ShopifyでECサイトを制作する際、1からECサイトを制作するのは現実的ではありません。
Shopifyでは1からECサイトを制作しないでいいように、「テーマ」というものを公開しています。この「テーマ」を活用すれば1から制作することなく、ECサイトを制作することができるのです。
しかし、今「テーマ」が溢れかえっておりどの「テーマ」を使用すればいいのかがわからなくなっている方が多くいます。そこで今回はShopifyのプロがおすすめするテンプレート「Prestige」をご紹介します。
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Shopifyの公式テーマ「Prestige」とは
Shopifyには様々なテーマが公開されていますが、「Prestige」はそのShopifyの公式テーマになります。Shopifyが公式に認めているテーマとだけあり、「Prestige」は使い勝手がよく完成されたECサイトは非常に洗練されています。
特徴としては、シンプルなデザインが挙げられます。
ごちゃごちゃしているECサイトでは商品がどこにあるのかがわからなくなってしまいますので、なるべくECサイトはシンプルなものが良いとされています。そのため「Prestige」は「シンプルさ」を追及して開発されたテーマと言えるでしょう。
サイト自体をシンプルに仕立て上げることで商品1つ1つが目立つようになります。これによりユーザーは商品1つ1つをしっかり吟味して購入してくれるようになるのです。
また、高級感を演出するときにも「Prestige」を採用したいです。
高級感を演出するには「シンプルさ」と「単色」が必要です。「Prestige」にはその2つが兼ね備えられていますので、単価が高い商品を販売したい際に利用していただきたいテーマになります。
Shopifyの公式テーマ「Prestige」の販売価格
Shopify公式テーマ Prestige
そんな「Prestige」の販売価格は$350です。
公式サイトには「プレミアムでハイエンドなブランドアピール」のために設計されていると記載されています。「Prestige」を使って高級感を醸し出すには$350ほど支払う必要はありますが、完成されたECサイトを見てみるとその販売価格に納得するでしょう。
「Prestige」で制作されたデモサイトをご覧ください。
これは「Prestige」で制作されたデモサイトになりますが、かなりシンプルで高級感溢れるデザインになっていることがわかります。
デモサイトも高級品ばかりが陳列されており、「プレミアムでハイエンド」な商品を販売することに向いているでしょう。
ちなみに、「Prestige」は
- 衣料品
- 健康・美容品
- ビジネス機器
- 消耗品
などを販売することに向いているとされています。これから該当商品を販売する際には「Prestige」を活用してみてください。
Shopifyの公式テーマ「Prestige」の基本ページのデザイン
Prestigeにはデフォルトで3つのページデザインがあります。
Allure
革製品の鞄を取り扱うストアのデモサイトです。
ファーストビューでは商品画像が横いっぱいに表示されており、ブランドのイメージを強調させられます。
なお、カーソルを商品画像に移動させれば、角度が異なる画像に切り替えることが可能です。
Couture
女性向けのヴィンテージアパレルを取り扱うストアのデモサイトで細部にまでデザインをこだわりたい方にぴったりなページデザインです。
サイトの真ん中には、動画を埋め込む枠があります。
ここにブランドのイメージを伝える動画を掲載すれば、サイトを訪れたユーザーの興味を惹くことが可能です
Vogue
コスメやスキンケア商品を取り扱うストアのデモサイトです。
ユーザーがサイトをスクロールしていくだけで、購買意欲がそそられるようなデザインになっています。
先述した2つのデザインに比べるとかなりシンプルなデザインになっていますが、その他の情報を抑えることで的確に商品をアピールできるようになっているのです。
こちらの3つのデザインイメージでホーム画面やコレクションページ、商品ページのカスタマイズを行います。
Shopifyの公式テーマ「Prestige 」の特徴
Prestigeには、大きく分けて3つの特徴があります。
高級感があるデザイン
Prestigeは商品の価値を全面的にアピールするためのデザインです。
実店舗を持たないECサイトはスタッフによるきめ細かな接客や店内の雰囲気を感じとることが難しくなっています。
しかし、Prestigeを利用すれば、ECサイトを高級感溢れるデザインに調整することができ、どの商品を選べばいいか、しっかりと吟味しながらショッピングを楽しめるのです。
商品を紹介する機能が充実している
Prestigeはスクロールすることで画像を切り替えたり、ショップルックセクションを使うことで画像から商品ページへと遷移したりといった、商品を紹介する機能が豊富に揃っています。
画像の配置や表示方法を工夫すれば、ユーザーに対して商品・サービスの魅力を伝えやすくなるでしょう。
ブランドの雰囲気を表現する機能が豊富
Prestigeには、ECサイトの雰囲気やUX(ユーザーエクスペリエンス)を充実させる機能が充実しています。
商品一覧にカーソルを合わせると2枚目に設定した画像を表示させる機能を使ったり、コレクションページにフィルタ機能を追加してみたり、取り扱う商品・サービスに応じて自由に使い分けてみてください。
Shopifyの公式テーマ「Prestige」はどんなサイトが制作可能?
$350で購入することができるShopifyのテーマ「Prestige」。一見すると高そうに見えるテーマですが、「Prestige」を活用して制作されたECサイトは非常に洗練されておりシンプルなもの。高級品を販売することに向いているテーマになります。
引用:https://themes.shopify.com/themes/prestige/styles/allure/preview
先ほどもありましたが、 こちらは「Prestige」で制作されたECサイトのデモです。
デモサイトですらこのカッコよさにシンプルさを兼ね備えていますので、さらに梃子を入れると素晴らしいサイトに仕上がることは言うまでもありません。
では、実際に「Prestige」を活用して制作されたECサイトを見てみましょう。
1)aire
公式サイト aire
aireでは主に化粧品が販売されていますが、そのどれもが高級品。高級化粧品として販売しているため、「Prestige」を活用しているそうです。
シンプルな化粧品の写真とプレミアム感が溢れる商品ラインナップが魅力的です。
2)CHARLES SIMON
公式サイト CHARLES SIMON
CHARLES SIMONでは主にビジネスグッズを販売しています。
腕時計置きやTravelバッグなど販売されている商品は多岐にわたりますが、そのどれもが高級感あふれる商品ばかり。商品一覧を見ていただくとわかりますが、全て素材からこだわり製造されています。
写真も高級感にフォーカスしたものばかり。やはり「Prestige」で制作されたECサイトは高級感あふれるものばかりです。
Shopifyの公式テーマ「Prestige」はなぜおすすめ?
さて、ここまで「Prestige」の魅力についてご紹介してきました。
「Prestige」によって制作されたECサイトには高級感が漂い、訪れるユーザー全てにプレミアムでハイエンドな空間を届けることができます。
ただ、他にもShopifyのテーマはありますし何故ここまで「Prestige」がおすすめされるのでしょうか。
その理由について迫っていきます。
ボタンアクションを与えることができる
ECサイトをたくさん閲覧している方はなんとなくわかるかもしれませんが、カーソルをボタンの上に配置した際、ボタンが動くことがあります。
これは「マウスオーバー」と言われる機能で、ボタンに動きがあることにより購入意欲をそそることができます。
さらに、ボタンだけでなく商品画像もマウスオーバーが適用されています。そのため、ボタンや商品画像にカーソルがあった瞬間に、ユーザーの購入意欲をそそることができるようになるのです。
「Prestige」を活用して制作されたECサイトはコンバージョン率が高いといわれているのは、これが理由です。
画像サイズが大きい
ECサイトにおいて、画像サイズは重要です。
画像サイトが小さすぎると「この商品って何?」となりますし、逆に大きすぎると商品説明文が表示されなくなります。適度な大きさがベストなのですが、それを見極めるのが難しいとされています。
例えば、商品数が多い場合を考えてみましょう。
商品数が多いとその分、陳列する商品数は多くなりますが画像サイズが大きいと圧迫して密集したECサイトが出来上がります。そのため、画像サイズを小さくしなければならないのですが小さくしすぎるとかえってどんな商品が陳列されているのかを知ることができません。
手動で画像サイズを決めているようでは、適切な画像サイズを決めることはできないでしょう。その問題を解決しているのが「Prestige」になります。
「Prestige」では画像サイズをAIが自動的に判断し適切なサイズに調整してくれるのです。
それだけでなく、登録した画像は全て高画質。そのため、商品の細部までユーザーは拡大して見ることができますので吟味して購入してくれることが多くなります。
ECサイトは直接商品を手に取って確かめることができません。それがゆえに商品画像で質感やサイズ感などを確かめる必要がありますが、その施策を「Prestige」は全てこなしてくれているのです。
カスタマーサポートに定評がある
「Prestige」の公式サイトでは触れられていませんでしたが、「Prestige」のカスタマーサポートには定評があります。
「Prestige」のレビュー欄をご覧ください。
レビュー欄には高評価がたくさんついており、レビューコメントもポジティブなものばかり。他のテーマでは「ここが悪い!」「ここを改善してほしい!」といったコメントが付くのが基本ですが、「Prestige」にはそれがありません。
つまり、「Prestige」を利用しているユーザーは「Prestige」に満足しているのです。
さらに、「Prestige」を利用するうえでわからないことがあればカスタマーサポートが助けてくれます。メールや電話でもサポートを受け付けており、即座に悩みを解決してくれるところがレビュー評価にも映っているのでしょう。
他のテーマと比較してみると「Prestige」の評価の高さは一目瞭然です。一度、テーマごとに比較してみても面白いかもしれません。
HTMLセクションを追加することができる
これはShopifyテーマの中でも大きな特徴です。「Prestige」ではHTMLセクションを追加することができ、自分だけのオリジナルコンテンツを追加することが可能です。
ECサイトを構築する上でHTMLの存在は欠かせません。
CSSも活用しておしゃれなECサイトに仕上げることが主流となっていますが、「Prestige」はしっかりとその流行に沿っています。「Prestige」管理画面上からHTMLセクションをECサイト画面上に追加し、HTMLコードを埋め込むことができるのです。
「なんだ、それだけ?」と思われるかもしれませんが、HTMLやCSSを自由に埋め込めるテーマは他にありませんでした。
そんな時、HTML・CSSが自由に挿入できる「Prestige」が誕生し一気に「Prestige」の利用者が増えていきました。今でもなおHTMLセクションを自由に埋め込むことができるテーマは「Prestige」だけです。
ちなみに、HTMLコードを書くためにはプログラミングスキルが一定以上必要です。誰でも「Prestige」上にHTMLを反映させることはできません。
もしおしゃれに凝ったECサイトを「Prestige」で構築したい場合は、外部のプログラマーさんにHTMLやCSS制作の依頼をしてみましょう。
制作できるコンテンツが多い
有料テーマということだけあり、「Prestige」で制作できるコンテンツ数は膨大です。
一部ですが、
- BLOG
- クロスセリング
- カスタマイズ可能なお問い合わせシステム
- FAQページ
- メニュー内のプロモーションブログ
- マスコミによる報道
- 製品のバッジ
- 製品レビュー
- プロモーションポップアップ
- 最近見たリスト
- おすすめ商品
- ストックカウンター(いいね!欄)
- 商品検索機能
などが「Prestige」に搭載されています。正直、これだけの機能があればECサイトの運営は十分でしょう。
さらに、「Prestige」ではマーチャンダイジングとして
- アニメーション
- 色彩
- 高解像度の画像
- 画像のホットスポット
- ロールオーバー機能
- 画像のズーム機能
- 製品オプション
- 製品タブ・ビデオ
- サイズのチャート表示
- 画像のスライドショー
- 商品情報
などを追加できます。
これで商品1つ1つの詳細情報をユーザーに伝えることができますので、コンバージョン率をグンと引き上げることが可能です。
もちろん、これ以外にも
- カート機能
- ショップ内のピックアップ
- スライド式のショッピングカート
などが「Prestige」に搭載されていますので、機能面では有料テーマの中でも随一と言えます。
まとめ:Shopifyのプロおすすめテンプレート!「Prestige」をご紹介
今回はShopify公式テーマである「Prestige」について見ていきました。
「Prestige」を活用して制作されたECサイトはシンプルかつ高級感あふれるものばかりで、ハイブランド商品などの販売に向いています。これから高級感を重視した商品を販売しようと考えている方は是非「Prestige」を導入してみてください。
「Prestige」は14日間の無料トライアル期間を設けていますのでその期間中に使用感を確かめてみてください。
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