ECサイトの運営業務は、フロントエンド業務とバックエンド業務に大別することができます。フロントエンド業務は、自社の商品を世間に認知してもらうための業務で、商品の企画やECサイトの構築などをいいます。
対して、バックエンド業務とは受注から配送までの一連の業務のことを指します。今回は初めてECサイト業務を担当する方向けに、花形であるフロントエンド業務の業務内容を中心に解説していきます。
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ECサイト業務の花形―フロントエンド業務
① 商品企画
ECサイトで商品を販売するときに最も先に考えなければならないことは、何を売るかです。これを商品企画といいますが、この時に重要になるのが、トレンドや季節感を考慮して、売れる商品を検討することです。この際に原価や利益なども計算し、数字を用いた販売計画を立てます。
② ECサイトの運営
具体的な販売計画を立てたら、ECサイトの運営に取り掛かります。
ECサイトの運営方法としては、Amazonや楽天市場などが提供するECサイトのシステムを利用するモール型と、ECサイトを一から自前で構築する自社サイト型があります。自社サイト型でECサイトを運営する場合は、会社のコンセプトにあったECサイトを設計し、ユーザーの操作性なども考慮することが必要です。
③ 商品登録
商品を売る仕組みができたら次は商品登録です。商品の写真を撮影してアップロードし、サイズや色などの商品情報を登録していきます。写真は商品の魅力をアピールするための大切な要素になりますので、スマホのような簡易的なカメラではなく、一眼レフなどの高機能なカメラを使用するようにしましょう。
④ 商品の仕入れ
ECサイト上での商品登録が終わったら、商品の仕入れを行います。販売計画に基づき商品を仕入れますが、人気商品の場合は生産が間に合わないこともありますので、複数の仕入れ先を確保しておくとよいでしょう。
⑤ プロモーション活動
さらに、自社のECサイトをお客さんに知ってもらうようにするには、プロモーション活動も必要になります。具体的にはリスティング広告やSEO対策、メールマガジンなどのようなWEBマーケティングです。
リスティング広告はターゲットがGoogleやYahooなどの検索エンジンで、ある特定のキーワードで検索した際、自社のECサイトを紹介する広告を上位表示させるものですが、当然費用がかかります。
したがって、自社の広告ではなく、自社のECサイトが上位表示されるようなSEO対策が好まれる傾向にあります。
縁の下の力持ち―バックエンド業務
以上のようなフロントエンド業務に対し、バックエンド業務は受注からアフターサービスまでの業務をいいます。
① 在庫確認・出荷
まず、お客さんから注文があったら在庫を確認し、配送担当に出荷指示を出します。
配送担当は、出荷指示に基づき倉庫から商品を取り出し、梱包作業を行い、梱包した商品に伝票をつけて配送業者に渡します。
② アフターフォロー
無事配送が完了したら、アフターフォローです。商品の配送後、問題があった場合は新しいものと交換したり、返金したりといった顧客対応が必要になります。
このように、バックエンド業務はECサイトを運営する上でなくてはならない業務で、受発注や配送業務などに日々追われてしまうECサイト運営会社が多いのが現状です。したがって、作業的な業務はアウトソースしてしまい、商品企画やマーケティングに自社のリソースを充実させることも戦略の一つです。
初めてECサイトの担当になったら
ECサイトの業務について解説してきましたが、イメージはわきましたでしょうか。ECサイト業務の初期段階では、商品企画をしたり、ECサイトを構築したりといったフロントエンド業務が中心ですが、いったんサイトを立ち上げてしまえば徐々にそのウェイトはバックエンド業務のほうに移っていきます。
したがって、EC担当になった際には、自社のECサイトがどの段階にあるのかをよく理解し、適したアプローチを行うことが大切です。
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