Shopifyストアの運営において、ユーザーが行った注文の管理は避けては通れない道と言えるでしょう。
しかし、Shopify初心者の方は、在庫の管理や注文時のルール設定、定期購入の管理など、すべてに気を配りながら運営を行うのは、とても骨が折れるのではないでしょうか。ましてや、ストアの運営に手一杯で肝心の注文の管理がおざなりになってしまうと、トラブルにも繋がりかねません。
そこで、今回の記事では、簡単にShopifyストアへ注文オプションを追加できるアプリをご紹介いたします。
便利なShopifyアプリを使って機能を拡張させつつも、人的コストを最小限にして、収益アップを目指してくださいね。
Contents
- 1 【Shopify】注文オプションを充実させるアプリ:タイムズアクト|先行予約
- 2 【Shopify】注文オプションを充実させるアプリ:Globo Pre‑Order ‑ Preorder NOW
- 3 【Shopify】注文オプションを充実させるアプリ:Pre‑order Today
- 4 【Shopify】注文オプションを充実させるアプリ:Appstle℠ Subscriptions
- 5 【Shopify】注文オプションを充実させるアプリ:Recharge Subscriptions
- 6 【Shopify】注文オプションを充実させるアプリ:Seal Subscriptions
- 7 【Shopify】注文オプションを充実させるアプリ:Order Limits ‑ MinMaxify
- 8 【Shopify】注文オプションを充実させるアプリ:Limit Qty Purchase
- 9 【Shopify】注文オプションを充実させるアプリ:Quantity Discount Limit Order
- 10 【Shopify】注文オプションを充実させるアプリ:MultiVariants ‑ Bulk Order
- 11 まとめ:【Shopify】注文オプションを充実させる便利なおすすめアプリ10選
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【Shopify】注文オプションを充実させるアプリ:タイムズアクト|先行予約
ECサイトの運営において、商品の在庫管理はとても重要です。しかし、ECサイトを開設したばかりだと、実際にどれくらいの在庫を用意すれば良いかわからない方も多いでしょう。
そんな方におすすめするアプリが『タイムズアクト|先行予約』です。
おすすめアプリ タイムズアクト|先行予約
このアプリをインストールすることで、あなたのストアで販売する商品が売り切れになった際に、自動で予約注文が行えるようになります。
通常であれば、商品が完売した際は購入ボタンが『売り切れ』と表示されるものが、『注文予約』と表示されることで、購入の機会損失を防ぐことが可能です。あなたが運営するストアで多くの在庫数を確保できない場合に大きな効果を発揮するでしょう。
また、先述したECサイトの運営に慣れていない方は、タイムズアクトを使って、どれくらいの在庫を用意しておけば良いか、テストすることも可能です。あまり多くの予約が入らなかった場合には、商品の生産を抑えることで、コストを削減することもできるでしょう。
この他にも、先行予約を行っていただいたユーザーへ割引を適用したり、予約販売を行う商品の数を調整したりと、様々な機能を搭載しています。上記の機能は基本的に無料で使えるので、手軽に注文オプションを増やしたいという方はぜひ、利用してみてくださいね。
【Shopify】注文オプションを充実させるアプリ:Globo Pre‑Order ‑ Preorder NOW
前の項目でも解説した、タイムズアクトに似たアプリに『Globo Pre‑Order ‑ Preorder NOW』があります。
おすすめアプリ Globo Pre‑Order ‑ Preorder NOW
Globo Pre‑Orderは、Shopifyストア上で商品が売り切れになった際に、自動で予約購入ができるように設定されるアプリです。アプリをインストールし、予約注文オプションを有効にすれば、商品を購入する際の『カートに追加』のボタンを『予約注文』のボタンに変更することができます。
あくまで、商品を選択し、予約注文オプションを選択すればいいだけなので、難しい操作は一切必要ありません。細かく設定を変えれば、予約購入を適用する商品としない商品を分けることも可能です。
また、在庫がなくなった商品に通知ボタンを設置し、再入荷したタイミングでユーザー向けにアラートやお知らせメールを送ることもできます。その際に、カウントダウンタイマーを使って、商品が入荷する日時を設定しておけば、タイマーの期限に応じて、自動的に在庫数が更新されるように設定することも可能です。
予約注文ボタンのメッセージは自由に変えることができるので、あなたのストアのイメージに合わせたスタイルにしてみるのも良いでしょう。
なお、注文オプションの追加という機能面では、予約購入時の分割払いや一括払いの選択が行えるよう設定することもできます。気になった方は7日間の無料体験期間を利用して、使用感を確かめてみてくださいね。
【Shopify】注文オプションを充実させるアプリ:Pre‑order Today
商品が売り切れになった際に購入予約が行えるアプリとして、最後にご紹介するのが『Pre‑order Today』です。
おすすめアプリ Pre‑order Today
こちらも先述したアプリと同じように、ストア内で販売される商品が在庫切れになったタイミングで、自動的に予約注文ができるよう設定が行われます。
具体的には、商品ページにある『カートに追加』のボタンが『予約注文』のボタンへと変換されるイメージです。商品がなくなった状態でも、販売による収益を確保できるので、インストールしておくことをおすすめします。
ちなみに、ユーザーが予約注文を行った際に割引を適用させることも可能です。また、近日中に販売開始を予定している商品の予約を承ることも可能なので、新商品の宣伝と併せて利用すれば、より多くの収益を獲得できるかもしれません。
この他にも、Pre‑order Todayでは予約注文情報を収集し、ユーザーの需要を分析する機能も搭載しています。データをCSVファイルにエクスポートしておけば、個人でも管理がしやすくなるので、ご自身でマーケティング手法を確立させたい場合はぜひ、利用してみてください。
【Shopify】注文オプションを充実させるアプリ:Appstle℠ Subscriptions
ユーザーにShopifyストアでの定期的な商品の購入を促すアプリに『Appstle℠ Subscriptions』があります。
おすすめアプリ Appstle℠ Subscriptions
Appstle℠ Subscriptionsは、あなたが運営するストア内にサブスクリプション(※1)を作成し、ユーザーのファン化を促すことが可能です。商品を購入していただいたユーザーには、ターゲットに応じたアップセル(※2)や割引を適用することも可能なので、よりストアの収益率を上げることができるでしょう。
この他にも、定期購入を行うユーザーへ自動で請求を送ったり、属性に応じたメールを送ったりすることで、ストアとユーザーの関係性を維持することもできます。
先述した多機能性に加えて、手軽に機能を拡張できることから、多くのShopifyストア運営者から人気を集めるアプリです。
なお、このアプリでは24時間365日、サポートを受けることができるので、アプリの設定や使用方法に関してわからないことがあれば、使ってみてください。
(※1)サブスクリプション:『定期購入・定期購読』を意味する言葉。商品やサービスを購入するのではなく、一定の期間内に利用できる権利へ、料金を支払うビジネスモデル。
(※2)アップセル:ある商品の購入を検討しているユーザーや実際に購入したユーザーに、より高額な上位モデルへ乗り換えてもらうこと。ユーザーの単価をアップさせる営業手法のひとつ。
【Shopify】注文オプションを充実させるアプリ:Recharge Subscriptions
Appstle℠ Subscriptionsのように、Shopifyストアでの定期購入を促すアプリは他にもあります。
次にご紹介するアプリは『Recharge Subscriptions』です。
おすすめアプリ Recharge Subscriptions
Recharge SubscriptionsもShopifyストアへ定期購入(サブスクリプション)機能を導入することができ、収益を増やしながら、ユーザーのエンゲージメントを高めることができます。
なお、このアプリの最大の特徴は初期設定におけるステップが非常に簡単な点です。インストールから、わずか数分でセットアップが完了し、強固なAPI(※3)を駆使して、サブスクリプションビジネスを拡大していくことが可能です。
日本語に対応してはいないものの、手順に従って操作するだけなので、英語が読めない方でも簡単に設定が行えます。
また、定期購入の解約数を減らすためにも、ユーザーが配達のスケジュールの変更や商品の交換などができるようにする機能の導入も可能です。
手数料がかかる以外に料金は発生せず、月額での支払いは必要ありません。Shopify初心者の方でも、安全に利用できるアプリなので、まずはインストールしてみることをおすすめします。
(※3)API:『Application Programming Interface』の略語。
【Shopify】注文オプションを充実させるアプリ:Seal Subscriptions
次にご紹介する、サブスクリプションアプリは『Seal Subscriptions』です。
おすすめアプリ Seal Subscriptions
このアプリも先述した2つのアプリと同じような機能にはなりますが、サブスクリプションビジネスを展開し、定期的な商品の購入を促し、収益を増やすことができます。
具体的には、商品ページにある『カートに追加』ボタンの横にサブスクリプションのウィジェットを追加し、ユーザーは必要に応じて、定期購入を開始させることが可能です。ユーザーには、定期的な商品の注文に対して自動的に請求が行われ、注文内容はShopifyの管理画面上に表示されます。
また、定期注文の支払い時には、支払いが行えるチェックアウトリンクを含むリマインドメールを送ることが可能です。
他にも、顧客のロイヤルティ(※4)を高めるために、ロイヤルティギフトやギフトのサブスクリプション、ロイヤルティに応じた割引などの機能も利用できます。
ここまで解説した機能のほとんどは無料で利用できるので、コストをかけずに、サブスクリプションビジネスを拡大したい方にはおすすめのアプリです。15日間の無料トライアル期間も設けられているので、すべての機能を使ってみたいという方もインストールしてみてくださいね。
(※4)ロイヤルティ:ユーザーがある商品やブランドに対して感じている『愛着』『信頼』。
【Shopify】注文オプションを充実させるアプリ:Order Limits ‑ MinMaxify
Shopifyストアで商品の購入数に制限を設けたい方は『Order Limits ‑ MinMaxify』を使ってみてください。
おすすめアプリ Order Limits ‑ MinMaxify
Order Limits ‑ MinMaxifyは、ユーザー向けに『1人◯個まで』と購入制限を設けることが可能です。
一見すると、収益アップの障害になるような行為に見えますが、これは転売対策に大きな効果を発揮します。このアプリを使えば、一部のユーザーが大量に商品を購入するといった状況を避けることができ、どのユーザーにも公平に商品を提供すること可能です。
もちろん、購入制限を行うことで、売上に影響が出る場合もありますが、悪質な転売業者が一定数の商品しか購入できなくなるので、非常に有効な手段と言えます。
転売対策以外にも、限定商品の販売などで商品の在庫に限界がある際に利用してみるのも良いでしょう。
なお、ここまで解説した機能は商品の購入個数に応じた制限でしたが、購入価格に制限を設けることも可能です。
例えば、最低購入金額を1,000円と設定すれば、1,000円分の商品がカートに入っていない状態で購入は行えません。また、購入した商品の重さに上限を設定することも可能です。配送の際に、重量の制限がある場合などに使ってみると良いかもしれませんね。
【Shopify】注文オプションを充実させるアプリ:Limit Qty Purchase
商品の購入に制限を設けるアプリは、Order Limits ‑ MinMaxify以外にもあります。
次にご紹介するアプリは『Limit Qty Purchase』です。
おすすめアプリ Limit Qty Purchase
Limit Qty Purchaseも、前の項目で解説したOrder Limitsと同じように、特定の商品に購入の最小値と最大値を設けることができます。設定された数量以上の購入ができないように設定したい、BtoB(※5)マーケティングの運用者には、ぴったりなアプリです。
特定の商品だけでなく、商品のジャンルやすべて商品に購入制限を適用することができ、一括で最小の値と、最大の値を指定できます。
また、ユーザー別に購入できる商品の数量を設定することも可能です。その際は、ユーザーの電子メールIDを参照し、反映が行われます。なお、この機能を利用するためには、ゲストチェックアウトを無効にする必要があるので、その点はご注意ください。
アプリの設定はインストールから始まり、グローバル購入制限や数値の設定など、3つの簡単なステップを踏むだけで完了します。カスタマーサポートへ問い合わせることも可能なので、アプリの使用で困ったことがあった際には、メールでメッセージを送ってみてくださいね、
(※5)BtoB:企業が企業に向けて、商品やサービスを提供する取引のこと。企業間取引の意味。
【Shopify】注文オプションを充実させるアプリ:Quantity Discount Limit Order
商品の購入数に制限を設けるアプリで最後にご紹介するのが、『Quantity Discount Limit Order』です。
おすすめアプリ Quantity Discount Limit Order
Quantity Discount Limit Orderも『お一人様 ◯個まで』といったように、商品の購入制限を設け、転売対策や出荷コストのバランス調整が行えます。
購入制限は商品単体に設定することも可能ですが、商品のジャンル毎に一括で設定することやストア内で販売されている商品すべてに適用することも可能です。これらは管理画面で簡単に操作できるので、あなたのビジネススタイルに合った条件で設定してみてください。
また、商品の購入数だけでなく、合計金額で制限したり、各商品に固定の金額を設定したり、好みに応じて調整することも可能です。
カスタマイズを行う管理画面はシンプルにメニュー分けされており、初めてアプリを利用する方でも手軽に設定が行えるようになっています。何か困ったことがあった際には、カスタマーサポートに問い合わせれば、24時間以内に対応してもらえるので安心です。
なお、上述した機能のほとんどは最も安く利用できる基本プラン(月額8ドル:約970円)の中で使えるものなので、Shopify初心者の方は基本プランで十分でしょう。
『お金をかけたくない』という方は、まずは7日間の無料トライアル期間でお試し利用してみるのも良いかもしれません。
【Shopify】注文オプションを充実させるアプリ:MultiVariants ‑ Bulk Order
Shopifyストアでショッピングを行う際に、様々なバリエーションの商品を一括で購入できるようにするアプリが『MultiVariants ‑ Bulk Order』です。
おすすめアプリ MultiVariants ‑ Bulk Order
MultiVariants ‑ Bulk Orderは、ワンクリックで商品の大量注文が行えるようになり、併せてバンドル製品(※6)の注文を簡単に組み合わせることができます。
ストア内で商品の大量注文を許可することで、売上とコンバージョン率を高めることが可能です。
様々な商品を大量に販売することもあり、個人のユーザーへの販売ではなく、企業向けに商品を販売するストア向けのアプリと言えるでしょう。
この他にも、一括購入する際の最小数や最大数の制限を指定することもでき、商品の組み合わせを個別に調整することも可能です。また、購入金額に応じた最小値と最大値も設定することができ、様々な条件に応じて、条件を変更してみると良いかもしれません。
なお、こちらのアプリの初期設定にコーディングなどの特別なスキルは一切、必要ありません。
わずか数クリックで一括注文ができるよう設定が行われます。無料版も用意されているので、ぜひインストールしてみてくださいね。
(※6)バンドル製品:ある商品に別の商品が付属して販売、または配布されること。組み合わせて購入することで、便利になる関連商品をパッケージの一部として販売することが多い。
まとめ:【Shopify】注文オプションを充実させる便利なおすすめアプリ10選
今回はShopify初心者の方でも、簡単に注文オプションを充実させられるアプリをご紹介いたしました。
注文する際の選択肢をいくつか設けることで、ユーザーはあなたのストアに信頼を感じ、ファン化を促すことが可能です。
記事の中でご紹介したアプリの多くは、インストールを行い、初期設定を完了させれば、十二分に効果を発揮するものもあるので、気になった方はまずは利用してみることをおすすめします。Shopifyストアでより多くの収益を獲得するためにも、参考にしていただければ幸いです。
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