みなさんはグリーンラッシュという言葉をご存じですか?
これはアメリカを中心に、合法大麻を扱う企業が急成長、急増していることから生まれた言葉です。
大麻というと日本ではもちろん違法なものとしてのイメージが強いと思いますが、この合法大麻市場とりわけCBDという成分を使用した製品の市場は今後も成長を続けると見られています。
本日はshopifyで実際に作成されたCBD製品を扱うショップの事例を紹介しながら、ショップごとのポイントや特徴を解説していきます。
CBD製品を扱うECサイト運用を検討している担当者様必見の記事となっているので、是非最後までご覧ください。
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市場が拡大し続けるCBD
前述したように、グリーンラッシュという言葉が生まれるほど急成長を続けているCBD市場ですがそもそもCBDという製品にはどのような特徴があるのでしょうか。
ここからはCBDの解説、そして今後市場がどのように拡大し続けるかを解説していきます。
そもそもCBDとは
そもそもCBDとはCannabidiol(カンナビジオール)という大麻の成分のことで、CBD製品とはこの成分を使用した製品のことを指します。CBDには、様々な効果があると言われていますが、主にストレスの緩和や、リラックス効果があるとされています。
日本で違法とされている大麻の成分はTHC(テトラヒドロカンナビノール)という成分で、このTHCには精神作用を引き起こす成分や中毒性があるのに対して、CBDにはこのような要素はないことから日本でも合法とされています。
今後のCBD市場拡大
世界的に市場が拡大しており、今後も市場規模の拡大が予想されているCBD製品ですが、一体どれほどの市場規模になると予想されているのでしょうか?
アメリカのKenneth Researchが発表したレポートによると、”2021年末までで36憶米ドルの市場価値があるCBD市場は、2030年末までに114憶米ドルに達する”という予測を発表しました。
現在の市場規模と比べると3倍近い、市場規模になると予想されています。ちなみにこの金額は日本円にすると現在のレートで1兆2,000億円以上、この金額は2021年の1月〜11月までの農林水産物や食品の輸出額の合計よりも多い金額になります。
Shopifyで作成されたCBD販売サイト10選
ここまでに紹介したように巨大な市場規模となることが予想されるCBD製品、日本でも今後ECサイトを利用した販売が増えていくでしょう。
ここからは、多くの担当者の参考になるような、実際にShopifyで作成されたCBDを販売しているショップの事例を10サイト一挙に紹介していきます。
Cannuka
まずご紹介するサイトは”Cannuka”というショップです。ショップの名前になっているこのCannukaとは、CBDの正式名称であるCannabidiol(カンナビジオール)とManuka honey(マヌカハニー)の2つを掛け合わせて生まれました。このショップ名は製品にショップ内で販売されている製品の主成分を表しているのです。
この二つの成分を合わせたお肌に優しいスキンケア商品を中心に取り扱っており、Shopifyのランディングページにも使用されています。
グリーンとホワイトで統一された、シンプルかつモダンなデザインがブランドイメージとマッチしており、製品のクリアなイメージをより際立たせています。
Briogeo
続いてご紹介するのは、”Briogeo”というCBDショップです。こちらは、CBDを使用したヘアケア商品を中心に販売しているショップとして有名です。このショップの特徴は、あらゆる層へのアプローチを目的としたブランディングにあります。
ショップ内には、クイズ形式で髪の毛や地肌に関する悩みを答えていきおすすめの商品を紹介するという機能があり、この機能を使うことであらゆる悩みに対して最適な商品を訪れたユーザーに紹介することができています。
またサイト内にて、使用者のレビューを動画形式で紹介するなど、ユーザーの抱える悩みにフォーカスするような仕組みがとられています。髪の毛という幅広い悩みがある中で、その全てに寄り添うブランディングを行うことで、Instagramでも40万人以上のフォロワーを抱えていることから多くのファンを獲得していることがわかります。
Infusion CBD
続いてご紹介するのは、”Infusion CBD”というショップです。このショップでは、CBDオイル、バームやバスソルトといった美容系の商品から、コーヒーなどバラエティ豊かな商品を販売しています。
このショップは、イギリスでも展開されており幅広い地域に対してCBDの販売が広がっていることを表すショップとしてアメリカで注目されているショップになります。
デザインは全体的にホワイトを基調としたシンプルな設計になっており、ページ内で画像を使用したCBDオイルの使用方法を解説するなど、見やすさが際立つサイトになっています。
CBD Farmers Collective
続いてご紹介するのは、”CBD Farmers Collective”というショップです。
このショップの大きな特徴は、様々な農場からなるひとつのショップという点です。様々な麻の生産農場でできたCBD製品の原料となる麻本体や、実際に商品として製造したバームなどが販売されています。
多くの農場が協力する形で生まれた非常にユニークな体系のショップです。生産農場が一つのコミュニティとしてショップをオープンしているという動きからも、CBDの世界的ブームの波を見て取れます。
商品の中には、原材料そのままの写真が載っているため初めて目にした人は少し驚かれるかもしれませんが、もちろん厳重な審査のもと販売をしているためユーザーも安心して購入することができます。
LEEF Organics
続いてご紹介するのは、”LEEF Organics”というショップです。
このショップでは、100パーセントオーガニック、そしてnon GMO素材を使用した商品を販売しています。non GMO素材とは非遺伝子組み換え作物を意味しており、遺伝子組み換えを行わずに栽培した作物のことを指します。
このサイトではクオリティの高い洗練された写真を使用しており、ショップ全体に高級感を持たせています。商品がもたらす効果からアイテムを探すことができたりといったユーザー視点の機能性も兼ね備えているデザインから多くのユーザーからの支持を集めています。
Re Botanicals
続いてご紹介するのは、”Re Botanicals”というショップです。このショップでは、CBDオイルやカプセルといった、メジャーな商品を扱っている店舗ですが、アフィリエイト機能を販売促進に役立てています。
アフィリエイトとは、成果報酬型の広告で、本ショップ内ではアフィリエイトプログラムのページから申請を行うことで、バナー広告を他のサイト内に掲載してもらうという施策をおこなっています。
またショップ何ブログ記事を作成し、CBDにまつわるコンテンツを発信するコンテンツマーケティングを積極的におこなっています。丸みのあるフォントや、ブランドカラーの青を採用しているため、親しみのある優しいデザインとなっているのが特徴的なショップです。
Made By Hemp
続いてご紹介するのは、”Made By Hemp”というショップです。CBD製品は、原材料に麻を使用しているという性質上、顧客が製造者に対して持つ安心感が購買を決定する要因となります。このショップでは、製品制作に関する過程や、ボランティア活動の実績を広く紹介することで安心感を訴求しています。
実際本ショップは、Shopify上でCBD製品が販売を開始する以前よりCBD製品を手掛けており、顧客の購入時に際する不安にも寄り添うため30日の返金保証を行うなど、長年の経験から顧客との信頼関係を大切にしているという思いをショップに反映させています。
Josie Maran
続いていご紹介するのは、”Josie Maran”というショップです。このショップはスキンケアやボディケア商品を中心に販売しており、まるでひとつひとつの商品写真が Instagramの投稿のようにデザインされています。
商品パッケージの色味や、画角などに違いがあるのに、全体的な統一感がひとつの作品のような美しいデザイン性のあるショップデザインが施されています。このショップでは、SkinDopeという製品ラインが人気を博しており、このSkinDopeは先述したCannuka同様ShopifyのCBDショップ開設向けのランディングページ上でも紹介されています。
Sabaidee
続いてご紹介するのは、”Sabaidee”というショップです。このショップでは”100万人の人々により健康で幸せな生活を送ってもらうために、最高品質のCBD製品を提供する”というコンセプトのもと、CBDオイルなどの製品を販売してます。
このショップの特徴は、大々的にレビューページを作成することにより顧客からのUGCを獲得し新たな顧客にアプローチをおこなっている点です。UGCとはUser Generated Contentsの略で、日本語は”ユーザーによって生成されたコンテンツ”という言葉です。
このUGCが指すコンテンツとはSNSの投稿や、口コミなどのレビューを意味しており、様々な企業がECサイトを展開している現代において、このUGCは顧客が購買決定するにあたり重要な要素となっています。
このショップ内で紹介されているレビューでは、Googleなどとの連携により購入者の顔が見れる形になっており、これによりレビューを見たサイト訪問者はレビューに対して高い信頼感を得られるようになっています。
Be you
最後にご紹介するのは、”Be You”というショップです。このショップではCBDバームやバスグッズなどを販売しています。このショップでは、医学研究における男女格差をなくしたいという思いから女性の生理用品なども合わせて販売しています。
このショップの大きな特徴は、学生割引で商品を購入することができるという点です。思春期で多感な若い世代にも幅広くショップの取り組みを知ってもらうこと、そして商品を購入してもらうきっかけとして利用してもらいたいという思いが施策から垣間見ることができます。
サイトデザインや、商品のカラーリングにも若年層を意識した工夫が見られます。
まとめ:【2022年最新】Shopifyで作成されたCBD販売サイト10選
いかがでしたか。
本記事では、Shopifyで作成されたCBD販売サイト10選をご紹介してきました。
北米など現在大きい市場が展開されている国々と比べると日本ではまだまだ認知度も、ショップ数も少ないCBD製品ですが、高いリラックス効果やストレス緩和効果のある商品として、今後は日本でも多くのショップが開設されていくことが予想されます。
もしCBD製品を扱うECサイトの解説をご検討される際は、是非本記事にて紹介したショップの事例を参考にしてみてはいかがでしょうか。
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