企業が自社で企画・製造した商品をECサイトで直接、消費者に販売するビジネスモデルとして、注目を集めるのが『D2C(Direct to Consumer)』です。
そんな、D2Cへの参入を検討している方の中には『何から始めればいいかわからない…』という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
当記事では、D2Cをイチから学ぶのにぴったりなビジネス書籍をご紹介いたします。D2Cも広く捉えれば『ビジネス』です。まずはビジネスの基本原則をしっかりと身につけて、D2Cを運営してみてください。
目次
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D2Cビジネスはどのように学ぶか?
D2Cはインターネット環境さえあれば、どなたでも始められる手軽さから、ビジネス初心者でも参入しやすいと思われがちです。
しかし、D2Cは通常のビジネスモデルとは異なり、商品の企画や開発、販売や宣伝などもすべて自社で行う必要があるため、最低限のノウハウが必要になります。このような知識を身に付けるには、ビジネス書籍がオススメです。すでに世界規模での市場拡大が見られるD2Cですが、日本国内においては主流になっているとは言えません。
さらに、出回っている情報も少なく、インターネットで調べようとした場合は正しい情報を取捨選択する必要があるでしょう。その点、ビジネス書籍は初心者や上級者まで、幅広いターゲットに合わせたベストセラーが販売され続けています。
もちろん、あらゆる書籍の中から、適切なものを選ぶ必要こそありますが、出回っている情報が少ないD2Cにおいて、あらゆる選択肢の中から、自分にぴったりなものを選べるビジネス書籍はオススメです。
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D2Cの市場規模について
日本国内におけるD2Cの市場規模は2022年度でおよそ2.6兆円となっており、直近10年間で比較してみると、2倍以上の成長を見せています。
なお、D2Cの市場規模は日本国内だけでなく、世界規模で著しい成長を遂げており、アメリカのD2C市場は2020年の時点でおよそ12兆円。2023年には、およそ18兆円になると予測されています。今後もインターネット技術の発展やスマートフォンの普及に伴い、親和性の高いD2C市場はどんどん拡大していくでしょう。
また、2020年のコロナウイルスの大流行により、オンラインショッピングへの需要が高まり、非対面・非接触のライフスタイルは一般的になりました。これらの時流の変化がD2C市場の拡大を加速させる要因となっているのです。
ちなみに、日本国内におけるD2Cの市場規模は2025年には3兆円に達すると予測されています。ここまでご紹介したとおり、D2Cの市場規模は右肩上がりで、D2Cに参入する企業やショッピングの手段としてD2Cを選ぶ消費者も増加し続けているのです。
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D2Cのメリット
D2Cのメリットは主に以下の3つのポイントが挙げられます。
- 利益の拡大
D2Cの特性上、企業が企画・製造した商品は消費者の元へ直接届けられます。
直接商品を届けられるということは、仲介業者が必要なく、マージン・手数料といった余計なコストを大幅にカットできるのです。
さらに、D2Cは商品の販売がオンラインで完結するので、実店舗を設置する際の家賃や人件費もかかりません。浮いた分の費用や時間を使って、ECサイトのサービスを充実させたり、プロモーションを実施したり、新しい商品の企画・開発したりといったことに使えば、事業のクオリティを上げられます。通常のビジネスと比べて、運営コストがかなり低いことから、中には企業の一手段として利用する方もいるようです。
- 消費者との関係構築
D2CはSNSやDMなどを使って、消費者と密にコミュニケーションを取るのが一般的です。消費者のリアルな声が聞けるため、どのような商品・サービスが求められているか、データを集めやすくなります。消費者の満足度を上げるには、ニーズを理解してよりクオリティの高い商品を提供しなければなりません。このように、D2Cは一般的なビジネスモデルと異なり、消費者の声を直接吸い上げられるので、商品の企画・製造、サービスの改善など、迅速に対応できるでしょう。
また、ここで消費者の信頼性を獲得できるようなきめ細かな対応ができると、その消費者がリピーターになる可能性もあります。
- ブランドイメージの浸透
先述した、消費者との関係構築と類似した内容になりますが、消費者に直接商品を届けられるということは、自社のブランドイメージやコンセプトもダイレクトに伝えられるということです。
また、SNSは情報の伝達が非常に早く、たくさんのSNSユーザーにブランドのコンセプトを波及させられます。運営を開始して間もないECサイトにとっては、ブランドにおける認知のハードルが下がるのは、大きな魅力と言えるでしょう。
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D2Cのデメリット
一方でD2Cには、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
- 初期投資が必要な場合がある
D2Cはコストが抑えられると解説しましたが、ECサイトをイチから立ち上げるときや運営には少なからず初期費用がかかります。
また、流通経路の確立やサポート費用など、より本格的な機能を搭載する場合、想定していた以上のコストがかかる可能性もあるので、立ち上げ段階でしっかりと事業計画を立てておきましょう。
さらに、これらのコストだけでなく、人的なリソースや余裕を持って業務を行える時間も必要です。もちろん、実店舗を運営するよりは、D2Cの方が圧倒的にランニングコストを抑えられますが、初期費用はほとんど差がありません。
- 安定的な収益を上げるのに時間がかかる
D2Cはブランドのイメージやコンセプトを容易に発信することができます。しかし、それらのイメージやコンセプトを浸透させるのには時間がかかるでしょう。まずは、自社で運営するブランドを認知してもらい、そこからコンテンツを通して、魅力を伝えていき、ファンを獲得していきます。そのため、安定的な売上を立てられるようになるまで、ある程度の時間がかかり、すぐに成果が出ないのも珍しいことではありません。
目標に到達できるくらいのリピーターを獲得するには、中長期的な視点でプランを立てる必要があります。
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D2Cを学ぶ上でオススメの書籍
それでは実際にD2Cを学ぶのにオススメの書籍を見ていきましょう。
D2Cのオススメ書籍1.D2C「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略
引用:Amazon.com
D2Cの入門書とも言えるビジネス書籍でD2Cにおけるビジョンの形成や運営基盤を構築するポイントが簡潔にまとめられています。これから、D2Cに参入しようと考えている方には、オススメの一冊です。
また『世界観』というキーワードを使った、従来の経営スタンスとの比較を通して『どのような変化を遂げるべきか』という、新しい視点を与えてくれます。D2Cとは何か詳しく知りたい方や成功事例を見てみたい方はぜひ購入してみてください。
D2Cのオススメ書籍2.「サブスクD2C」のすごい売り方
引用:Amazon.com
D2Cを通して、サブスクリプションサービスを運営したい方にオススメの書籍です。D2C事業で成功を収めている企業の多くは定期購入により、安定した収益を稼げるサブスクリプションを採用しています。当書はサブスクリプションの特徴や強みといった、基本的な要素をイチから丁寧に解説し、事業の立ち上げをサポートしてくれるのです。
また、これ以外にも、ASPの重要性やRFM分析、コールセンターの選び方といった、実践的な内容も解説しています。
ちなみに、著者の新井亨氏は炭酸シャンプー事業で年商10億円を達成し、その他にもさまざまな人気商品を世に送り出した、凄腕経営者です。
D2Cのオススメ書籍3.リテール・デジタルトランスフォーメーション D2C戦略が小売を変革する
引用:Amazon.com
コチラのビジネス書籍はブランドの立ち上げや成長戦略の立て方、組織の運営やファイナンスとの提携といった、ブランドを急成長させるためのポイントを解説しています。
日本初とも言えるD2Cブランド『FABRIC TOKYO』が著者を務めた一冊です。『社内の組織化を進めたい』『ECサイトのビジネスモデルを転換させたい』『D2Cの基礎的なノウハウを身につけたい』という方はぜひ購入してみてください。
D2Cのオススメ書籍4.顧客をつかんで離さないD2Cの教科書
引用:Amazon.com
『D2Cという新たなビジネスモデルを解剖する』をテーマにD2Cの本質を解説しているのが当書です。消費者のショッピングにおける行動が大きく変わり、新しい売り方が浸透しました。
それに伴い、既存のビジネスモデルが通用しなくなっており、目標とする売上を達成できない企業が増えています。そんな苦境に立たされている企業に向けて、消費者に商品を直接販売することで熱狂的なリピーターを獲得するメソッドを学べるのがコチラの書籍です。
D2Cのオススメ書籍5.図解入門ビジネス 最新 D2Cの基本と仕組みがよ〜くわかる本
引用:Amazon.com
B2B・B2Cとの違いといった基本的な内容はもちろん、テクノロジーやマーケティングの角度からD2Cを解説しているのが、コチラの書籍です。
さらに、国内・国外でのD2Cの成功事例も交えて掘り下げられており、ビジネスパーソンだけでなく、学生にもわかりやすいように解説されています。
D2Cのオススメ書籍6.商品売るならShopify
引用:Amazon.com
世界175ヶ国100万店舗に利用されている、世界最大規模のECプラットフォーム『Shopify』について、解説されているのがコチラの書籍です。
2004年にカナダで創業されたShopifyはコーディングやプログラミングといった、特別なスキルがなくても手軽にECサイトを構築でき、さらに運用における拡張機能も充実したプラットフォームとして、急速に利用者を増やしています。残念ながら日本国内では、Shopifyについて詳しく解説された書籍がほとんどありません。Shopifyの利用を検討している方はコチラの書籍を参考にオリジナルのECサイトを構築してみてください。
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D2C成功の秘訣について
D2Cはブランドの世界観を構築することが重要です。徐々に知名度が上がっているD2Cは同業他社がどんどん増えています。それらの中から、消費者から自社ブランドを選んでもらうには、ブランドのコンセプトに共感してもらわなければなりません。
もし、ブランドのコンセプトを気に入ってもらえれば、その消費者は末長く商品を購入してくれるようになり、リピーターとなります。また、D2Cに向いた商品を販売することも重要な要素です。D2Cにぴったりな商品とは、ある一定の期間で商品を再度購入してもらえるようなものと言えます。その代表的な例がサプリメントや健康食品、コスメなどです。
逆に何度も購入する必要がないものやありふれていて差別化が難しいものはD2Cには向いていません。そして、SNSを有効活用していくこともD2Cでは重要です。ここ最近、TwitterやInstagramなどのSNSでリサーチする方も増えており、そのような意味でも、SNSを使った宣伝活動やコミュニケーションが求められます。
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まとめ:D2Cを学ぶ上でオススメの書籍6選!D2C成功の秘訣も紹介!
確固たるデータがまだまだ少ないD2Cはビジネス書籍を活用して、運営を始めるのがオススメです。もちろん、その書籍に書かれていた情報だけに縛られるのは推奨できませんが、D2Cだけでなく、ビジネスにおける基礎的な知識を身につけられる書籍は初心者にぴったりと言えます。
これからD2C事業への参入を検討している方やすでにD2Cで事業を展開しているものの、さらに収益を上げたいという方はぜひ当記事を参考に適切な書籍を購入してみてください。
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