Shopifyを使ったオンラインストアの運営は、多くの小売業者や事業者にとって魅力的な選択肢ですが、在庫管理はその成功の鍵を握ります。
在庫が効率的に管理されないと、商品の適切な供給と顧客満足度が損なわれる可能性があります。この記事では、Shopifyで在庫を管理する方法と9つの在庫管理システムを詳しくご紹介します。
Contents
- 1 Shopify(EC)における在庫管理とは?
- 2 Shopifyの在庫管理機能と外部の在庫管理のどちらを使うべき?
- 3 Shopifyにおける外部の在庫管理システムの選び方
- 4 Shopifyで在庫を管理する方法
- 5 Shopifyで使える在庫管理システム:AnyLogi
- 6 Shopifyで使える在庫管理システム:はぴロジ-ASIMS
- 7 Shopifyで使える在庫管理システム:lismoa
- 8 Shopifyで使える在庫管理システム:LOGILESS
- 9 Shopifyで使える在庫管理システム:ロジクラ
- 10 Shopifyで使える在庫管理システム:mylogi
- 11 Shopifyで使える在庫管理システム:NEXT ENGINE
- 12 Shopifyで使える在庫管理システム:SHIPPINNO
- 13 Shopifyで使える在庫管理システム:Zoho Inventory
- 14 Shopifyで使える在庫管理システム比較
- 15 まとめ:Shopifyで使える9種類の在庫管理システム徹底比較
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Shopify(EC)における在庫管理とは?
Shopify(EC)における在庫管理とは、商品の入荷や出荷に伴う在庫数の変動を正確に把握し、適切な発注や販売計画を立てることです。Shopifyの在庫管理機能を利用して、商品ごとに在庫数や在庫場所を設定したり、在庫の移動や調整を行ったりできます。
在庫が少なくなったときに通知を受け取ることも可能で、EC運営において重要な役割を果たします。在庫管理を正しく行うことで、売り切れや過剰在庫を防ぎ、顧客満足度や利益率の向上が可能です。
Shopifyの在庫管理機能と外部の在庫管理のどちらを使うべき?
Shopifyの在庫管理機能と外部の在庫管理のどちらを使うべきかは、ビジネスの規模やニーズによって異なります。
Shopifyの在庫管理機能は、シンプルで使いやすく、Shopifyのプラットフォームとシームレスに連携できます。
- 自社サイトを開設したばかり
- 最低限の在庫管理をできればいい
- Shopifyで扱う商品が少ない
などの場合には、Shopifyの在庫管理機能は向いているといえます。
しかし、複数のチャネルや倉庫を管理する必要がある場合は、外部の在庫管理が必要です。外部の在庫管理は、より高度な機能やカスタマイズ性を提供しますが、コストやセットアップの手間がかかる場合があります。どちらを選ぶかは、自分のビジネスに合ったバランスを見つけることが重要です。
Shopifyにおける外部の在庫管理システムの選び方
Shopifyは、在庫管理に関する多数の機能を提供していますが、外部の在庫管理システムを導入することで、複数の販売経路を一元管理でき、在庫管理に必要な時間や人材などのリソースを減らせます。
外部システムによっては、すべての販路で在庫を適正化し、オムニチャネル化を実現できるものもあり、店舗の在庫情報や顧客情報をデータとして収集することでOMOマーケティングを行うことも可能です。外部システムを利用する際には、自社の規模や予算に合わせたシステムを選ぶことが重要です。
Shopifyで在庫を管理する方法
Shopifyで在庫管理をする方法として、以下の2つの方法があります。それぞれについて詳しく解説していきます。
- 管理画面上で在庫を管理する
- 外部サービスを活用して在庫を管理する
Shopifyの管理画面上で在庫管理する
まずShopifyの管理画面から「商品管理」へ移動します。
すると全ての商品とその在庫数表示されます。ユーザーから商品が注文されると、注文された個数分在庫数が減っていき、在庫数がゼロになった段階で販売を停止します。
その後仕入れを行なって、在庫を確保し、販売を再開します。
予約販売機能を活用している場合は設定を行い、在庫数がゼロになっても販売を続けることができます。
外部サービスを活用して在庫管理する
Shopifyで在庫を管理するもう一つの方法として外部サービスを利用して在庫を管理する方法があります。今までは各プラットフォーム上で管理する必要のあった在庫を一元管理することができるということがメリットです。
これにより多くの手間を省くことができ、さらに人為的なミスも防ぐことが可能です。
こうした在庫管理のための外部サービスは日本の企業が多くリリースしているため、対応が日本語だったりと安心してサービスを受けることができます。
Shopifyで使える在庫管理システム:AnyLogi
公式サイト AnyLogi
AnyLogiは、D2C/EC特化のクラウド型物流アウトソーシングシステムです。
- 受注から出荷・配送までの⾃動化が可能
- 固定費ゼロ
- 従量課金のシンプルな料金体系
- システム導入後の課題解決も手厚くサポート
- 他の物流システムとの重複導入や連携が不要
受注情報の連携や倉庫オペレーションなど、システム導入と同時にEC物流業務をすべて委託したい方におすすめです。
システム使用料30,000円 ※送り状発行料30円/件 |
Shopifyで使える在庫管理システム:はぴロジ-ASIMS
公式サイト はぴロジ
はぴロジのASIMS(自動出荷管理システム)は、在庫管理から出荷まで対応できるシステムです。
- 出荷手配を自動化
- 複数倉庫からの出荷を自動化
- ショップデータ取り込みを自動化
- 任意で同梱制御を自動化
在庫管理に関しては、「在庫分散」・「在庫分析」・「在庫一覧」などの機能があります。
料金
月間出荷数 | 1~100件 | 101件~3,000件 | 3,001件~10,000件 | 10,001件~50,000件 | 50,000件~ |
1件あたり出荷単価 | 0円 | 20円 | 10円 | 5円 | 2円 |
Shopifyで使える在庫管理システム:lismoa
公式サイト lismoa
illustriousのlismoは、商品や受注など在庫管理に特化したシステムです。
- 商品管理
- 在庫管理
- 受注管理
- データ分析
フリープランの完全無料でも受注や在庫管理の機能を使うことができるので、お試しで選びやすいでしょう。
料金
月額利用料 | 無料 |
着手金 | 無料 |
成約報酬 | ~5% |
Shopifyで使える在庫管理システム:LOGILESS
公式サイト LOGILESS
LOGILESSは、受注から出荷までを管理できます。
- 商品マスタ登録
- 在庫管理
- 賞味期限管理
- ロット管理
- 入荷予定管理
在庫管理は上記の機能が搭載されています。
料金
LOGILESSの料金システムは、基本料金、月額20,000円(税込22,000円)+従量料金(月間出荷数に応じて出荷単価が変動)です。
個別にヒアリングの見積もりから料金が提示されます。
Shopifyで使える在庫管理システム:ロジクラ
公式サイト ロジクラ
ロジクラは入荷から出荷まで対応しているシステムです。
- フリーロケーション管理
- リアルタイムの在庫管理
- 拠点毎の在庫を把握
- 社員間で在庫情報を共有
在庫管理は上記のような機能があります。
料金
プレミアムプラン | ライトプラン | |
月額料金 | 40,000円 月額契約の場合は¥49,000/月 | 12,800円 月額契約の場合は¥14,800/月 |
各プランの対応拠点数は、キャンペーン等の関係で変更されている可能性が高いので、都度確認してくださいね。
Shopifyで使える在庫管理システム:mylogi
公式サイト mylogi
mylogiは物流管理や倉庫管理を全般的にカバーできるシステムです。
- バーコード管理
- 複数倉庫の在庫管理
- 在庫自動引当て
- 伝票発行
- 検品機能
在庫管理は上記のような機能があります。
料金
Basic | Standard | |
出荷件数 | 15,000円 API連携 1サイトまで利用可 | 30,000円 API連携 2サイトまで利用可 |
出荷件数 | 300件まで | 1000件まで |
倉庫数 | 2倉庫 | 3倉庫 |
商品マスタ数 | 無制限 | 無制限 |
ユーザー数 | 3名 | 5名 |
機能 | 全機能使用可能 | 全機能使用可能 |
従量課金 | 出荷件数 301件~ 30円 出荷件数300件まで無料 | 出荷件数 1001件~ 20円 出荷件数1000件まで無料 |
Shopifyで使える在庫管理システム:NEXT ENGINE
公式サイト NEXT ENGINE
NEXT ENGINEは受注や商品登録など、在庫管理がメインなシステムです。
- 在庫自動連携
- 棚卸
- 指定在庫数の設定
- 上限在庫数の設定
- 割合在庫数の設定
- 在庫履歴
- 商品情報
- セット商品の管理
在庫管理の機能はかなり豊富です。
料金
基本料金 | 3,000円(税抜) |
従量課金 | ・401件~:35円/件 ・1,001件~:30円/件 ・3,001件~:25円/件 ・5,001件~:15円/件 ・7,001件~:10円/件 ・10,001件~:5円/件 |
Shopifyで使える在庫管理システム:SHIPPINNO
公式サイト SHIPPINNO
SHIPPINNOはShopifyと連携して、FBA倉庫の在庫数を自動同期することができます。
- 10分おきにShopifyの注文情報を取得
- Shopifyの在庫同期
- FBA倉庫の在庫情報を自動同期
- 出荷完了メールを自動送信
- FBA以外の倉庫にも対応
在庫管理だけではなく、出荷情報や配送情報も管理できます。
料金
月額料金 | ・1連携(1ストア):9,800円/月 ・2連携以降(2ストア以降):4,800円/月 |
自動出荷の微量課金 | ・~30件:無料 ・31件~:30円/件 ・301件~:26円/件 ・501件~:21円/件 ・1,001件~:16円/件 ・3,001件~:10円/件 |
全ストアSKUの課金 | ・~500件:無料 ・501件~1,000件:5,000円/月 ・1,001件~3,000件:10,000円/月 ・3,001件~4,000件:15,000円/月 ・4,001件~5,000件:20,000円/月 ・5,001件〜:問い合わせ |
保守費用 | 15,000円/年 |
無料トライアル | 1ヶ月 |
Shopifyで使える在庫管理システム:Zoho Inventory
公式サイト Zoho Inventory
Zoho Inventoryは、在庫管理をメインに倉庫や出荷もカバーできるシステムです。
- 受注管理
- 全面的な商品管理
- 複数出荷を連携
- 会計とSRMの連携
- 倉庫管理
小規模ストアでもリーズナブルな料金で選びやすいでしょう。
料金
料金 | |
STANDARD | 3,900円/月 |
PROFESSIONAL | 9,900円/月 |
PREMIUM | 15,900円/月 |
ENTERPRISE | 29,900円/月 |
年間一括払いなら、上記価格よりも多少お得に契約できます。
Shopifyで使える在庫管理システム比較
主な在庫管理機能 | 月額料金 | その他料金 | |
AnyLogi | ・自動出荷 ・商品マスタ管理 ・受注管理 ・出荷管理 ・在庫管理 | ・システム使用料30,000円 | ・送り状発行料30円/件 |
はぴロジ-ASIMS | ・在庫一覧 ・在庫分析 ・在庫分散 ・出荷手配を自動化 ・複数倉庫からの出荷を自動化 ・ショップデータ取り込みを自動化 ・任意で同梱制御を自動化 | ・0円 | ・1件あたり出荷単価は出荷量により変動 |
lismoa | ・商品管理 ・在庫管理 ・受注管理 ・データ分析 | ・0円 | ・成約報酬 ~5% |
LOGILESS | ・商品マスタ登録 ・在庫管理 ・賞味期限管理 ・ロット管理 ・入荷予定管理 | ・月額20,000円(税込22,000円) | ・従量料金(月間出荷数に応じて出荷単価が変動) |
ロジクラ | ・フリーロケーション管理 ・リアルタイムの在庫管理 ・拠点毎の在庫を把握 ・社員間で在庫情報を共有 | ・プレミアムプラン:40,000円/月 ・ライトプランプラン:12,800円/月 | |
mylogi | ・バーコード管理 ・複数倉庫の在庫管理 ・在庫自動引当て ・伝票発行 ・検品機能 | ・Basic:15,000円/月 ・standard:30,000円/月 | ・出荷件数 301件~ 30円 ・出荷件数 1001件~ 20円 |
NEXT ENGINE | ・在庫自動連携 棚卸 ・指定在庫数の設定 ・上限在庫数の設定 ・割合在庫数の設定 ・在庫履歴 ・商品情報 ・セット商品の管理 | ・3,000円/月 | ・従量課金:5~35円/件 |
SHIPPINNO | ・Shopifyと在庫同期 ・ShopifyとFBAの在庫数を自動同期 ・10分毎に注文情報を取得 | ・1連携(1ストア):9,800円/月 ・2連携以降(2ストア以降):4,800円/月 | ・保守費用:15,000円/年 ・微量課金:10~30円/件 ・SKU課金:5,000円~/月 |
Zoho Inventory | ・受注管理 ・全面的な商品管理 ・複数出荷を連携 ・会計とSRMの連携 ・倉庫管理 | ・STANDARD:3,900円/月 ・PROFESSIONAL:9,900円/月 ・PREMIUM:15,900円/月 ・ENTERPRISE:29,900円/月 | ・0円 |
まとめ:Shopifyで使える9種類の在庫管理システム徹底比較
在庫管理システムは、その役割からも「出荷管理」や「倉庫管理」などほかのシステムとセットになっていることが多いです。
もし、物流システムをお考えなら、以下のページも合わせて参考にしてみてはいかがでしょうか。
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