2023.5.18

2025.3.14

ネットショップの売上平均はどれぐらい?売上平均を伸ばすには?

ネットショップの売上平均はどれぐらい?売上平均を伸ばすには?

ShopifyやSTORESといった、ECサイト構築プラットフォームが登場してから、個人でネットショップを運営するインターネットユーザーが増えてきました。

そこで気になるのが、ネットショップの運営で実際にどれくらいの収入が得られるか、ではないでしょうか。ネットで調べてみると『ECサイトで年収1000万円を達成した』といった情報も見受けられます。当記事では、ネットショップにおける売上平均を伸ばす方法を解説していきます。

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ネットショップの売上平均はどれぐらい?

ネットショップの売上平均はどれぐらい?

まずは、ネットショップにおける売上平均を見ていきましょう。ネットショップの売上平均はECマーケティング株式会社が集計した『ネットショップ動向調査』に掲載されています。

詳しいデータはこちらをご覧ください。
こちらの調査書は月商をベースにして、1000万円以上のネットショップと1000万円以下のネットショップでデータが分けられています。

なお、大前提としてこれらのデータは担当者から、細かいヒアリングを受けているネットショップに限定されたものであることをご理解ください。

ネットショップの月商(1000万円以下)割合
100万円以下4.5%
100万円〜200万円22.7%
201万円〜300万円13.6%
301万円〜400万円31.8%
401万円〜500万円12.7%
501万円以上14.5%

月商1000万円以下のデータで見ると、最も多いのが月商301万円から400万円の間です。
個人でネットショップを運営している方はまず『月商301万円〜400万円』を目指してみるといいかもしれません。

次に月商1000万円以上のデータも見ていきましょう。

ネットショップの月商(1000万円以上)
1000万円〜1500万円9.2%
1501万円〜2000万円13.8%
2001万円〜3000万円22.9%
3001万円〜5000万円11.0%
5001万円以上43.1%

こちらのデータでは5001万円以上のネットショップが43.1%で最大でした。
しかし、高額な商品を取り扱っている場合、月商はグッと跳ね上がり、純粋な利益で見るとそこまでの数値ではない場合があります。
ネットショップで1000万円以上の月商を稼ぐには、数年単位での長期的なスパンで事業を計画していくと良いでしょう。

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ネットショップ売上平均はあくまでも参考程度に

ネットショップ売上平均はあくまでも参考程度に

残念なことにインターネットで検索してみても、個人でネットショップを運営した場合の年収データはほとんどヒットしません。

また、そのネットショップがどれくらいの規模か、どのような業種か、どんな商品を販売しているかによって、売上平均は大きく変わってきます。
そのため、これらの平均年収データはあくまでも参考程度に見ておくといいでしょう。
ネットショップを運営するときは売上平均よりも、商品を生産する際の原価や製造にかかる人件費、宣伝にかかるコストなどをしっかりと把握して、どれくらいの利益が上げられるのか、予想を立てることです。

このようにすることで、インターネット上にある売上平均のデータを参照するよりも、もっと正確に見積もることができます。

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ネットショップの利益率はどれぐらい?

ネットショップの利益率はどれぐらい?

それでは次にネットショップの利益率について、詳しく見ていきましょう。
ネットショップにおける売上(利益)には、下記5種類あります。

  • 売上総利益
  • 営業利益
  • 経常利益
  • 税引前当期純利益
  • 当期純利益

当記事では『営業利益(※1)』を利益として扱うことにします。ネットショップの経営における売上高の約半分は原価や仕入れ値、その他の経費は約3割というのが一般的です。
つまり、運営側の純粋な収入は約2割ということになります。
なお、経費が約半分というのは、かなりアバウトな数値です。卸売を行う業者やメーカーと直接やり取りを行う事業所であれば、この数値を維持できるかもしれません。

ただ、ネット販売やリサイクルショップなどで仕入れをする場合は、売上の半分で収めるのが難しいでしょう。
ちなみに、ノウハウやレシピなどの情報商材を取り扱う場合、コストを大幅に抑えられます。
(※1)営業利益:売上高から原価や仕入れ値、手数料や送料などの経費を引いた額のこと。

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ネットショップの利益率の計算方法

ネットショップの利益率の計算方法

ネットショップの利益率は以下の数式で計算できます。

  • 利益÷売上高×100

なお、先述した5つの利益によって、計算方法が少し異なる点にご注意ください。

  • 売上総利益:売上高から商品の利益を引いた数値
  • 営業利益:粗利益から営業・販売にかかる費用を引いた数値
  • 経常利益:営業利益から収益・借入金の利息などを引いた数値
  • 税引前当期純利益:経常利益から例外的に発生した利益・損失を引いた数値
  • 当期純利益:税引前の当期純利益から法人税を引いた数値

より細かく、売上平均の見積もりを立てたい方はぜひ参考にしてみてください。

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利益率が高くても赤字になることも

ネットショップで販売する商品の単価が低い場合は利益率が高い場合でも、全体で見たときに利益は低くなってしまうことがあります。
また、ネットショップの運営にかかる固定費・人件費などのコストが利益を上回ってしまい、赤字になる可能性も否めません。
詳しくは後述しますが、単価が低い商品を取り扱う場合は売上平均をアップさせるための施策を行う必要があるでしょう。

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ネットショップの売上は変動しやすい

ネットショップの売上は変動しやすい

ネットショップにおいて、事前に算出した見積もり通りの利益を上げるのは非常に難しいことを言えるでしょう。特に季節ものの商品を販売する場合は月によって、売上の変動が激しくなります。
また、そのときの流行りによって商品の売れ行きに差が出やすいのもネットショップの特徴です。

なお、ノウハウやレシピなどの情報商材やハンドメイド商品といった、事業所の裁量で商品を製造できる場合はコストの変動が少なく、安定して利益を上げられるでしょう。

一方で時期によって原価が安定しないものや複数の仕入れ先がある場合は利益の変動が激しくなる可能性があります。さらに、いくらネットショップとはいえ、24時間365日体制で運営を行うことは不可能です。本業と両立して運営する方はそれ相応の負担がかかることを念頭に入れておいてください。

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そもそも利益の出ていないネットショップは非常に多い

そもそも利益の出ていないネットショップは非常に多い

残念なことにまったく利益が出ていないネットショップは非常に多いのが実情です。ある情報によると、世の中にあるネットショップの約9割は年収がゼロ円と言われています。最近はShopifyやSTORESなどのECサイト構築プラットフォームの登場により、誰でも手軽にネットショップを開設できるようになりました。

しかし、ネットショップを開設するだけでは、利益を上げることは難しく、サイトのデザインやPRなどにこだわったり、プログで記事を書いたりといった施策を講じる必要があります。ほとんどの事業所はネットショップを開設するだけで満足してしまい、それ以降は特に何もしないのが実情です。

ここまで聞くとネットショップで安定的な売上を立てることは非常に難しいと思われるかもしれませんが、やり方によっては平均以上の利益を上げることができます。

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ネットショップの売上平均を伸ばすには?

ネットショップの売上平均を伸ばすには?

それでは、具体的にネットショップで売上平均を伸ばす方法を見ていきましょう。

原価率が低い商品を取り扱う

大前提として、ネットショップの売上を伸ばすには、原価率が低く、利益率の高い商品を取り扱う必要があります。
ただし、原価率が低いものはその分、競合が多くいるため、注意が必要です。

ECの改善するなどして客単価を上げる

ネットショップで売上平均を上げるには、客単価を上げることも重要な施策と言えるでしょう。客単価を上げるには、その顧客が購入した商品に関連する商品を紹介したり、上位の商品を表示させたりといったものがあります。(※2)客単価:一人の顧客が一度のショッピングで使う金額のこと。

ユーザーとの接点をつくりリピート率を上げる

先述した客単価を上げるには、その顧客にファンになってもらい、リピーターを増やすといいでしょう。リピーターを増やすには、ネットショップに登録していただいた顧客にメールマガジンやダイレクトメッセージを送ったり、リピーター限定特典を配信したりといった施策があります。

EC分析を欠かさない

ネットショップにおける数値の分析を売上平均アップに欠かせません。具体的には、PV数や顧客の行動、ネットショップを訪れる顧客の属性やページのパフォーマンスなどが挙げられます。

オムニチャネル戦略の強化

オムニチャネル戦略を展開していけば、ネットショップやSNS、ブログなどの複数のチャネルからの商品販売が可能です。こうすることで、様々なチャネルから効率的に見込み顧客を集められるようになります。(※3)オムニチャネル:実店舗やECサイト、アプリなどのあらゆるチャネルをシームレスに連動させる手法のこと。

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ネットショップの売上が伸びない理由とは?

ネットショップの売上が伸びない理由とは?

ネットショップが運営を開始して、1年間継続している割合は約30%と言われていますが、それにはいくつかの理由があります。

サイトの運営に手をかけられない

サイトの運営に正しく手がかけられていないと、そのネットショップの生存率はグッと下がってしまいます。一度開設してしまえば、半永久的に存在し続けますが、更新や改善をすることなく、同じページを公開し続けても、顧客は飽きてしまうでしょう。逐一、ネットショップの分析を行い、集客の施策を行うのが理想です。

適切な投資ができない

ネットショップに適切な投資ができていないと、売上が伸びにくい傾向があります。無料でネットショップを構築できるプラットフォームもありますが、広告費や人件費、仕入費など、最低限の投資は必要不可決です。

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まとめ:ネットショップの売上平均はどれぐらい?売上平均を伸ばすには?

まとめ:ネットショップの売上平均はどれぐらい?売上平均を伸ばすには?

ネットショップはただ開設すれば、誰もが理想の売上を立てられるとは限りません。
そのためには、利益率が高い商品を選んだり、販売にかかるコストを可能な限り削減したりといった対策が必要になります。

これからネットショップを開設しようとしている方やすでに運営されている方は当記事を参考にネットショップの売上平均を上げてみてください。

掲載情報は記事執筆・更新日時点のものです。最新情報とは異なる可能性がありますのでご了承下さい。

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監修者
片岡弘一
片岡弘一

shopi labメディア運営統括・クリエイティブディレクター ウェブ・コロ株式会社 代表取締役

Web/SNSマーケティング、EC集客のスペシャリスト。
「ECから未来市場を共創する」をスローガンに、年間600件以上の相談実績のあるEC構築サービス「Shopi Lab」の共同事業責任者。
前職では某Web制作ベンチャー企業に就職し、Webマーケティング部門を立ち上げ事業部長として就任。
その後、独立し当時はWeb制作、Webマーケティングをメイン事業としていたが、コロナの時期より広告関連の売上が下がり、Shopify含むEC事業に事業転換。
顧客の成功を共に考えるEC事業のスペシャリストとして、EC制作だけでなく、伴走支援サービスとしてECコンサルティング、PR、広告、CRM、MAなどEC集客を網羅できる知見をもつ。
Shopify/D2C/EC専門メディアの運営から得た知見を活かし、最新情報を含む多くのEC運営ノウハウを提供することが可能。

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