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Live Roomsとは?
最大4人のユーザーに配信できる仕様に
2021年3月にInstagramにLive Roomsという機能が実装されることがFacebookにより発表されました。もともとInstagramにはインスタライブという機能があり、相手とリアルタイムで双方向のコミュニケーションをとることが可能でした。
ライブ動画を投稿することで、ユーザーと配信者の距離を取り除きより親近感を生じさせるのに役立っていたのです。
一方、Live Roomsもインスタライブと同じ双方向型コミュニケーション機能なのですが、一度に最大4人のユーザーを相手にライブ動画を配信できるところが決定的に異なっています。
運営会社のFacebookとしては、よりクリエイティブな動画配信の機会が増えることを期待しているようで、トークショーや対面指導はもちろんのこと、アーティスト同士によるInstagramを使ったセッションの実現など、さまざまなチャンスがあると考えています。
ブロックされたユーザーは参加できない
ユーザーの中には、いわれのない誹謗中傷を行う人やマナーの良くない人がいることも事実です。
Live Roomsは複数人数で行いますから、そのようなユーザーが混ざっていては健全な配信を行うことができません。
そこでInstagramとしては、ブロックされているユーザーやInstagramのガイドラインに抵触するようなユーザーはLive Roomsに参加できない仕様になっているのです。
そうすることでライブ動画配信をよりスムーズかつ快適に行うことができますし、参加者の満足度もより高まるからだと考えられます。
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バッジ機能が追加される?
Live Roomsのもう1つの特徴として、収益につながるバッジ機能が追加されました。
Facebookの発表によると、ライブ動画の配信中にユーザーがバッジを購入することによって、配信者が収益を得られる仕組みであるということです。バッジの価格は120円、250円、610円となっており、ユーザーにとっては配信者を応援する気持ちを伝える手段として使われることになります。
配信者としても、自分の動画が収益を生み出せるというモチベーションに繋がるでしょう。
結果として、より質の高い動画がユーザーのもとに届けられるようになっていくことが想像されます。
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機能について
Live Roomsで最も特徴的なのが、バッジ機能です。いわゆる投げ銭の仕組みになっており、参加ユーザーが有料のバッジを購入することで配信者の利益獲得に貢献できるものです。
ライブ動画の最中にユーザーは有料バッジを購入することができます。
購入すると、特別なマークをコメントに付けることができたりコメント自体がハイライトされたりするので、他のユーザーよりも目立つことができますし、配信者にアピールすることも可能です。
Facebookの公式発表では、バッジを利用できるのは18歳以上のユーザーで、自身がクリエイターアカウントかビジネスアカウントでInstagramを利用していること、そしてFacebookのパートナー収益化ポリシーを守っていることが条件となっています。
ただし、全ユーザーがバッジ機能を利用できるかどうか、その基準はあまり明らかになっていないため、まずは設定して使ってみましょう。
配信者にとっては、バッジ機能が使われることによって自らの動画が一定程度評価されていると判断できますから、一種のモチベーションに繋がりより良い配信への力となります。
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使い方
Live Roomsを開催するには、次の手順で操作すれば大丈夫です。ホーム画面をスワイプしてカメラを表示させ、ライブと記載された部分をタップします。
次にRoom名称を付けたらそこをタップして、招待したいユーザーを選んで追加していきます。
すると、画面に追加したユーザーが表示されるので、確認して動画配信を始めましょう。配信終了時には、画面の×マークをタップすれば大丈夫です。
配信を終えると、ライブ配信した動画を共有するか、ダウンロードあるいは削除するかを問われますので、その中から希望するものを選んだら、ライブ配信全体を完了させることができます。
Live Roomsを企業が活用する方法
Live Roomsはビジネス的にも大きな可能性を秘めた機能になります。
もともとあったインスタライブでも、その用途は商品プロモーションであることが多く、企業として飾ることのないリアルな動画を届けられる点が魅力の1つでした。
動画を観る方もリラックスした状態で参加しており、テレビショッピングのような動画よりもリアル感のあるナチュラルなスタイルの動画を求めているからです。
Live Roomsの効果的な配信タイミング
Live Roomsの機能を使ってただ動画を配信すればいいというものではありません。
配信するための周到な準備も必要です。例えば配信時間には注意するようにしましょう。
どういうユーザー層に向けて語りかけたいかを明確にし、そのユーザーがゆっくり動画を観られる時間帯に配信することが重要になります。
社会人層に観てもらいたいなら、ユーザーがリラックスできる夜間や週末に配信時間を設定しましょう。主婦層に観てもらいたいなら、平日の昼間に配信するのが適切と考えられます。
Live Roomsの満足度を高めるポイント
動画配信の時間帯を決めたら、次に事前告知を徹底して行うことをお勧めします。
ユーザーにも予定がありますので、急に配信を告知したとしてもユーザーがその日時に落ち着いて動画を観られるとは限りません。
事前に、InstagramやFacebook、TwitterといったSNSを利用して動画配信企画の実施とその内容、配信日時等について繰り返し告知を行うことが大切です。
時間の余裕を持って告知することで、関心を持ったユーザーはその日時を空けておくことができますし、参加意欲の強いユーザーは期待感を膨らませることができるでしょう。
また、ライブ動画は短時間よりもある程度長めにした方が配信者とユーザーの双方にメリットがあります。配信開始とともに通知を受けたユーザーがInstagramを開いて視聴するまでのタイムラグを考慮しなければなりませんし、途中から入ってきたユーザーにもアプローチできるようにしておく必要があるからです。同時に、配信動画全体としての時間も綿密に計画しておきましょう。
短すぎても伝えたいことを伝えきれませんしユーザーとのコミュニケーションも十分に取れません。逆に動画が長すぎると飽きさせてしまいます。ユーザーとテンポ良く会話するようなイメージで配信時間を考えることが大切です。
また、ユーザーとの距離を縮めるためにとても効果的なのが、コメントへのリアクションです。
ライブ配信中は参加ユーザーからコメントやバッジが届きますので、コメントを読み上げてユーザーとの時間を共有していることを示し、バッジを頂いた感謝の気持ちを添えると良いでしょう。
そうすることで、一方通行になりがちな動画配信がまさに双方向になり、ユーザーは配信者と一体感を感じることができるはずです。この一体感がユーザーのファン化を促し、商品への関心を高める一歩となるのです。
ビジネス利用でお勧めの使い方
ビジネス目的でLive Roomsを使う場合、どのような企画を立てるかによって期待したい効果も変わってきます。
例えば自社ブランドのファンや関心を持ってくれている人を招待して、公開トークを行ってもいいでしょう。
自社ブランドに関心を持ってくれているユーザーですから、直接やり取りができることは満足度の大幅なアップに繋がりますし、以後拡散していってくれる可能性も秘めています。
公開企画を成功させるためには、より多くのフォロワーを持つインフルエンサーを招待することも重要ですし、どのようなコンセプトでどういう流れで進めていくか、事前にしっかりと計画を立てメリハリをもって配信する必要があります。
または、あえてユーザーを交えず自社スタッフのみで配信を行う形をとってもいいでしょう。
自社商品やサービスがある場合、1つのものを世に送り出すまでにいくつかの工程を辿るはずです。企画を担当する人、企画をもとにベースを作る人、商品として形にする人、お客様からと直接繋がる窓口部門の人などがこれに当たります。
自社で人気の商品やサービスがある場合、それにフォーカスし、各部門の担当者がどういう思いを込めて仕事をしているか、伝える場にするのも面白いかも知れません。ユーザーは商品・サービスとしてできあがったものとしか接する場面がありませんから、内側の事情を公開することで、ぐんと距離感を縮められることも考えられます。
または商品やサービスを次々と紹介していくノンストップショッピング動画を配信するのも面白いでしょう。
Live Rooms視聴者限定の特典を付けたり安値で商品やサービスを販売したりするなど、何らかのメリットを盛り込むと商品紹介番組は盛り上がります。
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まとめ
このご時世ではなかなかユーザーとの直接的な関わりを持つことができませんから、今後などInstagramを使ったコミュニケーション型配信は増えていくことでしょう。
特にビジネス利用の場合は、いかに動画を通して対象人物や商品・サービスの魅力を知ってもらうかで、今後の注目度や販売促進活動の在り方も変わってくるはずです。
そのためにも、内容として質の高い動画配信をすることが求められるでしょう。Live Roomsの魅力はInstagram上で生の声を聴くことができる特別感にあるのですから、視聴者を飽きさせない構成になるようしっかりと台本作りを行うことが大切です。
本番での失敗がないよう、あらかじめテスト配信や配信時間の調査も必要になってくるでしょう。
観てもらえる確率を少しでも上げるためには、普段の投稿からターゲットに合わせた曜日や時間に必ず配信する、といったルールに沿うことも重要です。
ユーザーの意識の中に、何曜日の何時からはいつも投稿があるという意識が植えつけられることで、参加者を確保することも可能になりますし、動画配信という1つのイベントの盛り上がりも変わってくるからです。
このことから考えても、まずは通常投稿をしばらく続けて自分・自社という存在を知ってもらい少しずつフォロワーを増やし続け、ユーザーの中で認知されるようになってきたらようやく動画配信に至るのが理想的です。
より満足してもらえる配信を実現するためにも、長期的に計画を立てて実践していくことが何よりも大切になるといえるでしょう。
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