若年層の間で大流行し、今や幅広い層で人気のアプリTikTok。
そんな多くのインフルエンサーが誕生し、多くの動画が投稿されているTikTokへ広告を出稿できます。ただ、TikTokは他の広告媒体と違い動画メインの媒体となっていますので動画において色々と制約があります。
そこで今回は、TikTok広告では何秒の広告が配信できるのか、そして最適な秒数について解説します。
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TikTok広告の運用型広告とは?
TikTok広告の運用型広告とは、TikTok広告への出稿の全てをオンライン上で完結させることができる広告スタイルをいいます。
例えば、以下のような作業は全てオンライン上で完結します。
- アカウントの開設
- TikTok広告への出稿
- 広告素材の制作
一般的に広告素材の制作は外部ツールや制作会社に依頼をします。ただ、TikTok広告の場合は広告素材の制作までもオンライン上で完結します。
TikTokにおける一般投稿の動画秒数は15秒・60秒・3分・10分
さて、本題ですがTikTokにおける一般投稿の動画秒数は以下の4パターンです。
- 15秒
- 60秒
- 3分(180秒)
- 10分
TikTokは元々YouTubeやニコニコ動画との差別化を図るために「短い動画」をメインに扱っています。そのため、長くても3分以内の動画しか投稿することはできません。
TikTok広告の投稿秒数は5秒~60秒
TikTokの投稿動画秒数は15秒・60秒・3分・10分の中から選択して秒数を調整することができますが、TikTokの投稿秒数は5~60秒となっています。
60秒以上のTikTok広告動画になるとそもそもユーザーが最後まで試聴してくれません。そのため、一般投稿と違い最大でも60秒までの動画しかTikTok広告で出稿することができないようになっています。
ちなみに、多くのTikTok広告は21~34秒に収めて制作されており、コンバージョン数もそれに応じて高くなっています。
『動画テンプレート』では画像とロゴで一定秒数の動画が作れる
TikTok広告を出稿する際、クリエイティブツールキットを利用することができます。
クリエイティブツールキットとはTikTokが公式にリリースしている広告主向けのツールで、広告クリエイティブを制作できるツールです。外部ツールを使ったり制作会社に依頼をしたりする必要がなく、TikTok広告の全てはクリエイティブツールキットで完結します。
そんなクリエイティブツールキットには「動画テンプレート」が豊富にあります。
「動画テンプレート」とは、動画素材がない広告主に向けて提供されている機能で、画像やロゴさえあれば簡単に動画クリエイティブを制作することができます。80個以上のテンプレートが用意されていますので、よりクリエイティブなTikTok広告を制作することができるでしょう。
『スマート動画』ではアップロードだけで一定秒数の動画が作れる
一方で「スマート動画」という機能もあります。
「スマート動画」とは、動画や静止画を組み合わせることにより一定秒数の動画クリエイティブを作ることができる機能です。10本以上の動画や静止画を組み合わせることができ、「スマート動画」を利用して制作されたTikTok広告はCTRが30%も改善したというデータがあります。
『スマート動画』では10秒・15秒・20秒・30秒から選択可能
そんな「スマート動画」では以下の秒数から好きな秒数を選ぶことができます。
- 10秒
- 15秒
- 20秒
- 30秒
いずれかの秒数を選択し、「スマート動画」により動画クリエイティブを制作します。もちろん、広告主属性によりどの秒数が最適なのかはバラバラです。
TikTok広告に適した秒数は9秒~15秒
TikTok広告を出稿する際に悩むのは「秒数はどうしよう…。」ということでしょう。
長すぎると視聴者にスキップされてしまいますし、短すぎると何のTikTok広告なのかを伝えることが難しくなります。結論ですが、TikTokビジネスセンターによるとTikTok広告に適した秒数は9〜15秒です。
5〜60秒までの動画をTikTok広告として出稿することはできますが、最適なのは9〜15秒です。この秒数内に収めることでCTRの最大化が図れます。
なぜTikTok広告では短い秒数の動画(短尺動画)が良いのか?
TikTok広告の最適秒数が9~15秒というデータを見て、「なぜ短い方がいいの?」と思われる方も多いかもしれません。
TikTok広告の動画秒数が短い方が良い理由を以下で解説します。
短時間で大量のコンテンツを消費するため
大前提として、TikTokユーザーは長尺動画を求めていません。
次々短い動画がスライドするごとに現れるため、TikTok広告だけ長尺にしてしまうとわざわざユーザーが目を止めて見てくれることはありません。
長尺動画を求めているユーザーはTikTokではなくYouTubeやニコニコ動画などを使いますから、TikTokに求められている短尺動画を制作する必要があります。
認知度獲得に有効
TVCMのように短いフレーズなのに印象に残っているフレーズをTikTok広告で配信することができれば、一気に認知度を獲得できます。
長尺動画になってしまうと要点を抑えることができず「結局どこが重要なの?」と混乱してしまうユーザーも多いです。せっかく頑張って制作した動画なのにCTRが平均よりも低くなってしまうためTikTokでは短尺動画をおすすめしています。
ストレスなく閲覧が可能
長々と結論まで時間がかかる動画はユーザーにとってストレスになりやすいです。
動画を最後まで見ないと結論がわからない動画はユーザーからの評価は非常に悪くなる傾向にあり、それが企業イメージにも影響してしまうことが多くあります。できるだけ短い動画で結論までスッとたどり着くことができるように制作しましょう。
短くまとめられるため要点が伝わりやすい
TikTok広告の動画を制作する側としても、短尺動画は要点をユーザーに伝えやすい傾向にあります。
TikTok広告で伝えたいことが少ししかない企業は多く、長尺動画では余計な動画を差し込む必要が多くあります。しかし、短尺動画では伝えたいことを端的にまとめ上げユーザーへ届けることができるため、ユーザーもTikTok広告により伝えたい意図を理解してもらいやすくなります。
最後まで見てもらえる
TikTok広告において重要な指標の1つである「離脱率」が下がります。
離脱率が高くなるとTikTok広告としての評価も悪くなり、理想的なCTRに達することが難しくなります。一方で、短尺で質の良いTikTok広告を制作すれば離脱率が下がり、良い広告として評価されやすくなります。
繰り返し見てもらえる
TikTokユーザーの特徴として「気に入った動画は繰り返し視聴される」ことが挙げられます。
YouTubeやニコニコ動画のように長尺動画は何度も繰り返し視聴される訳ではありません。もちろん繰り返し視聴される動画もありますがTikTokの方が繰り返し視聴される可能性は非常に高いです。
短尺動画なのでサクッと試聴できますし、スライドすればもう一度TikTok広告の動画を試聴することができる手軽さもあります。
動画は最初の3秒が重要
TikTok広告だけに言えることではありませんが、動画媒体において最初の3秒は非常に重要です。
動画は視聴されてから3秒以内に視聴者が離脱するかどうかが決まると言っても過言ではありません。最初の3秒の質が悪ければその後の動画の質が高くても視聴されることはないのです。頑張って制作した動画も最初の3秒次第で視聴されるかどうかが決まります。
そのため、TikTok広告を制作する際には最初の3秒は特に意識しましょう。
定期的にクリエイティブを変えること
また、TikTok広告は定期的にクリエイティブを変えることを推奨しています。
ユーザーは同じ企業のTikTok広告を何度も視聴する機会があります。その度に同じ動画が回ってきてしまうと「さっきも同じ動画を見たな」ということでスキップされやすくなってしまうのです。できれば1ヶ月単位でクリエイティブを変更し、フレッシュさを意識した動画制作を心がけましょう。
バズるTikTok広告の共通点
TikTok広告で大成功を収めた広告主は多くいます。
そういった「バズった」TikTok広告には共通点があることをご存知でしょうか。これさえ押さえておけば成功する訳ではありませんが、知っておいて損はありません。
冒頭にインパクトがある
動画媒体において最初の3秒は非常に重要です。
バズったTikTok広告も初めの3秒はインパクトのある動画ばかり。その後の動画クオリティも重要ですが、バズる土台に立つためには最初の3秒でいかにユーザーの心を掴めるかにかかっているといっても過言ではありません。
人気クリエイターを起用している
TikTokにはTikTokにおいて人気のクリエイターが多数存在します。
いわゆるインフルエンサーと呼ばれる人たちにTikTok広告に出演をしてもらう方法もおすすめです。馴染みのない企業でも人気クリエイターが出演しているということで興味を持ってくれるユーザーが多くなるかもしれません。
動画の秒数が長くない
当然ですが、バズったTikTok広告の多くは動画の秒数が非常に短いです。
長いものでも15秒ほどで、それ以上の動画クリエイティブを扱うとTikTok広告でバズることが難しくなります。短尺でいかにユーザー目線に立って情報を伝えられるかを意識しつつクリエイティブを制作しましょう。
まとめ:TikTok広告では何秒の広告が配信出来る?最適な秒数とは?
TikTok広告の最適秒数は9〜15秒とされています。
もちろんこの秒数にしたからといって確実に成功する訳ではありませんが、成功するための要因としてはかなり大きいものになります。
TikTok広告を出稿する際には短尺動画を制作し、より要点が伝わりやすいようにしましょう。
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