう。
メリット① 安定的に利益を得られる
定期購入ECカートは、安定した利益を得られるメリットがあります。顧客の中には、いつも同じECサイトで商品を購入する人もいますが、なかには複数のサイトで買い物をするお客様もいます。このような場合は、次回いつ自社のサイトで購入してくれるのか行動を予測することができません。
一方、定期購入は同じサイトから継続的に購入する前提でお客様一人ひとりと契約を交わします。そのため、契約が終了しない限り、一人のお客様から安定的に利益を得られるメリットがあるのです。また定期購入者が増えれば、それだけ安定した収入も大幅に増えるので余裕のある経営を実現することができます。
メリット② 価格競争を考えなくて良い
定期購入は、大手ショッピングサイトのプラットフォームではなく、自社が運営するECサイトで直接契約を結びます。そのため、他社ブランドと価格競争になりにくいメリットがあります。大手ショッピングサイトのプラットフォームでは、自社商品だけでなく他社の商品も多く並びます。
お客様は良い商品を少しでも安く購入したいといった気持ちが働くため、プラットフォーム上でどうしても価格競争が生まれてしまうのです。自社の商品をお客様に選んでもらうために大幅な値下げを進める企業もいます。このような状態では、たとえ多くの商品が売れても大幅な利益向上は見込めません。
自社サイトに定期購入ECカートシステムを導入すれば、お客様は自社の商品の中から購入したいものを選びます。そのため、他社に対抗して価格を下げるなどのアプローチが必要なくなるのです。はじめは単品での購入でも商品の効果を実感すれば、その後定期購入に繋がる可能性もあります。
メリット③ 在庫問題を回避できる
定期購入ECサイトシステムを導入して契約が決まれば、在庫で抱えておくべき商品数が分かります。メーカーから仕入れた商品を自社サイトで販売する場合、売れないと在庫を抱えることになります。大量の在庫が残ると、それらを管理するための倉庫が必要になるので人件費や管理費用がかかります。
一方、定期購入は契約すると今後発注すべき商品数が明確になるので、最小限の在庫で商品を管理することが可能です。在庫商品を管理する倉庫は必要になるかもしれませんが、小さな空間で管理できるので費用を抑えられるメリットがあります。
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定期購入ECカート導入に向いている商材

定期購入向けのECカートを導入するにあたって、自社商品との相性が気になる方も多いはずです。定期購入に向いているのは、お客様に継続して利用してもらえるような商材になります。具体的には、次のような商材が挙げられるでしょう。
- 化粧品
- 健康食品
- ダイエットサプリ
- 日用品
- 介護用品
- 食品
特に、美容や健康に関する悩みは、長期的に取り組まないと効果が現れないことも多いです。このような商材は、単品で購入するよりお得な定期購入で利用してもらいやすくなります。また、日用品や介護用品など消耗品も定期購入に向いています。これらの商材は定期的な購入が必要なため、少しでも負担を減らすために定期購入を選択する方が多いです。
しかし、単に定期購入向けのECカートを導入したからといって売上が伸びるわけではありません。送料無料やクーポン配布など、定期購入を選んでもらうための施策をおこなう必要があります。
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定期購入ECカートを利用する3つの注意点

定期購入ECカートを自社サイトに導入することでさまざまなメリットが得られます。しかし、導入にはいくつか注意点があるのも事実です。定期購入ECカートの導入で注意したいポイントは、次のようなものがあります。
- 顧客離れを防ぐ対策が必要になる
- 顧客が契約解除した際の影響を考える
- 契約を増やすには時間がかかる
それぞれの項目を確認していきましょう。
注意点① 顧客離れを防ぐ対策が必要になる
定期購入を続けるお客様の中には、商品に慣れてしまい他社の商品が気になり始める人もいます。なかには、「やはり自分に合うのはこの商品だ」と感じて自社商品に戻るお客様もいます。しかし、離脱された期間は収益がなくなるため、顧客離れを防ぐための対策を行うことが大切です。
顧客離れを防ぐには、お客様の声をしっかり組み上げて、その要望に応じたサービスや商品を提供し続けることが重要なポイントになります。人気商品であっても、常に改善点を見つけて改良することが大切です。近年は流行の移り変わりが激しいため、急に顧客ニーズが変わることもあります。常にアンテナを張り柔軟に対応できる環境を整えましょう。
注意点② 顧客が契約解除した際の影響を考える
定期購入の契約は、いつでも行えるので離脱した際は収益への影響が大きいデメリットがあります。一度定期購入の契約を行うと、営業しなくても毎月安定的に収入を得られます。しかし、お客様に定期購入を解除されてしまうと収入を得られません。
すべての定期購入者が一度に契約を解除することはないかもしれませんが、最悪の事態を考える必要があります。特に定期購入者は、簡単に増やせるものではありません。先ほどもお伝えした通り、定期購入を解除されないための対策が必要なのです。
注意点③ 契約を増やすには時間がかかる
定期購入は、一度契約すると定期的な収益を見込めるのが大きなメリットです。ただ、定期購入者はそう簡単に増やすことはできません。そのため、安定的な収益を得るまでには多くの時間がかかります。
定期購入者がすぐに増える前提でビジネスを進めると、あとでトラブルの元になることも多いです。最初はほとんどの企業が自社サイトに流入が増えなかったり訪問者風が不安定だったりなど、安定しない時期が続くこともあります。定期購入者を増やすには時間がかかることを覚えておきましょう。
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定期購入ECカート選びのポイント5選

定期購入ECカートシステムはさまざまな製品があるので、何を基準で選べばいいのか分からない方もいるでしょう。
定期購入ECカートシステムを選ぶ際のポイントは、次のようなものがあります。
- 事業規模の大きさ
- 従業員の知識レベル
- カスタマイズ性の高さ
- 基本的な機能の充実性
- サポート体制の有無
それぞれのポイントについて確認しましょう。
ポイント① 事業規模の大きさ
ビジネスの大きさに合ったカートを選ぶことで、スムーズな運用と成長への対応が可能となります。
大規模なビジネスでは、取引量や顧客数が多いため、ECカートは高い処理能力と安定性を持っている必要があります。複数の注文や顧客情報の管理、在庫調整などを効率的に行うための機能が求められます。また、大規模ビジネスではカスタマーサポートやバックエンドの管理機能も充実していることが重要です。
一方、小規模なビジネスでは、シンプルなECカートでも十分な場合があります。取引量が少なく、運用を簡略化したい場合には、必要な機能に絞ったカートが適しています。コスト面や導入の手軽さも考慮しながら、ビジネスの拡大に合わせてカートをアップグレードする計画も検討しましょう。
事業規模に合わせたECカートの選択は、効率的な運用と顧客満足度の向上に直結します。将来的な成長も見据えながら、ビジネスの現状と将来像を考慮して最適なカートを選ぶことが成功への大きなステップとなるでしょう。
ポイント② 従業員の知識レベル
定期購入ECカートシステムを選ぶ際に確認しておきたいのが、従業員の知識レベルです。ECカートの導入における十分な知識やノウハウを持っている従業員が社内にいる場合は、わざわざ社外に依頼する必要がなくなります。
また、ショッピングサイトを運営して定期購入者を増やすには広告を出稿したりSEO対策をしたりなどを行う必要があります。知識やノウハウがない状態では、分析も行えないので定期購入者を増やすまでに時間がかかってしまいます。それでも社内で実施したい場合は、初心者でも簡単にECコートを構築できるシステムを選びましょう。
ポイント③ カスタマイズ性の高さ
ECカートシステムを選ぶときに機能面や費用面を重要視しがちですが、カスタマイズ性の視点から製品を選ぶことも大切です。カスタマイズ性がないシステムの場合、他のショッピングサイトと似てしまい独自性がないものになることも多いです。
その結果、カスタマイズできるシステムに移行した企業も少なくありません。特にネット業界は変化が著しく、柔軟性がないシステムはのちにリスクになることも多いです。先々のことも考えて自由にアレンジできるシステムを選ぶのがいいでしょう。
ポイント④ 基本的な機能の充実性
当然のことながら、ECカートシステムによって備わる機能は異なります。導入したのは良いものの、使いたい機能が備わっていないECカートシステムを選んでしまうと使いづらさを感じるはずです。そのため、事前にどのようなECサイトを作りたいのかイメージや方向性を固めておくことが大切です。
どのような製品を使用するかで必要な機能も変わってくるので、カートシステムの特徴をしっかり確認して自社に適したものを選びましょう。ECサイトのイメージや方向性が膨らまない場合は、競合サイトを分析してみるのがおすすめです。
ポイント⑤ サポート体制の有無
最後に確認しておきたいのが、サポート体制の有無です。ECカートシステムの製品は海外製のものも多いため、日本語対応がなかったりメールだけの対応だけだったりなど、ECカートシステムのサポート体制に不安が残るものも多くあります。ECカートシステムを選ぶときは、サポート体制があるか確認しましょう。
海外製の製品のなかには、日本語対応するものも多くあります。また、メールだけでなく電話対応を受け付けてくれる場合もあります。特に社内に専門的な知識やノウハウを持つ従業員がいない場合は、疑問点があったときに電話で直接確認できるのは心強いはずです。サポート体制の有無もECカートシステムを選ぶ上で重要なポイントでしょう。
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徹底比較!おすすめな定期購入ECカート10選

定期購入ECカートのシステムは、さまざまな種類があります。しかし、どれを選べばいいのか分からない方もいるはずです。定期購入ECカートにおすすめなシステムは、次のようなものがあります。
- Shopify
- たまごリピート
- 楽楽リピート
- 侍カート
- ECforce
- リピートPLUS
- FutureShop2
- カラーミーリピート
- サブスクストア
- リピスト
それぞれの概要やメリットをご紹介するので、システムを選ぶときの参考にしてみましょう。
定期購入ECカート① Shopify
初心者でも簡単にネットショッピングサイトを構築できるのが、Shopifyです。簡単にECサイトを作れるだけでなく決済手数料が低いため、低コストに抑えたい企業にも適しています。
Shopifyはカナダで登場したECプラットフォームですが、国内でも多くの企業が導入しています。また多言語や通過、海外発送にも対応しているので、海外に販売経路を作りたい企業もShopifyを選ぶ傾向があります。
さらに世界NO.1シェアを誇るので、GoogleやInstagram、NEXT ENGINなど大手外部サービスとの連携が可能です。今後はYoutubeとの連携も予定されているので、連携範囲が拡大されていきます。知名度の高いECプラットフォームを使用したい場合は、Shopifyを選ぶのがいいでしょう。
定期購入ECカート② たまごリピート
クラウド型通販システムであるたまごリピートは、業務自動化や定期特権機能などさまざまな機能が充実しているのが特徴です。また、データの分析や販促機能、ステップメール機能も備わっているので、より早く定期購入者を増やすことが可能です。
しかし、初期費用や月額費用が他のシステムと比べても高い傾向にあります。特に、月額費用は継続的に発生するものなので、コストを抑えたい企業には不向きかもしれません。ただし、老舗の定期購入ECカートなので安心のサービスを利用できます。
定期購入ECカート③ 楽楽リピート
約40店舗以上のECサイトを運営してきた経験やノウハウをもとにシステムを構築されているのが、楽楽リピートです。特に、コスメやサプリ、健康、美容の分野で豊富な導入実績があります。またD2Cの特化型カートシステムであることも特徴です。
受注管理や顧客対応、ステップメールなどに対応しています。従量課金は設けられていないため、売上増加に伴う費用を支払わなくても良いのも嬉しいポイントでしょう。
定期購入ECカート④ 侍カート
2013年に登場した新しい定期購入ECカートのシステムです。定期購入用に登場したシステムですが、基本的な機能のスペックが低いため、他のシステムと比較すると少し見劣りするかもしれません。
しかし、サンプル購入から定期コースへの案内を自動化してくれる2ステップマーケティングの自動化機能が備わっています。難しいと言われる定期購入者の向上に役立ってくれるはずです。ただ初期費用や月額費用は高めに設定されているので、コストを抑えたい企業には不向きでしょう。
定期購入ECカート⑤ ECforce
分析機能が充実する定期購入ECカートのシステムを導入したいなら、ECforceがおすすめです。コンバージョン率は業界トップといわれており、スタートアップや大企業まで幅広く対応しています。また、毎月新しい機能が随時追加されるので、機能性にも優れるECカートシステムです。
さらに、CSサポートが手厚いので、ECサイトの準備から構築まで円滑に進められるのも嬉しいポイントです。また、ECサイトの運営を始めた後もサポートを受けられるので、専門的な知識がない企業でも安心して導入できます。ただし、初期費用と月額費用は高い傾向にあります。
定期購入ECカート⑥ リピートPLUS
比較的コストを抑えて利用できるECカートシステムが、リピートPLUSです。また、直感的に使えるので初心者でも利用しやすい特徴があります。受注処理を一括で自動処理できるため、これまで手作業で行なっていた業務を効率化できるのも魅力的な点です。
特に、新しくECサイトを構築するとなると従業員の作業負担が大きくなりがちです。ただし、リピートPLUSを選ぶことで従業員の負担を減らして、本来注力すべき業務に時間を割けます。
定期購入ECカート⑦ FutureShop2
スマホに対応するなど多種多様な機能を備えるECカートシステムが、FutureShop2です。バージョンアップのスピードも早いので、年々使いやすさが増しています。
ただし、FutureShop2は定期購入用のカートではないので、管理画面の操作に少し難を感じるかもしれません。月額費用が安いのでコストを抑えたい企業にもおすすめのECカートシステムカートです。しかし、各機能は追加オプションになっているので費用が高くなることもあります。
定期購入ECカート⑧ カラーミーリピート
簡単にリピート通販ページを作成できるのが、カラーミーリピートです。定期購入に特化しており販売開始するまで最短で10分で行えるため、初心者でも取り扱いやすいECカートシステムといえます。
カラーミーリピートに備わる「どこでもリピート」という機能では、自社ホームページやブログにリンクタグを埋め込んでリピーツ通販に繋げることも可能です。決済方法も柔軟に対応しており、後払い決済を行えます。初期費用や月額費用は比較的やすく設定されているので、コストを抑えたい方には適しているECカートシステムです。
定期購入ECカート⑨ サブスクストア
「たまごリピートNEXT」の後継版となるECカートシステムが、サブスクストアです。2019年に名称を変更したばかりの新サービスになります。たまごリピートNEXTとの違いは、購入フローを見直してさらに使いやすくなっているのが特徴です。
基本的な機能に加え、SNSログイン機能やLINEメッセージ機能、商品出荷機能アップデート、レビュー機能などが新しく追加されています。初期費用や結額費用は比較的やすく設定されているので、コストを抑えたい企業に最適です。また、クレジットカードやコンビニ決済など支払い方法も豊富なので、購入者の希望に応じて自由に選べます。
定期購入ECカート⑩ リピスト
定期購入に特化したECカートシステムであるリピストは、安い価格設定が魅力のサービスです。初心者でも直感的に使えるのが特徴で、アカウントの保有率はおよそ98%といわれています。
注文や問い合わせ、電話の履歴など、顧客の管理情報が1ページにまとまっているので、スムーズな顧客対応が可能となっています。コストを抑えながら、十分な機能を備えるECカートシステムを導入したいと考える企業に最適です。また、初心者でも使いやすいシステムなので、ECカートシステムを一度使用したい方にも適しています。
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定期購入ECカート導入の成功事例

定期購入向けのECカートを導入するにあたって、どのような効果を得られるのか事前に知りたい方もいるでしょう。ここでは、定期購入向けのECカートを導入して成功した事例をまとめました。
- 成功事例① FANCL
- 成功事例② サントリーウェルネス
- 成功事例③ 資生堂
それぞれの成功事例を確認していきましょう。
成功事例① FANCL
FANCLは、健康食品や化粧品など幅広いジャンルの商品を展開しています。なかでも、FANCLが注力していたのは基礎化粧品です。2020年度には基礎化粧品の売上高は600億円を超えています。
しかし、コロナが流行して以降、店舗に訪れるお客様が激減しました。そこで、ECサイトへお客様を誘導するために、送料無料やクーポンプレゼントなどの取り組みを積極的におこないました。結果的に、売上や顧客生涯価値が向上しています。
成功事例② サントリーウェルネス
サントリーウェルネスでは、化粧品や健康食品などを販売しています。なかでも、人気を博していたのはサプリメントの「オメガエイド」です。日本国内だけでなく、海外でも人気がありました。海外のお客様を獲得するためにECサイトを強化した結果、定期購入者が増加して売上が向上しています。
成功事例③ 資生堂
資生堂は、EC機能を備えたECサイト「ワタシプラスby SHISEIDO」を運営しています。資生堂で人気の高い主力商品を展開しており、ECサイトへのファンを増やしているのが特徴です。2020年時点で売上は2,000億円を達成しており、今後もECサイトの成長が期待されています。
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まとめ

定期購入は安定的な収益が見込めたり在庫問題を解決できたりなど、さまざまなメリットがあります。しかし、顧客が契約解除した際の影響を与えたり定期購入者の契約を増やすには時間がかかったりなど、ECカートを導入するにあたり注意しなければいけないポイントがあるのも事実です。
世界NO.1のシェアを誇るShopifyは、低コストで導入できる定期購入ECカートシステムです。国内でも利用者が年々増えており、今大きな注目を集めています。また、Shopifyは多言語や通過、海外発送にも対応しているため、海外への販売経路を作りたい企業にも最適です。
AmazonやeBayなど大手ショッピングプラットフォームとの連携も行えるので、販促チャネルを簡単に広げられるのもメリットでしょう。定期購入ECカートシステムの導入を検討しているなら、Shopifyの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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