2026.9.29

2026.9.24

AIの回答に古い情報が残るときの直し方【2026】価格・在庫・廃番の訂正手順

AIの回答に古い情報が残るときの直し方【2026】価格・在庫・廃番の訂正手順
執筆:片岡弘一(Shopi Lab 共同事業責任者)
監修:黒岩俊児(株式会社セルフプラス 代表・Shopify Plus Partner)
公開日:2026年9月29日|本記事は各社の公式発表・一次情報にもとづき、EC構築の実務者が内容を確認しています。

AIの回答に、終了したキャンペーンや旧価格、すでに扱っていない商品が出てくることがあります。直す順番は自社ページ → 商品フィード・構造化データ → 第三者ページです。この順を崩すと、直したはずの情報が別の経路から戻ってきます。

AI検索に正しく読ませる設計そのものはECサイトのGEO対策やShopifyの構造化データ実装ガイドで扱っています。本記事は、すでに出てしまった古い情報を直す実務だけに絞ります。Perplexityで買い物する時代へのように購入判断の前段でAIが使われる場面が増えた分、古い価格が残ることの損失も直接的になりました。情報は2026年9月時点で確認できた一次情報にもとづいています。

最初に押さえるべきことがあります。AIの回答を直接書き換える窓口は、基本的にありません。直せるのは、AIが参照している元の情報だけです。したがって作業は「元をすべて正す」ことに尽きます。どこが元になっているかを切り分けるところから始めます。

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結論|直す順番と、それぞれの反映の速さ

結論|直す順番と、それぞれの反映の速さ
順番直す対象反映の速さ自社でできるか
1自社の商品ページ・記事本文再クロール後。数日〜数週間できる
2商品フィード・構造化データフィードの更新間隔に依存できる
3サイト内の古い導線(バナー・内部リンク・一覧)自社ページと同じできる
4第三者のまとめ記事・比較記事相手の対応次第依頼するしかない
5AIの回答そのもの元が直れば追随する直接は直せない

1〜3を飛ばして4から始めるケースがよくありますが、順番が逆です。自社ページに古い情報が残っている状態で第三者に訂正を依頼しても、相手が自社ページを確認したときに古い情報を見ることになります。

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なぜ古い情報が残るのか

なぜ古い情報が残るのか

原因は3つに分かれます。どれに当たるかで対処が変わるため、先に切り分けてください。

原因見分け方対処
自社ページに古い情報が残っている該当ページを開くと、古い価格や終了したキャンペーンが書かれている本文を直す。もっとも多い原因
自社ページは直っているが、まだ読み直されていないページは正しいが、AIの回答が古い待つ。更新日を明示して再クロールを促す
第三者のページが古い情報を載せている自社ページは正しく、外部の比較記事に古い価格がある相手に訂正を依頼する

自社ページが正しいかどうかは、必ず本番のページを実際に開いて確認してください。管理画面の値が正しくても、テーマやキャッシュの都合で公開側に古い値が出ていることがあります。

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1. 自社ページを直す|価格・在庫・廃番の書き方

1. 自社ページを直す|価格・在庫・廃番の書き方

直すときは、古い記述を消すだけでは足りません。いつ時点の情報かを本文に書くところまでやってください。日付がないと、次に同じ問題が起きたときに、古いのか新しいのか判断できません。

項目避ける書き方推奨する書き方
価格特別価格でご提供中2026年9月時点の税込価格は12,800円です
在庫在庫少なめ2026年9月24日時点で在庫あり。入荷は毎月上旬です
キャンペーン期間限定キャンペーン実施中2026年8月1日〜8月31日に実施したキャンペーンです(終了)
廃番(ページを削除)2026年6月に販売を終了しました。後継は〇〇です

終了したキャンペーンは、記述を消すのではなく終了したと書く方が確実です。消しただけでは、AIが以前に参照した内容を訂正する手がかりがありません。「終了した」という記述があれば、それ自体が新しい情報になります。

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2. 廃番商品のページを消してはいけない理由

2. 廃番商品のページを消してはいけない理由

扱いをやめた商品のページを削除すると、次の3つが同時に起きます。

  • そのページに集まっていた評価と被リンクが失われる
  • 外部の比較記事からのリンクが404になり、相手に訂正を依頼しにくくなる
  • AIが以前参照した内容に対して、訂正の手がかりが残らない

代わりに、ページを残したうえで「販売を終了した」と明記し、後継商品や同カテゴリの一覧への導線を置いてください。後継がない場合も、終了した事実を書いたページを残す方が、404より情報として正確です。

状況対応
後継商品があるページを残し、終了を明記して後継へリンク。検討中なら301は使わない
後継がなく、カテゴリは続けるページを残し、終了を明記してカテゴリ一覧へリンク
カテゴリ自体をやめるページを残し、終了を明記。リンク先は用意しない
商品がURLごと別商品に置き換わった301リダイレクト。ただし内容が別物なら残す方が正確

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3. 商品フィードと構造化データを合わせる

3. 商品フィードと構造化データを合わせる

本文を直しても、商品フィードや構造化データに古い値が残っていると、そちらが参照されます。Shopifyの構造化データ実装ガイドの順序と同じで、本文を直してからフィードと構造化データを合わせます。

  1. 本番の商品ページを開き、価格・在庫・販売状態が正しいことを確認する
  2. 構造化データの価格・在庫(availability)・通貨が、本文と一致しているか確認する
  3. 外部に出している商品フィードの更新間隔を確認し、次の更新で反映されるかを見る
  4. 販売終了した商品は、フィードから外すのではなく販売状態を終了として送る(外すだけでは終了が伝わらない)

AIショッピングアシスタント経由で商品情報が使われる場合の要件はShopifyのAIショッピングアシスタント対応ガイドで扱っています。フィードの整備はそちらと共通です。

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4. サイト内に残った古い導線を消す

4. サイト内に残った古い導線を消す

見落としやすいのが、商品ページ以外に残った古い記述です。次の場所を確認してください。

  • トップページや特集ページのバナー(終了したキャンペーンの画像が残りやすい)
  • 記事本文に書いた価格(商品ページを直しても記事は直らない)
  • よくある質問(FAQ)に書いた送料・返品条件
  • カテゴリ一覧やおすすめ枠に残った廃番商品
  • 画像内の文字(本文を直しても画像の価格は残る)

とくに画像内の価格は、本文検索では見つかりません。価格を画像に焼き込む運用をしている場合は、価格改定のたびに差し替えが必要な画像の一覧を持っておくと事故が減ります。

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5. 第三者ページへの訂正依頼

5. 第三者ページへの訂正依頼

自社の側を直し終えてから、外部のまとめ記事・比較記事に依頼します。依頼の文面は、相手が確認して直せる形にしてください。

書くこと理由
該当ページのURLと、記載箇所相手が探す手間をなくす
現在の記載と、正しい記載そのまま差し替えられる形にする
自社ページのURL(根拠)相手が一次情報で確認できるようにする
確認した日付どの時点の情報かを明示する

依頼しても直らないことはあります。その場合、自社ページ側で「よくある誤解」として正しい情報を明記しておく方が現実的です。外部の記述を消すことはできませんが、正しい情報が一次情報として存在していれば、参照先としてはそちらが優先されやすくなります。

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6. 直したあとの確認方法

6. 直したあとの確認方法

確認は3段階に分けます。いきなりAIの回答を見ても、直ったのか読み直されていないだけなのか区別できません。

  1. 本番のページを開き、古い記述が残っていないことを目で確認する(キャッシュを避けて確認する)
  2. 構造化データの検証ツールで、価格・在庫が本文と一致していることを確認する
  3. 1〜2週間おいてから、AIの回答を同じ問いで確認する

3の確認が済むまでに数週間かかることがあります。待っている間に別の施策を重ねると、何が効いたか分からなくなります。Shopify SEO完全ガイドの考え方と同じで、変更は1つずつ入れて、確認してから次へ進んでください。

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直らないときの見切り

直らないときの見切り

元をすべて正しても、AIの回答が長く古いままのことがあります。この状態で打てる手は限られます。

状況打てる手
自社ページは正しいが回答が古い更新日を明示し、待つ。ページ内容を書き直すと再クロールの契機になりやすい
第三者の古い記述が原因で、訂正されない自社ページに正しい情報を明記し、根拠として示せる形にする
誤情報で実害が出ている各サービスの問い合わせ窓口から、該当の回答と根拠を添えて連絡する

いずれの場合も、自社ページを正しく保つこと以上に確実な手はありません。回答を直接操作する方法を探すより、参照される一次情報を整える方に時間を使う方が、結果として早く直ります。

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よくある質問(FAQ)

AIの回答に出てくる古い価格を、直接修正できますか?

基本的にできません。AIの回答を直接書き換える窓口は用意されていないため、直せるのは参照元である自社ページ・商品フィード・第三者ページだけです。元が正しくなれば回答は追随しますが、反映までに数日から数週間かかります。誤情報で実害が出ている場合は、各サービスの問い合わせ窓口から該当の回答と根拠を添えて連絡してください。

廃番商品のページは削除してよいですか?

削除は避けてください。削除すると、そのページに集まっていた評価と被リンクが失われ、外部の比較記事からのリンクも404になります。ページを残したうえで「2026年6月に販売を終了しました」のように終了を明記し、後継商品やカテゴリ一覧への導線を置いてください。後継がない場合も、終了した事実を書いたページを残す方が404より正確です。

終了したキャンペーンの記述は、消すべきですか?

消すよりも「終了した」と書き換える方が確実です。記述を消しただけでは、以前に参照された内容を訂正する手がかりが残りません。「2026年8月1日〜8月31日に実施したキャンペーンです(終了)」のように期間と終了を明記すれば、その記述自体が新しい情報になります。

商品フィードから販売終了商品を外せばよいですか?

外すだけでは終了が伝わりません。フィードから消えた商品は「情報が来なくなった」だけで、販売を終了したのか送信漏れなのか区別できません。販売状態を終了として送り続ける方が、意図が伝わります。フィードの更新間隔も確認し、次の更新で反映されるかを見てください。

第三者のまとめ記事が古い価格のままで、訂正依頼に応じてもらえません。どうすればよいですか?

外部の記述を消すことはできないため、自社ページ側で正しい情報を明記する方に切り替えてください。「よくある誤解」として現在の価格と条件を書き、確認した日付を添えます。一次情報として正しい記述が存在していれば、参照先としてはそちらが優先されやすくなります。

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まとめ|直せるのは元だけ、順番を崩さない

まとめ|直せるのは元だけ、順番を崩さない

AIの回答そのものは直接直せません。直せるのは参照元だけなので、自社ページ→商品フィード・構造化データ→サイト内の古い導線→第三者ページの順に正していきます。廃番商品はページを消さずに終了を明記し、終了したキャンペーンも消すのではなく終了と書き換えてください。確認は本番ページ・構造化データ・AIの回答の3段階に分け、変更は1つずつ入れます。

掲載情報は記事執筆・更新日時点のものです。最新情報とは異なる可能性がありますのでご了承下さい。

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