別のECサイトからShopifyに移行する時、どのような順序で行えばいいのでしょうか。適切な流れや注意点を知っていると、移行の時に安心です。
これから、別のECサイトからShopifyに移行する方法を、具体的な流れに沿ってご紹介します。また、注意すべきポイントもご説明しますので、Shopifyへの移行を検討している場合は参考にしてみてください。
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Shopifyに移行すべき7つの理由
別のECサイトからShopifyに移行すべきか悩む方も多いかもしれませんね。実は、別のECサイトからShopifyに移行することで得られるメリットが多いのです。Shopifyに移行すべき主な理由には、次のようなものがあります。
- サイトマップを自動生成できる
- タグ付で分かりやすい目次を作れる
- 連携可能なSNSがもっとも多い
- 振込手数料・販売手数料が無料である
- カゴ落ち対策を行える機能がある
- ログイン方法が充実している
- 決済手段を多く提供している
それぞれの特徴を確認していきましょう。
理由①サイトマップを自動作成できる
Shopifyには、サイトマップを自動作成できる機能があります。サイトマップは、サイト上の地図のようなもので記事の一覧を確認できるページのことです。サイトマップを設置することにより、ユーザーが目的のページに辿り着きやすくなるのです。
ただ、サイトマップを作成するには専門的な知識が必要になるので、初心者にはハードルが高いといったイメージがありました。しかし、Shopifyにはサイトマップを自動で作成できる機能があるので、専門的な知識がない方でも簡単に設置できるのです。
またサイトマップは、検索エンジンを評価するロボットがスムーズに確認できるため、高評価を得やすく検索結果で上位表示が見込めます。上位表示が可能になればアクセスも集まるので、高い収益を見込めるのもサイトマップを設置するメリットです。
理由②タグ付で分かりやすい目次を作れる
徹底したSEO効果が見込めるのもShopifyに移行する大きなメリットです。もちろん他のECサイトでもSEO対策できるものもありますが、ShopifyのSEO対策は圧倒しています。たとえば、サイト上でタグ設定を細かく設定できるのもひとつです。
タグとは、HTMLでマークアップする見出しタグのことを指します。もちろんタグは必ず設置しなければいけないものではありません。ただ、タグをつけないとページの構造が分かりづらいです。ページに訪れたユーザーは、じっくり読むべきか迷ってしまうので離脱に繋がる可能性があります。
自分の疑問をすぐに解決したい!と考えるユーザーは多いので、目次でどのような記事が書かれているのか示してあげることが大切です。Shopifyでは、表紙の役割がある見出しをはじめ、descriptionやmetaなど細かくタグを設定できます。表紙が分かりやすいと良いページに見えるので、検索エンジンでも高い効果を見込めるのです。
理由③連携可能なSNSがもっとも多い
近年は情報収集を行う場合、SNSを利用するユーザーが増えています。そのため、InstagramやTwitterなどのSNSと連携して情報発信できることが大切なのです。実はShopifyは、大手EC制作ツールに比べて連携できるSNSが最多です。
連携できるSNSが多ければ多いほど情報発信できるチャネルが増えるので、ターゲット層に対して効果的なアプローチが可能になります。この結果、新規ユーザーの高い集客力が見込めるようになるので収益向上に繋がりやすくなるのです。SNS対策を徹底したいなら、多くのSNSと連携できるShopifyを選ぶのがいいかもしれません。
理由④振込手数料・販売手数料が無料である
Shopifyには、Shopifyペイメントと呼ばれる、Shopifyが提供する決済サービスがあります。利用できるのはShopifyストアだけで、クレジットカード決済やApple Pay、Google Pay決済に対応しています。また、クレジットカードは国内だけでなく海外にも対応しているので販売経路を海外に拡大したい企業にも最適です。
このように魅力溢れるShopifyペイメントですが、実は振込手数料と販売手数料が無料なのです。他の大手EC制作ツールと比べると最安値で、コストを抑えて運用できるメリットがあります。1回の振込手数料と販売手数料で見ると大きな金額ではありませんが、継続的に運営していくことを考えると大きな負担になることは間違いありません。
Shopifyであれば、本来発生するはずの各種手数料を大幅に削減できるので、売り上げが伸びれば伸びるほどコスト面でプラスに働きます。運用コストを無駄なく抑えて収益を伸ばしたいという方には、Shopifyが最適なのです。
理由⑤カゴ落ち対策を行える機能がある
カゴ落ち対策を実施できるのもShopifyを選ぶ大きなメリットでしょう。カゴ落ちとは、ECサイトにあるカートに商品を入れたまま購入に至らず、そのまま離脱してしまうユーザーのことです。カゴ落ちを放置しておくと、本来収益に繋がったであろう購入機会を逃してしまうことになるのです。
実はShopifyには、カゴ落ちしたユーザーへの自動フォローメール機能が備わっています。カートに商品を入れたこと自体忘れているユーザーもいるので、購入を促すきっかけを作れます。カゴ落ちしたユーザーは商品に対して興味はあるものの、なかなか購入まで至れない状態です。
ユーザーによってカゴ落ちの理由は異なりますが、ただ単に忘れている場合は良いきっかけになりますよね。また、自動メール方購入に至った割合も分析できるので、ユーザーの気持ちをある程度把握できます。もし価格が購入しない理由になっているなら、クーポンを配布するのも効果的でしょう。
理由⑥ログイン方法が充実している
ユーザーがサイトを利用するとき、個人情報を入力するログイン方法では煩わしさを感じるユーザーはとても多いです。ログインするためにアカウントを作成するといった流れに高い壁があるので、途中で離脱してしまうユーザーがいるのです。購入に繋げたいのであれば、ログインする際に発生する作業を少なくする必要があります。
Shopifyでは、アカウントを作成せずに商品を購入できるゲスト購入という機能があります。この機能があれば、ユーザーはアカウント作成せずに商品を買えるので、購入のハードルが下がるのです。またShopifyは、専用アプリを利用すればSNSアカウントでのログインが可能となります。
InstagramやTwitterなどのSNSに加えて、GoogleやAmazon、LINE、Yahooなどのアカウントを使用してShopifyストアにログインすることも可能です。さまざまなログイン方法を用意してユーザー自身に選んでもらうことで、Shopifyでストレスなく買い物できるようになります。ログイン方法を充実させたいなら、Shopifyを選ぶのがいいでしょう。
理由⑦決済手段を多く提供している
現在はデジタル決済が進んでいますが、それでもコンビニやスマホなど従来の決済手段を好むユーザーも多くいます。こういったユーザーの場合は、決済手段がデジタルだけだと購入意欲が失せて離脱に繋がる可能性があるのです。Shopifyでは、ユーザーが選択し得る決済手段をほぼ網羅しているので、離脱やカゴ落ちを防げるメリットがあります。
主な決済手段は、以下のとおりです。
- Shopify ペイメント
- Apple Pay
- Google Pay
- Shop Pay
- PayPal
- Amazon Pay
- KOMOJU
- 携帯キャリア決済
- Paidy
- GMOイプシロン
- SBペイメントサービス
- 2Checkout
- CyberSource
- BitPay
また、クレジット決済の場合はセキュリティ面から情報入力や決済方法の選択だとどうしても作業が発生しています。そこまでの作業ではないものの、面倒だと感じるユーザーもいます。
このようなユーザーを拾い上げるためにも、追加の個人情報入力が不要の決済方法を追加するのがおすすめです。購入までの流れを大幅に軽減できるので、カゴ落ちや離脱を回避することができます。
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Shopifyに引き継ぐことのできる内容
他のサイトからShopifyに移行する際、どのようなデータが引き継げるのか気になる方も多いですよね。Shopifyに引き継ぎ可能な基本データには、次のようなものがあります。
- 氏名や電話番号、住所などの顧客情報
- サイトで取り扱いのある商品情報
- 注文や購入履歴などの受注情報
- ブログや記事などのコンテンツ情報
上記のとおり、基本的なデータはほぼ移行できます。これらのデータを移行できれば、他のサイトからShopifyに移行しても安心ですよね。ただ残念ながら細かい情報は移行できない場合があるのです。移行できないのは、次のようなデータになります。
- 印象を大きく変えるサイトデザイン
- 購入しやすさを左右する決済方法
- ログインするためのパスワード
特に注意したいのは、ログインするためのパスワードです。Shopifyに移行すると新しくパスワードを設定しなければいけません。この点を正しく理解していないユーザーは多いので、サイトを移行する際にメールで伝えておくのが望ましいです。
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Shopifyへの移行方法
- 別のECサイトからShopifyに移行する時、最初に商品情報やコンテンツがShopifyに対応しているか確認することが必要です。
- 次に、ストアの住所やメールアドレス・その他の設定をしてから、ストアのコンテンツデータをShopifyにインポートします。インポートアプリを活用すると、スムーズにできるでしょう。CSVファイルを利用して、手動でのインポートも可能です。
- インポート後は、移行商品の分類をしていきます。商品をカテゴリー別に分類すると、お客さんが見やすい状態になるでしょう。ウェブサイトの見栄えを良くするため、管理画面にテーマを追加して、デフォルトのカスタマイズをします。
- Shopifyストアを設定する時は、ドメインの設定が大切です。新しいドメインの購入もしくは既存ストアに関連したドメインを移管します。新しいドメインは、Shopifyで購入可能です。
- 公開する前に、配送方法や配送料・税金・決済サービスの設定をします。誤った情報を公開すると、お客さんとトラブルになる可能性があるので、注意が必要です。デジタル商品など配送がない場合は、配送オプションを無効にしておきます。
- 設定が終了したら数回のテスト注文をして、正常に動作するか確認しましょう。
- 注文だけでなく、キャンセルや返金についても確かめます。
- URLリダイレクトをしてから、お客さんに新しいアカウントの作成依頼をすれば完了です。
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Shopifyに移行する際の注意点
Shopifyに移行する時は、アセットから特定のプロトコルを削除する必要があります。テーマファイルやスタイルシートのURLから「http:」「https:」のようなプロトコルを削除しましょう。
また、ブックマークの可能性があるページは、「URLリダイレクト」の設定し直しが必要です。これを行わないと、お客さんがアクセスできずに離れてしまいます。
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まとめ
Shopifyの適切な移行方法を知ることで、スムーズに移行できます。手動もしくはアプリでインポートした後は、カテゴリー別の分類やデフォルトを設定し、見やすいページを作るといいでしょう。
URLリダイレクトを設定し直し、お客さん離れを防ぐことも大切です。これを参考に、別のECサイトからShopifyに移行する方法を理解してみましょう。
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