監修:黒岩俊児(株式会社セルフプラス 代表・Shopify Plus Partner)
本記事は各社の公式発表・一次情報にもとづき、EC構築の実務者が内容を確認しています。
「AI検索で商品を探し、そのまま会話の中で決済まで済ませる」——数年前ならSFのようだったこの買い物体験が、海外では2026年に現実の選択肢になりつつあります。なかでも生成AI検索のPerplexityは、AIの回答内で商品を提示し、その場で購入まで完結させる機能を段階的に広げてきました。この記事では、2026年7月時点の一次情報をもとに、Perplexityを中心とした海外のAIコマース事例を整理し、日本のShopifyストア運営者が今から準備すべきことを実務目線で解説します。
この記事の要点
- Perplexityは2024年11月の「Buy with Pro」以降、PayPal提携やブラウザ「Comet」を通じて、AIの回答内で商品発見から決済まで完結する体験を段階的に拡大している。
- ChatGPT・Amazon・Google・Walmart・Microsoftも同様にAIによる商品発見と自動購買(エージェンティックコマース)へ参入しており、各社でチェックアウト方式やmerchant of record(記録上の販売者)の扱いが異なる。
- Adobe Analyticsによると、AI経由の小売サイト流入は2026年5月時点で前年比138%増と、AIは実数を伴う新しい集客チャネルになった。
- 日本のShopifyストアは「Agentic Storefronts」の設定・商品データの構造化・集客チャネルの再設計により、追加コストを抑えつつAIコマースに対応できる。
目次
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AIコマースとは何か

AIコマースとは、生成AIやAIエージェントがユーザーに代わって商品を探し、比較し、場合によっては購入まで代行する新しい買い物の形です。従来のように検索エンジンで商品ページを一覧し、自分でカートに入れて決済する流れとは異なり、AIとの対話の中で「発見→比較→購入」が一続きで進むのが特徴です。
特に、AIが人間の指示を受けて自律的に購買行動まで実行する仕組みは「エージェンティックコマース(agentic commerce)」と呼ばれます。AI検索の回答内に商品カードが表示され、その場で決済できるPerplexityの機能や、後述するChatGPT・Google・Amazonの取り組みは、いずれもこの流れの上にあります。
本記事はあくまで海外事例と日本のEC事業者への影響に焦点を当てます。AIコマースの仕組みや基礎知識をより体系的に知りたい方は、AIコマースとは?仕組みと対策を徹底解説もあわせてご覧ください。
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Perplexityのショッピング機能を徹底解剖

Perplexityは、AI検索の回答内で商品を提示し、そのまま決済まで完結させる機能を、2024年から段階的に拡張してきました。ここでは、その進化を時系列で追います。
起点:Buy with Pro(2024年11月)
Perplexityは2024年11月、米国のPro会員向けにショッピング機能「Buy with Pro」を公開しました。AI検索の回答内に価格・レビュー・在庫を含む商品カードを表示し、外部サイトへ遷移せずアプリ内で決済まで完結できるワンクリック購入が特徴です(Perplexity公式ブログ, 2024年11月)。同時に、モバイルカメラで撮影した写真から商品を検索する「Snap to Shop」も発表されました。
ローンチ時点でPerplexityはShopifyのAPI・商品カタログと統合し、Shopifyストアの商品データを取り込むと報じられています(Nasdaq, 2024年11月)。また、商品表示は「広告非依存・スポンサー枠なしのオーガニックなレコメンド」を掲げていた点も、当時注目されました。
Merchant Programとfirmly.ai提携
Buy with Proと同時に、無料で参加できる「Merchant Program」も始まりました。商品フィードをPerplexityへ直接提供でき、検索露出の優遇や検索トレンドのダッシュボードが特典として用意されています(WebFX, 2024年11月)。その後、Shopify統合による自動カタログ連携やマーチャント向けダッシュボードが整備されました。
さらに2025年3月末には、エージェンティックコマース技術を持つfirmly.aiを統合。商品発見から決済までをPerplexity内で完結させつつ、マーチャントが自社を「merchant of record(記録上の販売者)」のまま販売できる仕組みが導入されました(Digital Commerce 360, 2025年4月)。
PayPal提携(2段階で拡大)
決済面での大きな転換がPayPalとの提携です。第1弾は2025年5月14日、「Perplexity Selects PayPal to Power Agentic Commerce」として発表されました。2025年夏から米国で、チャット内からPayPalやVenmoで即時チェックアウトできるようになり、トークン化ウォレットやパスキー決済に対応。PayPalの4.3億超のアクティブアカウントが射程に入りました(PayPal公式, 2025年5月14日)。
第2弾は2025年11月、ブラックフライデー前に「Instant Buy」を共同ローンチ。PayPal加盟店がPerplexity内で発見可能になり、Abercrombie & Fitch、Ashley Furniture、Fabletics、Adorama、Neweggなどが参加しました。ここでは、PayPal加盟店がmerchant of recordとして購入・返品・カスタマーサービスを担う設計です(PayPal公式, 2025年11月)。
無料開放(2026年2月)
2026年2月には、これまでPro限定だったエージェンティックショッピングを、米国の全ユーザーへ無料開放しました。PayPal決済に対応し、5,000を超えるマーチャントが利用可能とされています。Perplexityは、開放後にショッピング意図のクエリが5倍に増加したと報告しています(2026年Q1)(eWeek)。
Cometブラウザ:購買の入口を取りにいく
2025年7月、PerplexityはAIファーストのChromiumベースブラウザ「Comet」をローンチしました。アシスタントに「読む・比較・フォーム入力・購入完了」までを委任できるのが特徴です(Yahoo Tech)。提供はデスクトップ(2025年7月)からAndroid(2025年11月)、iOS(2026年3月)へと広がりました。
2026年Q1時点でCometの月間アクティブユーザー(MAU)は約300万とされますが、これは業界ブログの集計値であり一次統計ではない点に注意が必要です。2026年6月には約2億ドルを調達(評価額約200億ドル)し、「エージェントが購買を完了する入口=ブラウザ」を押さえる戦略と分析されています(Tech Times, 2026年6月)。
Amazonとの訴訟(係争中・結論は未確定)
このCometをめぐり、法的な論点も浮上しています。2025年11月4日、AmazonはPerplexityを北カリフォルニア連邦地裁に提訴しました。CometがChromeを装ってAmazonの顧客アカウントにアクセスし代理購入することが、コンピュータ不正利用防止法(CFAA)などに違反すると主張しています。2026年3月10日には連邦地裁がAmazon側の仮差止を認めましたが、Perplexityが控訴し、第9巡回控訴裁が下級審命令を一時停止したため、控訴審が続く間はCometの稼働が可能とされています(CNBC, 2026年3月10日)。AIエージェントによる代理購買をめぐる初の大型訴訟であり、本記事執筆時点では結論は確定していません。
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Perplexity以外の海外AIコマース事例

AIコマースへの動きはPerplexityだけではありません。ChatGPT(OpenAI)、Amazon、Google、Walmart、Microsoftといった主要プレイヤーが、それぞれ独自のアプローチで参入しています。まず全体像を比較表で整理します。
| 企業/サービス | 主な機能 | チェックアウト方式 | merchant of recordの扱い |
|---|---|---|---|
| OpenAI(ChatGPT) | Instant Checkout、Shopping Research、規格ACP | ChatGPT内で単品購入を完結(Stripe共同開発) | マーチャント側。OpenAIは成約時に手数料を徴収(ユーザー価格に影響なし) |
| Amazon(Alexa for Shopping) | 指値自動購入、Scheduled Actions、Buy for Me | Amazon内で完結。Buy for Meは他社サイトでの購入を代行 | Amazon経由が中心(自社プラットフォーム主導) |
| AI Modeでの対話型探索・バーチャル試着、規格AP2/UCP、Universal Cart | AI Mode/Geminiでの直接チェックアウト、「Buy for me」自動購買 | Shopifyと共同開発のUCPで、マーチャント主導の取引を支える設計 | |
| Walmart | ChatGPT連携(当初)、自社AIアシスタント「Sparky」 | ChatGPTのInstant Checkout(当初)→自社コントロールへ転換 | 自社(Walmart)。Instant Checkout利用は取りやめ、提携は継続 |
| Microsoft | Copilot Checkout | Copilot内でのチェックアウト | Shopifyマーチャントは自動enroll(Shopify Adminで管理) |
OpenAI(ChatGPT)
OpenAIは2025年9月29日、ChatGPT内で単品購入を完結できる「Instant Checkout」と、そのオープン規格「Agentic Commerce Protocol(ACP)」を発表しました。ACPはStripeと共同開発された規格で、米国のEtsyセラーから開始し、「100万を超えるShopifyマーチャント(Glossier、Vuori、SPANX、SKIMSなど)が近日追加」と公式に発表されました。OpenAIは成約時に手数料を徴収しますが、ユーザーの支払額には影響しないとされています。発表当日、Etsy株は約16%急騰しました(OpenAI公式, 2025年9月29日)。
さらに2025年11月24日には、予算や用途を対話で確認して「バイヤーズガイド」を生成する「Shopping Research」を、無料ユーザーを含む全ログインユーザーへ提供開始しました(OpenAI公式)。ただし2026年3月には、Instant Checkoutの初期成果が期待を下回り再設計へ向かい、小売企業がChatGPT内に「専用アプリ」を持つ方向へシフトしていると報じられています(CNBC, 2026年3月24日)。
Amazon(Alexa for Shopping)
Amazonは買い物アシスタント「Rufus」を強化してきました。2025年11月にはアカウントメモリ、自動カート追加、価格アラート、指値自動購入など50超の機能を追加。Amazon外の他社サイトでの購入をAIが代行する「Buy for Me」も、2025年4月にテストを開始しています。
そして2026年5月13日、AmazonはRufus単体を廃止し、エージェント型の「Alexa for Shopping」へ統合しました。検索バーに直結し、指値自動購入、Scheduled Actions、Buy for Meを搭載しています(Amazon公式, 2026年5月13日)。
Googleは2025年5月20日のI/O 2025で、AI Modeにショッピング体験を組み込みました。対話型の商品探索、バーチャル試着、価格トラッキングに加え、「Buy for Me」によるエージェンティックチェックアウトを提示しています(Google公式)。
決済規格の面では、2025年9月16日にAIエージェント決済のオープン規格「AP2(Agent Payments Protocol)」を発表。Mastercard、PayPal、Amex、Coinbase、Salesforceなど60超のパートナーが参加しています。さらに2026年1月11日には、Shopifyと共同開発したAI経由取引のオープン標準「UCP(Universal Commerce Protocol)」を公開し、AI ModeとGeminiでの直接チェックアウトを支えます。2026年5月のI/O 2026では、Google横断のショッピングカート「Universal Cart」も発表されました。
Walmart
Walmartは2025年10月にOpenAIと提携し、ChatGPTでWalmart/Sam’s Clubの商品をInstant Checkoutで購入できるようにすると発表。「リアクティブからプロアクティブな買い物=agentic commerce」と定義しました(CBS News)。しかし2026年には初期成果が想定を下回り、Instant Checkoutの利用は取りやめ、自社AIアシスタント「Sparky」をChatGPTやGoogle Geminiに統合する方針へ転換しました(提携自体は継続)。AIに購買体験をどこまで委ねるかという論点を象徴する動きです。
Microsoft
Microsoftは2026年1月8日、小売向けのエージェンティックAI機能の拡充を発表し、「Copilot Checkout」を展開しました。注目すべきは、Shopifyマーチャントが自動でenroll(登録)される点で、Shopify Adminからコントロールでき、追加のオンボーディングは不要とされています(Microsoft公式, 2026年1月8日)。
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事例から見える3つの共通トレンド

各社の動きを俯瞰すると、AIコマースには3つの共通したトレンドが見えてきます。単なる話題ではなく、EC事業者の実務に直結する構造変化です。
① 発見はAI、購入はマーチャントへの「揺り戻し」
2025年は「AIの中で購入まで完結させる」流れが加速しましたが、2026年に入り、購入の主導権をマーチャント側に戻す動きが目立ちます。OpenAIはInstant Checkoutを再設計し小売の「専用アプリ」方向へ、WalmartはInstant Checkout利用を取りやめて自社の「Sparky」へと舵を切りました。Perplexity×PayPalの「Instant Buy」も、PayPal加盟店がmerchant of recordとして購入・返品・カスタマーサービスを担う設計です。「発見や比較はAIが担い、決済や顧客管理はマーチャントが握る」という役割分担が、一つの落としどころになりつつあります。
② 決済プロトコルの標準化
AIエージェントが安全に決済を実行するための「共通ルール」づくりが進んでいます。OpenAIのACP(Stripeと共同)、GoogleのAP2およびShopifyと共同開発したUCPなど、複数のオープン規格が登場しました。これらは署名付きのマンデート(Intent/Cart/Payment)などで取引を検証可能にするもので、どの規格に対応するかが、AI経由で商品を売る際の前提条件になっていきます。Shopifyを使う事業者にとっては、こうしたプロトコル対応をプラットフォーム側が吸収してくれる意味が大きいと言えます。
③ AIトラフィックの「実数化」
AIコマースは、もはや将来の話ではなく、実際の流入・売上を生むチャネルになっています。Adobe Analyticsによると、AI経由の小売サイト流入は2026年5月時点で前年比138%増、2024年10月比では約14倍(+1,324%)に達しました(Digital Commerce 360, 2026年6月17日)。2025年のホリデーシーズンにはAI経由トラフィックが前年比+693%、AI経由訪問のCVR(コンバージョン率)は他チャネル比+31%でした。さらに2026年3月時点では、AI経由のCVRが非AI経由比+42%と、12カ月前の-38%から1年で逆転しています。
Shopify自身も、2026年Q1にAI経由トラフィックが前年比8倍、AI検索経由の注文が約13倍になったと公表しています(Shopify公式ブログ)。一方でAdobeは「小売サイトの多くがマシンリーダブル(機械可読)でない」と指摘しており、AIに正しく読まれる準備ができているかが、この流入を取り込めるかの分かれ目になります。
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日本のShopifyストアが今やるべき3つの対策

海外の動きは、日本のECにとっても他人事ではありません。特にShopifyを使っている事業者は、比較的少ないコストでAIコマースへの対応を始められます。ここでは実務的な3つの対策を挙げます。
対策1:Agentic Storefrontsを設定する
Shopifyは2025年12月10日の「Winter ’26 Edition」で「Agentic Storefronts」を発表しました。一度設定すれば、カタログがChatGPT・Perplexity・Microsoft Copilotへ自動的にシンジケート(配信)され、アプリ追加や追加手数料は不要とされています(Shopify公式, 2025年12月10日)。さらに2026年1月11日にはGoogleとUCPを共同開発したことを発表し、AI Mode/Gemini直販、Copilot Checkout、ChatGPT統合をShopify Adminから一元管理できるようになりました。まずは自社のShopify Adminでこうした設定状況を確認することが第一歩です。
対策2:商品データを構造化し、AIに読まれる状態にする
AIに商品を正しく提示してもらうには、商品データが機械可読であることが前提です。Adobeが「多くの小売サイトはマシンリーダブルでない」と指摘している通り、ここは意外と見落とされがちなポイントです。構造化データ、正確な商品フィード、リアルタイムの在庫・価格情報を整えることが、AI経由の可視性を左右します。Shopifyは2026年3月24日に、リアルタイム在庫・価格同期、ChatGPT経由注文のアトリビューションタグ、顧客データはマーチャント所有、「標準決済手数料以外の取引手数料なし」といった方針を発表しており(Shopify公式, 2026年3月24日)、こうした機能を活かすためにも商品データの整備が重要です。
こうしたAI検索対策(LLMO/AIO)や商品データ・サイト構造の最適化は専門性が高い領域でもあります。自社での対応に不安がある場合は、Shopify Experts/Shopify Plus Partnerであり、ECサイト構築・運用代行とAI検索対策を強みとする株式会社セルフプラスは本メディアの運営元で、こうした対応をご支援しています。
対策3:AI時代を見据えた集客チャネルの再設計
AI経由トラフィックが実数として増える一方で、AIに商品が並ぶだけで自動的に売れるわけではありません。指名検索やブランド認知を高める従来の集客も引き続き重要で、SNS運用やショート動画、インフルエンサーマーケティング、広告運用といった「入口の多様化」が、AI時代にこそ効いてきます。商品データの整備(守り)と集客の強化(攻め)を両輪で回す設計が求められます。集客側の施策に課題を感じる場合は、SNS運用・ショート動画(TikTok)・インフルエンサーマーケ・広告運用に強いウェブ・コロ株式会社のようなマーケティング会社と組む選択肢もあります。
なお、AIショッピング時代のShopify運用の全体像については、AIショッピング時代のShopify運用とは?もあわせて参考にしてください。
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よくある質問
Perplexityのショッピング機能は日本からも使えますか?
本記事の執筆材料の範囲では、Perplexityのショッピング機能は米国での展開が中心です。Buy with Proは米国のPro会員向けに始まり、2026年2月の無料開放も「米国の全ユーザー」を対象としています。日本からの利用可否については確たる情報がないため、断定は避けます。まずは米国を中心に急速に広がっている、という事実として捉えるのが適切です。
Shopifyストアは何をすればAIに掲載されますか?
Shopifyの場合、「Agentic Storefronts」を設定すると、カタログがChatGPT・Perplexity・Microsoft Copilotなどへ自動的に配信されるとされています(2025年12月発表)。アプリ追加や追加手数料は不要で、Shopify Adminから管理できます。あわせて、商品データの構造化や正確な在庫・価格情報の整備を行うことで、AIに正しく読み取られやすくなります。
AIコマースは日本のEC事業者にとって、今すぐ影響がありますか?
海外ではAI経由トラフィックが実数として増えています。Adobe Analyticsでは2026年5月時点でAI経由の小売サイト流入が前年比138%増、Shopifyも2026年Q1にAI経由トラフィックが前年比8倍と公表しています。これらは主に海外市場のデータですが、プラットフォーム側の対応が進んでいるため、日本の事業者も商品データの整備など「AIに読まれる準備」を今から始める意義は十分にあります。
AIが購入まで代行するのは、法的に問題ないのでしょうか?
この点はまだグレーゾーンが残っています。2025年11月にAmazonがPerplexityを提訴した訴訟では、AIエージェントによる代理購買における「同意・本人認証・ボット識別」が争点になっています。2026年3月時点で控訴審が続いており、結論は確定していません。AIにどこまで購買を委ねるかは、2026年時点で各社・各国が模索している最中の論点だと理解しておくとよいでしょう。
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まとめ

Perplexityの「Buy with Pro」に始まったAIコマースの流れは、PayPal提携やCometブラウザ、そして2026年の無料開放を経て、海外では現実の買い物体験になりつつあります。ChatGPT・Amazon・Google・Walmart・Microsoftも各社各様のアプローチで参入し、「発見はAI・購入はマーチャント」「決済プロトコルの標準化」「AIトラフィックの実数化」という3つのトレンドが浮かび上がってきました。
日本のShopifyストアにとって重要なのは、この変化を静観するのではなく、Agentic Storefrontsの設定・商品データの構造化・集客チャネルの再設計という具体的な一歩を、今から始めることです。AIに読まれる準備を整えた事業者から、増え続けるAI経由の流入を取り込んでいくことになるでしょう。より深く動向を追いたい方は、AIコマースの一次情報まとめやAI×ECとは?もあわせてご覧ください。
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執筆者について
本記事は、Shopify公認の上位認定「Shopify Strategic Partner」に選出された黒岩俊児(株式会社セルフプラス代表)が監修しています。監修者の詳しいプロフィールは、監修者ページをご覧ください。
株式会社セルフプラスは本メディア「Shopi Lab」を運営しています(所在地:〒179-0074 東京都練馬区春日町6-8-5)。
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AIコマース対応、何から始めるか迷ったら

本記事で紹介した対策をどこから始めるべきかは、ストアの規模や商材によって異なります。「自社の場合はまず何をすべきか」を整理したい方向けに、AIコマース対応の無料相談を受け付けています。現状を伺ったうえで、優先順位と進め方をご提案します。
【運営者情報】Shopi Labは、Shopify Experts/Shopify Plus Partner認定の株式会社セルフプラスが運営しています。SNS運用・ショート動画・広告運用などの集客領域は、パートナーであるウェブ・コロ株式会社と連携してご支援しています。ご相談内容に応じて最適な体制をご案内します。
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