コロナ禍になり実店舗での売上が伸び悩むなか、ECサイトでの売上向上がさらに注目を受けています。
でもたくさんある選択肢の中どの形を選んだらいいのか困ってしまいますね。
今回は、そのなかから世界最大の規模を誇るECプラットフォームの「Shopify」についてお話していきます。
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Shopifyの特徴・メリット
Shopifyはカナダ発のECサイトのプラットフォームです。
世界175か国の企業がECサイトを出店しています。
その導入実績は170万以上となっており、プラットフォームの規模としては世界最大となっています。
近年に日本法人を設立してから日本語の対応が強化されました。
その影響もあり、日本国内のEC市場の成長とともに、国内企業のShopifyの出店が急増しています。
導入の方法はとても簡単です。
無料でインストールをして月額料金を設定します。
無料プランが2週間ありますので、お試しから始めることも可能です。
自社サーバーの用意は必要ありません。出店の規模が大きい場合には上位版のShopify Plusというサービスを選択することもできます。
まずShopifyの大きな特徴の一つは、豊富なデザインテーマです。
100種類のテンプレートがあり、選択するだけでおおよそのECサイトの雰囲気を演出することができます。
洗練されたデザインが多いのもShopifyの特徴です。
カスタマイズすることも簡単で、一日あればストアを開設することができます。
その他の特徴としては、バックオフィス業務の機能も標準で装備されており、スマートフォン対応はもちろん、ブログ機能も標準でついています。
また、カートについては、SSL証明書も無料で備わっており、カゴ落ちをリカバリーする機能もあります。
決済サービスは、PayPalやビットコインなど100種類を利用できます。また、FacebookやInstagramなどのSNSとの連携も可能となっています。
追加したい機能はプラグインという形でたくさんのアプリがあり、配送関係やデザイン、マーケティングなどのカテゴリー別となっているほか、人気順であったり、日本向けであったり、とアプリストアで見つけることが容易となっています。
そしてアプリをインストールすれば拡充したい機能を簡単に取り入れることができるようになっています。
また、ダッシュボードという機能があり、このダッシュボードにて販売状況や注文状況を一目で確認することができ、レポートから情報を分析することもできます。
それから、カナダ発ということもあり、Shopifyは多言語、多通貨の対応が大きな強みとなっているのも特徴となっています。
翻訳機能が標準装備となっており、多言語へ翻訳が可能となっているほか、国際発送への対応も可能となっています。
通貨に関しても、Shopifypaymentを通せば多通貨での決済も可能となっています。
Shopifyが越境ECに強い理由
日本国内向けだけではなく海外向けにもEC運営をお考えの企業もあるのではないでしょうか。
コロナ禍にになりインバウンド需要が落ち込むなかで、越境ECは世界のどこにいても商品を購入することができるため、とても成長しているチャネルとなっています。
とはいえ、越境ECサイトを自社で構築するのは知識も必要となり、コストもかかります。
しかし、Shopifyであれば、月額費用だけで一通りのストアは構築可能となっています。
追加したい機能はすべてプラグインで拡充することができます。
それから、Shopifyでは言語設定をすれば自動でサイト内の言語を翻訳してくれる機能が標準で装備されています。
お問い合わせなどの対応についても、アプリで機能を拡充すれば細かな対応はスタッフがすることもできます。
越境ECでの大きな課題の一つの言語についてはかなり安心といえます。
もう一つの課題は通貨です。
Shopifyはクレジットカード決済はもちろん、PayPalなどの決済サービスのほか米ドルなどの通貨にも対応しており、ストアの対応口座が多通貨に対応していれば安心して利用することもできます。
また、海外からの消費者は現地通貨での価格表示なければなかなか購入に至らないという事実もあります。
Shopifyでは、Shopify paymentでの設定が必要となりますが、価格表示についても為替レートで自動換算された外貨で表示することができます。
海外からのリーチに対して対応している言語と通貨を表示することができれば、より購入に向けての意識を阻害することなくストアを見てもらうことができます。
それから商品の価格設定についても特定の国や地域によって設定が可能となっています。
為替手数料を込みとした価格表示になっており、ストアで負担することなく、各国の物価の違いに対応して利幅調整をすることができます。
また、各国での税金についても地域によって制度に違いがあるため、価格表示の設定の場面で対応が必要となります。
こちらはリーチした人のいる場所に応じて表示を対応してくれます。
Shopifyは各国で利用されているドメインに対応していますので、海外からの検索にヒットされるように対策がなされています。
ストアへのリーチを獲得しやすくしているとともに商品の閲覧や購入までの流れをスムーズに誘導できるのは越境ECとしてとても魅力的です。
商品が購入された場合の海外配送についても越境ECの運営には対応が必要となります。
こちらは、アプリをダウンロードすれば配送料の計算や配送ラベルの作成など対応することができるようになっています。
海外配送には関税がかかることがありますので、購入前に配送料や関税について提示することができるのは購入者やストアにとっても便利となっています。
それから、Shopifyが越境ECで多く利用されるのには洗練されたデザインも大きな理由といえます。他のプラットフォームよりはシンプルかつオシャレなものが多く、世界的に好まれるデザインとなっています。
また、運営するにあたって有益な情報をShopifyブログで載せているほか、よくある質問のページやヘルプセンターなどにおおよその質問や疑問に対する答えが掲載されているのも越境ECの構築の際の不安を解消してくれます。
Shopify利用にあたってのサポート
ところでShopifyのサポートサービスはどのようなものがあるのでしょうか。
かつては、英語でのサポートが多かったですが、2018年に日本法人が設立してからは日本語での対応がとても充実しています。
現在では、Shopifyコミュニティのページがあり、87万人超のメンバーが100万件を超える投稿をし、それぞれの質問などを共有しています。
初心者の方が抱える悩みや質問はある程度コミュニティで解決できるようになっており、技術的な質問も投稿されています。
サポートセンターだけでなく実際に利用している担当者同士がやり取りできるのは心強いものです。
たとえば、機能の拡充に利用するアプリのコードなどの情報を集めたものであったり、よくある問い合わせ集を段階別で載せているものであったり、勉強会などのイベントの情報を集めている投稿もあります。
疑問点がでてきたらコミュニティでまずは検索をしてみるとよいでしょう。
それから、24時間対応のサポートサービスや日本語の開設マニュアル、設定に関する動画も多数あり、どのプランであってもすべて共通で利用できるため、サポート体制として満足度はとても高いといえます。
また、ストア運営に必要なツールを検索しダウンロードすることができるのも強みでしょう。
利用することができるツールはロゴ作成や動画広告作成、ギフト券テンプレート、注文書や請求書の作成、バーコードやQRコードの作成などECサイトの運営に必要な作業がShopifyのサイトから始めることが可能となっています。
そして、とても画期的な制度であるShopifyパートナーがあります。
Shopifyパートナーとは、ShopifyでのEC構築やアプリの開発などをサポートしてくれるパートナーとパートナーシップを結ぶことができるというものです。
ShopifyパートナーはAPIを利用したアプリの開発をしてくれたり、ECの構築をサポートしてくれたり、アフィリエイトリンクなどで紹介してくれたりとさまざまなサポートをしてくれます。
Shopifyパートナーにはアプリの開発やストアの構築により、Shopifyエキスパートへも発展することができお互いに利益を求める良い関係を築きながらEC運営をしていくことができます。
Shopify導入事例
続いてShopifyを利用してECサイトを運営している企業の事例をご紹介していきます。
Fake Food Japan
こちらは外国人旅行客に人気の食品サンプルを購入することができるサイトです。
寿司や天ぷらなどの食品サンプルがキーホルダーになっていたり、携帯電話ケースになっていたりととてもユニークな商品にあふれています。
コロナ禍になり、外国人旅行客が激減した近年ではECサイトでの売上が期待できるため、越境対応しているShopifyでの世界からの注目度はとても高く人気となっています。
ModelTrainPlus
こちらは、鉄道模型を海外へ販売しているサイトです。
世界中に愛好家のいる鉄道模型が海外からも購入しやすくなったきっかけとなっています。
Cute Things from Japan
こちらは、かわいいと思わず思ってしまう和紙の文房具や便箋などの文房具を世界へ発信しているサイトです。
スタンプやシールなども売っています。
MUSUBI
日本の文化である風呂敷を世界に広めたといっても過言ではないストアです。
おしゃれなデザインの風呂敷がさまざまな商品になっています。
Bento&co
お弁当箱とその関連商品を販売しているサイトです。
お重やラーメンの皿など日本では普通に見かけるものですが、海外での反応は大きく、購入して実際に料理を詰めている写真などの投稿が掲載されています。
いかがでしたでしょうか。
Shopifyでは、世界に広めたい日本の文化に関連した商品が多いように見えました。
商品を引き立てるテーマやデザインがとても印象的です。
その他に、食品関係の事例も見ていきましょう。
ゴーゴーカレー
ゴリラのマークで有名なゴーゴーカレーもShopifyでストアを開いています。
サイトではゴーゴーカレーのレトルトが購入できるほか、あのカレー皿やフォークも販売されています。
オリオンビール
沖縄発のビールの会社というイメージですが、ストアでは沖縄県内限定出荷のサワーなどの酒類も販売しているほか、沖縄で見たことのある提灯やジョッキなどのオリジナルグッズの販売もしています。
ホールミート
こちらは冷凍肉の通販サイトです。
珍しいワニの肉までも取り扱っています。
食品関係の特徴としては、海外発信したい商品のほかにオリジナル商品などの話題性のある商品もあるのが特徴的でした。
Tabio
こちらは靴下屋の海外向けのサイトです。
靴下といっても材質や織り方によって履き心地は全く変わります。このサイトでは、海外向けというだけあって選び方や写真も海外を意識した内容になっています。
OKAYAMA DENIM
こちらはデニム素材の商品をあつかったストアです。
岡山県といえば、デニムの生産地で有名ですが、海外から渡ってきたデニムを日本から発信していることで有名となったお店です。
サイト内では、海外からの購入者のレビューをたくさん見ることができます。
まとめ:越境ECで大活躍の世界シェアNo.1ECプラットフォームShopify!その特徴や事例を紹介
Shopifyの特徴や事例についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ここで今まで触れてきたShopifyの特徴などをおさらいしてみましょう。
- Shopifyは世界最大のECプラットフォーム
- Shopifyは無料でインストールして月額費用でコストを抑えながら越境ECを始めることができる
- 機能はアプリで追加することができる
- デザインが豊富で海外向けにも対応ができる
- 多言語にも多通貨にも対応していて越境ECの構築にも安心
- バックオフィスはShopifyがおこなってくれるので、少人数でも運営が可能
- 配送に関してもアプリで追加すれば海外対応が可能
- サポート体制に関しても、24時間のサポートセンターやコミュニティ、Shopifyパートナーなどを利用することができて困り果てることがない
- FacebookやInstagramなどのSNSとの連携もできる
- 請求書や納品書の作成やQRコードの発行などはツールをインストールするとShopifyから作成することができる
- 導入されている日本企業も多く、海外からの売上も期待できる
ECサイトを開設するには今ではたくさんのプラットフォームがありますが、越境ECを視野に入れたECサイトを構築するのであれば、Shopifyはとても心強いプラットフォームであることがわかりますね。
世界的にも導入されている企業が多くありますので、さらに発展をしていくことでしょう。
ECサイトの運営をお考えの企業の担当者の方や、現在のECサイトでは思うように運営できていないとお悩みの企業の方は、ぜひShopifyの導入を考えてみてはいかがでしょうか。
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