越境のECには大きな可能性がありますが、マーケティングのポイントをしっかりと押さえておく必要があります。重要なポイントを把握して越境のマーケティングを展開すれば、海外の需要をしっかりと捉える事が可能です。
マーケティングの方法は、複数あり、どのマーケティングをどの様に展開するかは各企業工夫が必要となります。越境でターゲットにする国の法律や販売するのに知っておくべき情報を理解しておくと手続きがスムーズに進みます。
ここでは、越境ECの基本、始める前に知っておくべきポイント、越境のマーケティングの重要なポイントを説明します。
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越境ECの基礎知識
越境のECは、海外の消費者との電子商取引を意味します。ECは聞く機会が多いですが、越境のECは知らない方もいるでしょう。
ECの歴史を見てみると2000年に国内でAmazonが本の販売を開始しています。
初めの頃は、ECで本を購入する事に抵抗を感じる方もいましたが、今ではECで様々な商品を買う事は一般的になっています。
越境のECの市場規模を見てみると、毎年拡大傾向にあり今後も更に拡大すると予想されています。
越境ECの意味
越境のECの意味は、海外の消費者にECサイトを利用して商品等を販売する事です。越境が国境を超えるのを意味するので分かりやすい用語の1つです。
越境のECでは、販売出来るエリアを広げる事が可能なので日本の多くの企業が取組んでいます。越境のECでは、海外の消費者がターゲットとなる為、英語等の言葉でサイトを構築、運営する必要があります。
そのため、英語等を使えるスタッフがサイトの運営では必要なのも大きな特徴です。日本で販売する際のポイントと越境のECでは共通点がありますが、海外の消費者の動向も理解するのも大切です。
越境ECの歴史
ECの歴史は様々な説があり、1つとして1994年にアメリカのNet Marketから始まったと言う考えがあります。日本においてECが展開されたのは1996年からとされています。
インターネットの利用者の増加によってECも規模を拡大しています。越境のECは、ECの歴史と共に規模を拡大していきました。
日本におけるECは、1996年に楽天市場を開始したところから始まっています。1999年には、Yahoo!ショッピングがサービスを開始しました。
2000年には、AmazonがECサイトでの本の販売を始めました。
その後現在に至るまで様々なサービスがECサイトで展開されています。
市場規模が拡大中
越境のECの市場規模は拡大傾向にあり、2020年の経済産業省の情報では世界で96兆円になり増加する傾向を示しています。今後は更に2027年までに年の平均で27%の成長が予想されているので、越境は海外展開を考える企業にとって重要な販売網です。
日本の越境のサイトを利用して海外から商品を購入している国は中国が多く、購入の額は1兆6,558億円にもなります。中国では越境のECについての法整備も進んでいるので、越境ECの拡大が更に拡大しています。
引用元:越境ECのマーケティングはどうする?|越境ECの基本やマーケティングについて詳しく解説
品質の高い日本製品は越境ECでも高評価
中国などの消費者の日本製品に対する評価は、越境でも高いです。特に電化製品については来日して購入するケースや、ECサイトで買う時も高い評価となっています。来日して買う事で日本製品の良さを理解して、帰国して越境で購入する中国人も多くいます。
この様な評価は中国人だけではなくて、多くの国で日本製品を高く評価する方はいます。越境のECの導入を検討する時に、元々の日本製品における海外の消費者の評価をしっかりと把握しておく事で良いマーケティングにつながります。
越境ECを始める前に調べておきたいポイント
実際に越境のECを開始する前の段階で知っておくべき事として、国内販売とのコストの違いや、販売する国の法律等が挙げられます。
海外の法律について知らないで販売を始めれば、法に触れる商品を販売してしまうケースも考えられます。海外では販売が禁止されている商品もあるので、事前に法律をチェックするのが大きなポイントでしょう。
別のマーケティングのポイントとして、送料等の物流コストを厳密に計算しておく必要があります。関税や送料は、国内販売と違い多額になる事もあるので要注意です。
国内販売とのコストの違い
国内の販売と越境とを比べてみるとコスト面で異なる点があります。
越境では、英語圏で販売するには、英語で消費者に対応出来るスタッフが必要となり、場合によって新たに英語対応のスタッフを採用するケースもあります。英語や他の言語のスタッフは、それなりのコストを掛けて働いてもらう事になるので事前に意識しておいた方が良いでしょう。
海外での販売では、海外のECサイトに登録して登録料を払う場合もあるので、その分のコストが必要となるのも知っておいた方が良いです。もしも多くの国の海外のECサイトに登録すれば、登録料だけでもコストが多く掛かる事もあります。
ターゲットとする国の法律を把握
販売する国の法律を理解する事は、越境ではとても大切な事です。知らない内に商標権などについて侵害してしまうケースもあるので事前に法律をチェックしておくのが重要です。
食品等については販売する国ごとに異なる法律となっているので、確実に現地の法律を知っておく事は必須と言えます。
越境の販売でトラブルが発生しても迅速に対応出来る様に、法律と共に対処法についても調べておくと安心です。
問題が発生してから対処法を法律も含めて調べるのは時間的に厳しい場合もあるので、早めの法律の把握と対策を理解しておくのがポイントです。
送料や関税等の物流コスト
別の越境のポイントとして、送料や関税等の物流コストを事前に知っておく事があります。
関税については、商品のカテゴリーと国によって税率が異なるので前もって調べます。マーケティングの早い段階で調べられれば、関税がどの程度の金額でビジネスにどの程度影響するか知る事が可能です。
送料については、越境のECでは海外の購入者が負担するケースがあり、その分だけ商品価格に上乗せになります。
定価は国内と同じ表示が出来ても実際に払う総額は送料等を込みの金額になり、高額になる事もあるのでマーケティングの早い段階で物流コストを計算する意義は大きいです。
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どこの国で売れる可能性が高いか調査
越境で販売する国を選択する事は、ECを始める前にするべき大きなポイントです。
国の選択は、ターゲットとしている国の消費者が自社の商品に対してどの様なイメージを持って、どの程度購入する可能性があるか推定する必要があります。
初めて販売する国である場合は、特に消費者の動向を調査するのが重要です。販売しようとする商品と類似の商品がどの程度売れているか把握すれば、販売する国も選びやすくなります。
最終的に販売する国の選択は、市場調査として類似商品の価格帯や、国民性、販売に関する法律、トラブルが発生した場合の対処法等も含めて判断します。
越境ECのマーケティングの方法
越境のECにおけるマーケティングは様々な方法があり、自社の商品にあったやり方を選ぶ必要があります。
ECサイトを多くの消費者に見てもらう為は、Google広告を利用する手もあります。Google広告は、Googleでキーワード検索をした際に表示される広告になり、クリックするとECサイトにリンクされます。
動画のマーケティングを実施する方法もあり、より多くの情報を消費者に伝える事が可能です。
コンテンツマーケティングでは、消費者が興味のあるコンテンツを継続して更新していくことで、ファンを獲得する事が出来て将来的に自社の商品を買ってくれる可能性があるのが利点です。
Google広告の利用
Google広告の利用は、多くの国で利用出来る広告方法の1つです。国によってGoogle広告の効果は色々なので、国ごとのGoogleの利用率等を調査してみると良いでしょう。
キーワード検索して表示されるGoogleの検索広告は、コストを抑えて実施する事が出来るので、初めは様子を見てから次第に広告費を上げていきたい企業には合っているでしょう。
消費者の動向をGoogle広告である程度把握出来るので、マーケティングとしてGoogle広告は効果的なツールです。
動画マーケティング
動画を利用したマーケティグは越境でも利用価値が高いです。文字と画像では伝えられる情報に限りがあるのに対して、動画であればより詳細な情報を消費者に伝える事が可能です。
消費者が動画を見た方が購入する可能性が高くなる統計も出ています。スマートフォンの普及もあり、動画で商品の紹介等をすればよりインパクトのある宣伝になります。
デジタルマーケティングに絞って考えてみると、多くのオンライマーケティングの担当者が動画のコンテンツを採用しています。
コンテンツマーケティング
越境のECでも商品を売る為にコンテンツマーケティングを行うケースがあります。
コンテンツマーケティングでは、商品に関連した記事等をサイトに掲載して消費者にファンになってもらう事で、最終的に売上につなげる狙いがあります。
コンテンツはサイトの内容を意味するので、企業ごとに様々なコンテンツの掲載が可能で訪問者を増やしリピーターを多くすれば、その分自社に興味を持ってもらえて商品も売れる可能性が高くなります。
越境であるからこそ、企業や商品等についてコンテンツマーケティングを通して知ってもらう事は重要で、より多くの情報を消費者に届ける事を可能とします。
インフルエンサーマーケティング
知名度の高いインフルエンサーを起用して商品の広告等のマーケティングを行う利点は大きいです。
新しい商品でもインフルエンサーが紹介していると身近に商品を感じる事が出来て購入につながる事もあります。販売する国で良く知られるインフルエンサーが商品の紹介をすると抵抗なく商品を受け入れてくれるので、どのインフルエンサーを使うかはとても重要です。
中国はインフルエンサーを積極的に取り入れる企業が多く、SNS等を利用して成果にこだわったインフルエンサーマーケティングを行っています。
越境ECのマーケティングで気を付けたいポイント
国内と違う越境のECにおけるマーケティングでは、最新の市場の動きを見て戦略を決める事がポイントです。
更に越境のECで結果が出るまで時間が掛かる場合を想定して、継続出来るマーケティングのコストも準備するのも大切です。マーケティングの結果が出始めても、コストがなくなり途中でECのマーケティングを中止する事態だけは避けたいでしょう。
実際の越境におけるマーケティングでは国内の販売と海外の売り方の違いをしっかりと押さえる事が出来れば、成功に近づきます。
最新の市場動向を把握して戦略を作成
越境で大切なのが最新の市場の動向を理解してマーケティングの戦略を作る事です。市場の動向は常に変わっているので最新情報を元にしてマーケティングする事は、売上を上げる為の基本と言えます。
ECで必要なプラットフォームを選択する時も、どのフォームが最も販売数を上げる事が出来るか判断する必要があります。この様な時は、それぞれのプラットフォームのサイトを見て参考にするだけでなく、インターネット等を利用してフォームの知名度や使いやすさ等を総合的に考える必要があります。
長期になっても継続出来るマーケティングコストを用意
越境の別のポイントとして、長期のマーケティングでも継続出来るコストを準備する事が挙げられます。
マーケティングは初めの計画よりも長期になるケースがあり、もう少しで売上が上がるタイミングでマーケティングコストがなくなれば、販売を中止する可能性も出てきます。
自社にあったマーケティングの方法をコストも含めて決定する事も大切です。
国内と海外でのマーケティングの違いを押さえる
マーケティングのポイントとして越境では、国内と海外では要点が異なる点があります。海外の消費者に好まれる画像と日本では違いあるので、商品の紹介の画像を別に用意するケースもあります。
広告を考えてみると国内ではYahoo!広告を利用する方は多いですが、アメリカではYahoo!自体があまり利用されていません。国内と海外とで同じようにYahoo!広告を利用して結果が出ると考えても異なるケースもあるので注意が必要です。
長期的な事業計画でマーケティング
越境のECでは、長期的な事業計画によるマーケティングがポイントです。
国内と違い他国であるので、どのように売上が上がっていくか読みにくい点があります。
初めから短い期間で売れるまでのマーケティングを考えていると、期間が延びた時に対応出来ない場合もあるので余裕のある事業計画によるマーケティングが大切です。
おすすめ越境ECモール8選
越境ECサイトの立ち上げにハードルを感じる方はECモールで商品を販売するのもアリでしょう。
ここからは、おすすめの大手ECモールをご紹介いたします。一度は聞いたことがあるようなものから、少しマニアックなものまで、広くご紹介いたしますので、皆さんの参考になれば幸いです。
Amazon.com
公式サイト Amazon.com
大手ECモールとして、最も有名なサイトは『Amazon.com』で間違いないでしょう。
ワシントン州シアトルに本社を構えるAmazon.comはECサイト大国とも呼ばれるアメリカで約50%のシェアを獲得している、巨大ECサイトです。皆さんの中にも、一度は利用したことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
日本では、ECサイトにおけるシェア率で堂々の1位を獲得しており、他にもヨーロッパやアジアなどの世界中にユーザーを保有しています。また、取り揃える商品のジャンルも書籍やアパレル、家電や食品などと幅広く、誰でも手軽に出店することが可能です。
以上の条件から、数あるECモールの中でも抜群の集客力が見込め、ECサイト初心者の方はまずは、こちらで出店してみるのも良いでしょう。
なお、アカウント登録の際には英語が必要なので、その点だけご注意ください。
※出品時の設定は日本語にも対応しています。
Amazon.india
公式サイト Amazon.india
次にご紹介するのは、先ほど解説したAmazon.comと同じ、Amazon社が運営を行『Amazon.india』。Amazon.comをインドでも使えるようローカライズされたAmazon.indiaは、インド国内で今、最も注目されているECモールのひとつです。
現在、世界で第2位の人口を誇るインドは数年のうちに、第1位の中国を超えると言われています。現在の人口13億人のうち、半分以上は24歳以下の若者が占めており、巨大なマーケットを生み出しているのです。
さらに、近年はインド国内のスマートフォン・インターネットの爆発的な普及により、ECショッピングの需要は高まっています。出店までの流れは通常のAmazon.comの設定と大きな差はないので、ハードルは低いでしょう。
今後も有望な消費市場として大きな成長が見込めるインドで自社ブランドを展開したい方は、ぜひAmazon.indiaを使って、越境ECを目指してみてください。
天猫国際
公式サイト 天猫国際
お隣の国、中国でトップシェアを誇るECサイトが『天猫国際(T-MALL GLOBAL)』です。
天猫国際はアリババグループが運営を行うECサイトで出店店舗数は7万店、会員数は6,500万人と桁違いの規模を誇ります。
なお、中国国内ユーザー向けのサイトは『天猫(T-MALL)』、海外ユーザー向けのサイトは『天猫国際(T-MALL GLOBAL)』と分けられており、越境ECを始めたい方は後者を利用しましょう。
天猫は企業出店の際の審査が厳しく、偽物や非正規品などを徹底的に排除し、いわゆる『本物』のブランドを積極的に出店させています。また、中国国内では日本製品の需要が非常に高いので、海外で出店を行いたい日本人ユーザーの方はまずは、中国への出店を目指しても良いかもしれませんね。
出店に必要な営業許可証やアカウントの取得、手数料など、予め理解しておくべき内容は多いですが、その分大きなチャンスになるでしょう。
ちなみに、日本から購入される商品は食品や飲料がほとんど。衣料品やアクセサリーなどがそれに続き、家電も多く購入されています。
Lazada
公式サイト Lazada
アメリカ・インド・中国と続き、次にご紹介するのが、東南アジアで高い知名度を誇る『Lazada』です。Lazadaは、シンガポールに本社を置くLazada Groupが運営を行うECモールで、現在はシンガポール・タイ・フィリピン・ベトナム・マレーシア・インドネシアでサービスを展開しています。
その高い認知度から、『東南アジアのAmazon』とも呼ばれ、他のECモールと同様に日用品や家電、衣料品など幅広い商品を取り扱っているのが特徴です。2012年の設立以降、順調に成長を続けており、上述した通り東南アジアで最大規模のECモールへと進化を遂げました。
Lazadaへ出店する一番のメリットは、一度出店すれば東南アジア6ヶ国へのビジネス展開が可能な点です。より多くの国へ販路を拡大したい方は利用を考えてみてください。
※2016年に中国のアリババグループが買収
Shopee
公式サイト Shopee
東南アジアで大きな知名度を誇るECモールは他にもあります。
次にご紹介するのは『Shopee』です。
すでに、東南アジアで人気のECサイトとしてLazadaを解説しましたが、Shopeeはアプリのダウンロード数で1位を獲得しています。2015年のサービス開始から順調に成長を続けており、ここ3年間で流通総額は約70倍にまで増えました。
そんな成長著しいShopeeの特徴は販売手数料が無料で利用できるという点です。また、リスティング手数料も無料であることから、固定費の出費を抑えることができます。
気軽に出店できることから、越境ECが初めての方でもハードルは低いでしょう。
ベトナム語やタイ語、インドネシア語といった東南アジアの言語だけでなく、英語にも対応しているので、販売する側と購入する側にも優しい設計です。
Shopeeで人気を集める商品は日用品をはじめ、家電やコスメが多く、他にもブランド品やおもちゃなど、幅広い商品が多く購入されています。
PChome
公式サイト PChome
日本と馴染みの深い台湾において、抜群の知名度を持つECモールと言えば『PChome』でしょう。
PChomeは170万以上もの商品が取り扱われる、台湾最大級のECサイトです。
いくつかのサイトも運営しており、BtoC向けのECサイト『PChome購物中心』や24時間以内の配送が行えるようになる『PChome24h購物』、モール型のECサイト『PChome商店街』があります。
なお、PChomeでも、24時間以内の配送が行なわれているので、ご安心ください。もしも、24時間以内に配送できなかった場合はショッピングの際に利用できるポイントが付与されるといったユニークな制度も設けられています。
この他にも、物流サービスも提供しているので、配送などにおける手続きが不安な方も安心です。
出店の際には、最低限度の中国語が必要になりますが、難しい場合は他社に諸々の手続きを代行してもらう方法があるので、ご利用ください。
G-market
公式サイト G-market
韓国でトップシェアを誇るECモールとして注目を集めるのが『G-market』です。
G-marketは、月間訪問者が約2,200万人と言われており、衣料品やコスメだけでなく、Wi-fiのレンタルや旅行の予約など、様々なジャンルの商品・サービスを販売しています。
2016年には、日本のECサイトである楽天と相互出品を開始したことから、一度は耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
残念なことに日本語には対応しておらず、対応言語は英語・中国語・韓国語のみです。また、出店における審査が厳しく、言葉の壁もあることから、ECサイト初心者の方にとって、ややハードルが高いかもしれません。
G-marketでショッピングだけしたいという方は、日本向けにローカライズされたG-marketを使ってくださいね。
eBay
公式サイト eBay
最後にご紹介するECモールは『eBay』。eBayは越境ECに特化した世界最大級のインターネットオークションサイトです。
アメリカをはじめ、ヨーロッパやアジアなどの世界190ヶ国にサービスが展開され、出品された商品は累計で14億個に上ります。取引される商品は比較的お手頃な価格のものが多く、誰でも簡単に出品することが可能です。
上述した手軽さから、利用者数は1.8億人を突破しており、世界で最も多くの人を集めるオークションサイトと言っても過言ではありません。
まだまだ、日本国内での知名度は低いですが、世界的には非常に知名度が高いECサイトなので、まずは公式サイトをチェックしてみることをおすすめします。
アメリカだけでなく、たくさんの国にビジネス展開を行いたい方はぜひ利用してみてください。
越境ECのマーケティングが得意な会社をご紹介
自社だけで越境のECを成功させるのは難しい場合があるので、越境のマーケティングが得意な企業を利用するのも良いです。
Shopi labは、ホームぺージが分かりやすくまとまっていて、初めて利用する方、Shopifyアプリ、マーケティング等のカテゴリー別の情報を閲覧出来ます。
他の越境をバックアップする会社も参照して自社に合ったマーケティング会社を選択するのがおすすめです。
初めての越境ECでも安心のShopi lab
Shopi labは、初めて越境のECを行う企業にとって分かりやすく必要な情報を提供しています。
Shopi labで解決できる事は、SNS連携等の数多くの拡張機能、70以上のテーマによるデザイン性、会社のサイトに購入ボタンを設置、容易に運用の管理、モバイルのアプリで店舗の状況を把握出来ます。
また、Shopi labでは商品開発からネットショップ制作後の運用に関するサポートまでしてくれます。
引用元:Shopi lab
越境ECのマーケティングに強い世界へボカン
海外のWEBマーケティングに強いのが世界へボカンです。
世界へボカンの強みは、海外の市場調査や戦略の作成、WEBサイトの改善についてのコンサルティング、戦略的なShopifyの越境ECの構築、英語のリスティング広告の運用等があります。
越境での不明な点をすぐに相談に乗ってもらえる世界へボカンは利便性が高いです。
引用元:世界へボカン
海外の情報に精通しているフォースター
フォースターは、海外の情報に精通していて豊富な実績と経験があります。
特徴としては、消費者の視点になって考えてネットのおもてなしを実現し、消費者から信頼を獲得しています。
別のポイントとして、フォースターは客観的なデータ分析を得意としていて分析結果をマーケティングに活かすノウハウを持っています。
引用元:フォースター
アジアのマーケティングを得意とするFun Japan Communications
Fun Japan Communicationsには、アジアの7ヶ国から集まった専属のネイティブのスタッフが現地のマーケティングをサポートしてくれます。
越境ECのサービスを独自に展開していて、海外の消費者と日本製品のマッチングを可能とするプラットフォームを持っています。
商品におけるストーリーやブランドを海外の消費者に理解してもらう事を目標としています。
越境EC参入時に注意すべき点
越境ECへの参入には、いくつかの注意点もあります。
基本的に海外への出店になるので、日本国内へ出店する際とルールや条件がまったく違うことがほとんどです。ここからは、越境ECを始める際に最低限、抑えておきたい注意点を解説いたします。
商品・サービスの適正
出店する前にあなたが販売を検討している商品が越境ECに向いているか、しっかりと確認しましょう。
日本国内では基本的にどのようなジャンルの商品・サービスでも、問題なく販売が行えますが、海外になると地理的な問題により、取り扱いが難しいものがあります。特に商品の発送が必要なものについては、送料だけで販売価格を上回るといったことが起きかねません。
そのため、越境ECには無形資産・メディアなどのデジタル商品が向いていると言えるでしょう。デジタル商品であれば、インターネット上で商品を送ることができ、さらに支払いもオンラインで完結できます。
以上のように、まずはあなたの商品が本当に越境ECに向いているのかは、最低限確認しておきましょう。
商品・サービスの需要
販売を行う商品が現地で需要があるのかも確認しておくことをおすすめします。
例えば、人口が多いからという理由だけで、中国やインドに出店しても、いざ販売してみると、文化の違いにより、まったく売れなかった、というのもよくある話です。越境を行う国の文化だけでなく、どのような方がインターネットショッピングを利用するのかなどの情報も収集しておきましょう。
情報収集を疎かにしてしまうと、思ったような利益が上げられず、コストだけがかかっていき、早期撤退に繋がりかねません。事前に集めたデータを分析し、しっかりと勝算がある状態で出店する方がより多くの利益を見込めます。
配送料・手数料
越境ECを始める前に配送料や手数料もしっかりと把握しておきましょう。
特に日本で出店するときとは違い、海外で商品を販売する場合は物流コストが割高になりがちです。事前にどれくらいの配送料がかかるのか計算しておき、それを加味して、商品の販売価格を決めると良いでしょう。
さらに、忘れてはいけないのが、関税の存在です。越境ECを行う際は商品ごとに関税がかかるので、これらに必要な費用も計算しておきましょう。関税は国によって税率が異なるので、ご注意ください。
越境する国の法律
もちろん、日本と海外では環境や文化が違うので、法律も大きく異なります。
例えば、中国では2019年から『中国EC法』が制定されました。中国EC法とは、中国をターゲットに商品を販売する事業者は指定の認証を受けて、それをパスしなければなりません。
仮にこの認証を受けずにビジネスを展開した場合は処罰の対象になるリスクがあります。
以上は一例ですが、越境ECを展開する際はターゲット国の法律はしっかりと調べておきましょう。
特に例に挙げた中国は頻繁に法律や規制が改定されます。現地の最新ニュースもしっかりチェックしておき、法律の施行や情勢なども注意深くチェックしておきましょう。
輸出入に関する規制
国によっては、その商品の輸入が禁止されていることもあるので、ご注意ください。
例えば、アメリカでは食品やコスメなど、指定の条件をクリアしたものでなければ、販売してはいけないというルールがあります。
条件に満たさなかった商品を輸出した場合、事業所の輸出を制限されたり、最悪の場合、禁止されたりと、ビジネス展開に大きな影響を与えかねません。これらを事前に調べておかないと、購入者とのトラブルに繋がる可能性もあるでしょう。
日本では当たり前のように売買されている商品が海外では禁止されていた、ということにならないためにも、注意しましょう。
まとめ:越境マーケティング戦略や重要な8つのポイントをプロが解説
越境のECにおけるマーケティングでは、最新の情報を元に適確なマーケティング手法を選ぶ必要があります。
ターゲットとしている国の市場の状況を把握した上で、いくつものあるマ―ケティングの方法から選択するのは簡単ではないですが、インフルエンサーの起用を検討したり、Google広告の利用、SNS等を駆使してマーケティングを実施すれば良い結果につながる可能性もあります。
大切なのは、消費者の必要としている商品をイメージ出来て、購入する場合の消費者の動線を読めることもポイントと言えます。
Shopi Labでは、Shopifyの運用のマーティングにおける手段について分かりやすく解説していて、ネットショップの運用の後のサポート等も行います。気になる方は気軽にお問合せ頂ければ分かりやすく丁寧に対応致します。
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