2023.2.17

2025.2.28

D2Cマーケティング方法やメリット・成功事例を解説

D2Cマーケティング方法やメリット・成功事例を解説

ここ数年のEC市場の拡大に伴い、企画・製造・販売までを一貫して行うビジネスモデル『D2C』が大きな注目を集めています。大手メーカーだけでなく、個人で販売を行う小規模事業者の参入も見られ、今や誰でもインターネットでビジネスを展開できるようになりました。

しかし、いくら手軽とはいえ、戦略も何も立てず闇雲にスタートしてしまっては、思っていたほどの売り上げが見込めないかもしれません。

そこで当記事では、D2Cを成功に導くためのマーケティング戦略をご紹介いたします。
インターネットでのビジネス展開を検討している方やオリジナルブランドを立ち上げたい方はぜひご覧ください。

この記事で伝えたいこと
D2Cマーケティングの基本
具体的なD2Cマーケティングの方法
成功事例を知る

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D2Cマーケティングとは?

D2Cマーケティング(Direct-to-Consumerマーケティング)は、メーカーやブランドが仲介業者や小売店を通さずに、直接消費者に商品を販売するビジネスモデルを指します。

これにより、企業は消費者との直接的な関係を構築でき、フィードバックを迅速に得ることで商品改善や顧客体験の最適化を図ります。また、デジタル広告やソーシャルメディア、ECサイトなどを活用して、より効率的にターゲット層にリーチし、ブランドの認知度向上やロイヤルティの強化を目指します。

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D2Cとは?

D2Cとは?

マーケティング戦略を解説する前にまずはD2Cの意味を詳しく見ていきましょう。

D2Cとは『Direct to Consumer』の略称で簡単に説明すると、メーカーが直接顧客に販売するメーカー直販のことです。

2010年頃にアメリカで誕生したとされており、WEBサイトやSNSを活用しながら顧客とコミュニケーションを取る、新しいビジネスモデルと言えるでしょう。D2Cの主なメリットとしては、低コストで事業をスタートできるところにあります。

例えば、新しくアパレルブランドを立ち上げる場合、商品を販売する店舗を確保して、小売展開する場合には小売店や卸流通などにも営業しなければなりませんでした。

これらの作業を捌くにはそれなりの人員とコストがかかる、小規模事業者にとってはかなりハードルが高いでしょう。しかし、D2Cであれば、企画・製造の工程だけをクリアすれば、あとはWEBサイトやSNSを使って、商品を販売するだけです。

さらに、先述したとおり、顧客と直接繋がれるのもD2Cの大きな魅力。売り上げを分析することで、商品のニーズを知ることができますし、SNSなどで顧客の声もチェックできます。顧客と直接繋がれるというメリットのために、D2Cを積極的に取り入れている大手メーカーもあるほどです。

また、直接顧客に販売ができることから、卸業者や小売業者に支払うマージンが不要になります。その分、実際の商品価格を抑えられるため、メーカーだけでなく、顧客もお得になれるビジネスモデルなのです。

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D2Cとマーケティングの違い

D2Cとマーケティングの違いとは?

D2Cと似た意味を持つものに『ダイレクトマーケティング』があります。

ダイレクトマーケティングとは、企業が顧客と直接やりとりを行い、商品の購入を促す手法です。基本的には、企業が蓄積した顧客データ(ユーザー属性・行動データなど)を基に販促を行います。

なお、商品を購入してもらったあとも、コミュニケーションを取っていき、また別の商品を購入してもらうようアプローチしていくのです。

このように、ダイレクトマーケティングとD2Cは似たような意味を持ちますが、ダイレクトマーケティングはあくまで企業と顧客が直接コミュニケーションを取るという行動そのものを指します。

ダイレクトマーケティングの中には、メールマーケティングやテレマーケティングなどの手法があり、その中にD2Cがあるのです。また、D2Cはダイレクトマーケティングの中でも、より顧客との距離が近いのも特徴と言えるでしょう。

実際に有名D2Cブランドの中には、顧客と企業が対等な関係性を築いていき、それが要因となり成功した事例がいくつもあります。ブランドのストーリーや価値を顧客に伝え、ファン化を促すという意味でD2Cはとても有効な手法なのです。

ECとの違い

D2C(Direct-to-Consumer)とEC(E-commerce)の違いは、販売モデルの焦点にあります。

D2Cは、ブランドが仲介業者や小売店を介さずに直接消費者に商品を販売するビジネスモデルで、主に消費者との直接的な関係やブランド体験の強化に重きを置きます。

一方、ECは、インターネット上で商品やサービスを販売する広範なオンライン販売手法全体を指し、販売元が必ずしも自社ブランドである必要はなく、仲介業者やマーケットプレイス(例:Amazonや楽天)も含まれます。D2Cは、ブランドの直接販売に特化した一部のECモデルと言えます。

BtoB・BtoCとの違い

D2C(Direct-to-Consumer)は、ブランドが仲介業者を介さずに直接消費者に商品を販売するモデルで、顧客との直接的な関係構築を重視します。

一方、BtoB(Business-to-Business)は、企業が他の企業に商品やサービスを提供するモデルで、消費者ではなくビジネスを対象とします。

BtoC(Business-to-Consumer)は、企業が商品を消費者に販売するモデルですが、D2Cと異なり、販売には仲介業者や小売店が関与する場合もあります。D2Cは、BtoCの一種でありながら、直接販売によって消費者との関係性を強化する点が特徴です。

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D2Cマーケティングが注目される背景

デジタル技術の進化

D2Cマーケティングが注目される背景には、デジタル技術の進化と消費者行動の変化があります。

SNSやECプラットフォームの発展により、ブランドは仲介業者を通さずに、消費者に直接リーチできるようになりました。これにより、消費者との直接的なコミュニケーションが可能となり、フィードバックをもとに迅速に製品改善を行えるだけでなく、パーソナライズされた顧客体験を提供しやすくなっています。

また、従来の流通コストを削減できるため、価格競争力を高めつつブランド価値を向上させることができる点も、D2Cが注目される理由です。

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D2Cのメリット

メリット

D2C(Direct-to-Consumer)のメリットは、まず企業が仲介業者を介さずに消費者に直接商品を販売するため、流通コストを削減できる点です。

これにより、競争力のある価格設定や利益率の向上が可能です。また、企業は消費者との直接的な関係を構築でき、フィードバックを素早く収集して製品改善やサービス向上に役立てることができます。

小規模から始められる

D2Cのメリットの一つに「小規模から始められる」点があります。D2Cは仲介業者を必要とせず、自社のECサイトやSNSを活用して直接消費者にアプローチできるため、大規模な店舗や在庫を持たなくてもビジネスを開始できます。

特に、オンライン上での販売は初期投資を抑えられ、広告費やマーケティング費用もターゲット層に絞ることで効率的に運用できます。これにより、小規模なブランドでも少ない資本で市場に参入し、段階的にビジネスを成長させることが可能です。

顧客と直接繋がれる

顧客と直接繋がれるという点は、ブランドが消費者と直接コミュニケーションを取れることを意味します。

従来の小売モデルでは、仲介業者や店舗を通して顧客に商品が届くため、消費者の声を直接聞く機会が限られています。しかし、D2Cではブランドが自らSNSやメール、カスタマーサポートを通じて消費者のフィードバックを迅速に収集できるため、ニーズに即した製品改善やカスタマイズが可能です。

また、顧客との関係を強化することで、ブランドロイヤルティの向上やリピート購入の促進も期待できます。

利益率・LTVが高い

利益率・LTV(顧客生涯価値)が高いという点は、仲介業者を介さずに直接顧客に販売できるため、流通コストや中間マージンを削減し、高い利益率を確保できることを意味します。また、D2Cでは顧客との関係を直接管理できるため、購入後のサポートや個別のプロモーションを行うことで、顧客のリピート購入を促進しやすくなります。

これにより、顧客一人当たりの生涯価値(LTV)が高まり、長期的に安定した収益を確保することが可能です。特に、ロイヤルティプログラムやパーソナライズされたサービスがLTVの向上に寄与します。

自由な販売戦略が立てられる

自由な販売戦略が立てられるという点は、企業が自ら販売方法やマーケティング手法を柔軟に決定できることを指します。

従来の小売モデルでは、店舗や流通業者の制約に縛られることが多く、価格設定やプロモーションに関して自由度が限られていました。しかし、D2Cでは自社のECサイトやSNSを活用し、消費者データに基づいたターゲティングやパーソナライズされたキャンペーンを行えるため、商品のブランディングや顧客体験の最適化が可能です。

これにより、企業は素早く市場の変化に対応し、独自の戦略で競争優位を築くことができます。

顧客データを取得できる

D2Cのメリットである「顧客データを取得できる」という点は、企業が直接顧客と取引をすることで、購入履歴や行動データ、消費者の嗜好などを詳細に把握できることを意味します。

従来の小売モデルでは、仲介業者や店舗を介するために顧客データを十分に取得できないことが多いですが、D2Cでは自社のECサイトやSNSを通じて顧客の属性や行動パターンを把握できます。

このデータをもとに、パーソナライズされたマーケティングや製品提案が可能となり、顧客体験の向上やリピート購入の促進に繋がります。さらに、データを活用した商品開発や改善も迅速に行えます。

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D2Cでのマーケティング戦略14選

D2Cでのマーケティング戦略14選

ここからは実際にD2Cでのマーケティング戦略を見ていきましょう。D2Cブランドの立ち上げを検討されている方やリピーターを獲得したい方はぜひご覧ください。

ターゲット顧客の設定

まずは、ターゲットとなる顧客の設定を行いましょう。

D2Cを成功へ導くには、不特定多数の顧客を獲得するだけでなく、コアなリピーターを育てていくことが重要です。事業を始める前にどのような層をターゲットにするかをはっきりとさせておけば、そのターゲット層の心を掴むようなマーケティング戦略を練ることができます。

一度、ファンを獲得するフローを作ってしまえば、あとはその流れに従ってリピーターをどんどん獲得していけるでしょう。

なお、ターゲットを設定する際には、年齢や性別だけでなく、その人がどんな人なのかもできるだけ詳細に設定する必要があります。具体的には、どのような仕事をしていて、日常生活の中でどのような悩みがあるのか、などです。

ここで詳細にターゲットを設定しておけば、商品の企画・製造段階でイメージを掴みやすくなります。ターゲットのニーズに応える商品を販売するためにも、顧客のターゲット設定は慎重に行いましょう。

ブランドストーリーを用いる

D2Cを成功に導くには、そのブランドのストーリーにも意識してみてください。

ストーリー』とは、商品が生まれるきっかけになった背景やブランドの特徴を指します。

これまで、ECサイトを利用する顧客のほとんどは機能性や価格に注目して商品を購入する、という流れが一般的でした。しかし、昨今ではどのような背景で誕生したブランドなのか、どのような想いを持った企業が販売しているのか、といったポイントが意識されるようになりました。

すでにたくさんの商品が販売されている現在において、機能性や価格だけで差別化を図ることは難しくなってきています。この流れに合わせて、企業も自社ブランドや商品におけるストーリーも積極的に発信するようになっているのです。

このように、D2Cは商品開発におけるバックグラウンドを活かしたマーケティング戦略が成功の秘訣を言えるでしょう。

デザインで差別化

商品を購入する際に手に取ってチェックできる実店舗とは違い、D2Cは商品の写真やテキストでの説明文のみで魅了を伝えなければなりません。

そこでポイントになるのが、ECサイトのデザインです。D2Cを行う際はECサイトをひと目見ただけで、そのブランドであることがわかるようなデザインにする必要があります。具体的には、ブランドのロゴや商品の写真、テキストのフォントなどが挙げられるでしょう。

ただし、見た目の印象が良ければ、必ずしも売り上げが上がるというわけではないことにはご注意ください。ユーザーが商品の情報をチェックしやすく、商品が魅力的に見えるように作られているのはもちろん、商品をカゴに入れてから購入までの流れが明快でなければなりません。

あくまで、ECサイトのデザインは顧客に覚えてもらいやすくなるような設計を施す必要があります。

D2Cマーケティング戦略4.世界観を伝える

先述したように、D2Cはブランドの世界観を伝えるのに最適なマーケティング手法です。

ここでいう『世界観』とは、ブランドが持つ独自のコンセプトのようなもの。他のブランドにはない、オリジナリティー溢れるコンセプトを確立できれば、付加価値になり、さらにそのコンセプトに共感した顧客はコアなリピーターになる可能性が高いです。

D2Cにおけるメインの消費者は1981年から1990年代半ば頃に生まれたミレニアル世代と呼ばれています。ミレニアル世代は商品の機能性や価格はもちろん、そのブランドの世界観に共感できるかを求める傾向が強く、オリジナル性の構築が比較的容易なD2Cと相性が抜群です。

人気D2Cブランドの多くは独自の世界観の構築に成功しています。D2Cブランドの立ち上げを検討している方はブランドのオリジナリティを意識してみるのがおすすめです。

SNSの活用

D2Cを成功に導くには、SNSの活用が必要不可欠です。先述したような、ブランド独自の世界観やストーリーをSNSで投稿していけば、ブランドの成長を見込めるだけでなく、コアなファンを獲得できます。

例えば、Twitterでリリース情報を発信したり、Instagramを使ってライブ配信したりと、顧客と密にコミュニケーションを取ることが可能です。顧客からいただいたメッセージを商品の開発やサービスの改善に活かせば、顧客の意見に積極的に耳を傾けてくれる、という信頼関係の構築にも繋がります。

さらに、SNSでよくあるフランクな投稿を意識すれば、顧客は企業をより身近に感じてくれるようになるでしょう。
イメージとしては、顧客の日常生活に違和感なく馴染むような投稿です。このようにSNSを使った販促はこれまでのマーケティング手法と比較しても、顧客のファン化を促しやすいと言えます。

Twitter

情報の鮮度や拡散力が高い媒体を利用したいという方には『Twitter』がおすすめです。Twitterはテキストだけでなく、画像を使った投稿もでき、D2CにぴったりなSNSです。

また、引用リツイートは返信機能を活用して、企業・顧客共に素直なやりとりができます。
さらに、キャンペーンやイベントのリリースなどにも、Twitterは効果的です。

Instagram

テキストよりも画像を使った視覚効果で販促を行いたい方には『Instagram』がぴったりです。画像をメインにしたInstagramはカタログのような使い方ができるSNSとなっており、顧客の購買意欲を掻き立てる投稿が可能です。

実際にInstagramを活用する大手メーカーも飛躍的に増えており、テキストの中に販売ページのURLを掲載しておき、購入までの流れを簡略化している企業もあるようです。また、Instagramはライブ配信にも対応しており、顧客と直接的にコミュニケーションが取れます。

TikTok

動画を使ってブランドや商品の魅力を伝えたい方は『TikTok』がおすすめです。

動画のメリットは何といっても、テキストや画像よりも顧客に情報を伝えやすいところにあります。その中でTikTokは低コストでムービーを作成でき、さらにその他のSNSで拡散されやすいという利点もあるでしょう。

デジタル広告の活用

ブランドの認知度が低いうちは上記の施策だけでなく『デジタル広告』の運用も検討してみてください。

デジタル広告は特定のターゲットに向けて、直接情報発信する広告のことです。本来広告とは、テレビCMや街頭に見られる広告、チラシなどの不特定多数にアプローチするものがほとんどでした。しかし、デジタル広告はインターネットユーザーの個人情報や閲覧履歴から趣味嗜好を分析して、ターゲットとなる顧客に向けて広告を出稿できるようになりました。

とはいえ、ひとえにデジタル広告といっても、様々なものがあり、商品のジャンルやターゲットによって、推奨されるものは変わってきます。その一部を抜粋して、解説しました。

SNS広告

SNS広告とは、その名の通り、FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSに出稿する広告です。

なお、SNS広告を利用した際のターゲティングはフォローしているアカウントやそのアカウントの投稿内容を基に判断されます。そのため、より自社ブランドに興味を持ってくれそうな顧客にアプローチできるという意味でSNS広告はとても便利なのです。

それぞれのSNSには利用するユーザーに特徴があります。事前にターゲットになり得るユーザーが多いSNSの利用を検討してみてください。

Google広告/YAHOO広告

一方で『Google広告/YAHOO広告』の基本である検索型広告は、GoogleやYahoo!の検索結果の上部に表示される広告です。

Google広告は、幅広いネットワークを通じてユーザーに効果的にアプローチできます。GoogleのAIは、YouTube、Discover、検索など複数の広告タイプの中から最も効果的なものを自動で分析し、コンバージョンを最大化します。また、広告のコンバージョンを計測することで、顧客の特性を詳しく知ることができ、GoogleのAIが予算を最適化し、新規顧客獲得のための効果的な広告を展開できます。

一方、YAHOO広告は、Yahoo JAPANで広告を出稿するための手段で、検索広告やディスプレイ広告が提供されています。特にBtoB向けの商材に向いています。

Google広告とYAHOO広告は機能や配信対象ユーザーが異なりますが、共通して必要な要素は、広告文に製品やサービスの特長を際立たせ、ユーザーに価値を伝え、明確な行動を促すCTAを含めることです。

また、見出しに関連するキーワードを組み込み、ターゲット市場と目的に合わせたキーワード選定を行うことが重要です。

コンテンツマーケティングの実施

『コンテンツマーケティング』の実施もD2Cでは欠かせません。

コンテンツマーケティングとは、最初に商品を売り込むのではなく、顧客にとって興味・関心に価値を生み出す情報を提供し、そこから商品の魅力を知ってもらい、購入してもらうという一連のマーケティング手法です。

単一的な手法を指す言葉ではなく、あくまで概念・考え方と認識するといいでしょう。
ポイントは顧客にとって価値のあるコンテンツを提供することです。

これまでのご紹介してきた手法と比べて、やや即効性に欠けますが、コンテンツを通して自社ブランドや商品の存在を知ってもらうということから、最終的に多くのファンを定着させる面では、有効な手法と言えます。

段階を踏んで、少しずつ顧客を増やしていけるコンテンツマーケティングはニーズが顕在化していない、潜在的な顧客にアプローチするのにぴったりです。

インフルエンサーマーケティングの実施

次に解説するのが『インフルエンサーマーケティング』です。

インフルエンサーマーケティングはその言葉の通り、インフルエンサーを活用したマーケティング手法のことです。ここ最近、SNSにおいてインフルエンサーが注目を集めていますが、そのインフルエンサーのフォロワーへ自社ブランドや商品の情報を発信してもらうのです。

大前提として、インフルエンサーをフォローしている層はそのインフルエンサーの実体験に共感と信頼を寄せています。そのインフルエンサーが宣伝した商品であれば、通常の媒体を利用した宣伝と比べて、必然的に購入率は上がるでしょう。

また、最近のインフルエンサーは芸能人よりも影響力があると言われており、数百万人レベルのフォロワーを抱えるインフルエンサーもいます。なお、時代によってプラットフォームとなる媒体の変容にはご注意ください。

2010年代はブログでの拡散が多い傾向にありましたが、2020年代の現在はInstagramやTwitterやTikTokなどのSNSが中心です。

リピーター施策の実施

新しく商品を購入してくれた顧客をリピーターにするには、金額に応じたポイントの付与やクーポンの贈呈など、ECサイトを利用し続けてもらう工夫が必要です。

当記事ではこれを『リピーター施策』と呼びます。

リピーターになってもらうには、ECサイトへの会員登録は必要不可欠です。会員登録時にメールアドレスや電話番号を登録してもらえなければ、ポイントやクーポンを贈呈する際のメールやメッセージを送れません。

そのため、まずは顧客に会員登録をしてもらえるよう、会員登録時に初回限定クーポンを付与したり、継続購入で割引を適用したりなど、メリットを感じてもらえるような施策が必要です。これがリピーター施策の大切な第一歩と言えるでしょう。

また、商品を購入してもらったあとのアフターフォローもリピーター化を促すうえで重要なポイントになります。

ファン化させる

それでは次に顧客を『ファン化』させる方法を見ていきましょう。顧客と継続的に関係性を築いていき、ビジネスを展開していくD2Cにおいて、顧客のファン化は欠かせません。顧客のファン化を促すには、顧客と密接にコミュニケーションを取ることが非常に重要です。

そこでまずは、ECサイトにおける会員登録者を増やすことや、LINEを利用しているのであれば、友だち登録を増やしていきましょう。

なお、これまでの購入実績に応じて、会員ステージを設け、そのステージに応じて特別な情報を発信したり、ポイントへの還元率をアップさせたりすれば、よりファン化を促すことが可能です。

さらに、ファンが増えていくことで、そのファンに情報を拡散してもらえる、といったメリットもあります。広告にかかるコストが発生せず、費用対効果も高いという観点からも、ファン化には大きなメリットがあるのです。

オウンドメディアの活用

D2Cを成功に導くには『オウンドメディア』の活用も避けて通れません。

オウンドメディアとは、自社が保有するメディアのことで、一般的にはウェブサイトやブログを指します。広い意味ではSNSアカウントもこれに分類され、顧客にとって有益なコンテンツを発信していき、消費者との接点を増やしていくのです。

オウンドメディアには、一度立ち上げてしまえば、情報をリリースする際の広告費が発生しないというメリットやオウンドメディアを通して会員登録を促せるといったメリットがあります。

似たような単語に『アーンドメディア』『ペイドメディア』というものがありますが、それぞれ第三者が運営するメディア、料金を支払い掲載するメディアといった明確な違いがあるのでご注意ください。

なお、オウンドメディアで発信していくコンテンツに明確なルールは存在しませんが、基本的には自社ブランドや販売する商品に関する周辺情報を投稿していくと良いでしょう。併せて、顧客の興味を惹くものや疑問を解決するような内容であれば、ファン化を促しやすくなります。

顧客と双方向のコミュニケーション

D2Cマーケティングにおいて、顧客とのコミュニケーションはとても重要な要素になります。顧客とのコミュニケーションを取るには、SNSを使うのが最も効率的でしょう。実際にTwitterやInstagramなどに搭載されているアンケート機能を使えば、顧客の生の声を手軽に集めることが可能です。

また、ライブ配信機能があるSNSを使えば、自社ブランドや商品の意見を募ることはもちろん、リアルタイムで顧客とコミュニケーションが取れます。市場のニースを掴み、より満足度の高い商品・サービスを提供するうえで顧客との直接的なやりとりは避けては通れない道でしょう。

これがD2Cと自社の情報を発信していくことで、顧客との関係性が一方通行になりがちな通常のマーケティング手法と大きく異なるポイントです。

かご落ち対策

次に『かご落ち対策』について見ていきましょう。

かご落ちとは、顧客が商品をカゴに入れたままの状態でサイトから離脱してしまう状態を指します。これを放置してしまうと、本来で得られるはずだった売上を失ってしまいます。

実際にある情報によると、かご落ちの平均率は60%〜70%と言われており、そのほとんどがD2Cマーケティングを用いたECサイトで起こっています。

かご落ちが起こる原因としては、商品を紹介するページから購入までのプロセスが長すぎる、購入に至るまでの操作が複雑、といったものが挙げられるでしょう。

かご落ちによる機会損失を防ぐには、メール配信がおすすめです。かご落ちしているユーザーへメールを配信することで再び購入を検討してもらえます。また、顧客がサイトを訪問しているとき以外にもアプローチできるため、費用をかけずに再検討を促せるようになるでしょう。

ライブコマース

最後に解説するのが『ライブコマース』です。ライブコマースとは、ライブ配信しながら商品の購入を促す仕組みのことです。テレビショッピングとSNSのライブ配信機能を組み合わせたもの、顧客とコミュニケーションを取りながら流れるテレビショッピング、というとわかりやすいかもしれません。

アパレルグッズや化粧品、家電など、実際に使用してみるまで、使い勝手がわからない商品に対して有効で『購入する前に実際に試してみたい…』という顧客のニーズに合致しているのです。

基本的にライブ配信に訪れる顧客は大前提として、その商品に対してある程度の興味を抱いている状態であるため、購入率は比較的高くなります。

日本国内では、まだまだメジャーな手法ではありませんが、海外では数時間の配信で億レベルの売り上げを立てたこともあるようです。ここ最近、各種SNSも積極的にライブ配信機能を搭載し始めているので、すでに自社で運営しているSNSがある場合は検討してみてください。

ライフタイムバリュー

D2Cにおけるマーケティング戦略の一つとして「ライフタイムバリュー(LTV)」の向上が重要視されています。

LTVは、一人の顧客が生涯にわたってブランドにもたらす利益の総額を指し、D2Cでは顧客との直接的な関係構築を活かしてこれを最大化する戦略がとられます。

具体的には、リピート購入を促すためのロイヤルティプログラムやパーソナライズされたサービス提供、アフターサポートの充実などを通じて、顧客満足度を高め、長期的な購買関係を築くことがLTV向上に寄与します。LTVを高めることで、収益の安定化とマーケティングコストの効率化を実現できます。

KOL(Key Opinion Leader)

D2Cにおけるマーケティング戦略の一つとして「KOL(Key Opinion Leader)」の活用が挙げられます。

KOLは特定の分野で強い影響力を持つ人物で、フォロワーや消費者の購買行動に大きな影響を与える存在です。D2CブランドはKOLを通じて商品やサービスの認知度を効果的に高め、ターゲット層に信頼性をもってアプローチすることが可能です。

KOLのレビューや推薦は、消費者にとって信頼性の高い情報源となり、購買決定に直接影響を与えます。特にSNSやブログなどを通じたKOLのプロモーションは、ターゲットに効率的にリーチする手段として注目されています。

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D2Cマーケティングの成功事例

D2Cマーケティングは、多くのブランドが成功を収め、急成長を遂げる手法として注目されています。

本記事では、具体的な成功事例を通じて、どのような戦略が消費者との強力なつながりを生み出し、売上を拡大したのかを詳しく解説します。これからD2Cを取り入れたい方にとって、実践的なヒントが得られるでしょう。

FUJIMI

FUJIMI

D2Cマーケティングの成功事例として注目される「FUJIMI」は、パーソナライズされたサプリメントを提供することで市場に大きなインパクトを与えました。

FUJIMIは、消費者が自身の健康状態や美容ニーズに基づいてカスタマイズできるサプリメントを販売し、個々のニーズに応える独自性を強調しました。また、ECサイトを通じたダイレクトな販売により、消費者データを収集し、パーソナライズされたマーケティング戦略を展開。これにより高いリピート率を維持し、LTVの向上に成功しています。

BASE FOOD(ベースフード)

BASE FOOD(ベースフード

D2Cマーケティングの成功事例として「BASE FOOD(ベースフード)」が挙げられます。BASE FOODは、完全栄養食を提供する日本発の食品ブランドで、主にオンライン販売を通じて急成長を遂げました。

消費者の健康志向と手軽さを追求し、SNSや口コミを活用したマーケティングで認知度を拡大。特に、定期購入モデルを採用し、リピート率を高めることで顧客ライフタイムバリュー(LTV)を向上させた点が成功の鍵です。また、顧客データを分析し、パーソナライズされた提案を行うことで、高い顧客満足度を維持しています。

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まとめ:D2Cマーケティング方法やメリット・成功事例を解説

まとめ:D2Cを成功に導くマーケティング戦略14選!D2Cとマーケティングの違いも紹介!

D2Cを成功に導くには、マーケティング戦略をしっかりと立てて、事業を展開していく必要があります。闇雲に展開を始めるのではなく、自社ブランドや商品にぴったりな手法を選択して、より多くの売上を立ててみてください。

D2Cを新しいビジネスチャンスとして、候補のひとつとして考えている方は当記事が参考になれば幸いです。

掲載情報は記事執筆・更新日時点のものです。最新情報とは異なる可能性がありますのでご了承下さい。

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監修者
片岡弘一
片岡弘一

shopi labメディア運営統括・クリエイティブディレクター ウェブ・コロ株式会社 代表取締役

Web/SNSマーケティング、EC集客のスペシャリスト。
「ECから未来市場を共創する」をスローガンに、年間600件以上の相談実績のあるEC構築サービス「Shopi Lab」の共同事業責任者。
前職では某Web制作ベンチャー企業に就職し、Webマーケティング部門を立ち上げ事業部長として就任。
その後、独立し当時はWeb制作、Webマーケティングをメイン事業としていたが、コロナの時期より広告関連の売上が下がり、Shopify含むEC事業に事業転換。
顧客の成功を共に考えるEC事業のスペシャリストとして、EC制作だけでなく、伴走支援サービスとしてECコンサルティング、PR、広告、CRM、MAなどEC集客を網羅できる知見をもつ。
Shopify/D2C/EC専門メディアの運営から得た知見を活かし、最新情報を含む多くのEC運営ノウハウを提供することが可能。

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