Shopifyの入金サイクルとは?決済別にご紹介!

Shopifyの入金サイクルとは?決済別にご紹介!

ネットショップをshopifyで構築していると、SEOや集客などの売り上げにつなげるための施策に重視してしまうものです。とはいえ、ネットショップを運営する上では、利益を出すために費用を削ることや、運営が続けられるための資金繰りも重要になってきます。

この記事では、shopifyの入金サイクルについてわかりやすく解説しています。入金サイクルが最も有利な決済方法は何か疑問に思っている人は、ぜひ参考にしてください。

Shopifyやその他ECの制作・運用・保守について、お気軽にご相談ください。
連絡は問い合わせ・無料相談・無料お見積りよりどうぞ。

【Shopify】決済別の入金サイクル

shopifyで利用できる主な決済サービス別の入金サイクルについて紹介していきます。

Shopifyペイメント

shopifyのネットショップでは、「shopifyペイメント」の決済サービスが初期設定になっています。管理画面ページで、shopifyペイメントを有効にすることで、クレジットカード決済が対応可能になります。

利用できるクレジットカードやサービスは以下の項目です。

利用可能なクレジットカード
  • Mastercard
  • Visa
  • American Express
  • JCB
利用可能なサービス
  • Google Pay
  • Apple Pay
  • Shop Pay

shopifyペイメントは取引手数料や初期費用が無料ですが、クレジットカードの決済に関しては手数料が発生します。

クレジットカードの手数料

クレジットカードの手数料はこちらです。

shopify Liteベーシックスタンダードプレミアムshopify Plus
国内のカード3.4%3.4%3.3%3.25%3.15%
海外のカード3.9%3.9%3.85%3.8%3.75%
JCBのカード4.15%4.15%4.1%4.05%3.75%

Shopifyペイメントの入金サイクル

入金サイクルについては、支払い受け取りが「毎週」と「毎月」から選べます。

ビジネスの拠点が日本にある場合、月曜日から金曜日のどの用事でも通常の支払いを設定できます。支払いの受け取りは、毎週あるいは毎月のいずれかを選択できます。

支払い期間は、5日間と支払い日までの残り日数を加えた日数です。

たとえば、お客様が水曜日にストアで注文し、ストアの支払い日が金曜日の場合、その注文の代金は8営業日後の翌週の金曜日に銀行口座に送金されます。

なお、お客様が日曜日にストアで注文した場合、その注文の代金はその週の金曜日、つまり5営業日後に銀行口座に送金されます。

お客様がJCBを使用して支払いを行う場合、支払い期間は、注文日からの30日に支払いまでの残り日数を加えた期間となり、その後資金が銀行口座に送信されます。”

引用元:Shopifyヘルプセンター Shopifyペイメントで支払いを受ける

支払い受け取りが「毎週」だった場合は、最短で5日後になり最長で11日後になります。

その他のネットショップカートは以下の表で比較していますが、入金サイクルは手数料を支払わなくてもshopifyが最も早いのがわかります。

ecカート入金サイクル
shopify最短5日後で最長11日後の受け取り
shopserve月末締め翌月27日払い
手数料を払うと月6回、2回の受け取り
STORES月末締め翌月末払い
手数料が275円(入金額が1万円未満は550円)
makeshop月末締め翌月末払い
手数料1.5%を払うと即日入金可
futureshop月末締め翌月末払い
BASE申請してから10営業日後
手数料が250円(入金額が2万円未満は750円)
カラミーショップ月末締め翌々月20日払い
手数料1.5%を払うと最短3営業日、0.5%払うと月末締め翌月15日払い

次にshopifyペイメント以外の決済サービスを紹介していきます。

Amazon Pay

Amazonでアカウント登録しているユーザー情報を使用して、サービスの決済ができるシステムです。

Amazonアカウントでshopifyのネットショップにもログインできるので、利用しやすい決算サービスです。

また、Amazon Payギフトカードも使えるので、クレジットカードが無いユーザーも対象となるとため、ネットショップ運営には欠かせない決済方法となっています。

Amazon Payは、入金サイクルが14日に初期設定されているので、売り上げが発生したら14日後に自動で振り込みされます。

ところが、はじめの2週間を経過すると入金サイクルを自分で変更が可能に。最短で1日に設定できるため、翌日に振り込まれます。

手数料が無料なので、Amazon Payはおすすめの決済サービスと言えるでしょう。

事業者より売上請求されたものが入金対象となり、Amazon Pay手数料を差し引いた残額の入金(支払)手続きがされます。

振込手数料はAmazonの負担です。

入金(支払)手続き開始から事業者口座への入金完了までに約2〜5営業日ほどを要します。

入金はサイクル制となり、初期設定では14日サイクルですが、最短1日から自由に指定できます。変更を希望する場合は、アカウント登録後にセラーサポートへ依頼してください。

(14日より短縮する場合、アカウント情報にクレジットカードの登録を求められることがあります。)”

引用元:Amazon Pay FAQ/Amazon Payからの売上金の入金はどのように行われますか?

Pay Pal

世界で3億人を越える顧客が利用しており、2400万以上のお店で導入されている決済方法で、手数料や初期費用がかかりません。

Pay Palは決済の際に銀行振込でも対応しているので、クレジットカードを所持していなくても銀行口座があれば使えます。

Pay Palの入金サイクルは以下の内容です。

入金サイクルは即時。銀行への引き出しは最短3日
クレジットカード決済でも、銀行口座からの支払いでも、ペイパル決済では即時にアカウントに入金 ※1
残高を銀行口座へ引出すには最短3日 ※2

※1 アカウントに制限がない場合
※2 ご利用の銀行により異なります

引用元:Pay Pal(ペイパル)とは

Pay Palは自分の好きな時に、売上分の入金申請ができるシステムで、最短で3日後に振り込まれます。お客様が支払い終わったら、すぐにPay Palアカウントに送金される仕組みです。

気をつけておきたいポイントは、Pay Palアカウントに入金されたお金を引出すためには「ビジネスアカウント」のアカウントであり、本人確認手続きしていることです。

最後に本人確認の手続きをする際に、Pay Palから転送不要書留郵便を受け取ることが必須なので、予め手続きを済ませておきましょう。

VISA

世界的に利用されているクレジットカードの中で、国内で最も使われているのはVISAカードです。

JCBが縮小、マスターカードのシェアが拡大

引用元:Ipsos:キャッシュレス決済大規模調査の結果を発表、脱クレカが起きている?QRコード決済利用は躍進

最も利用されているVISAカードを決済に使うのは当然のことでしょう。shopifyペイメントを通さずに、VISAカードを決済するためには、決済代行やカード発行している企業と契約する必要があります。

例えば三井住友カードと契約する場合は、以下のような入金サイクルになります。

お取り扱い要項 イメージ

引用元:三井住友カード ご契約のしくみと流れ

ボーナス一括払いと分割払いには気をつけておく必要があるでしょう。

また、加盟店売上早期振込という月に6回入金される制度があります。こちらの制度を利用する際には、振込手数料が440円かかります。

ただし、口座が三井住友銀行だと手数料は無料です。

KOMOJU(スマホ・コンビニ決済/銀行振込)

入金サイクルは「毎月」と「毎週」の2パターンあり、自由に選べます。

  • 毎月:月末締めの翌月末払い
  • 毎週:翌週の金曜払い

KOMOJUで決済された場合はshopifyペイメントと一緒で、最短5日後に振込まれるシステムです。しかし、KOMOJUは毎回、振込手数料が220円〜410円発生するので覚えておきましょう。

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【Shopify】入金サイクルを把握することは重要

実店舗の現金のみで商売をしていると全く知る機会がないのが、ネットショップで売り上げた入金サイクルです。

ネットショップの決済方法は、クレジットカードやキャリア決済、コンビニ払い、銀行振込などお店によっていろいろ用意しているものです。

したがって、売り上げが発生したらすぐに入金される訳でなく、決済事業会社が定めた入金サイクルで振り込まれます。

販売するための商品の仕入れや、スタッフを雇うためには人件費などコストがかかります。これらのコストは、売り上げの入金サイクルに関係なく支払う必要があるため、手持ちの資金が無いと倒産してしまう「黒字倒産」になりかねません。

よって、入金サイクルはなるべく短くして、支払うサイクルはそれより長めにしておくことが有利です。ネットショップの資金繰りには、入金サイクルがとても影響してくることを念頭に置いておきましょう。

キャッシュフローの計画について

まず黒字倒産になるとは、どんなケースなのか考察していきます。

ネットショップの手元資金は0円という条件で考えていきます。

3月にネットショップが商品を30万円で仕入れ、代金は翌月の4 月末に支払い。

商品が4月に60万円売れたので、決済会社から売り上げの入金は翌月の5月末です。

帳簿では30万円の利益が発生していることになります。

4月末に仕入れにかかった代金を支払うことになりますが、売り上げの入金は5月末にならないと振り込まれないので、仕入れ先の業者に払えなくなり倒産へ。

帳簿では利益が発生しているのに、資金が手元にないので倒産に追い込まれました。

こういったことがないように、以下の項目をしっかり行うことが重要です。

  • キャッシュフローを把握しておく
  • 支払いサイクルは長く、入金サイクルは短く
  • 在庫は適した量
  • 資金調達に力を入れる

4つの項目の中でも「キャッシュフローを把握しておく」ですが、次に詳しく説明をしていきます。

入出金状況の確認

入金と支払いの「金額・タイミング」を明らかにして、入出金の状況をチェックする必要があります。

前述した黒字倒産の内容にあったように、資金がマイナスになってしまうことは、あらかじめ入出金をチェックしていれば分かるものなので、先に対策ができます。

具体的には銀行に融資の相談をしたり、決済会社に入金を早くしてもらう機能があれば利用したりできるというもの。入出金の状況をチェックするためには「資金繰り表」を作ることが大切です。

テーブル

自動的に生成された説明

引用元:中小企業庁 夢を実現する創業 資金繰り表の様式例

売り上げに関係なく毎月かかるコストと、売り上げに左右される費用を分別しておくことにより、資金繰り表が作りやすくなります。

支出では変動費と固定費に分けることや、収入に関しては予測できる売り上げとできない費用に分けていきます。

予測が難しい売り上げについては、販売プランの段階で売り上げ予測を出し、その後いろいろ変動を考えて修正。加えて、なるべく厳格な数値を使用した資金繰り表を作ることをおすすめします。

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【shopify】入金サイクルの注意点

shopifyペイメントで気をつけておきたいポイントを2つ紹介していきます。

  • JCBのみ支払いサイクルが異なる

クレジットカードの決済でJCBを使って支払うと、他のカード決済の時の入金サイクルと違ったサイクルで振込みされます。

決済が確定した日から30日後に入金が可能になるので、売り上げが振り込まれるまでの期間は、決済が終わった日から指定の期間までの残日数に30日を足した日数が入金日になります。

  • 締日は「アメリカ東部標準時(EST)」で算出される

締日は、入金される予定日の5営業日前になりますが、休日の日曜になった場合、売り上げは次の入金分に含まれます。

また、締日は「アメリカ東部標準時」で算出されているので、日本時間考えた時に締日のズレが発生することに。

具体的には、毎週月曜を入金予定日にしているなら、締日は前の週の日曜です。

しかし、アメリカ東部標準時で算出されており日本時間ではないので、実際のところは前の週の月曜午前9時までの売上額が次の週の月曜に振り込まれます。

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【Shopify】入金に関するよくある質問

ECサイトを運営するうえで、重要になってくるのが入金設定です。入金サイクルに遅れが出ると、場合によっては事業が潰れる可能性もあります。

ただ一方で、ECサイトを運営するにあたり、入金に関して分からないこともあるかもしれませんね。ここでは、入金に関するよくある質問をまとめました。入金に関する主な質問は、以下のとおりです。

  • 質問① 手動決済を選ぶメリットはある?
  • 質問② 入金明細を確認する方法はある?
  • 質問③ 入金口座を変更する方法はある?
  • 質問④ Shopifyでテスト決済する方法は?
  • 質問⑤ 売上げが入金されない時はどうする?
  • 質問⑥ おすすめの決済方法はあるの?

それぞれの質問や疑問を解消して、ShopifyにおけるECサイトの構築を行いましょう。

質問① 手動決済を選ぶメリットはある?

手動決済とは、クレジットカードやPayPalを除く決済方法を指します。

お客様の中には、クレジットやPayPalを保有していない方も多いです。ECサイトの支払い方法に手動決済を用意しておけば、このようなお客様にも対応できます。売り上げの損失に繋がるリスクを抑えられるでしょう。

質問② 入金明細を確認する方法はある?

Shopifyにおける入金明細は、「請求情報」から確認することができます。詳細については、以下のURLから確認しましょう。

>>請求情報を管理する

質問③ 入金口座を変更する方法はある?

Shopifyでは、入金口座を変更できます。

入金口座を変更する方法は、まず管理画面から「設定」「決済」の順にクリックしましょう。

Shopify paymentセクションで「管理」を選択します。
「支払いの詳細」「支払い口座」「銀行口座を変更する」の順にクリックし、口座情報を入力したら入金口座の変更は完了です。

質問④ Shopifyでテスト決済する方法は?

決済機能がきちんと機能するか心配に感じる方も多いかもしれませんね。

実は、Shopifyでは決済が正常に動くか試すテスト決済を行える機能が備わっているのです。テスト決済を実行することにより、お客様が正常に決済できるようになります。

質問⑤ 売上げが入金されない時はどうする?

管理画面で「支払い済み」と表示されていたとしても入金待ちの可能性も十分考えられます。

このような場合は、少し時間をおけば自動的に入金されることも多いです。時間をおいても入金されない場合は、ヘルプセンターで直接確認しましょう。

質問⑥ おすすめの決済方法はあるの?

Shopifyではいくつか決済方法が用意されていますが、もっともおすすめなのはShopify paymentです。

Shopify paymentは、Shopifyが提供する決済方法のことです。取引手数料が無料だったり審査不要で導入できたり、決済手数料が安かったりなど、さまざまなメリットがあります。

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まとめ

shopifyのネットショップを運営している時の決済方法と入金サイクルについて説明しました。

ネットショップを運営していくことは、事業をこなしていくことになるため、キャッシュフローについては注意深くチェックすることが大切です。

紹介した資金繰り表を使用して、ネットショップの運営に役立ててください。

掲載情報は記事執筆・更新日時点のものです。最新情報とは異なる可能性がありますのでご了承下さい。

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よくある質問
Q.

ShopifyなどのECサイトを運営する際に入金サイクルを把握することはなぜ重要なのでしょうか?

A.

販売するための商品の仕入れや、スタッフを雇うためには人件費などコストがかかります。
これらのコストは、売り上げの入金サイクルに関係なく支払う必要があるため、手持ちの資金が無いと倒産してしまう「黒字倒産」になりかねません。

Q.

手動決済を選ぶメリットはありますか?

A.

手動決済とは、クレジットカードやPayPalを除く決済方法を指します。
お客様の中には、クレジットやPayPalを保有していない方も多いです。ECサイトの支払い方法に手動決済を用意しておけば、このようなお客様にも対応できます。売り上げの損失に繋がるリスクを抑えられるでしょう。

Q.

Shopifyでおすすめの決済方法はありますか?

A.

Shopifyではいくつか決済方法が用意されていますが、もっともおすすめなのはShopify paymentです。
Shopify paymentは、Shopifyが提供する決済方法のことです。取引手数料が無料だったり審査不要で導入できたり、決済手数料が安かったりなど、さまざまなメリットがあります。



監修者
舩本慶都
舩本慶都

shopi lab blog ディレクター

Google 広告「検索広告」認定資格取得
Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)取得
Webライティング検定2級取得
Shopify Partner Boot Camp修了
中央大学在学時代からshopi labにてインターンとしてWebメディアやWeb広告の設計・運用など幅広いWebマーケティング手法に取り組んだ。

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