2023.8.8

2025.2.28

D2Cビジネスで押さえておきたいSEO対策7選!D2CにおけるSEOのメリット・デメリットも紹介!

D2Cビジネスで押さえておきたいSEO対策7選!D2CにおけるSEOのメリット・デメリットも紹介!

『D2C(Direct to Consumer)』の参入を検討している方やすでにD2Cを展開している方の中には、D2Cの集客にSEO対策は必要なのか、お悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

SEOとは『Search Engine Optimization』の略称で、検索エンジンからサイトに訪れるユーザーを増やし、WEBサイトにおける成果をアップさせる施策のことです。SEOは性質上、ブランドや商品の名前を検索するユーザーを集めるのに適しており、ブランドのイメージやコンセプトで訴求を促すD2Cには不向きに思えるかもしれません。

しかし、D2Cは立ち上げ当初の段階において、認知度を向上させる施策が必要になり『ブランド名の検索でヒットさせる』を度外視してしまうのは、悪手となるでしょう。当記事では、D2Cで押さえておきたいSEO対策とD2CにおけるSEOのメリット・デメリットについて解説していきます。

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D2CビジネスでSEO対策が重要な理由とは?

D2CビジネスでSEO対策が重要な理由とは?

D2CにおけるSEO対策は新規顧客を獲得し、自社での営業リストを増やすために重要です。マーケティング用語では、これをハウスリストと呼びます。ハウスリストを増やすと、集客の効率化を図るだけでなく、CAC(※1)・CPA(※2)の低下を未然に防ぐことが可能です。

また、D2CはSNSを活用して、鮮度の高い情報を発信してくのが必要になりますが、SEOも強化していけば、例え新しい情報を発信しなくても、顧客の獲得を図れます。SNSだけでなく、SEOでも集客を増やせるのは大きな魅力です。

(※1)CAC:『Customer Acquisition Cost』の略称。顧客を獲得するためにかかったコストをあらわす。主に自社のサービス全体で獲得した顧客のことを指す。

(※2)CPA:『Cost per Acquisition』の略称。顧客を獲得するためにかかったコストをあらわす。CACと似たような意味を持つが、問い合わせや購入といった、コンバージョンを獲得するためにかかったコストを指すことが多い。

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D2Cビジネスで押さえておきたいSEO対策7選!

D2Cビジネスで押さえておきたいSEO対策7選!

それでは実際にD2Cビジネスで押さえておきたいSEO対策を見ていきましょう。

D2CビジネスのSEO対策1.商品ページのコンテンツを充実

最初にご紹介するのが、商品ページのコンテンツを充実させることです。商品ページでさまざまなコンテンツを取り扱い、消費者にとって有益な情報を届けることは、SEOにおいて大きな効力を発揮します。元来、ECサイトは商品ページの魅力に乏しくなりがちです。そんなECサイトで目標とするコンバージョンを達成するには、販売する商品を欲しいと思ってもらえるようなコンテンツ作りが必要になります。
D2Cはブランドのコンセプトやイメージがどのように商品と結びつき、どのような世界観を消費者に提供したいかをコンテンツに落とし込まなければなりません。クオリティの高い商品ページを作る際は上記のポイントを意識してみてください。

D2CビジネスのSEO対策2.ブログ機能の設置

次にご紹介するのがブログ機能の設置です。先述したようにSEOは検索エンジンからサイトに訪れる人を増やすための施策を意味します。

検索キーワードとなりやすいキーワードには『○○○ オススメ』『○○○ 選び方』(※3)といった、消費者の課題となるテーマに基づいており、運営するECサイトを検索結果の上位に表示させるには、これらのキーワードを使ったコンテンツを作成しなければなりません。ブログ記事はこれらのキーワードを対策するのにぴったりで商品ページでは対策できないポイントをしっかりと押さえます。

(※3):○○○はそのユーザーが購入を検討している商品をあらわす。

D2CビジネスのSEO対策3.ページのタイトルを意識

D2CでSEOを強化するには、ページのタイトルにも工夫が必要になるでしょう。インターネットユーザーが情報を得ようとする際、検索結果に表示されたページのタイトルを見て、そのページを閲覧するかを判断します。このとき、ブランドがターゲットとする層の興味を惹くようなタイトル付けが重要になるのです。

なお、ページの閲覧数を増やすために、闇雲に情報を詰め込みすぎてしまうと、タイトルとページの情報のギャップを生みやすくなり、せっかくユーザーがそのページを訪れてもスグに離脱されてしまう可能性が高まります。ページにおける滞在時間は検索順位に大きな影響を与えるとされているので、注意が必要です。

D2CビジネスのSEO対策4.TOPページの強化

Googleのアルゴリズムはトップページを重視していると言われています。ここでいうトップページとは、WEBサイトの入り口となるページのことです。インターネットユーザーは調べたいキーワードを検索エンジンで検索し、気になったページを訪問します。

ページを訪れたときは必ずトップページを経由することになり、そのサイトを運営する事業者はここでユーザーの心を掴み取る必要があるのです。Googleはサイトを評価する際の基準として『EAT(※4)』を採用しています。

EATを高めるには、トップページの満足度が高く、インターネットユーザーの滞在時間が長いサイトでなければなりません。自社で運営するサイトの検索順位を上げたい方はトップページに掲載するコンテンツを充実させて、サイトからの離脱を防ぎましょう。

(※4)EAT:『Experience(経験)』『Expertise(専門性)』『Authoritativeness(権威性)』『Trust(信頼)』の頭文字をとったもの。Googleが定めた、良質なWEBサイトを評価するための基準。

D2CビジネスのSEO対策5.導線設計

サイト内の導線を見直すことも、SEO対策において必要不可欠な工数です。まず、記事ページのサイドバーや記事ページのテキスト、WEBサイトのフッターなどには最低限、導線を設置するようにしましょう。このとき、人気記事や関連記事といった、CVに貢献するページに遷移させるようにすれば、さらなる売上のアップが見込めます。
また、ユーザーの購買意欲を高めるような、クッションページ(※5)を設置するのもオススメです。

(※5)クッションページ:ウェブ広告や検索結果などをクリックした際にリンク先として使われるランディングページのこと。

D2CビジネスのSEO対策6.XMLサイトマップ

XMLサイトマップの設置もD2CビジネスにおけるSEO対策として有効な施策のひとつです。XMLサイトマップとは、検査エンジンサイトのページを知らせる役割を担います。新しく追加したページやデータを更新したページをクローラー(※6)に通知したり、内部リンクがないページや検索エンジンを使って見つけきれないページを認知してもらったり、といったメリットがあり、これはサイトの評価を上げるうえで重要な要素です。

なお、XMLサイトマップは一般的なHTMLサイトマップとは異なり、インターネットユーザーが目にする機会はほとんどありません。

(※6)クローラー:Googleにおける検索エンジンロボットの通称。インターネット上の情報を収集する。

D2CビジネスのSEO対策7.内部リンク強化

D2CビジネスのSEO対策において、内部リンクの最適化もぜひ検討してみてください。内部リンクとは、サイト内に貼り付けられたリンクのことです。

内部リンクを強化すると、クローラーがサイトの中を巡回しやすくなり、たくさんのページが検索にヒットするようになるでしょう。検索エンジンに登録されるページが増えると、サイトの評価も向上します。

さらに、サイトを訪れたユーザーの滞在時間も増やすことも可能です。コチラの施策はサイトの規模が大きくなればなるほど、手間がかかるので、ページの数が少ないうちに着手することをオススメします。

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D2CビジネスでコンテンツSEOを実施するメリット

D2CビジネスでコンテンツSEOを実施するメリット

D2CビジネスでコンテンツSEOに取り組むメリットには、以下のようなものが挙げられます。

潜在顧客にアプローチ

コンテンツSEOは大きな費用をかけることなく、潜在顧客へ積極的にアプローチできるようになりま。費用対効果の観点から、リスティング広告といったWEB広告とは対照的です。D2Cビジネスを立ち上げた当初はあまり大きな費用をかけられない事業者もいらっしゃるのではないでしょうか。

また商品やサービスそのものに興味を持っていない見込み顧客へのアプローチを強化できるコンテンツSEOは推奨される施策のひとつです。

費用対効果が高い

先述したように、コンテンツSEOは費用対効果が極めて高い施策です。一般的なリスティング広告は広告がクリックされるたびに費用がかかります。

一方でコンテンツSEOを強化すると、検索結果の上位に表示されている限り、コストゼロで潜在顧客を獲得することが可能です。

もちろん、コンテンツを充実させるための初期費用はある程度必要ですが、安定的な集客が見込めるようになれば、集客チャネルとして大きな効力を発揮するようになります。

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D2CビジネスでコンテンツSEOを実施するデメリット

D2CビジネスでコンテンツSEOを実施するデメリット

その一方でコンテンツSEOには、デメリットも少なからず存在します。次にD2CビジネスでコンテンツSEOに取り組むデメリットを見ていきましょう。

結果が出るまでには時間が必要

コンテンツSEOは即効性があるものではなく、効果が出るまでに時間がかかります。立ち上げたばかりのサイトであれば、半年から1年くらいの中長期的な取り組みが必要になるでしょう。アルゴリズムの変化に伴い、すでに質の高いコンテンツは巷に溢れ返っています。そのような状況下では、小手先のSEO対策は通用せず、時間をかけて対策を行わなければなりません。

メンテナンスが必要

コンテンツSEOは定期的なメンテナンスも必要不可欠です。作成したコンテンツは一度、公開したら、それで終わりではありません。コンテンツを公開したあともPDCA(※7)を回す必要があり、品質改善を目的とする業務プロセスを築く必要があるのです。具体的には、ツールを用いてデータを分析し、その分析結果を基にコンテンツの修正を行うなどの業務が挙げられます。
コンテンツは生物のように、何もせずに放置すると質が下がってしまい、検索上位に表示されなくなるかもしれません。

(※7)PDCA:Plan(計画)・Do(実行)・Check(測定・評価)・Action(対策・改善)の頭文字を取ったもの。継続的な業務の改善を促す手法のこと。

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SEO対策で成功したD2CブランドがLOWYA

SEO対策で成功したD2CブランドがLOWYA

公式サイト LOWYA
みなさんはSEO対策により、大きな成功を収めた『LOWYA』をご存知でしょうかLOWYAは家具・インテリアを販売するD2Cブランドです。物流クライシス(※8)やその他の諸問題により、2019年は赤字決算となってしまいましたが、以前より実施していたSEOの強化施策により、翌年には黒字に転換しています。それを可能にしたのが、コンテンツの拡充です。

LOWYAはSEOの対策において『1人あたりのPV数』を重要視し、ECサイトを訪れたユーザーがさまざまなページに訪れるようなコンテンツ作りを意識しました。さまざまなページを訪れてもらえれば、Googleから質の高いサイトと評価されやすくなります。

これにより、ECサイトの集客を増やすことに成功し、さらにより良いブランド体験を提供できるようになりました。LOWYAはInstagramも積極的に活用しており、画像やテキストなどのコンテンツを投稿から、商品の購入につなげる導線を作り、消費者の間口を広げています。

(※8)物流クライシス:配送すべき荷物の量が物流業界のキャパを大きく上回り、サービスの維持が難しくなっている諸問題をあらわす。

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まとめ:D2Cビジネスで押さえておきたいSEO対策7選!D2CにおけるSEOのメリット・デメリットも紹介!

まとめ:D2Cビジネスで押さえておきたいSEO対策7選!D2CにおけるSEOのメリット・デメリットも紹介!

SEO対策を行うには、Googleといった検索エンジンの仕組みを深く理解し、アルゴリズムのルールを予測しながら、ECサイトのコンテンツや構造を見直さなければなりません。
キーワードの選定や良質なコンテンツの発信、ECサイトの設計など、SEO対策にはあらゆる作業が必要になるものの、適切な手段を選んで根気強く実践すれば、集客を増やすことができます。SEO対策は小手先のものではほとんど通用しません。
検索順位を上げるのに裏ワザや近道は存在しないので、正しい工程を踏みながら、D2Cを展開してみてください。コチラの記事がD2Cを運営するみなさんの参考になれば幸いです。

掲載情報は記事執筆・更新日時点のものです。最新情報とは異なる可能性がありますのでご了承下さい。

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監修者
片岡弘一
片岡弘一

shopi labメディア運営統括・クリエイティブディレクター ウェブ・コロ株式会社 代表取締役

Web/SNSマーケティング、EC集客のスペシャリスト。
「ECから未来市場を共創する」をスローガンに、年間600件以上の相談実績のあるEC構築サービス「Shopi Lab」の共同事業責任者。
前職では某Web制作ベンチャー企業に就職し、Webマーケティング部門を立ち上げ事業部長として就任。
その後、独立し当時はWeb制作、Webマーケティングをメイン事業としていたが、コロナの時期より広告関連の売上が下がり、Shopify含むEC事業に事業転換。
顧客の成功を共に考えるEC事業のスペシャリストとして、EC制作だけでなく、伴走支援サービスとしてECコンサルティング、PR、広告、CRM、MAなどEC集客を網羅できる知見をもつ。
Shopify/D2C/EC専門メディアの運営から得た知見を活かし、最新情報を含む多くのEC運営ノウハウを提供することが可能。

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