2022.8.4

2022.11.16

【プロ厳選】D2Cを学ぶなら読むべきおすすめ本5選!

【プロ厳選】D2Cを学ぶなら読むべきおすすめ本5選!

近年、BtoBやBtoCなどのビジネスモデルを差し置いてD2Cというビジネスモデルが盛り上がりを見せていることをご存知でしょうか。D2Cは今の時代にあったビジネスモデルであり、企業であれば導入して損はないモデルとなっています。

そこで今回は、D2Cを学ぶなら読むべきおすすめの本を5つご紹介します。

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D2Cとは

まずはD2Cについて学んでおきましょう。

D2Cとは、「Direct to Consumer」の略称であり、製造者(企業)が直接消費者(顧客)と取引をするというビジネスモデルのことを指します。今までは、

  • B2B:Business to Business
  • B2C:Business to Consumer

などのビジネスモデルが主流でしたが、製造者と消費者の距離が近くなった現代においてD2Cは欠かせないビジネスモデルとなっています。

D2Cのメリット・デメリット

ここまで注目されるようになったD2C。早速取り入れる製造者も多い中、まだ導入するかどうかを迷っている製造者の方も多いのではないでしょうか。

そんな製造者に向けて、D2Cのメリット・デメリットについて解説します。

① 収益性が高い

まずD2Cのメリットとして収益性が高いことが挙げられます。

今までのB2BやB2Cは製造者と消費者の間に仲介業者が入ることが当然とされていました。販売を促してもらうために手数料を支払い、仲介業者から消費者へ商品を届けるというモデルで今まで成り立っていたのです。

しかし、それでは仲介業者に手数料を取られてしまい、本来受け取るべき収益が減額されてしまっていました。

一方で、D2Cの場合は消費者にダイレクトに商品を届けることができるので仲介業者が存在しません。手数料が発生しませんのでそのまま利益を100%受け取ることが可能です。
結果、収益性がUPすることにつながります。

② マーケティングが自由に行える

続いて、マーケティングが自由に行えるのもメリットとして挙げられます。

プラットフォームを借りて商品の販売を行う場合、そのプラットフォームに帰属したマーケティング方法しか使用することができません。「こういうことがしたい」「こういう宣伝方法をやってみたい」と思ってもなかなか実行に移すことができないわけです。

しかし、D2Cの場合はマーケティングを自由に行うことができます。SNSを介してユーザーの声を直接聞いたりニーズに合わせて商品開発を行うことで、本当にユーザーが求めている商品やサービスを生み出すことができます。

「たぶんこういう商品やサービスを求めているだろう」とペルソナを想定した商品開発から、確実性の高い商品開発にシフトできるようになります。

① 新規顧客獲得が難しい

他のプラットフォームを利用するメリットとして、「すでに集客ができている」ことが挙げられます。やはりプラットフォームとして提供されている以上、すでに集客ができており、そこへ商品を掲載するだけで商品が売れていくことになります。その分の手数料と考えれば支払う価値があるでしょう。

しかし、D2Cの場合は1から顧客を見つけなければなりません。SNSでの集客は競合他社も行なっていることですし、決して新規顧客を獲得することが簡単になるわけではありません。

サイトデザインも1から制作することになりますからコストもかかってきますし、中長期な目線を持って経営できない場合はD2Cを導入すべきではないのかもしれません。

② 軌道に乗るまで時間がかかる

先ほどの新規顧客の獲得が難しいことと少々被りますが、売上が立って軌道に乗るまでにかなりの時間がかかります。

D2Cは立ち上げた当初から売上が立つわけではありません。顧客に認知されるまでに時間がかかりますし、SNSから誘導させるのにも一筋縄ではいかないことが多いでしょう。そうなれば、マーケティング戦略を変えなければなりませんし、ターゲットを変えることだって考える必要があります。

D2Cの成功事例だけを見て「我が社も導入しよう!」と躍起になる会社は多くありますが、成功している会社はごくわずかだということを理解しなければなりません。

日本におけるD2C市場の今

さて、そんな話題沸騰中のD2Cの市場についてみておきましょう。
売れるネット広告社が調査した2025年までのD2C市場拡大推移はこのようになっています。

D2C市場拡大推移

引用:https://netkeizai.com/articles/detail/1756

2015年からD2C市場は徐々に伸び始め、2022年現在は26,000億円もの規模に成長しています。
ただ、ここから2025年にかけて一気に成長し、3兆円市場に達すると予測されています。

海外におけるD2C市場

ちなみに、日本国内よりも海外の方がD2C市場は拡大傾向にあります。

D2C市場

引用:https://www.insiderintelligence.com/content/why-more-brands-should-leverage-d2c-model

こちらの調査では2023年までの推移が公開されています。
日本だけでなく、海外諸国でもD2C市場は拡大傾向にあり、これからの主流になりつつあります。

D2Cの導入事例

ではここで実際にD2Cを導入したという事例を見ておきましょう。
D2Cを導入してどのように変化したのでしょうか。

事例①:BULK HOMME

BULK HOMME

公式サイト BULK HOMME

まずは、BULK HOMMEです。
BULK HOMMEは株式会社バルクオムが提供する化粧品ブランドで、2013年から正式に販売を開始しています。ECサイトからの定期購入を基本としており、D2Cを最初に導入した企業として評価されることが多いです。

BULK HOMMEは、

  • Instagramでのコミュニケーション
  • SNS広告の活用
  • TVCMの活用

などを実施し、D2Cを成功させています。

D2Cを成功させた結果、2020年ごろから1,000店舗以上のドラッグストアでBULK HOMMEが並ぶようになりました。D2Cビジネスのパイオニアとも言える存在です。

事例②:FABIUS

FABIUS

公式サイト  FABIUS

続いて、FABIUSです。
FABIUSはファビウス株式会社が提供している美容製品ブランドで、代表作に「すっきりフルーツ青汁」があります。この青汁は2017年に累計30,000ヒットを記録し、年商131億円まで成長させたファビウス株式会社の看板商品でもあります。

そんなFABIUSですが、売上を伸ばしたのはECサイトの「毎月定期便」。
毎月定期的に購入を促すことにより安定的な売上を作り、新商品開発時には、

  • メルマガ
  • LINE

などを駆使して商品を宣伝。消費者との距離が近くなりFABIUSの存在も身近になっていきました。

事例③:Allbirds

Allbirds

公式サイト  Allbirds

続いて、Allbirdsです。
AllbirdsはAllbirds合同会社が提供しているアパレル製品で、2014年サンフランシスコで誕生しました。主にスニーカーを販売しているブランドで2020年には原宿に日本一号店をオープンしています。

そんなAllbirdsはアパレル製品ブランドが一般的に利用しているAmazonや楽天などのプラットフォームを利用していません。自社でECサイトを立ち上げ、ブランドストーリーを発信してきました。

D2Cにおいて大事なのは「共感」ですので、その部分が実際に消費者に刺さりAllbirdsが大ヒット。

さらに、ユーザーの声を生で聴き商品の改良を重ねたことにより、ユーザーが本当に欲しているAllbirdsが完成したと言います。

事例④:BASE FOOD

BASE FOOD

公式サイト  BASE FOOD

続いて、BASE FOODです。
BASE FOODはベースフード株式会社が提供している完全栄養食です。たったの一食で必要な栄養素を補給することができるということで主婦の間で大流行し、TVでも取り上げられたことにより記録的な大ヒットを飛ばしています。

また、栄養食に関する販売をしている事業者が少なかったため、BASE FOODは消費者と直接コンタクトを取ることに成功。

主にTwitterを利用しており、

  • 購入を検討している:購入した人の理由をRTで知らせる
  • 継続を検討している:継続した人の理由をRTで知らせる

など、D2Cマーケティングに余念がありません。

事例⑤:土屋鞄製造所

土屋鞄製造所

公式サイト  土屋鞄製造所

続いて、土屋鞄製造所です。
土屋鞄製造所は株式会社土屋鞄製造所が運営しているWebサイトで、主に革製品を販売している会社になります。

日本でも知名度がある鞄ブランドで高品質な鞄を販売していることで有名。実は土屋鞄製造所は2000年代からECサイトの運営をスタートさせていました。

しかし、消費者の声を聞くのに時間がかかったり、新しいシステムやツールを導入するために時間がかかってしまっていました。

結果、Shopifyを導入し土屋鞄製造所のECサイトを再構築することにしたといいます。
そして、消費者の声をダイレクトに聞くことに成功し、ブランディングに集中できるようになりました。

D2Cを学ぶためにおすすめの本5選

D2Cを学ぶためにネットで検索をしたりYouTubeで動画を見ることはおすすめです。
しかし、本当にD2Cを学びたいのであれば本を利用しましょう。

ここからはD2Cを学ぶためにおすすめの本を5つご紹介します。

D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略

まずは『D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略』です。

D2Cを学びたい!と思ったらまずはじめに読むべき本として挙げられる『D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略』。『D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略』ではD2Cを表面上だけでなく、体系的に学びたい方におすすめしたい書籍となっています。

D2Cの具体的なノウハウはもちろんのこと、なぜD2Cがここまで流行しているのかをしっかりと紐解いている本でもあります。D2Cを理解するために色々と情報を集めるよりも『D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略』を一度読んでしまった方が早いです。

ちなみに、『D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略』ではD2Cに関係するマインドセットも掲載しています。

ブランディング22の法則

続いて、『ブランディング22の法則』です。

『ブランディング22の法則』は2000年ごろに販売されていた本になります。
「昔だからD2Cとは関係がない」と思われがちですが、実は『ブランディング22の法則』には、

  • ロレックス
  • エビアン

など、今でこそ誰もが知るブランドになった企業がどのように国際的な認知を得たのかの軌跡を書いています。ブランドが一流ブランドに成長するまでを『ブランディング22の法則』一冊で学べてしまうわけです。

さらに、一度は低迷していたブランドが国際的ブランドになるまでの過程も描かれており、これからのD2Cビジネスに活かせる内容がぎっしりと詰まっています。

禁断のセールスコピーライティング

続いて、『禁断のセールスコピーライティング』です。

D2Cビジネスモデルを導入するためには商品を作らなければなりません。ただ、その商品を作っても人に認知されなければ売れていくことはありませんから、まずは認知してもらうところを重視すべきです。

その「認知してもらう」に特化した本が『禁断のセールスコピーライティング』です。

セールスライティングに関する本は山ほど販売されていますが、売れ行きが非常によく長年に渡って評価されているのは『禁断のセールスコピーライティング』だけといっても過言ではありません。
それほど『禁断のセールスコピーライティング』にはD2Cビジネスに必要な要素が詰め込まれています。

そもそもセールスライティングは商品を売り込むために必要なスキルですが、本格的に学ぼうとする経営者は少ないです。そのため、『禁断のセールスコピーライティング』を読むだけでも経営者として一つスキルを身に付けることができたと言えるでしょう。

D2Cで販売したい商品が完成したものの、どうやって売上をUPさせていいかわからない方に向けて『禁断のセールスコピーライティング』は執筆されています。

図解入門ビジネス 最新 D2Cの基本と仕組みがよ〜くわかる本

続いて、『図解入門ビジネス 最新 D2Cの基本と仕組みがよ〜くわかる本』です。
本書はD2Cビジネスについて図を用いてわかりやすく解説しており、そもそもD2Cについて何も知らなくても読破後はD2Cについて人に話せるレベルで知識がついています。

『図解入門ビジネス 最新 D2Cの基本と仕組みがよ〜くわかる本』には、

  • B2B
  • B2C

との違いや、国内外の導入・成功事例などをもとにD2Cについてしっかりと解説されており、デジタルやマーケティングの観点からも解説がされています。D2Cについて学びたいのであれば『図解入門ビジネス 最新 D2Cの基本と仕組みがよ〜くわかる本』があればOKです。

今や誰もがスマホを持ちSNSをしている中で、どうやって企業の商品を紛れ込ませるかは非常に重要なことだと言えます。その戦略を具体的に練ることができない場合は、『図解入門ビジネス 最新 D2Cの基本と仕組みがよ〜くわかる本』を読んでD2Cについて勉強しなおしましょう。

「サブスクD2C」のすごい売り方――利益率80%以上の最強ビジネスモデル

続いて、『「サブスクD2C」のすごい売り方――利益率80%以上の最強ビジネスモデル』です。
導入事例でもご紹介しましたが、D2Cビジネスモデルを導入しているほとんどの企業はサブスクモデルを採用しています。

サブスクモデルは安定的な収益を叩き出すことができる画期的なビジネスモデルなのですが、どうしても導入することをためらう企業が多くありました。

「どうやって導入すればいいのか」「本当に安定的な収益は出せるのか」など、導入企業が少なかった分、本腰を入れて導入を検討する企業は少なかったのです。

しかし、D2Cとサブスクを掛け合わせたビジネスで利率80%以上を叩き出した『「サブスクD2C」のすごい売り方――利益率80%以上の最強ビジネスモデル』に掲載されている方法を見て、次々と企業が参入。個人事業主でも年商10億円を実現できるノウハウが惜しげも無く執筆されています。

ちなみに、初期コストは300万円ほどでスタートできるようになっています。
中長期的な安定的収益を欲している企業はぜひ『「サブスクD2C」のすごい売り方――利益率80%以上の最強ビジネスモデル』を一読ください。

まとめ:【プロ厳選】D2Cを学ぶなら読むべきおすすめ本5選!

今回はD2Cを学ぶなら読むべきおすすめの本を5つご紹介しました。

D2Cはネット上に落ちている情報やYouTube動画で学ぶことができます。しかしそれだけだと表面上をなぞっただけで、深くD2Cを理解したことにはならないでしょう。

本当にD2Cビジネスで成功を収めたい場合は、D2Cに関する本を読むことをおすすめします。

掲載情報は記事執筆・更新日時点のものです。最新情報とは異なる可能性がありますのでご了承下さい。

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よくある質問
Q.

D2Cとは何ですか?

A.

D2Cとは、「Direct to Consumer」の略称であり、製造者(企業)が直接消費者(顧客)と取引をするというビジネスモデルのことを指します。今までは、

Q.

D2Cのメリットは何ですか?

A.

D2Cのメリットとしては以下があります。

  • 収益性が高い
  • マーケティングが自由に行える
Q.

D2Cのデメリットは何ですか?

A.

D2Cのデメリットとしては以下があります。

  • 新規顧客獲得が難しい
  • 軌道に乗るまでに時間がかかる


監修者
片岡弘一
片岡弘一

shopi labメディア運営統括・クリエイティブディレクター ウェブ・コロ株式会社 代表取締役

Web/SNSマーケティング、EC集客のスペシャリスト。前職ではWeb制作会社マーケティング部門の立ち上げを経て独立。現在は本業のWeb/SNSマーケティング運用に加え、新たに新会社を設立しWeb以外の分野にも挑戦中。

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