ShopifyとEC ForceはどちらもEC作成ツールとして有名ですが、どのような違いがあるのでしょうか。そこで今回は、それぞれの特徴や料金などを比較しながら違いを解説していきます。
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ShopifyとEC Forceの運営会社
ShopifyとEC Forceの違いとして、まずそれぞれの運営会社がカナダ企業と日本企業という違いがあります。
Shopifyはカナダの企業
Shopifyは2004年に設立されたカナダのShopify社のサービスです。
本社はカナダにありますが、世界中に事業所を展開しているため、事業所のある地域ではその国の言葉でサポートしてもらうことができます。
日本はShopify Japan株式会社が立ち上げられているため、海外のEC作成ツールとはいえ日本語に完全対応しています。
EC Forceは日本の企業
EC Forceは2014年に設立された株式会社SUPER STUDIOのサービスです。東京都に本社を置く日本企業なため、当然ながら日本語に対応しています。
ShopifyとEC Forceの特徴
ShopifyとEC Forceは、どちらもクラウド型のSaaS(Software as a Service)として利用できるEC制作ツールです。
クラウド上で利用できることから自動バージョンアップが可能で、あたらしいバージョンがリリースされる度に手動で更新する必要がありません。
Shopifyは越境ECに強い
Shopifyは多言語化に対応しているので越境ECに強いです。
- 日本語対応
- 多言語化
- 機能拡張はアプリをインストールするだけ
- 4,000を超えるアプリがある
- テンプレートは100種類以上
そのほか、Amazonや楽天市場など、さまざまなチャネルを簡単に設定して連結できることも特徴です。
EC Forceはフォーム一体型のLP販売
EC Forceはフォーム一体型のLP販売ができることが特徴です。
- 新規顧客獲得に定評がある
- 購入完了まで最短2クリック
- 広告媒体ごとにCVRを瞬時に把握できる
- サブスクリプションの分析機能に優れている
- シンプルなインターフェース
販売はもちろん、分析やコールセンターなどEC基幹システムを必要とする企業に向いています。
ShopifyとEC Forceの代表的な制作実績
続いて、ShopifyとEC Forceの制作実績にはどのような違いがあるのかを見てみましょう。
Shopifyの制作実績
Shopifyの制作実績は、世界175ヶ国で100万店舗を超える実績があります。
主な日本の導入企業には次のような会社があります。
- 株式会社ノーウェア(A BATHING APE)
- 株式会社ゴーゴーカレーグループ
- ベースフード株式会社
- 株式会社BERTRAND(Bento&Co)
- 株式会社newn(COHINA)
- 益子町観光協会(益子Web陶器市)
旬な情報としては、益子Web陶器市がShopifyを利用してわずか1ヶ月の間に「55万件のアクセス」から「4,700万円」を売り上げたことが話題となりました。
EC Forceの制作実績
EC Forceはオフィシャルで実績店舗数は公表されていませんが、リリース当初から話題となり、多くの日本企業で導入されています。
主な導入企業は次のような会社があります。
- 株式会社N&O life
- トリコ株式会社
- 株式会社COMP
- 株式会社ハーバルアイ
- 株式会社リアルネット
- 株式会社バルクオム
ShopifyとEC Forceの比較
Shopify | EC Force | |
月額料金 | ベーシック:29ドル スタンダード:79ドル プレミアム:299ドル Shopify PLUS:2,000ドル 〈1ドル=108円として〉 ベーシック:3,132円 スタンダード:8,532円 プレミアム:32,292円 Shopify PLUS:216,000円 | スタンダード:49,800円 エキスパートプラン:99,800円 移行プラン:99,800円 |
設定代行手数料 | なし | スタンダード:148,000円 エキスパートプラン:248,000円 移行プラン:問い合わせ |
受注量 | 制限なし | スタンダードプラン:月間2,000件 エキスパートプラン:無制限 移行プラン:無制限 |
システムの種類 | クラウド型のSaaS (Software as a Service) | クラウド型のSaaS (Software as a Service) |
サーバー | Shopifyサーバー (レンタルサーバー不要) | EC Forceサーバー (レンタルサーバー不要) |
カスタマイズ | プランに関係なく自由自在 | スタンダードプラン:対応不可 エキスパートプラン:対応可能 移行プラン:対応不可 |
サポート | プランに関係なく完全日本語対応でサポートしてくれる | スタンダードプランはメールやFAQでのサポートになる |
ShopifyとEC Forceの違いとして、料金が1つのポイントになってきます。
EC Forceは月額料金に加えて各プランの設定代行手数料がかかるため、もっとも安い料金でも約200,000円ほどは想定しておかなければなりません。
Shopifyは1ドルを108円で円換算すると、もっとも安い料金では約3,132円です。
Shopifyの最高グレードの「Shopify PLUS」がEC Forceの最低グレードの「スタンダード(設定代行手数料を含む)」と同じくらいの相場になっているため、このように比較するとEC Forceは少々ハイコストなEC制作ツールです。
低コストでEC制作を考えているのであれば、Shopifyのほうがおすすめです。
まとめ
Shopify vs EC Forceは、世界の導入実績や膨大なアクセスに耐えられるシステム設計からShopifyがおすすめです。
急遽、短期間でECサイトを制作しなければならない状況でも最適であり、Shopifyは制作から売上までのプロセスでそれが可能であることが益子Web陶器市の成功事例でも証明されています。
まずは、無料トライアルからスタートしてShopifyの魅力を体験してみてはいかがでしょうか。