監修:黒岩俊児(株式会社セルフプラス 代表・Shopify Plus Partner)
公開日:2026年9月29日|本記事は各社の公式発表・一次情報にもとづき、EC構築の実務者が内容を確認しています。
ecforceで顧客への自動配信を行う手段は2つあります。ステップメール機能(オプション)と、ecforce maです。ステップメールはメールのみで、登録条件を満たした購読者へ段階的に配信します。ecforce maはLINE配信にも対応し、「最終売上日が90日以上前」のような相対的な条件、開封・クリック・購入による分岐、配信実績の分析まで行えます(ecforce公式FAQ・2026年9月時点)。定期購入のリピート施策まで踏み込むならecforce ma、まず基本の自動メールを組むならステップメール機能、という選び方になります。
目次
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2つの機能の違い

どちらも「条件に当てはまる顧客へ自動で配信する」という点は同じですが、できることの幅が違います。ecforce公式FAQに記載されている内容を整理すると次のようになります(2026年9月時点)。
| ステップメール機能(オプション) | ecforce ma | |
|---|---|---|
| チャネル | メール | メール+LINE |
| 配信の単位 | 「シナリオ」単位。登録条件を満たした購読者へ段階的に配信 | セグメント配信・シナリオ配信・スポット配信 |
| 条件の指定 | シナリオ登録条件 | 顧客情報・購入情報から細かくセグメント化。「最終売上日が90日以上前」のような相対的な日付も指定できる |
| 分岐 | — | 開封・クリック・購入による条件分岐 |
| 分析 | — | 配信実績の分析 |
相対的な日付を指定できるかどうかが、実務では最も大きな差になります。「90日買っていない人」は毎日入れ替わるため、固定日付では追えません。休眠の掘り起こしを自動で回したいなら、ecforce ma が前提になります。
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どちらを選ぶかの判断

ステップメール機能で足りる場合
購入直後のフォロー、初回購入者への使い方案内、定期便の同梱前アナウンスなど、「ある出来事から何日後に、決まった内容を送る」形で完結する施策はステップメール機能で組めます。まず自動配信の型を作る段階なら、ここから始めるのが現実的です。
ecforce ma が必要になる場合
- LINEを主要チャネルにしたい。 開封率がメールと桁違いになる商材では、LINE配信の有無がそのまま成果差になります
- 休眠・離脱に応じて出し分けたい。 相対的な日付条件が要るため、ステップメール機能では組めません
- 開封しなかった人にだけ再送したい。 分岐が必要です
- 配信の成果を見て改善したい。 分析機能が要ります
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導入前に決めておくこと

機能を有効にしただけでは配信は始まりません。実装に入る前に、次の4点を決めておくと手戻りがなくなります。
- 誰に送らないかを先に決める。 解約直後の顧客、クレーム対応中の顧客、法人取引の担当者など、送ると逆効果になる相手を除外条件として先に定義します
- 1人あたりの配信頻度の上限。 シナリオを増やすほど、同じ人に複数のシナリオが当たります。上限を決めておかないと、熱心な顧客ほど大量に受け取ることになります
- LINEとメールの役割分担。 両方に同じ内容を送るのは効果が薄いだけでなく、ブロックの原因になります
- 成果の測り方。 開封率ではなく、配信起点の売上で見る設計にします
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よくある失敗

- シナリオを作りすぎて把握できなくなる: 誰にどれが当たっているか分からなくなり、止めるに止められなくなる。最初は3本までにして、成果を見てから増やす
- 除外条件を後回しにする: 解約した顧客に定期便の案内が届く、という事故はここから起きる
- テスト配信を自分だけで済ませる: 差し込みの項目が空の顧客で表示が崩れる。実データに近い条件で確認する
- 導入して終わりにする: 分析機能があるのは改善するためで、配信し続けるためではない
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よくある質問(FAQ)
ecforceのMA機能はどんなものですか?
ecforceには、ステップメール機能(オプション)と ecforce ma の2つがあります。ステップメールはメールのみで、シナリオ登録条件を満たした購読者へ段階的に配信します。ecforce maはLINE配信にも対応し、顧客情報・購入情報から細かくセグメントを作り、開封・クリック・購入による条件分岐と配信実績の分析ができます(ecforce公式FAQ・2026年9月時点)。
ステップメール機能と ecforce ma はどちらを選ぶべきですか?
「ある出来事から何日後に決まった内容を送る」で完結するならステップメール機能で足ります。LINEを使いたい、休眠顧客を相対的な日付で抽出したい、開封しなかった人にだけ再送したい、配信の成果を分析したい、のいずれかが必要なら ecforce ma になります。
ステップメール機能はecforceの標準機能ですか?
公式FAQ上では「オプション」と表記されています(2026年9月時点)。利用可否と費用は契約内容によって変わるため、導入前にecforceの担当者へご確認ください。
MAツールを別途契約する必要はありますか?
ecforce ma はecforceの顧客情報・購入情報をそのまま条件に使えるため、外部のMAツールを入れて連携させる場合に必要となるデータ受け渡しの設計が要りません。すでに他のMAツールを運用している場合は、どちらに寄せるかを先に決めてから進めてください。
Shopifyでも同じことはできますか?
できますが、Shopifyの場合はアプリを組み合わせて実現するのが一般的で、どのアプリを選ぶかで機能と費用が変わります。定期購入を主軸にした自動配信を、カート標準の機能でまとめたい場合はecforceが有利です。Shopifyとecforceの徹底比較で、費用と機能の違いを整理しています。
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まとめ|相対的な日付が要るかどうかで決まる

ecforceの自動配信は、「90日買っていない人」のような相対的な条件が要るかどうかで選ぶものが決まります。要らなければステップメール機能で足り、要るならecforce maになります。LINE配信・分岐・分析もecforce ma側の機能です。ecforce自体の料金や機能の全体像はecforceの評判・機能・特徴・料金に、構築を任せる場合の依頼先はecforce制作・構築・運用のおすすめ代行会社3選にまとめています。
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