今や国内外に対応できるECサイトとして人気をあつめているShopifyですが、細かい機能として納品書や請求書の送り方はどのようになっているのか気になるところですね。
今回は、Shopifyでだれでも簡単に納品書や請求書を作成できるおすすめのアプリをご紹介していきます。
Contents
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そもそもShopifyで請求書や納品書は必要?
ECサイトの運営において、商品を購入したユーザーが求めた場合は領収書や納品書を発行する必要があります。しかし、それぞれの書類には代替えとなるものがあるので、発行しなければ罰則を受けるということはありません。
なお、商品を購入した際の決済方法に応じて、書類を発行するときの条件や注意点は変わってきます。
ここからは4つのパターンに分けて、チェックしていきましょう。
クレジットカード決済
Shopifyだけに限らず、ネットショッピングにおいて最も選ばれているのがクレジット決済です。
クレジットカードを使った場合、金銭のやりとりはカード会社を仲介して行われます。
通常のショッピングと違い、店舗と購入者の間で直接的な金銭のやりとりがあるわけではないので、領収書の発行は不要という認識が普通です。この場合はカード会社から発行されるカードの利用明細がその役目を果たします。
購入者から領収書の発行を求められた際は「クレジットカードを利用」といった旨を領収書に記載しておくことで、経理におけるトラブルを未然に回避できるでしょう。
銀行振込決済
クレジットカード決済の次に多いのが銀行振込です。この場合は振込の際に発行される明細書や通帳記録が領収書の役割を担います。
ここで注意しなければならないのは、二重計上のリスクです。振込明細書があるにも関わらず、領収書を発行してしまうと、支払いに関する書類が2つあることになります。
数あるトラブルの中でも二重計上は頻繁に起こり得るものなので、ECサイトの運営側も特に注意しなければなりません。領収書を発行する必要がある場合は「銀行振込日」も記載しておくと良いでしょう。
代金引換決済
そして、最後に代金引換の場合もチェックしておきましょう。
代引きは、商品を購入したユーザーが配送業者へ料金を支払う方法です。ここでは、配送業者が発行する受領書がそのまま領収書の代わりになります。そのため、基本的にはECサイトの運営側で領収書を発行する必要はありません。
なお、ユーザーから領収書を求められたときは配送業者から受け取った受領書を送ってもらってから、新しい領収書を発行するようにしましょう。
配送業者の受領書ではなく、一般的な領収書としての形式が整ったもの(店舗の名前が記載されたもの・収入印紙があるものなど)を求めるユーザーも少なからずいらっしゃいます。適切な対応を行い、正しく書類を発行しましょう。
Shopify運営に必要な書類一覧
Shopifyの運営には、いくつかの書類を発行しなければなりません。先述した通り、必ず発行しなければならないものではありませんが、ユーザーから求められた場合には用意する必要があります。
ここでは、Shopifyの運営に必要な4つの書類を詳しく見ていきましょう。
納品書
納品書はユーザーに商品を納品する際に発行する書類のこと。必ず発行しなければならない書類ではありませんが、商品と一緒に送るのがベストでしょう。
納品書に記載する情報は以下の通りです。
- 宛名
- 書類作成者の氏名(または名称)
- 発行日
- 取引内容
- 取引金額(税込み)
- 備考欄
書類作成者の氏名を記載する際はECサイトの名称や代表者の名前。その他にも、連絡先(電話番号・メールアドレス)も書いておくようにしましょう。返品や返送が起こった際に便利です。
発行日は書類を発行した日以外にも、ユーザーが商品を注文した日や商品を出荷した日も記載しておきましょう。そして、取引金額を記載する際は商品の金額だけでなく、送料や手数料、税金も買いておけばより丁寧です。
請求書
請求書は納品した商品の支払いをユーザーにお知らせする書類です。
こちらも、納品書と同じように発行しなければならないものではありませんが、お金を払ったか払っていないか、といったトラブルを回避するためにも、発行しておくことをおすすめします。
請求書に記載する情報はこちらです。
- 宛名
- 書類作成者の氏名(または名称)
- 取引年月日
- 取引内容
- 取引金額(税込み)
- 代金の支払い先(振込先)
- 代金の支払い期限
- 備考欄
なお、Shopifyではクレジットカードで決済する際の請求書をメールで送ることが可能です。
本来、請求書を使った支払いは、Shopify上で設定を変更しない限り行えません。
明細書
ユーザーに商品の購入内容をお知らせするのが明細書です。こちらも商品と一緒に送るようにするといいでしょう。
なお、明細書の発行はShopifyの標準機能で行えます。
領収書
領収書は、代金の支払いが行われた際に支払いの証明として発行する書類です。これまでの書類とは違い、ユーザーが領収書の発行を求めた際には、必ずお渡ししなければなりません。
いつ求められても対応できるように、必ずすぐに発行できるよう準備を整えておきましょう。
領収書に記載する情報は以下の通りです。
- 宛名
- 書類作成者の氏名(または名称)
- 発行日
- 領収金額
- 但し書き
- 備考欄
領収書が必要になった際は、前項の「そもそもShopifyで請求書や納品書は必要?」も参考に正しく発行してくださいね。
【Shopify】既存の機能で明細書は発行可能
まず、Shopifyは何かのアプリを使わなくても、もとからある機能で明細表を作ることができます。
https://help.shopify.com/ja/manual/orders/packing-slips
- 購入前の明細表
- 購入中の明細表
- 明細表の編集
明細表は管理画面にある「注文」から操作できるので、使い方はとても簡単です。
配送ラベルの「購入前」と「購入後」のどちらの明細表も作成可能、さらに明細表のテンプレートを編集すればロゴを追加するなど自由な仕様に変更することもできます。
テンプレートの編集はHTMLやCSSなどの知識が必要ですが、「デフォルトに戻す」という機能があるので自信のないかたでも安心して操作しやすいです。
Shopifyで請求書・納品書の送るのに役立つアプリ4選
Order Printerは定番のアプリ
おすすめアプリ Order Printer
Shopifyで請求書や納品書を送りたい場合、Order Printerというアプリを使うのも1つの方法です。
- 請求書
- ラベル
- 領収書
- 梱包明細
- 会社のロゴやマーク
Order Printerは無料で使うことができ、請求書やラベルなど各種書類を簡単に印刷することができます。
それぞれの書類を個別に作成することができれば大量に印刷することもできるので、配送の事務作業を軽減したいユーザーにとっては定番となっているアプリです。
ほかにも、請求書や納品書などを作成できるアプリはありますが、「どれが便利なのかわからない・・・」という場合はOrder Printerがはじめやすいでしょう。
「Order Printer Template」の紹介
おすすめアプリ Order Printer Templates
請求書や送り状、返品票などビジネスに欠かせない各種書類のテンプレートを購入できるアプリ「Order Printer Template」。各種書類におけるテンプレートを購入すれば、特別な知識がなくても簡単に編集・作成できる優れものです。
テンプレートの費用は書類によって異なりますが、1枚あたりおよそ29$で購入できます。初期費用はかかりますが、一度購入すれば継続的な費用が発生しないのも大きな特徴でしょう。使い方は簡単で以下のとおりになります。
- テンプレートを選択する
- ノーコードで編集する
- テンプレートを購入する
Order Printer Templateを利用したい場合、まずお好みの書類プレートを選びます。請求書や送り状などテンプレートは全部で30種類ほど展開。数多くあるテンプレートの中から、会社で使用したいデザインのものを選びましょう。
お気に入りのテンプレートを見つけたら、インストールしてアプリの画面上で編集を行います。内容を編集するにあたりソースコードの記載は必要ないので、初めて利用する人でも数分で編集することが可能です。
テンプレートの編集が完了したら、購入へと進みましょう。Order Printer Templateは、月額制のサブスクリプションではなく購入制を採用しています。一度購入すれば、追加で費用を請求されることはないので安心しましょう。
「Quick Order Printer かんたん帳票出力」の紹介
おすすめアプリ Quick Order Printer かんたん帳票出力
納品書や領収書、請求書を簡単にサクッと作成できるアプリ「Quick Order Printer かんたん帳票出力」。アプリをダウンロードすれば、特別な設定は必要なく納品書や領収書、請求書をすぐに出力することが可能。書類は印刷やPDF化にも対応しています。
料金は、月$5の月額制を採用。初めて利用する人のために7日間の無料体験も実施されています。提供される帳票はすべて日本語化されており、随時新しいテンプレートが追加されるのも特徴。「Quick Order Printer かんたん帳票出力」では日本語のサポートが受けられるので、困ったときにも安心です。
帳票のデザインもシンプルで、どんな場面でも重宝するテンプレートを展開。自分好みのレイアウトに編集することも可能で、自由度の高い機能が備わっています。最低限の帳票を素早く印刷したい、インストールしたらすぐに利用したい、という人に適したアプリです。
また、セキュリティ面も安心な設計になっており「Quick Order Printer かんたん帳票出力」で保存された情報はすべてShopfiyのサーバーに保存されます。第三者が管理するサーバーには情報が漏れない仕組みになっているので、機密情報もしっかり守れます。
さらに効率化をもとめるならShip&coがおすすめ
おすすめアプリ Ship&co
発送業務をさらに効率化したいなら、Ship&coというアプリがおすすめです。
Ship&coは商品のサイズや重量などの情報を入力するだけで、わずか20秒程度で請求書や納品書などを作成することができます。
各種書類の発行だけではなく、運送会社選びや発送完了メールの送信など、発送業務を一括管理できることがShip&coの強みです。
Ship&coの機能
Ship&coは、主に以下のような機能があります。
- 注文情報をリアルタイムで自動同期
- 運送会社の料金比較
- ワンクリックで送り状を発行
- 海外発送のインボイスは送り状と同時に自動発行
- 追跡情報の自動同期
- 発送完了メールの自動送信
国内だけではなく海外(越境EC)の複数店舗情報をリアルタイムで同期しながら、発送までの業務を一本化してすすめることが可能です。
商品を発送したら追跡情報も自動同期することができ、追跡番号は使用しているECプラットフォームに送信されて「オーダーステイタスの自動変更」と「発送完了メールの自動送信」を完了できます。
大手ストアと連携していて一括管理も可能
Ship&coは、10以上のECプラットフォームに対応しています。
- Shopify
- eBay
- Amazon
- 楽天
- BASE
- Prestashop
- Magento
- ネクストエンジン
- Stripe
- Woocommerce
Shopifyはもちろん対応していますが、ほかにもAmazonや楽天など人気のストアでも利用可能です。
国内で連携している運送会社
Ship&coは、以下の国内運送会社と連携しています。
- クロネコヤマト
- 佐川急便(代金引換の送り状発行可)
- 日本郵便(ゆうパック、ゆうパケット)
- 日本郵便のEMS(国際スピード郵便)
サイズや重量などの情報で簡単に料金比較できるので、これだけでもShip&coを利用してみる価値があります。
国外で連携している運送会社
Ship&coは、海外の運送会社とも連携しています。
- DHL
- UPS
- Fedex
- 国際郵便(SAL書留、EMS、eパケット)
- ペガサスグローブエックススクレス
海外への発送業務がはじめての方作で最適な運送会社をみつけることができます。
オフィシャルのサポートもあり
Ship&coは日本語に対応したサポートがあるので、困ったときでも安心です。オフィシャルのサポートページが設置されており、そこからいつでもリクエストを送信できます。
https://support.shipandco.com/hc/ja
Ship&coの料金
Ship&coは3つのプランから選ぶことができ、いずれも初期費用は無料です。
- 初期費用:無料
- 微量課金プラン:1件発行毎に30円
- 月額割引プラン:月額1,900円
- ボリュームプラン:要相談
今なら14日間の無料トライアルからスタートできるので、気になるかたはぜひ試してみてくださいね。
まとめ:Shopifyで請求書・納品書の送り方と役立つアプリをご紹介
Shopifyの請求書や納品書の送り方は、Order PrinterやShip&coといったアプリを使うのが便利です。 とくに発送業務を一本化して少しでも書類作成の手間を省きたいなら、Ship&coは最適なアプリなので試してみてはいかがでしょうか。
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