自社のECサイトを訪れたユーザーの行動や特性などを分析するため、Googleアナリティクスを導入しているShopify運営者も多いのではないでしょうか?
しかし、2014年4月から利用されてきた「ユニバーサルアナリティクス(UA)」は2023年7月1日に計測停止する予定となっています。
それに伴い、新バージョン「Googleアナリティクス4(GA4)」への移行が必要と考えている会社も多いのではないでしょうか。そこで今回は、GA4の導入方法から、Shopifyで利用できる便利なアプリまで、わかりやすくご紹介します。
目次
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GoogleアナリティクスのGA4とは?

「ユニバーサルアナリティクスとは何か?」、「GA4という言葉を初めて聞いた」など、聞き慣れない言葉に混乱してしまうこともあると思いますので、まずは、そもそもGA4とは何か?から解説します。
GA4はGoogleアナリティクスの最新バージョン
Googleアナリティクスは、一言で言えばウェブを利用するユーザーの行動を計測するツールです。そして、GA4はGoogleアナリティクスの1つのバージョンです。
計測される行動の例としては「ECサイトを訪問したユーザー数」、「サイト滞在時間」、「直帰率」などが挙げられ、EC担当者はこのデータを元に、今後のマーケティング施策を考えます。
最新のGA4では、この計測できる対象が大幅に拡大します。
GA4バージョンでは接点の多様化に対応
Googleアナリティクスが利用されはじめた2010年当時は、ネット利用環境の多くがPCによるWebサイトの閲覧が中心でした。そのため、Googleアナリティクスは「Web解析ツール」として開発・利用されてきた背景があります。
しかし、スマートフォンの普及に伴い、ネット利用環境が大幅に変化しました。そのため、Webだけでなく、モバイルアプリやYouTube、各種SNSなど、ECサイトに訪れる接点が多様化しています。
UAではこういった多様化した接点を上手く捉えることができなくなってきたため、全く新しいツールとしてGA4が誕生したのです。GA4では従来のWebサイトを中心とした計測だけでなく、モバイルアプリ、YouTube動画(YouTube広告やWeb組み込みの動画)の計測などにも対応しています。
現在、ユーザーは横断的に様々なプラットフォームを経由して購買を決定しています。例えば「動画を視聴し、その後にアプリをインストール。メルマガやLINEでキャンペーンの告知を知り、ECサイトを訪問する」などのように多様なプラットフォームを行き来し、購買に至ります。
GA4では、これら異なるプラットフォームで計測した行動データを「1人のユーザー」として集計することができるようになったのです。
いわばGA4は「Webを計測するツール」から「人を計測するツール」へと進化を遂げています。
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GA4とユニバーサルアナリティクス(UA)の相違点

GA4は、インターネット利用環境の変化を背景に開発された全く新しいツールです。そこで、従来のユニバーサルアナリティクス(UA)と比較しながらその相違点をお伝えしていきます。
1.データの利用目的が変わった
ネット上のユーザー行動は、以前のようにWebサイトの閲覧中心ではなく、モバイルアプリ、動画、SNSなどを横断しており、企業のマーケ手イング施策もWeb中心から、モバイルアプリの利用や動画を活用するように変化しています。GA4では、これらの行動変化に対応するため、データの利用目的が変わりました。
従来のUAはWeb上の行動を中心にデータを計測し、Webサイトを改善するという目的に利用していました。
しかし、GA4ではWebサイトはもちろん、モバイルアプリ、動画などを横断したユーザー行動を計測・集計し、ユーザーの行動プロセス全体を最適化することを目的にデータを活用します。
名称自体は、UAもGA4も「Googleアナリティクス」ですが、今回のように根本的に計測方法が変わったのはリリース以来はじめて。そのため、全く別の解析ツールとして捉えた方がわかりやすいです。
2.レポート項目が簡素化。代わりに「データ探索」機能を追加
従来のUAは「Web上での行動計測」が基本ですから、あらかじめ150個ほどの標準レポートが用意されていました。そのため、Web担当者は、必要な項目を確認するだけで分析が完了します。
しかし、GA4ではWeb、モバイルアプリ、YouTubeなど異なるプラットフォームを横断しても、それを「1人のユーザー」として分析できるよう計測・集計しています。
そのため、レポート画面を大幅に簡素化しています。代わりに「データ探索」という機能が加わり、計測したデータを自由に組み合わせ、自社にとって意味のある情報として作り替えることができます。
自社のマーケティング施策などに合わせて「このデータとこのデータを掛け合わせれば、どういう結果になるのか」ということを手元の操作で簡単に見ることができます。
3.横断的な行動を見るため計測データを「イベント」に統一
UAはWeb上の行動を細かく分析するよう開発されているため「ページビュー」や「トランザクション」などのように計測単位の種類があらかじめ定義されています。
例えば、Webサイトの訪問者が閲覧したページの数を「ページビューとする」のように決めています。
しかしGA4では、ユーザーが異なるプラットフォームを横断しても「1人のユーザー」として集計するため、計測の基本単位は「イベント」に統一しています。
「イベント」とはページビューなどを含め、ユーザーの1つ1つの行動を指します。
例えば、動画やアプリの利用者を「ページビュー」という単位で計測しようにも、動画やアプリにその概念がないため適用できません。そのため、GA4ではあらゆる行動単位を「イベント」に統一しています。
以上、UAとGA4との主な違いについて述べてきました。
GA4はUAと比較して「シンプル」で「自由度」が増しています。そのため、いち早くGA4に慣れ、何を計測するのか自社で検討してみてください。
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ShopifyにGA4の導入が必要な3つの理由

ここではShopifyにGA4を導入するメリットや、それが必要な理由についてお伝えします。
1. リソースをどこに割けばいいのかが分かる
UAは、Webサイト中心の計測を行っていました。例えば「サイト内での滞在時間」、「どのページがよく見られているか」などです。
一方、GA4では、従来のWebサイトの分析だけでなく、流入に至るプロセスを横断的に計測できるため「このユーザーは、動画を視聴しアプリをダウンロード後、自社ECサイトに流入した」などのことを特定できます。
そのため、ShopifyでGA4を導入すれば、どういったチャネルに自社のリソースを割けばいいのかが一目瞭然になります。
2. 自社の目的に合わせてデータを取得できる
自社のビジネスモデルや販売している商品に応じて、必要なデータは異なってきます。GA4ではUAよりも、得られるデータの自由度を向上させていますので、目的に合わせてレポートをカスタマイズできます。
また、GA4ではデータを計測する手間も簡易化されています。
UAでは、サイト内でユーザーがどう行動しているのかを知るためにコードを書くなどの手動設定が必要でした。
一方、GA4では「サイト内検索」、「ファイルのダウンロード」、「自動収集イベント」などは既に用意されており、ON/OFFのスイッチを切り替えるだけで計測が開始できます。
3. ユーザーの行動を予想できる
UAでは、過去のユーザー行動を分析し、EC担当者が自分で今後の施策を考える必要がありました。
GA4では、機械学習が行われ予想指標が提供されます。これを使えば「7日以内に初回の購入を行う可能性が高いユーザー」や「7日以内に離脱する可能性が高い既存顧客」などを予測することができます。
こういった人の力では及ばない分析結果が得られるのは、GA4の魅力です。
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ShopifyにGTMを使ってGA4を導入する方法

UAをShopifyに導入するには、Shopify管理画面の各種設定でタグを貼り付ければ完了でした。しかし、GA4を利用する場合、Googleタグマネージャーを導入し設置するのが確実です。
そこで、Googleタグマネージャーを使い、ShopifyにGA4を導入する手順についてお伝えします。
Step1. GA4のアカウントを作成
GA4の利用には「Googleアカウント」、「Googleアナリティクスアカウント」の両方が必要です。
最初にGoogleアカウントを「アカウントの作成」ページで取得します。

引用:GoogleSignUp
その後、Googleアナリティクスにアクセスし、必要事項を記入してアカウントを取得します。尚、Googleアナリティクスのアカウントを取得するには、既にShopifyでECサイトのドメインが決まっている必要があります。
万が一、ShopifyのECサイトが未完成という場合は、先にそちらを完成させてください。どうしても「GA4を先に体験したい」という場合は、「デモアカウント」を取得することで擬似的な体験が可能です。

引用:アナリティクスヘルプ
Step2. Googleタグマネージャーを準備する
Googleタグマネージャーは、GA4はもちろん、Google広告、Facebook広告などの各種タグを簡単に設置できるツールです。初めてGoogleタグマネージャーを使用する場合、アカウントから取得します。
また、Googleタグマネージャーのアカウント取得には、Googleアカウントも必要です。

Googleタグマネージャーのアカウント取得後は、コンテナを作成します。コンテナというのは、タグやプログラムをまとめておく箱のような概念です。1つのアカウント内に複数のコンテナを作ることができます。
コンテナ作成後は「スニペット」が発行されますので、これをShopifyのWebページに貼り付けします。
Step3. GA4の計測タグを設定する
Googleタグマネージャー内には、既にGA4の計測タグが用意されています。
タグには2種類あり、1つは「Googleアナリティクス:GA4設定」と記載されているものと、もう1つは「Googleアナリティクス:GA4イベント」と記載されているものです。
ページビューやユーザー数など基本的な計測をする予定なら「Googleアナリティクス:GA4設定」を選択します。
ID等を入力したら「トリガーの設定」をクリックし、保存。以上で、設定が完了しますが、最後にプレビューモードでGA4が適切に機能しているかを確認してください。
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Googleチャネルアプリとは?

おすすめアプリ Google & YouTube
Googleチャネルアプリは、Googleのサービスを統合したコミュニケーションアプリです。これを使用すると、Gmail、Googleドライブ、GoogleカレンダーなどのGoogleサービスと連携しながら、1つのアプリ内でメールの送受信、ファイルの共有、スケジュールの管理などを行えます。
Googleチャネルアプリを利用すれば、効率的なタスク管理とチームコラボレーションが可能となり、ビジネスや個人の生産性向上に役立ちます。 Googleチャネルアプリは、スマートフォンやタブレットからアクセスでき、クラウドベースのデータ同期により、どこからでも情報にアクセスできます。
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Googleチャネルアプリを利用してGA4を導入する方法

2023年3月から、ShopifyはGA4(Google Analytics 4)に正式に対応しました。ただし、通常のダグIDの入力方法ではなく、Googleチャネルアプリを使用する方法に変更されました。
手順はまず、無料のGoogleチャネルアプリをインストールし、アプリを開いてGoogleアカウントと連携します。そして、連携したアカウント内からGA4プロパティを選択または新規作成します。これでShopifyとGA4の連携が完了します。
GA4では、標準のイベントに加えて、商品ページの閲覧、カートへの追加、チェックアウトの開始、支払情報の入力、決済完了など、eコマース関連のイベントを取得できます。
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アナリティクスの連携以外でGoogleチャネルアプリで出来ること

Googleチャネルアプリは、Googleアナリティクスの連携以外にも便利な機能を提供します。このアプリを使用すると、Google広告、Google マイビジネス、Google ドライブ、GmailなどのGoogleサービスとの統合が容易に行え、ビジネスコミュニケーションやタスク管理を一元化できます。
また、チームとの共同作業やファイルの共有、スケジュール管理などもスムーズに行え、効率的な業務遂行を支援します。このアプリはユーザーフレンドリーで直感的なインターフェースを備えており、ビジネスプロセスを効果的に管理し、チームの協力を促進するためのツールとして幅広く活用できます。
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GA4の導入前後に役立つShopifyアプリ3選

Shopifyには多数のアプリが提供されているため、自社の状況や目的に合わせて機能をカスタマイズできます。
こういったShopifyアプリの中には、GA4導入前後に役立つアプリもあるため、ここで紹介しておきます。
1.AD Google Analytics 4

おすすめアプリ AD digitech「AD Google Analytics 4」
ShopifyにGA4を導入する際、タグの使用に不安があるというケースもあると思います。このアプリを利用することで、Shopifyの管理画面から操作して設定が完了します。
2.Pafit Tag Management for GTM

おすすめアプリ Pafit Inc「Pafit Tag Management for GTM」
通常、Googleタグマネージャー経由でGA4を利用する場合、専用タグをECサイト内に埋め込む必要があります。しかし、Pafit Tag Management for GTMがあれば、そのタグの埋め込みを簡単に行えます。
また、GA4だけでなく、今後、Google広告やFacebook広告などを利用する予定がある場合は、同じくPafit Tag Management for GTMを利用することで、ECサイト内に各タグを埋め込むことができます。
3.まるっと集客:固定費0円で成果報酬集客(アフィリエイト連携)

おすすめアプリ Huckleberry, Inc「まるっと集客」
「まるっと集客」を利用することで、GA4の導入が簡単に行えます。さらに、完全成果報酬型で集客を依頼できますので、広告やアフィリエイトに不慣れなECサイト運営者でも、すぐにアクセスを集めることができます。
もちろん、アクセスが集まれば、早速GA4を利用してユーザー分析や効果改善に結びつけることができます。
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Shopifyで活用できるGA4のおすすめサービス

GA4では、様々なレポート・データを得ることができますが、その中からShopifyでのECサイト運用に役立つものを厳選してお伝えします。
1.「ユーザー属性」で狙い通り集客できているか確認
「30-40代のサラリーマンをターゲットにする」など、ECサイトには必ず想定しているユーザー層がいます。GA4では、実際に訪問しているユーザーが、こちらが想定しているユーザーと乖離していないか確認することができます。
ユーザー属性として知ることができるデータには「性別」、「年齢」、「国・言語」、「使用しているデバイス」、「地域」、「興味あるカテゴリ」があります。
さらに詳細情報として「アプリとWebサイトを横断しているユーザーの割合」や「どの属性でコンバージョンが高いか」、「特定の環境下でコンバージョンが低下していないか」などの情報まで調べることができます。
2.「エンゲージメント」で各種ページが最適化されているか確認
ECサイトは、それぞれのページに役割があります。
例えば、トップページは「サイトの目的や特徴を案内する」、商品ページは「商品説明を行い、カートに入れてもらう」などです。
GA4では、それぞれのページで、こちらが狙った行動をユーザーがとっているか確認することができます。それぞれの目的の達成度合いは「ライフサイクル」→「エンゲージメント」と進み、レポートを確認してみてください。
尚、GA4では「サイト内で何らかのアクションをした」ことを「エンゲージメント」という指標で表すようになっていますので注意してください。
3. コンバージョンの多い流入経路を特定する
GA4では、一般的なアクセス解析ツールとは異なり、SearchConsoleやGoogle広告などと連携することができ、こういったデータをもとに、ECサイトに訪問した流入元を調べることが可能です。
このデータがあれば「検索広告とソーシャルネットワークの広告では、どちらが流入が多いか」、「コンバージョン数の多いチャネルはどれか?」など、現在の流入構成を詳しく知ることができます。
効果的な流入元を特定することができれば、今後の販売施策に大きな改善をもたらすことになります。
4.「ユーザー獲得」で初回の流入経路を調査
GA4ではサイトへ初めて訪問したユーザーを「初回流入(ユーザー獲得)」、2回目以降の訪問を「都度流入(トラフィック獲得)」と定義しています。
GA4の「ユーザー獲得」レポートでは、「初回流入」に貢献した経路やエンゲージメント、コンバージョン数などのデータを確認することができます。
ECサイトで新規顧客を増やしたいという場合、この「ユーザー獲得」レポートが役立ちます。
5.「eコマース購入数」でECサイトのコンバージョン率を改善
GA4の「eコマース購入数」レポートでは、販売状況を確認することができます。
例えば「どの商品ページの表示回数が多いのか」、「商品表示された後、カートに追加される割合の多い商品はどれか」などのデータが表示されます。
こういったデータを元に、ECサイト内のコンバージョン率を改善することができます。例えば「商品の表示回数が少ないけれど、購入数が多い商品」があれば、ECサイト内でより目立つ位置に配置し、販売数を向上させることができます。
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まとめ:ShopifyでGoogleチャネルアプリを使った簡単なGA4導入方法や便利なアプリを紹介!

GA4は、Webサイトやモバイルアプリに訪問したユーザーの行動を計測できる「ユーザー行動分析ツール」です。このツールを活用することで、ユーザーの流入経路からコンバージョンに至るプロセスまで、多様なデータを知ることができます。
早速、今回の記事を参考にShopifyのECサイトにGA4を導入し、自社の目的に合わせた活用を進めてください。
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