2023.7.5

2025.2.25

Shopifyの不正注文防止方法や不正注文が起こった場合の対処方法などを紹介!

Shopifyの不正注文防止方法や不正注文が起こった場合の対処方法などを紹介!

ECサイトを運営する事業者にとって、不正注文のリスクは常に頭に入れておかなければなりません。不正注文は売上規模や利用者数に関係なく、どのようなECサイトでも起こる可能性があります。ECサイトを長く運営していると、少なからず『これは不正注文では…?』と思うシーンに遭遇することがあるでしょう。

そこで、不正注文を経験したことがない方は実際にどのように対応すればいいか迷ってしまうかもしれません。当記事では、不正注文の防止方法や不正注文が起こった場合の対処法について解説していきます。不正注文を未然に防ぐのはもちろん、実際に不正注文が起こったときのために、迅速に対応できるよう、適切な知識を身につけてみてください。

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Shopifyにおける不正注文とは?

Shopifyにおける不正注文とは?

不正注文は他人のクレジットカードを使って商品を購入することや購入した商品を搾取することです。

説明だけではわかりにくいと思うので、以下でその流れを簡単に解説します。

  1. カード番号・暗証番号を不正に入手
  2. ECサイトでオンライン決済
  3. クレジットカードの所有者がクレジットカード会社に問い合わせ
  4. 不正注文かどうか調査
  5. 不正であることが確認できたら入金を取り消す

なお、Shopifyは今のところ入金の取り消しを補償していません。もし、商品を発送したあとに不正注文に気づいても、入金を取り消された挙句、商品は返ってこない可能性が高いです。

これ以外にも、Shopifyにおける不正注文には以下のものがあります。

取り込み詐欺

取り込み詐欺とは、後払いのシステムを利用して、注文者が商品を受け取ったあとに支払いを行わないことです。売上金は回収できず、商品だけを騙し取られてしまうことから、ECサイトの売上に大きな被害を与えます。

転売目的の注文・いたずら注文

転売目的の注文・いたずら注文は代引きのシステムを利用して、商品を受け取らないことを意味します。転売目的は事前にオークションサイトやフリマサイトにその商品を出品しておいて、購入された場合は商品を受け取り、購入されなかった場合は受け取りを拒否するのです。

一方でいたずら目的は同じ商品を大量に注文したり、高価な商品を注文したりして、商品が発送されても受け取らないことを指します。

上述した取り込み詐欺とは異なり、商品のみを取られることはありませんが、商品を発送するときの送料や余計な手間がかかってしまうでしょう。不正注文はれっきとした詐欺行為です。
ここ最近、クレジットカードを使った不正注文は年間に約200件以上も発生していると言われています。ECサイトを運営している限り、不正注文のリスクは常につきまとうので、いざというときのためにしっかりと備えておきましょう。

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不正注文で狙われやすい商品とは?

不正注文で狙われやすい商品とは?

不正注文は入手したあとに、すぐに売却できる人気商品が狙われやすい傾向にあるでしょう。

具体的には以下の商品が挙げられます。

  • ブランド品
  • 貴金属
  • 時計
  • 家電製品
  • AV機器
  • PC・周辺機器

上記のような換金性の高い商品を狙って不正注文は行われます。近年はネットオークションにおいてニーズが高い低価格な商品でも不正注文が多発しているようです。明らかに異常な大量注文が入ったときや複数回の購入が入ったときは注意が必要です。

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不正注文の調査方法

不正注文の調査方法

残念ながら不正注文を確かめる確実な方法はありません。しかし、以下のポイントを押さえて調査すれば、不正注文かどうかの判断がしやすくなります。

IPアドレスを確認

ひとつめはIPアドレスを確かめる方法です。IPアドレスとは、インターネットにおける住所のようなもので、このアドレスを見れば実際に商品を注文した住所を特定できます。
IPアドレスがわかったら『WhatIsMyIp.com』といった、専用のサイトに打ち込んで、位置情報を調べてみてください。

メールアドレスを検索

ふたつめはメールアドレスの検索です。不正注文に使われたことがあるメールアドレスは他のECサイトにおいても、同じように不正注文に使われている可能性があります。

そこで、GoogleやYahoo!といった検索エンジンを使って、メールアドレスを検索してみるといいでしょう。不正記録が残っていたら、その注文は不正である可能性が高くなります。

注文者へ電話

注文者の顧客情報に載っている電話番号に直接電話をかけるのも有効な手段のひとつです。このとき、電話が繋がらなければ、不正注文の可能性が高くなります。
不正注文の場合、ほとんどの電話番号が適当に登録されたものであることがほとんどです。

仮に電話に出た際も個人情報を聞いて、登録されている情報と整合性がとれているか確認するといいでしょう。越境ECを行なっている場合は難しいかもしれませんが、国内からの注文は電話で確認してみることをおすすめします。

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Shopifyには不正解析機能もある

Shopifyには不正解析機能もある

なお、Shopifyには不正を解析する機能が搭載されています。過去に起こった不正注文をAIが学習し、そのリスクを検出するのです。不正注文の疑いがある場合は以下の方法でアラームが表示されます。

不正解析を表示

Shopifyのベーシックプラン以上を利用しているユーザーは不正解析が表示されます。不正解析を確認するには、まず『管理画面』を開いてください。
管理画面の中にある『注文』を選択すると、これまでの注文履歴が一覧で表示されます。
不正注文の疑いがあるものについては注文番号の横に『!』が表示されるので、それを基に注文内容を確認してみてください。
なお『注文ページ』では『不正解析』を選択でき、そこでより詳細な解析結果をチェックできます。

不正勧告(警告マーク)

Shopifyプラン以上、もしくはShopifyペイメントを利用しているユーザーは不正勧告が表示されます。これは、チャージバック(※)におけるリスクが『中』から『高』までの注文にのみ表示される機能です。

なお、個別の注文ページでは『不正注文のリスクが高いことが検出されました』というメッセージが表示されます。
この際になぜ不正解析と判断されたのか、理由も記載されているのでコチラのメッセージも確認しましょう。

(※)チャージバック:クレジットカードを保有する顧客が不正注文といった理由により、支払いに同意しない場合にカード会社が売上を取り消すこと。

不正勧告メール受信

Shopifyプラン以上、もしくはShopifyペイメントを利用しているユーザーには、不正勧告のメールが送られます。不正勧告メールとは、不正注文である可能性が高い注文が入った際に自動で送られるメールのことです。
先述したように、不正注文はチャージバックされるため、取引をキャンセルするよう勧めるメッセージが送信されます。

不正勧告メールの受信をするには、以下の流れで設定しなければなりません。

  1. 管理画面の中にある『設定』を選び『通知』をクリックしてください。
  2. 『スタッフ注文通知』の中にある『受取人を追加』を選択します。
  3. 通知方法を選びメールアドレスを入力してください。
  4. 『注文通知を完了』をクリックします。
  5. 『テスト通知を送信』を選択して、実際にメールが受け取れるかチェックしてください。
  6. 最後に追加した受取人のステータスが『有効』になっているかチェックします。

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Shopifyでの不正注文を防ぐ方法

Shopifyでの不正注文を防ぐ方法

一説によると、世界中のECサイトにおける不正注文の被害額はおよそ年間600億ドル以上と言われています。すでに国家予算規模での被害額が出ている不正注文ですが、それを防ぐ方法はあるのでしょうか。
ここからはShopifyで不正注文を防ぐ方法を解説していきます。

不正注文防止アプリを入れる

Shopifyでは、不正注文を防止するためのアプリがいくつかリリースされています。
詳しくは後述しますが、簡単な設定で導入が完了するものや、無料で利用できるものもあるので、気になった方はぜひご覧ください。

ワークフローを作成

利用するプランにもよりますが、不正注文を防ぐには『Shopify Flow』を使ってみるのも検討してみてください。Shopify FlowはShopifyでのさまざまなタスクや処理を自動化する、マーケティングオートメーションアプリです。

Shopify Flowを導入すれば、事務的な作業工数を大幅に減らすことができ、不審な注文が発生したときの動きをトリガーとして設定しておくことができます。これにより、不正な注文が入った際には、通知が送られるようになるのです。注文をひとつひとつ、手動で確認するのは非常に手間なので、ECサイトの規模感に応じて導入を検討してみてください。

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Shopifyでの不正注文が起きた場合の対処法

Shopifyでの不正注文が起きた場合の対処法

それでは次に、不正注文が起こった場合の対処法について解説していきます。

カード会社への連絡

クレジットカードの不正利用が疑われる場合は早めにカード会社に連絡するのがおすすめです。こうすることで、カード会社が注文する際に使われたクレジットカードの利用停止措置を取ります。

併せて、そのカードが本当に不正注文に使われているかも調査してくれるので、更なる被害を未然に防ぐことができるでしょう。
不正注文と判断されれば、その時点でカード会社は保証制度の手続きに移り、該当のクレジットカードの利用を停止します。少しでも怪しいと思われる注文が入ったときはすぐにカード会社に確認してみてください。
自社で運営するECサイトだけでなく、他社のECサイトにおける不正注文のリスクも防ぐことが可能です。

注文キャンセル

基本的に不正注文はそのオーダーをキャンセルするのが最も手っ取り早いかもしれません。注文をキャンセルする場合は注意点があり、注文の支払いを受けていない状態であること、もしくは、支払いを受けたものの商品を発送していない状態である必要があります。
不正注文は高額になる場合が多いため、キャンセルを躊躇する方もいらっしゃるかもしれませんが、対応が早いほど被害を最小限に抑えることが可能です。

なお、返金処理を行なったら支払い状況が更新されるので、必ずステータスを確認するようにしてください。

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不正注文防止アプリの紹介

不正注文防止アプリの紹介

先述したようにShopifyでは、不正注文を防止するためのアプリがあります。ECサイトを構築したばかりの頃は注文を1件1件、チェックしていくことが可能ですが、サイトの規模が大きくなればなるほど、それは難しくなるでしょう。

ここからは、不正注文を防ぐためのおすすめShopifyアプリをご紹介していきます。

Beacon

Beacon

おすすめアプリ Beacon
ひとつめに紹介するのが『Beacon』です。自社で運営するECサイトで一度でも不正注文が起こってしまうと、次々に悪意のあるユーザーが侵入し、ECサイトのそのものが再起不能に陥ってしまうかもしれません。Beaconを導入すれば、未然に不正注文を防止したり、悪意のあるアカウントを分析・検出したりすることができます。

さらに、Beaconはデジタル検証システムやAIを駆使したテクノロジーと併せて活用していくことで、不正注文のチェックを自動化できるのです。

不正注文の対策をすべて手動で行うとなると、膨大な作業量になり、日頃のECサイト運営にも支障を来してしまいます。そうならないためにも、ぜひインストールしてみてください。

Fraud Filter

Fraud Filter

おすすめアプリ Fraud Filter
次に紹介するのが『Fraud Filter』です。ECサイトの運営を行う事業者にとって、最も困るのは代金引換を拒否する顧客でしょう。

もし、顧客が代金の支払いを拒否した場合、その際の送料だけでなく、商品を送り返す際の送料も負担するハメになってしまいます。Fraud Filterはこのような悪質な顧客をブラックリスト化して、商品を注文できないようにするアプリです。

不正注文は繰り返し同じアカウントで行われる傾向があるので、ブラックリストをしっかり管理しておけば、トラブルを未然に防ぐことができるでしょう。なお、Fraud Filterは無料で利用できます。
そのため、最低限度の機能しか搭載していませんが、まずは一度インストールしてみるのがおすすめです。

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まとめ:Shopifyの不正注文防止方法や不正注文が起こった場合の対処方法などを紹介!

まとめ:Shopifyの不正注文防止方法や不正注文が起こった場合の対処方法などを紹介!

今回はShopifyの不正注文を防止する方法や不正注文が起こった場合の対処法を解説しました。不正注文はECサイトを運営する事業者であれば、誰にでも起こる可能性があります。悲しいことにECサイトを運営していると、性善説を裏切るような悪質な注文を繰り返す顧客があらわれるかもしれません。
不正注文は大量の注文が入ったり、高額な商品が売れたりすることで、大きな利益が生まれたように感じるでしょう。
しかし、そのようなシーンに遭遇した際は一度冷静になって、怪しいポイントがないかどうかを確認してみてください。当記事がShopifyストアにおける、不正注文の防止に役立てば幸いです。

掲載情報は記事執筆・更新日時点のものです。最新情報とは異なる可能性がありますのでご了承下さい。

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監修者
黒岩俊児
黒岩俊児

shopify 制作チーム責任者・テクニカルディレクター 株式会社セルフプラスCEO

株式会社セルフプラスの代表。前職では上場企業から中小企業まで、数百社のSEOコンサルに携わる。その後、SEOの知識をベースにWEB制作会社株式会社セルフプラスを設立。現在、Shopify本社のあるカナダへ移住して2年目。北米圏・越境のマーケティングやShopify構築のスペシャリスト。
Shopify公認のShopify expertの中でも数社が選ばれる「Shopify Strategic Partner」に認定され、数多くのShopifyサイトやShopify Plus案件も手がける。
株式会社セルフプラスのホームページはこちら

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